JP4132903B2 - 綴じ具及びファイル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、綴じ足の有効長さを伸縮可能にした綴じ具及びこの綴じ具を用いたファイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙葉類を挟み込む綴じ具としては、図17に示すように、予め綴じ足aの基端部a1を紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置した基板部cに固定してあり、綴じ足aを紙葉類に挿し通して綴じ足係止部bにより綴じ足aを固定するようにしている構成のものが広く用いられている。
【0003】
このとき、綴じ足を固定した際の綴じ足の向きは、前記縁部に直交する向きのものと、前記縁部に沿う向きのものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、綴じ足を固定した際の綴じ足が前記縁部に直交する向きである場合、綴じたままの状態では綴じ足が書類等を見開き状態にする際に邪魔になる。
【0005】
一方、綴じ足を固定した際の綴じ足が前記縁部に沿う向きとすると、挟み込む紙葉類の量によっては、紙葉類から綴じ足がはみ出して著しく見栄えが悪くなり、また収納等の際邪魔になる場合がある。
【0006】
この不具合を単純に解消するために、基端を連結した2本の綴じ足を用意し、挟み込む紙葉類の量が少ないうちは連結状態のままでこの綴じ足の先端部を紙葉類に挿し通して綴じるようにし、挟み込む紙葉類の量が増えた段階で綴じ足の基端の連結部を切断して、切断の結果分離した2本の綴じ足の基端部をそれぞれ基板部に係り合わせるようにする構成が考えられている。
【0007】
しかし、このような構成では、一度切断した綴じ足は二度と元の形状に戻すことはできず、従って挟み込む紙葉類の量が減ってもこの2本の綴じ足をそのまま用いると紙葉類から綴じ足がはみ出してしまう不具合が発生してしまう。
【0008】
そこで本発明は以上に述べた問題を解決し、綴じ足の基端部の取付位置を選択可能にし、挟み込む紙葉類の量及び綴じ足を固定した際の綴じ足の向きに関わらず使い勝手を良くするべく構成したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係る綴じ具の一つは、紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置される基板部と、基端部を基板に取り付けるように構成した複数の綴じ足と、前記基板部との間に紙葉類を挟み込むとともにその一部に挿通させた前記綴じ足を折り曲げることにより綴じ足を係止する綴じ足係止部とを具備し、綴じ足の基端部の取付位置を変更可能にして、綴じ足の有効長さを伸縮可能とし、基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているものであって、前記綴じ足の基端に係合溝を設けて一の取付孔の開口縁に係り合わせるようにするとともに、前記綴じ足の基端部を弾性変形可能なものとし、前記基端部を弾性変形させることにより前記取付孔から取り外すことを可能に構成していることを特徴とする。ここにいう伸縮可能とは、一旦延長した後再び元の短い状態に戻すこと等を含むものである。
【0010】
このようなものであれば、綴じ足の有効長さを伸縮可能としているので、紙葉類を綴じこむのに十分なだけ確保しつつ紙葉類からはみ出さないようにして見栄えをよくし、かつ収納等の際邪魔にならないように綴じ足の有効長さを調整することができるので、挟み込む紙葉類の量及び綴じ足を固定した際の綴じ足の向きに関わらず使い勝手の向上を図ることができる。ここで、「紙葉類」とは、紙だけではなく、クリアーファイル等を含む概念である。
【0011】
また、基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているので、簡単な構成で綴じ足の有効長さを伸縮可能にすることができる。なお、「基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置」においては、必ずしも綴じ足の先端側をさらに他の取付孔に挿し通す必要はない。
【0012】
加えて、前記綴じ足の基端に係合溝を設けて一の取付孔の開口縁に係り合わせるようにするとともに、前記綴じ足の基端部を弾性変形可能なものとし、前記基端部を弾性変形させることにより前記取付孔から取り外すことを可能に構成しているので、簡単な操作により綴じ足の有効長さを伸縮できる。
【0013】
