JP4201538B2 - ファイル - Google Patents

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JP4201538B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書類等を綴じて保管又は使用する綴じ具を備えたファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のファイルは、表裏に対をなす開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けられる背表紙部と、書類等を綴じる綴じ具とを備える構成のものが一般的である。このようなファイルにおいて、開閉表紙部を対面させたファイルを閉じた状態、或いは一方のみの開閉表紙部を閉じた状態で、その開閉表紙部を部分的に綴じ具と係り合わせることで、その綴じた状態を維持するようにした係合手段を有するものが考えられている。例えば、綴じ具として、書類等に予め所定数形成したパンチ孔に開閉可能なリングを挿入することで書類を挟み込むリング綴じ具を適用したものである場合、リングの周方向に沿って開閉表紙部にスリットを形成しておき、開閉表紙部を厚み方向に押圧することでスリットがリングを幅方向に挟むようにリングを開閉表紙部の外面側に突出させ、その状態で開閉表紙部が開かないようにリングと係り合わせてロックするようにしたファイルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成のファイルであると、開閉表紙部におけるスリットの近傍以外の部位を押圧した場合にもスリットとリングとが係り合い、意図的にファイルを閉じようとしていないにも拘わらず不意にファイルが綴じてロックされてしまうという不具合がある。逆に、開閉表紙部を綴じてリングにロックした状態から人為的に係り合いを解除しファイルを開こうとしなくても、開閉表紙部の開放された端部に内面側から力が加わると、不意にロックが解除されてファイルが開いてしまうという不具合も生じる。特に背表紙部に取手を有するファイルである場合、この取手を持って棚等から抜き出して使用するような場合には、不意にロックが解除されるとファイルが開いて取り扱いに不便を来す。また、このような不具合は、上述のようなリング以外の綴じ具を有するファイルの場合にも共通する。
【0004】
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、上述のようなリング綴じ具を有するファイルに限らず、各種の綴じ具を有するファイル一般において、人為的な操作を加えなくては開閉表紙部と綴じ具との係り合い又はその解除がなされないような使い勝手のよいファイルを提供することを主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のファイルは、表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、綴じ具が、背表紙部の内面側に設けたベースと、ベースの両端部において閉止位置で表裏の開閉表紙部の内面と対面し得る位置に設けた一対の綴板とを備えたものであり、少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において綴じ具と重なり合う領域と重なり合わない領域とに亘って略U字型状に切り欠いた切り込みを形成するとともに、開閉表紙部の前記切り込みによって包囲される部位に前記綴じ具と係り合う係止部を形成し、開閉表紙部を背表紙部に対して綴じた閉止位置で切り込みの外側となる部位に設定した当接領域の内面側が綴板の外面と当接し、開閉表紙部のそれ以上の背表紙部に対する倒れ込みが規制され、それに伴って前記係止部と前記綴じ具の綴板とにより構成される係合手段の係り合いを規制する当接領域を設定しているとともに、当該当接領域の内面側が綴じ板の外面と当接した状態から係止部を外方から厚み方向へ押圧することにより、係止部の先端が綴板のうち綴板同士が対面する対向面側に潜り込み、係止部と綴板とがそれらの厚み方向に係り合うことを特徴とする。ここで、開閉表紙部の閉止位置とは、両方の開閉表紙部が基端で折り曲げられ相互に対面する位置にある状態、又は一方のみの開閉表紙部がその位置にある状態をいう。
【0006】