前記基端部を弾性変形させて係合溝と取付孔との係り合わせを解除するには、前記基端部をつまんで綴じ足を引くだけでよいからである。
【0014】
また、本発明に係る綴じ具の他の一つは、紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置される基板部と、基端部を基板部に取り付けるように構成した複数の綴じ足と、前記基板部との間に紙葉類を挟み込むとともにその一部に挿通させた前記綴じ足を折り曲げることにより綴じ足を係止する綴じ足係止部とを具備し、綴じ足の基端部の取付位置を変更可能にして、綴じ足の有効長さを伸縮可能とし、基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているものであって、前記綴じ足の基端部に舌片を設け、この舌片を前記取付孔のいずれかに挿し通してこの舌片と綴じ足本体とにより前記基板部を挟み込むようにしていることを特徴とする。
このようなものであっても、綴じ足の有効長さを伸縮可能としているので、紙葉類を綴じこむのに十分なだけ確保しつつ紙葉類からはみ出さないようにして見栄えをよくし、かつ収納等の際邪魔にならないように綴じ足の有効長さを調整することができるので、挟み込む紙葉類の量及び綴じ足を固定した際の綴じ足の向きに関わらず使い勝手の向上を図ることができる。
また、基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているので、簡単な構成で綴じ足の有効長さを伸縮可能にすることができる
そして、舌片を設けるようにしたので、この舌片が取付孔をすり抜けにくくでき、従ってより確実に基板に綴じ足の基端部を取り付けることができる。
【0015】
加えて、本発明に係る綴じ具のさらに他の一つは、紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置される基板部と、基端部を基板部に取り付けるように構成した複数の綴じ足と、前記基板部との間に紙葉類を挟み込むとともにその一部に挿通させた前記綴じ足を折り曲げることにより綴じ足を係止する綴じ足係止部とを具備し、綴じ足の基端部の取付位置を変更可能にして、綴じ足の有効長さを伸縮可能とし、基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているものであって、前記綴じ足の基端部を拡開させて設けるとともに、前記取付孔が略T字状をなし、この取付孔が綴じ足の基端部を挿し通す綴じ足取付部とこの基端部取付部の略中央から基端部取付部と垂直に延び基端部を係り合わせる係合部とを有することを特徴とする。
このようなものであっても、綴じ足の有効長さを伸縮可能としているので、紙葉類を綴じこむのに十分なだけ確保しつつ紙葉類からはみ出さないようにして見栄えをよくし、かつ収納等の際邪魔にならないように綴じ足の有効長さを調整することができるので、挟み込む紙葉類の量及び綴じ足を固定した際の綴じ足の向きに関わらず使い勝手の向上を図ることができる。
また、基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているので、簡単な構成で綴じ足の有効長さを伸縮可能にすることができる
そして、前記綴じ足の基端部を幅方向に拡開させているとともに、前記取付孔が略T字状をなすので、綴じ足の基端部を綴じ足取付部を挿し通すようにして取り付け、さらに係合部に沿って移動させることで前記綴じ足の基端部が抜けにくくなり、従ってより確実に基板に綴じ足の基端部を取り付けることができる。
【0016】
さらに確実に綴じ足が抜けないようにするには、前記綴じ足の基端部が板状をなすとともに、前記綴じ足取付部を前記綴じ足の基端部の面板部より小さくし、前記綴じ足の基端部の面板部が前記綴じ足取付部に重合した状態でこの綴じ足取付部を通過し得ないように構成すればよい。このようにすれば前記綴じ足の基端部の面板部と前記綴じ足取付部とが重合しても前記綴じ足の基端部が前記綴じ足取付部を通過不可能であるので前記綴じ足の基端部が綴じ足取付部をすり抜けにくいからである。
【0017】
紙葉類をより確実に綴じるようにするには、紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置され、前記綴じ足係止部を固定可能に構成した押さえ板部をさらに具備させればよい。前記基板部とこの押さえ板部とにより紙葉類の両面の綴じ元側の縁部全体を押さえるようにできるからである。
【0018】
このような構成の綴じ具の一使用態様として、表表紙と裏表紙とを具備し、前記基板部を表表紙又は裏表紙のいずれか一方に設けるとともに、前記綴じ足係止部を他方に固定可能に構成したファイルを挙げることができる。
【0019】
また、表表紙と裏表紙とを具備し、表表紙と裏表紙とのいずれか一方に前記基板部を、他方に前記押さえ板部をそれぞれ設けているファイルもこのような構成の綴じ具の一使用態様として挙げることができる。
【0020】
表表紙又は裏表紙のいずれか一方を折り込んで前記基板部を設けるとともに、他方を折り込んで前記押さえ板部を設け、紙葉類をこれら基板部と押さえ板部とにより挟み込むようにしているものであれば、ファイルとしての使用状態において綴じ足の基端部や綴じ足係止部等を表面に露出しないようにでき、外観を整えるとともに表表紙及び裏表紙により綴じ足の基端部や綴じ足係止部等に好ましくない外力がかかることを防止できる。
【0021】
このように綴じこむ紙葉類の量に応じて綴じ足の有効長さを伸縮できる綴じ具を用いたファイルに効果的に背表紙を設けるには、表表紙又は裏表紙のいずれか一方と一体に背表紙を設けるとともに、他方にこの背表紙を挿入可能にして背表紙の幅を調整可能にすればよい。このようにすれば、綴じこむ紙葉類の量に応じて背表紙の挿入量を調整することにより背表紙の幅を調整することができるからである。
【0022】
さらに、上述したような情勢の綴じ具を用いたファイルの構成の他の一例として、表表紙と裏表紙と背表紙とを具備し、前記基板部を背表紙の裏側から内方に突出させて設けているものも挙げることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
本実施形態に係る綴じ具1を用いたファイルFは、図1及び図2に示すように、表表紙2と、表表紙2の一端を折り込んで設けた細長い板状をなす押さえ板部3と、この押さえ板部3からさらに表表紙2と反対側に折り込んで設けた背表紙4と、表表紙2とは分離した裏表紙5と、裏表紙5の一端を折り込んで設けた細長い板状をなす基板部6と、基端部72を基板部6に取り付けてその先端部を紙葉類Pに挿し通すようにした1対の綴じ足7と、前記基板部6の長手方向に延びる形状をなし前記綴じ足7を挿通させて係止するように構成した綴じ足係止部8とを具備する。なお、図1及び図2において、紙葉類Pは想像線で示す。
【0025】
表表紙2と、押さえ板部3と、背表紙4とは、1枚の紙S1を折り込んで形成してあり、折り込み部分を押さえ板部3とし、この押さえ板部3を挟んで表表紙2と背表紙4とを配置するようにしている。
【0026】
一方、裏表紙5と基板部6とは、1枚の紙S2の端部を折り込んで形成してあり、折り込み部分を基板部6としている。さらに、裏表紙5を構成する部分を折り返して綴じ元側に開口する袋体状のものにし、前記背表紙4を挿入可能な背表紙挿入部5aを形成してある。
【0027】
綴じ足7は、図3に示すように基端部72から綴じ足本体71を延ばして形成している。前記基端部72は、幅方向に略T字状に拡開する形状を有する板状のものである。前記綴じ足本体71は、横断面が略半円状をなし、一側面の一部に所定ピッチで溝71aを設けている。一方、図1に示すように、基板部6には、綴じ足7を挿通させ、また係止する役割を果たす取付孔6a、6bを複数対、ここでは2対設けている。この2対の取付孔6a、6bのうち、内側に位置する1対の内取付孔6aから綴じ足本体71を表表紙2に向けて挿し通すようにしている。この内取付孔6aは、綴じ足本体71のみを挿し通すことが可能な幅及び高さ寸法を有する。一方、外側に位置する外取付孔6bは、基板部6の長手方向に延びる矩形状をなし、その長辺は前記綴じ足7の基端部72の幅寸法よりも大きく、短辺は前記綴じ足7の基端部72の幅寸法よりも小さい。すなわち、綴じ足7を紙葉類の綴じ元側の縁部PSに沿って外取付孔6bに挿し通すとその基端部72が外取付孔6bの位置に係止される。そして前記基端部72をひねることにより、外取付孔6bを前記基端部72が通過できるようにしている。すなわち、綴じ足7を基板部6から引き抜かずに基板部6への取り付け位置を変更可能にしている。
【0028】
さらに、押さえ板部3には、前記内取付孔6aと重合する位置に綴じ足7を挿通させる1対の上挿通孔3aを設けている。そして、この押さえ板部3には、止め具31及び止め具取付孔3bを介して前記綴じ足係止部8を取り付けている。
【0029】