このような構成とすれば、不意に開閉表紙部が閉じる動作をした場合、切り込みの外側すなわち係止部の周囲で開閉表紙部の当接領域が綴じ具と当接するために、自動的に係止部が綴じ具と係り合ってロックされた状態となることを防止することができる。したがって、係止部を綴じ具と係り合わせるには、意図的な操作が必須となり、また逆に係止部と綴じ具とが係り合った状態が意図的な操作なしでは解除されないことになる。
【0007】
このような係止部に対する意図的な操作力を有効に働かせるには、係合手段を、係止部のみ又はその近傍のみを開閉表紙部の外方から押圧することにより該係止部が綴じ具と係り合う構成とすることが望ましい。このような構成により、開閉表紙部のうち綴じ具と係り合う部位である係止部又はその近傍に対して人為的な操作により押圧しなければ係止部と綴じ具とを係り合わせることができないため、不意にファイルが綴じてしまう不具合を有効に解消することができる。また、このように係止部と綴じ具とが係り合わされていれば、その係り合う方向とは逆方向へ人為的な操作力を加えなければその係り合いが解除されないため、不意にファイルが開いてしまうという不具合も同時に解消できることとなる。
【0008】
このような係止部として簡素な構成のものには、前記切り込みにより包囲された舌片状をなす係止舌片を挙げることができる。このような係止舌片を綴じ具と係り合わせるには、この係止舌片を開閉表紙部の厚み方向へ押圧するとよい。開閉表紙部における係止舌片以外の部位への押圧による係止舌片の綴じ具への係り合いをより生じにくくするためには、係止舌片が、綴じ具の一部のみと係り合い、綴じ具の他の部位が当接領域と当接するようにすることが好ましい。具体的には係止舌片の幅寸法を、該係止舌片を開閉表紙部の厚み方向へ押圧操作する指の腹の大きさに対応させると好適である。
【0009】
このような係止舌片に対して係り合う綴じ具としては、背表紙部の内面側に設けたベースと、このベースの両側端部において前記閉止位置で表裏の開閉表紙部の内面と対面する位置に設けた一対の綴板及び該綴板間に設けられ書類等を貫通して綴じる綴管とを具備する所謂チューブ式綴じ具が挙げられ、閉止位置において係止舌片を綴板同士の対向面と係り合わせるようにするとよい。この場合、係止舌片において綴板と係り合う係止部分の幅寸法を、背表紙部の長手方向に沿った綴板の長手方向寸法よりも小さくしておくことが好ましい。
【0010】
その他、係止舌片に対して係り合う綴じ具として好ましいものには、表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、綴じ具が、ベースと、ベースの長手方向に所定間隔で設けられた開閉可能な複数のリングとを備えたものであるとともに、前記リングが、背表紙部又は一方の開閉表紙部の内面側に設けられ書類等を貫通して綴じる開閉可能なものであり、少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において綴じ具と重なり合う領域と重なり合わない領域とに亘って略U字型状に切り欠いた切り込みを形成するとともに、開閉表紙部の前記切り込みによって包囲された舌片状をなす係止舌片であり前記綴じ具と係り合う係止部を形成し、開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置で、切り込みの外側となる部位に設定した当接領域の内面側がリングと当接し、開閉表紙部のそれ以上の背表紙部に対する倒れ込みが規制され、それに伴って係止舌片とリングとの係り合いを規制する当接領域を設定しているとともに、当接領域の内面側がリングと当接した状態から係止舌片を外方から厚み方向へ押圧することにより、係止舌片の先端がリングの開放された内向面側に潜り込み係止舌片とリングの内向面とがそれらの厚み方向に係り合うことを特徴とするものが挙げられる。この場合、係止舌片において綴要素と係り合う係止部分の幅寸法を、綴要素における綴じた際の最大開口幅寸法よりも小さくしておくことが好ましい。
【0011】
本発明のファイルの第2の基本構成は、開閉表紙部に、少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において開閉表紙部の内面側へ突出し綴じ具と選択的に係り合う係止爪を設けた係止部を形成するとともに、係止部の基端部に弾性変形によって該係止爪を前記係止爪が綴じ具の開閉表紙部と対面する外面側に位置付けられ綴じ具とは係り合わない非係合位置と綴じ具の内向面側と係り合う係合位置まで動作させるヒンジ部を形成し、このヒンジ部を、係止部に外面側から加えられた外力により前記非係合位置から係止爪を反綴じ具側へ退避させた退避位置まで該係止部をスライド移動させるように弾性変形により伸長又は縮退動作し、且つ係止部に外面側から加えられた外力により係止爪が前記退避位置から綴じ具の内向面側へ潜り込む没入位置まで回動させるように弾性変形により回動動作するものとして、このヒンジ部の伸長又は縮退動作及び回動動作を通じて係止部を綴じ具と係り合わせる係合手段を構成していることを特徴とする。
【0012】
このような構成とした場合には、係止爪を綴じ具と係り合わせるには、まず外力の作用によってヒンジ部を伸長又は縮退させて係止部を非係合位置から退避位置までスライド移動させ、次に外力の作用によってヒンジ部を回動させて係止部を退避位置から没入位置まで回動させ、最後は逆にヒンジ部を縮退又は伸長させて係止部を没入位置から係合位置まで移動させるという、最低3段階の操作が必要となるため、係止部と綴じ具とが不意の外力によって自然に係り合いロックしたり或いは逆にロックした状態が解除されるという不具合が生じない。したがって、第1の基本構成のファイルと同様に、意図的な操作があって初めて開閉表紙部の係止部を綴じ具に係り合わせて閉じておくことができるという、使用感の優れたファイルを構成することができる。
【0013】
このような構成のファイルにおいても、上述の作用を有効なものとするには、係合手段を、係止部のみを開閉表紙部の外方から押圧することにより前記係止爪が綴じ具と係り合う構成とすることが望ましい。
【0014】
また、この場合、係止部の動作をスムーズなものとするためには、開閉表紙部における係止部の周囲に、係止爪を設けた側を開放しヒンジ部側を閉じたスリットを形成するとよい。さらに、このスリット内に、係止部をヒンジ部以外の部位で開閉表紙部と連結して非係合位置に係留する補助連結片を形成すれば、係止部の開閉表紙部における配置位置を安定させることができる。したがって、係止部を係留しておくための補助連結片の力を越える程度の操作力を加えないと係止部を動作させることができないことから、係止部と綴じ具との不意なロック又はロック解除を更に有効に防止することができる。そして、このような場合における係止部への操作の容易性及び確実性を向上するには、係止部に、開閉表紙部の外面側から内面側へ窪ませた凹部を形成し、この凹部のスリットにより開放された先端部に係止爪を形成することが好ましい。
【0015】
さらに、このような構成のファイルにおいても、好適な綴じ具としては、第1の基本構成のファイルと同様に、チューブ式綴じ具や、リング綴じ具を挙げることができる。
【0016】
本発明に係るファイルの第3の基本構成は、表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、開閉表紙部に、少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において綴じ具と選択的に係り合う係止部を形成するとともに、係止部の基端側に該止部を開閉表紙部の厚み方向へ弾性変形により回動させるヒンジ部を形成するとともに当該ヒンジ部から開閉表紙部の基端側と反対側となる開放端側に連続して係止部たる係止片を形成し、係止片の先端に、内面側へ突出する突起をヒンジ部と略平行に形成し、この突起に、開閉表紙部の基端側に向けて突出する係止爪を形成し、係止部を綴じ具の開閉表紙部と対面する外面側に留めておくためのヒンジ部における弾性力を、係止部に対して開閉表紙部の内面側から綴じ具が当接することにより作用し得る力よりも小さくなるように設定し、係止片に触れることなく開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた状態で、係止片の突起が綴じ具の外面側に当接し、係止片が、ヒンジ部を中心にして開閉表紙部の外面側へ逃げる方向に回動することにより、係止片と綴じ具との係り合いを規制するとともに、係止片の突起が綴じ具の外面側に当接した状態から係止片の先端部を外方から厚み方向へ押圧することにより、係止片の突起が綴じ具の外面に押し当てられ係止片が外方へ反るように弾性変形し、その弾性復帰力により係止爪が綴じ具の内面側に回り込んで綴じ具に係り合う係合手段を構成していることを特徴とする。
【0017】