この綴じ足係止部8は、図4及び図5に示すように、1対のスライダ81を互いに抱き合わせるように係り合わせて構成している。このスライダ81には、綴じ足7を挿通させる綴じ足挿通孔81aと、前記止め具31とスライド可能かつ脱落し得ないように掛かり合わせている長孔81bと、開放つまみ811と、閉止つまみ812とをそれぞれ1つずつ設けている。より具体的には、それぞれのスライダ81の一端部には、開放つまみ811が設けてあり、他端部はベース部813を形成している。前記開放つまみ811の下端部の両端に爪を設け、この爪で他方のスライダ81のベース部813と抱き合わせるように係り合わせている。そして、両開放つまみ811を相寄る方向に引き寄せることによって両スライダ81を綴じ足を開放し得る図4の方向へ相対移動させるようにしている。また、前記ベース部813からは、幅方向の片側半分だけを開放つまみ811に向けて延ばして案内部814を形成している。そして1対のスライダ81の案内部814の内面同士が向かい合うようにしてある。一方、この案内部814の略中央部には閉止つまみ812が形成してある。この閉止つまみ812は他方のスライダ81をまたぐ形状をなし、両閉止つまみ812を相寄る方向に引き寄せることによって開放つまみ811が前記綴じ足挿通孔81aと重合する図5の位置に移動して綴じ足7が図1に示す係止位置Sに係止されるようにしている。加えて、ベース部813には、縁部に沿って折り曲げた綴じ足7を収納する溝813aが設けてある。
【0030】
しかして、本実施形態では、綴じ足7の基端部72の取付位置を変更可能に構成して、綴じ足7の有効長さを伸縮可能にしている。より具体的には、挟み込む紙葉類Pの量が少ない場合には、図1及び図6の実線に示すように綴じ足7を前記外取付孔6bに裏表紙5に向けて挿し通してから隣接する前記内取付孔6aに表表紙2に向けて挿し通すようにしている一方、挟み込む紙葉類Pの量が多い場合には、図1及び図6の想像線に示すように綴じ足7を前記内取付孔6aに表表紙2に向けて挿し通し、綴じ足7の基端部72をこの内取付孔6aに係り合わせるようにしている。すなわち、綴じ足7の基端部72の取付位置を前記内取付孔6aと前記外取付孔6bとの間で選択的に変更可能にしている。そして、これらの状態間の切り替えは、綴じ足7の基端部72をひねって前記外取付孔6bに係り合わせ、また係り合いを解除させることにより行うようにしている。なお、図6において紙葉類は省略して示している。
【0031】
このファイルFは以下のようにして使用する。
【0032】
まず、図1及び図2に示すように、紙葉類Pの量が少ないときは綴じ足7の基端部72を外取付孔6bに係り合わせた状態にして綴じ足7の有効長さを短くしておく。次いで、紙葉類Pの2穴パンチ等による挿通孔PHに綴じ足本体71を挿し通す。紙葉類Pの量が多くなったときには、綴じ足7の基端部72と外取付孔6bとの係り合わせを解除して綴じ足本体71を繰り出し、前記基端部72を内取付孔6aに係り合わせた状態にして綴じ足7の有効長さを長くする。その後、綴じ足係止部8の綴じ足挿通孔81aに綴じ足本体71を挿し通し、両閉止つまみ812を相寄る方向に引き寄せて綴じ足7を係止位置Sに係止する。綴じ足7を係止した状態の平面図を図7に示す。また、紙葉類Pを取り出す際には、綴じ足係止部8の両開放つまみ811を相寄る方向に引き寄せて綴じ足7の係止を解除する。そして、紙葉類Pの量が再び少なくなったときには、綴じ足本体71を引き込んで再び綴じ足7の基端部72を外取付孔6bに係り合わせた状態にして綴じ足7の有効長さを元の短い状態に戻す。
【0033】
このように構成することで、綴じ足7の基端部72の取付位置を前記内取付孔6aと前記外取付孔6bとの間で選択的に変更して前記内取付孔6aと前記外取付孔6bとの間の距離分だけ綴じ足7の有効長さを延長したり、元の長さに短縮したりすることを、綴じ足7を引き抜くことなく簡単に行うことができる。このことにより、綴じ足7の有効長さを紙葉類Pを綴じこむのに十分なだけ確保しつつ紙葉類Pからはみ出さないようにして見栄えをよくし、かつ収納等の際邪魔にならないようにすることができ、さらに、挟み込む紙葉類の量及び綴じ足を固定した際の綴じ足の向きに関わらず使い勝手の向上を図ることができる。
【0034】
特に、綴じ足7の基端部72を拡開させた形状にしているので、綴じ足7の基端部72は簡易かつ小さくできる。
【0035】
さらに、押さえ板部3を具備しているので、この押さえ板部3と前記基板部6とにより紙葉類Pの綴じ元側の縁部PSを挟み込んでより確実なつ効果的に押さえることができる。
【0036】
また、基板部6を裏表紙5を折り込んで設けるとともに、さらに綴じ足係止部8を表表紙2に固定しているので、少ない部品点数でこのような綴じ具1をファイルFに使用することができる。
【0037】
さらに、基板部6を裏表紙5を折り込んで設けるとともに、押さえ板部3を表表紙2を折り込んで設け、これら基板部6と押さえ板部3とにより紙葉類を挟み込むようにしているので、部品点数を少なくしつつ効果的に紙葉類を挟み込むことができる。
【0038】
そして、裏表紙5を折り込んで基板部6を設けるとともに、表表紙2を折り込んで押さえ板部3を設けているので、これら基板部6及び押さえ板部3が表表紙2及び裏表紙5に保護されて外部に露出しなくなり、外観を整えることできる。
【0039】
加えて、表表紙2と背表紙4を一体に設け、裏表紙5に背表紙4を挿入可能にして背表紙4の幅を調整可能にしているので、紙葉類の量に応じて背表紙4の幅を調整して書類棚などに占めるスペースを節約できる。
【0041】
ここで、本発明に係る綴じ具について、図面を参照して説明する。
【0042】
本発明に係る綴じ足の一つは、図8に示すような綴じ足7’である。この綴じ足7’は、上述した実施形態に係る綴じ足7と同様に、基端部72’から綴じ足本体71’を延ばして形成している。前記基端部72’は、一対のつまみ722’の一端を樹脂ヒンジ721’で連結して弾性変形可能に構成してあり、各つまみの背向する側面に係合溝72a’を設けている。一方、綴じ足本体71’は、横断面が略半円状をなし、一側面の一部に所定ピッチで溝71a’を設けている。このように構成した場合、前記つまみ722’を相寄る方向に引き寄せるようにつまんで係合溝72a’と外取付孔6bの開口縁との係り合せを解除し、綴じ足本体71を先端側に繰り出すことにより図9の想像線に示す状態にし、また綴じ足本体71を引き込み、さらに外取付孔6bの開口縁に再び係り合せて図9の実線に示す状態に戻すようにすることを簡単に行うことができる。従って綴じ足7の有効長さを簡単に調整できる。この場合も、取付孔を3対以上設けて綴じ足の有効長さを3段階以上に伸縮できるようにしてももちろんよい。なお、図9において紙葉類は省略して示している。
【0043】
本発明に係る綴じ足の他の一つは、図10に示すような綴じ足7”である。この綴じ足7”は、側面視略T字状をなし、綴じ足本体71”の基端から略直交する方向に舌片723”、この舌片723”と反対方向に操作片724”を延ばして設け、基端部72”を形成している。一方、前記綴じ足本体71”は、横断面が略半円状をなし、一側面の一部に所定ピッチで溝71a”を設けている。前記綴じ足本体71”と前記基端部72”との境界には、ヒンジ7a’が形成されている。そして、図11の実線に示すように、紙葉類の量が少ないときは前記基板部6に3対設けた取付孔6a、6b、6cのうち最も外側に位置する外取付孔6bに舌片723”を挿し通してこの舌片723”と綴じ足本体71”とにより前記基板部6を挟み込むとともに、綴じ足本体71”をこの外取付孔6bに隣接する中取付孔6cに挿し通し、さらに最も内側に位置する内取付孔6aに綴じ足本体71”を挿し通すようにする。紙葉類の量が多くなったときは、前記操作片724”を引いて前記舌片723”を前記外取付孔6bに挿し通して前記中取付孔6cから取り出し、綴じ足本体71”を繰り出すことにより図11の想像線に示す状態にして、前記基端部72”を内取付孔6aに係合させて綴じ足7”の有効長さを延長する。さらに紙葉類の量が再び少なくなったときは、図11の想像線に示す状態から前記操作片724”を操作して基端部72”を前記中取付孔6c及び前記外取付孔6bに順次挿し通し、図11の実線に示す状態に戻して綴じ足7”の有効長さを再び短縮する。このように構成することにより、操作片724”の操作によって綴じ足7”の有効長さの伸縮を簡便に行うことができる。もちろん、取付孔を4対以上設けて綴じ足の有効長さを3段階以上に伸縮できるようにしてもよい。なお、図11において紙葉類は省略して示している。
【0044】
本発明に係る綴じ足のさらに他の一つは、図12に示すような綴じ足70である。この綴じ足70は、綴じ足本体701の基端から略直交する方向に基端部702を延ばして設け、全体としてT字状をなす。そして、この綴じ足70を、図13に示すように略T字状に構成した外取付孔6xと上述した実施形態と同様に構成した内取付孔6aとに選択的に係り合わせるようにしてもよい。前記外取付孔6xは、T字状をなし、綴じ足取付部6x1と係合部6x2とを備えている。具体的には、綴じ足取付部6x1の中央部からこの綴じ足取付部6x1と直交し、内取付孔6aに向かう方向に係合部6x2を延ばして設けている。また、前記綴じ足取付部6x1は、前記綴じ足70の基端部702と略同一の形状をなす。このような綴じ足70と外取付孔6xとを用いて、綴じ足の基端部702を綴じ足取付部6x1に重合させてから挿し通し、係合部6x2に沿って綴じ足70全体を移動させて、綴じ足の基端部702を係合部6x2の端部に係り合わせ、綴じ足本体701を内取付孔6aに挿し通すことにより、綴じ足の基端部702を前記綴じ足固定部6x2の位置に固定することができるようにする実施態様が考えられる。