このような構成によれば、大きな外力で開閉表紙部を閉じた場合に開閉表紙部が綴じ具に当たって受ける力をヒンジ部が受けると、係止部が開閉表紙部の外面側へ逃げることになるため、開閉表紙部が綴じ具に当たった弾みで係止部が綴じ具と係り合ってしまうことがない。したがって、第1及び第2の基本構成のファイルと同様に、不意に開閉表紙部が綴じ具にロックされてしまわない、使用感の優れたファイルを構成することができる。
【0018】
この場合も、意図的な操作があって初めて開閉表紙部の係止部を綴じ具に係り合わせて閉じておくことができるようにするには、係合手段を、係止部のみ又はその近傍のみを開閉表紙部の外方から押圧することにより該係止部が綴じ具と係り合う構成とすることが好ましい。
【0019】
また、開閉表紙部における係止部の周囲に、係止部を設けた側を開放しヒンジ部側を閉じたスリットを形成することで、係止部の動作をスムーズなものとすることができる。このような場合、例えばスリットの形成により舌片状の係止部と当該係止部の基端側にヒンジ部とが構成されるように、意図してヒンジ部を形成しなくても他の構成要素を形成するのと同時に形成されたヒンジ機能を有する領域又は部位も、本基本構成で言うところのヒンジ部の概念に含まれる。なお、他の基本構成についても同様のことが成立する場合がある。さらに、スリット内に、係止部をヒンジ部以外の部位で開閉表紙部と連結して前記閉止位置において係止部が綴じ具と係り合わない位置に係留する補助連結片を形成すれば、第2の基本構成の場合と同様に係止部の安定性を向上することができる。
【0024】
以上のような各構成のファイルは、一対の開閉表紙部のいずれを表表紙、裏表紙としても使用されることがあるため、係止部を、一対の開閉表紙部の両方に形成しておくと、いずれの開閉表紙部もロックした状態とすることができて好都合である。
【0025】
また、上述したファイルにおいて、開閉表紙部に係止部を形成し、背表紙部にファイル全体を持ち運びし得る取手を設けている場合、取手を把持してファイルを持ち運びする際や棚等から出し入れする際に、ファイルが不意に開閉することを有効に防止できるため、極めて有用なファイルとすることができる。このような取手としては、背表紙部に端部を固定して設けたものや、背表紙部に対して伸縮可能なものなど、種々のものを適用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示す本発明の第1の基本構成に係る第1実施形態のファイル1は、一対の開閉表紙部2a、2b及びこれらの基端間に設定される背部2cを備えたファイル本体2と、このファイル本体2の内面に取り付けた綴じ具3とを備え、両開閉表紙部2a、2bと綴じ具3との間に関係づけて係合手段Lを形成したものである。ファイル1はさらに、ファイル本体2の背部2cに背カバー部材4を取り付けることによって、これら背部2c及び背カバー部材4とから背表紙部Bを構成し、この背表紙部Bに取手6を設けている。なお、以下に説明する前後方向とは、開閉表紙部2aの開閉端部側を前方、そして背表紙部Bが設けられた側を後方とし、上下方向とは、背カバー部材4の長手方向を指すものとする。また、図3は、両背表紙部2a、2bを開いた状態において、ファイル本体2と綴じ具3とを内側から見た態様を示しており、図4は、開閉表紙部2a、2bを閉じた状態において、ファイル本体2から背カバー部材4及び取手5を分解した状態を示している。
【0027】
ファイル本体2は、一方の開閉表紙部2aと背表紙部2cの幅方向の半分を一体に有する合成樹脂素材などからなるファイル本体要素20と、他方の開閉表紙部2bと背表紙部2cの幅方向半分を一体に有するファイル本体要素20とに分割される半割構造を有している。これら2つのファイル本体要素20、20は、後述するように、綴じ具3をファイル本体2に取り付ける際に同時に組み合わされる。すなわち背部2cは、両方のファイル本体要素20、20の一部同士を、幅方向中央部において長手方向に沿って接合することにより形成されるものである。開閉表紙部2a、2bは、例えばA4規格やB5規格の紙葉類を綴じるように対応させたものであり、これら開閉表紙部2a、2bの基端部に、それぞれ素材を若干薄肉に形成し又は折り曲げ癖を付与したヒンジ部2dを介して背部2cを設けている。
【0028】
開閉表紙部2a、2bには、図3に示すように、ファイル1を閉じた状態で綴じ具3の側端面が当接する内面側の基端部分に一対の平面視L字型をなす突条21をそれぞれ対向して設けている。そして、この対向する突条21の内法寸法を、綴じ具3の外形長さと略一致させるようにするとともに、その高さ寸法を綴じ具3の後述する綴板32の厚み寸法と略一致するように設定している。すなわち、ファイル1の閉止状態においてこの綴じ具3の綴板32が突条21の内部におおよそ位置決めされて収容され、綴じ板32の前端部を次に説明する係止舌片22に近付けるようにしている。また、この突条21の内部に綴板32が収容されている状態で、当該綴板32に係り合い係合手段Lの一部を構成する係止舌片22を形成し、各開閉表紙部2a、2bを開成不能にロックし得るようにしている。この係止舌片22は、先端部22aが背部2c側に向くように、閉止位置において綴じ具3と重合する領域と重合しない領域とに亘って開閉表紙部2a、2bを部分的に略U字型状に切り欠いた切り込み24の内側に設けたものであり、当該開閉表紙部2a、2bを閉じた閉止位置において前記突条21内に収容された綴板32の側端部に先端部22aが跨るように形成している。また、この係止舌片22の幅寸法は、一般的な手の指の腹の広さに略対応させている。そして、切り込み24の外側において開閉表紙部2a、2bの基端部側の領域を、後述する綴じ具3の綴板32と当接し得る当接領域23としている。
【0029】
背部2cは、概略長方形をなす板状のものであり、長手方向中央部に厚み方向に貫通させて形成した綴じ具3を取り付けるための綴じ具取付孔2c1を上下4つずつ有している。また、綴じ具取付孔2c1の上下には、背カバー部材4を介して取手6を取り付けるための取手取付孔71と、取手6に対する所定量以上の引き出しを規制する係止片72とを設けている。取手取付孔71は、使用状態において弾性変形させた取手6がその弾性力に従って広がる方向に傾斜させて形成したものである。一方、係止片72は、前記取手取付孔71よりも更に上端部側及び下端部側において、それぞれこの背部2cの内面から対をなして後方へ突出するように形成した平面視L字型の部材からなる。また、背部2cには、背カバー部材4を取り付けるために、背面側の両側部に背カバー部材4をスライド関係により係り合わせるファイル本体側スライド係合部F1を形成するとともに、背面側の中間部に背カバー部材4を凹凸関係により係り合わせるファイル本体側凹凸係合部F2を形成している。ファイル本体側スライド係合部F1は、背部2cの背面側の両側部に上下方向に沿って設けられ、前記背面から側端へ広がるような傾斜面を有する平面視台形をなし後方へ突出する柱状の突条f1を所定ピッチで切り欠いて間欠的なレール状に形成してなるものである。一方、ファイル本体側凹凸係合部F2は、背面の中間部に上下に形成された正断面視略円形をなす凹部f2からなる。そして、この凹部f2は、上下に一対ずつ計4つ形成されている。
【0030】
綴じ具3は、図3に示すように、例えば背部2cに固定されたベース31と、このベース31の左右両側に着脱可能に取り付けられた一対の綴板32と、この綴板32間に渡って延びる綴管33と、綴板32の脱着操作を行う操作部材34を具備してなるチューブ式綴じ具である。綴管33は、一対の綴板32の一方に設けられた綴軸331と、他方に設けられこの綴軸331を内部に挿入し得る空洞を有した綴パイプ332とを上下に一対ずつ設けてなるものである。また、綴板32は、ベース31の左右両側に支持された一対の軸ピン35に係脱可能に取り付けられたものである。操作部材34は、ベース31の左右両側における中央部分に設けた図示しない収容部内に納められていて、前記軸ピン35の一部を保持しており、この操作部材34をベース31内に押し込むことで、前記軸ピン35がその軸線位置を変位し、綴板32との係り合わせを解除できるようになっている。さらに、ベース31は、ファイル本体2の背部2cに設けた綴じ具取付孔2c1に係り合うベース固定具36によって、ファイル本体2の背部2cに取り付けられている。その際、このベース固定具36は、2つのファイル本体要素20、20同士を背部2cにおいて接合する役割も担っている。すなわち、本実施形態における綴じ具3は、このベース固定具36によって、リベット等を使用せずに、ベース31をファイル本体2に取り付けられるようなものであるが、ベース31をリベット等で取り付けるタイプのものであってもよい。なお、この綴じ具3のその他の構成については、一般に広く知られたものであるので、詳しい説明を省略することとする。
【0031】