この実施態様では、基端部702を前記基端部取付部6x1と重合させてこの基端部702と外取付孔6xとの係り合いを解除し、綴じ足本体701を繰り出して基端部702と内取付孔6aとを係り合わせるようにして、綴じ足70の有効長さを延長できるようにしている。そして、基端部702を再び外取付孔6xに係り合わせて綴じ足70の有効長さを短縮できるようにもしている。このように構成すると、前記外取付孔6xの係合部6x2に沿って綴じ足70全体を移動させて綴じ足の基端部702を係合部6x2の端部に係り合わせるので、拡開して設けた綴じ足70の基端部702が外れにくい。また、この実施態様では、前記綴じ足取付部6x1と前記綴じ足70の基端部702とが略同一の形状をなすので、これらを重合させることにより綴じ足70の取り付け及び取り外しを簡単に行うことができる。なお、ここで述べた外取付孔6xに、図3に示した綴じ足7等、図12で述べた以外の基端部を拡開して設けた形状の綴じ足を係り合わせるようにしてもよい。なお、図13において紙葉類は省略して示している。
【0045】
そして、本発明に係る綴じ足のさらに他の一つは、図14に示すような綴じ足70’である。この綴じ足70’は、側面視略「く」の字状に屈曲した板状の基端部702’の略中央部から綴じ足本体701’を延ばして形成してある。さらに、図15に示すように、この綴じ足70’を取り付ける外取付孔6xを図13に示したものと略同様の構成としてもよい。この場合前記外取付孔6xの綴じ足取付部6x1は綴じ足70’の基端部702’よりも小さくし、基端部702’の面板部がこの綴じ足取付部6x1に重合した状態でこの綴じ足取付部6x1を通過し得ないようにするとなおよい。このような綴じ足70’及び外取付孔6xを用いて、綴じ足の基端部702’を基板部に対して角度を付けて綴じ足取付部6x1に挿し通し、綴じ足70’を係合部6x2に沿って移動させ、綴じ足本体701’を内取付孔6aに挿し通すことにより、綴じ足の基端部702’を前記係合部6x2の端部に係り合わせる実施態様が考えられる。この実施態様では、基端部702’は 側面視略「く」の字状に屈曲しているので、前記係合部6x2の端部に係り合わせた状態では基板部6とわずかな隙間が形成されている。この隙間の部分から基端部702’に指を掛ける等して基端部702と基板部6との間に十分な角度を設け、基端部702’の基板6と反対側の縁部を押すなどして基端部702’を綴じ足取付部6x1から押し出すとこの綴じ足70’の基端部702’と外取付孔6xとの係り合いを解除できる。そして綴じ足70’の基端部702’と外取付孔6xとの係り合いを解除してから綴じ足本体701’を繰り出して基端部702’と内取付孔6aとを係り合わせるようにして、綴じ足70’の有効長さを延長できる。さらに、基端部702’を再び外取付孔6xに係り合わせて綴じ足70’の有効長さを短縮できるようにもしている。このように構成すると、綴じ足70’の基端部702’と基板部6との間に角度をつけない限り綴じ足70’の基端部702’は外取付孔6xの綴じ足取付部6x1を通過できないので、紙葉類を追加する際等にも誤って綴じ足70’と外取付孔6xとの掛かり合いが外れてしまうことを起こりにくくできる。なお、図15において紙葉類は省略して示している。
【0046】
以上に述べた種々の実施態様において、綴じ足全体を引き抜いてから綴じ足の基端部の取付位置を選択し、改めて綴じ足を基板部に取り付けるようにしてももちろんよい。
【0047】
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
例えば取付孔を3対以上設け、綴じ足の有効長さを3段階以上に伸縮できるようにしてももちろんよい。
また、裏表紙5を折り込んで基板部6を設ける代わりに、裏表紙5の紙葉類の綴じ元側の縁部をそのまま基板部6としてもよいし、表表紙2を折り込んで押さえ板部3を設ける代わりに表表紙2の紙葉類の綴じ元側の縁部をそのまま押さえ板部3としてもよい。
【0048】
さらに、押さえ板3そのものを省略してもよいし、綴じ足係止部8を必ずしも表表紙2に固定する必要もない。
【0049】
そして、背表紙4の幅を調整可能にする必要もない。この場合には、背表紙4の裏側から基板部6を内方に突出させて設けるようにしてもよい。
【0050】
この他にも、本発明はファイルのみならず、細長い板状をなす基板部と綴じ足係止部とで紙葉類を挟み込む綴じ具全般に適用できる。
【0051】
加えて、綴じ足係止部も、上述した実施形態で述べたもの以外にも、例えば図12に示すように、ベース部材82と1対のスライダ81を備えた綴じ足係止部8を用いてもよい。このような綴じ足係止部8においては、図16に示すように、ベース部材82に折り曲げた綴じ足7を収納する溝82aを設け、また溝82aにさらに綴じ足本体71の溝71aと噛み合うように構成した突条82a1を設けるとよい。
【0052】
さらに、紙葉類に上述したような綴じ足を複数対挿し通すようにして、取付孔を綴じ足の本数の複数倍だけ設けるような実施態様も考えられる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上に詳述したように、綴じ足の有効長さを伸縮可能としているので、綴じ足の有効長さを紙葉類を綴じこむのに十分なだけ確保しつつ紙葉類からはみ出さないようにして見栄えをよくし、かつ収納等の際邪魔にならないようにでき、さらに挟み込む紙葉類の量及び綴じ足を固定した際の綴じ足の向きに関わらず使い勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの斜視図。
【図2】同実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの分解斜視図。
【図3】同実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足を示す(a)平面図、(b)横断面図。
【図4】同実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足係止部の開放状態を示す(a)平面図、(b)側面図。
【図5】同実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足係止部の閉止状態を示す(a)平面図、(b)側面図。
【図6】同実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足の取り付け部分を示す図。
【図7】同実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足を係止した状態を示す図。
【図8】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足を示す(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図、(d)横断面図。
【図9】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足の取り付け部分を示す図。
【図10】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足を示す(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図、(d)横断面図。
【図11】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足の取り付け部分を示す図。
【図12】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足を示す(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図、(d)横断面図。
【図13】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足の取り付け部分を示す図。
【図14】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足を示す(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図、(d)横断面図。
【図15】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足の取り付け部分を示す図。
【図16】本発明の他の実施形態に係る綴じ具を用いたファイルの綴じ足係止部を示す(a)平面図、(b)側面図。
【図17】従来の綴じ具を用いたファイルを示す図。
【符号の説明】
F…ファイル
1…綴じ具
2…表表紙
3…押さえ板部
4…背表紙
5…裏表紙
6…基板部
6a…内取付孔(取付孔)
6b、6x…外取付孔(取付孔)
6x1…綴じ足取付部
6x2…係合部
6c…中取付孔(取付孔)
7、7’、7”、70、70’…綴じ足
8…綴じ足係止部
71、71’、71”、701、701’…綴じ足本体
72、72’、72”、702、702’…綴じ足の基端部
72a’…係合溝
723”…舌片
P…紙葉類
PS…綴じ元側の縁部

Claims (10)