背カバー部材4は、ファイル本体2の背部2cの高さ寸法及び幅寸法と略一致した高さ寸法及び幅寸法を有する柱状のものであり、背面側へ湾曲した弓なり型をなす平断面形状をなしている。この背カバー部材4には、長手方向及び幅方向中央部に、縦長の長方形状をなす取手収容凹部5を厚み方向に貫通させて形成している。そしてこの取手収容凹部5の高さ方向中央部における左右両側に略線対称をなし、使用者の手を取手収容凹部5内へ誘導するガイド部51を形成している。このガイド部51は、取手収容凹部5の側端部に、略部分球状に凹む凹部を形成して取手収容凹部5の内部へ向かって湾曲しつつ傾斜するテーパ面51を形成したものである。また、この背カバー部材4を背部2cに取り付けるための構成として、ファイル本体側スライド係合部F1に対して上方又は下方へスライド係合することにより係り合う背カバー部材側スライド係合部c1と、ファイル本体側凹凸係合部F2に対して背部2cの厚み方向へ凹凸係合することにより係り合う背カバー部材側凹凸係合部(図示省略)を形成している。背カバー部材側スライド係合部C1は、図4に示すように、背カバー部材4の両側端部にファイル側スライド係合部F1と同じピッチで部分的に切り欠いて間欠的なレール状となるように形成したものであり、ファイル本体側スライド係合部F1を両側方から抱く姿勢で背部2cに取り付けられる。一方、背カバー部材側凹凸係合部は、両スライド係合部F1、F2を正規の取付位置で係り合わせた状態で、ファイル本体側凹凸係合部F2を構成する凹部f2の対応箇所にそれぞれ形成した図示しない突起からなるものである。
【0032】
取手6は、図1、図2及び図4に示すように長手方向中間部に設定した把持部61と、この把持部61の長手方向の両側に設定され背表紙部Bを構成するファイル本体2の背部2cと係り合う基部62とを備え、これらを例えば合成ゴム等の弾性を有する合成樹脂を素材として一体成形されている。把持部61は、ベルト状のものでありその中央部分の厚み寸法を厚く、且つ後方へ突出するように湾曲した形状に成形したものである。なお、この把持部61の背面61a側は、周縁部より肉厚が薄くなるように成形した背面視矩形状をなす薄肉部611としており、取手6を前記取手収容凹部5に格納した状態で中央部分が盛り上がり取手収容凹部5の開口縁部よりも後方へ殆ど突出しないようにしている。基部62は、把持部61の両端からこの取手6の長手方向両端部へ向けて延びるように設けられる挿入部621を有し、この挿入部621の端部に係止部622を形成している。挿入部621は、背部2cに形成された後述する取手取付孔71、係止片72に挿入可能な肉厚に設定されたものである。係止部622は、この挿入部621よりも肉厚を厚く、且つ幅広な矩形状に形成したものである。そして、この基部62を、背部2cに取り付けた背カバー部材4の取手収容凹部5へ挿入し、さらに背部2cの取手取付孔71及び一対の係止片72の間へ挿入している。しかして、取手6を取手収容凹部5から把持部61を手で持って引き出した場合に、係止部622が各係止片72に上方又は下方から衝突することにより、それ以上の取手6の引き出しを規制するようにしている。
【0033】
以上のような構成の本実施形態におけるこのファイル1を使用する際に、開閉表紙部2a、2bを閉じた状態を維持する場合、図2及び図5に示すように、一方又は両方の開閉表紙部2a、2bを背表紙部Bに対して閉じた状態にすると、切り込み24の外側における当接領域23の内面側が綴板32の外面と当接するため、開閉表紙部2a、2bのそれ以上の背表紙部Bに対する倒れ込みが規制され、それに伴って係止舌片22と綴板32との係り合いも規制される。その状態から係止舌片22を矢印Xの方向すなわち厚み方向へ外方から押圧すると、係止舌片22の先端部22aが綴じ具3の綴板3の側端部の対向面側に潜り込む。するとその状態で、係止舌片22と綴板3とがそれらの厚み方向に係り合うことになり、その状態から開閉表紙部2a、2bを開くことを禁止するロック状態となる。このように、ロック状態としたファイル1を、例えば図6に示すように棚Tに収納しておき、これを棚Tから取り出す際に取手6を手で持って引き出す場合、係止舌片22と綴板3とが係り合った係合手段Lが機能しているため、開閉表紙部2a、2bが容易に開いてしまうことがない。また、取手6を持ってこのファイル1を持ち運びする場合にも同様に、係合手段Lにおける係り合いが自然に解除されて開閉表紙部2a、2bが開いてしまうこともない。また、このファイル1を机等の天板上で使用する際に、開閉表紙部2a、2bを対面させている場合でも、係止舌片22がごく小さいものであるため、係止舌片22以外の開閉表紙部2a、2bの部位を押圧したとしても、係止舌片22が綴板3と係り合ってロックされた状態になることを防止することもできる。