  1. 紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置される基板部と、基端部を基板に取り付けるように構成した複数の綴じ足と、前記基板部との間に紙葉類を挟み込むとともにその一部に挿通させた前記綴じ足を折り曲げることにより綴じ足を係止する綴じ足係止部とを具備し、綴じ足の基端部の取付位置を変更可能にして、綴じ足の有効長さを伸縮可能とし
    基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているものであって、
    前記綴じ足の基端に係合溝を設けて一の取付孔の開口縁に係り合わせるようにするとともに、前記綴じ足の基端部を弾性変形可能なものとし、前記基端部を弾性変形させることにより前記取付孔から取り外すことを可能に構成していることを特徴とする綴じ具。
  2. 紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置される基板部と、基端部を基板部に取り付けるように構成した複数の綴じ足と、前記基板部との間に紙葉類を挟み込むとともにその一部に挿通させた前記綴じ足を折り曲げることにより綴じ足を係止する綴じ足係止部とを具備し、綴じ足の基端部の取付位置を変更可能にして、綴じ足の有効長さを伸縮可能とし、
    基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているものであって、
    前記綴じ足の基端部に舌片を設け、この舌片を前記取付孔のいずれかに挿し通してこの舌片と綴じ足本体とにより前記基板部を挟み込むようにしていること特徴とする綴じ具。
  3. 紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置される基板部と、基端部を基板部に取り付けるように構成した複数の綴じ足と、前記基板部との間に紙葉類を挟み込むとともにその一部に挿通させた前記綴じ足を折り曲げることにより綴じ足を係止する綴じ足係止部とを具備し、綴じ足の基端部の取付位置を変更可能にして、綴じ足の有効長さを伸縮可能とし、
    基板部に取付孔を複数設けるとともに、前記綴じ足を、基端部を一の取付孔に抜出しえないように係り合わせ他の取付孔に先端側を挿し通した取付位置と、基端部を前記取付孔から抜出させて他の取付孔に係り合わせた取付位置とに選択的に取り付け得るようにしているものであって、
    前記綴じ足の基端部を拡開させて設けるとともに、前記取付孔が略T字状をなし、この取付孔が綴じ足の基端部を挿し通す綴じ足取付部とこの綴じ足取付部の略中央から綴じ足取付部と垂直に延び綴じ足の基端部を係り合わせる係合部とを有することを特徴とする綴じ具。
  4. 前記綴じ足の基端部が板状をなすとともに、前記綴じ足取付部を前記綴じ足の基端部の面板部より小さくし、前記綴じ足の基端部の面板部が前記綴じ足取付部に重合した状態でこの綴じ足取付部を通過し得ないように構成していることを特徴とする請求項記載の綴じ具。
  5. 紙葉類の綴じ元側の縁部に沿って配置され、前記綴じ足係止部を固定可能に構成した押さえ板部をさらに具備していることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の綴じ具。
  6. 請求項1、2、3、4又は5に記載の綴じ具を使用したものであって、表表紙と裏表紙とを具備し、前記基板部を表表紙又は裏表紙のいずれか一方に設けているとともに、前記綴じ足係止部を他方に固定可能に構成していることを特徴とするファイル。
  7. 請求項に記載の綴じ具を使用したものであって、表表紙と裏表紙とを具備し、表表紙と裏表紙とのいずれか一方に前記基板部を、他方に前記押さえ板部をそれぞれ設けていることを特徴とするファイル。
  8. 表表紙又は裏表紙のいずれか一方を折り込んで前記基板部を設けるとともに、他方を折り込んで前記押さえ板部を設け、紙葉類をこれら基板部と押さえ板部とにより挟み込むようにしていることを特徴とする請求項記載のファイル。
  9. 表表紙又は裏表紙のいずれか一方と一体に背表紙を設けるとともに、他方を綴じ元側に開口する袋体状のものにしてこの背表紙を挿入可能にし、背表紙の幅を調整可能にしていることを特徴とする請求項6、7又は8記載のファイル。
  10. 請求項1、2、3、4又は5に記載の綴じ具を使用したものであって、表表紙と裏表紙と背表紙とを具備し、前記基板部を背表紙の裏側から内方に突出させて設けていることを特徴とするファイル。
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