【0034】
なお、以上に説明した第1実施形態において、各部の構成は本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
【0035】
(第2実施形態)
図7に示すこの実施形態は、上述した第1実施形態と同様に本発明の第1の基本構成に係るものであり、一対の開閉表紙部120a、120bの基端間に背表紙部B100を一体に設け、綴じ具として一般的な2穴式のリング綴じ具130を適用したファイル100である。図示例では、リング綴じ具130として、一方の開閉表紙部120bの内面側における基端部に取り付けたベース131と、このベース130の長手方向において所定間隔で2つの開閉可能なリング132を設けた構成のものを採用している。
【0036】
これに対して、他方の開閉表紙部120aには、基端部において各リング132に対して上方から又は下方から跨るように部分的にU字形状に切り欠いて切り込み124を形成することにより、この切り込み124の内側に前記第1実施形態と同様に係止部を構成する係止舌片122を一対形成している。換言すると、切り込み124は、閉止位置において綴じ具であるリング132に重合する領域と重合しない領域とに跨って形成されている。そして、これら係止舌片122とリング132とによって係合手段L100が構成される。また、切り込み124の外側には、綴じ具であるリング132のうち開閉表紙部120aの内面と対面する側の面と当接する当接領域123を設定している。このような係合手段L100においても、当接領域123がリング132と当接して係止舌片122とリング132との係合を規制した状態から、係止舌片122を外方から厚み方向へ押圧することで、その先端部122aがリング132の開放された内向面側であるリング環内側領域に潜り込むと、係止舌片122がリング132の内面と開閉表紙部120aの厚み方向に係り合うこととなり、開閉表紙部120aがロックされて容易には開かない状態となる。
【0037】
なお、この実施形態において、リング綴じ具を2穴式以外のものとしてもよく、その場合、端部に配置されるリングに対してのみ係止舌片が係り合うように適宜構成するなど、種々変更が可能である。
【0038】
(第3実施形態)
図8〜図12に示す第3実施形態は、本発明の第2の基本構成に係るものである。具体的にこのファイル200は、第1実施形態と同様に、ファイル本体220、チューブ式の綴じ具3、及び背カバー部材240を有するものであるので、同一の部位には第1実施形態のものと同一又は対応する符号を付して説明する。なお、背カバー部材240は、高さ方向中央部に、前方及び両側方へ開口する取手241を形成している以外の点については、第1実施形態の背カバー部材4と略同様のものであり、チューブ式綴じ具3は第1実施形態のものと同等品であるので、これ以上の説明は省略する。
【0039】
ファイル本体220は、図8、図9及び図10に示すように、第1実施形態のファイル本体2と同様に一対のファイル本体要素220xを組み合わせることにより開閉表紙部220a、220b及び背部220cを形成したものであり、この背部220cに背カバー部材240を取り付けることで背表紙部B200を構成している。また、開閉表紙部220a、220bの内面における基端部側にはそれぞれ突条221を形成している。そして、そぞれの開閉表紙部220a、220bに対をなして形成された突条221間の中間部における反綴側に、背表紙部B200の長手方向に沿って延びるヒンジ部223を形成するとともに、このヒンジ部223から開閉表紙部220a、220bの基端側に連続して外面視矩形状をなす係止部たる係止片222を形成している。さらにこの係止片222のヒンジ部223を除く周囲には、開閉表紙部220a、220bの肉厚を貫通させた外面視コ字形をなすスリット224を形成している。そして、このような構成によって、開閉表紙部220a、220bを綴板32と係合させる係合手段L200を構成している。
【0040】
ヒンジ部223は、係止片222を動作させる機能を有するものであり、その肉厚を開閉表紙部220a、220bの他の部位よりも薄肉として、内面側にV字形をなすように形成している。すなわち、このヒンジ部223は、開閉表紙部220a、220bの面方向に伸縮可能、且つ厚み方向に回動可能に構成したものである。
【0041】
係止片222は、基端部をヒンジ部223に連続させ、先端部を前記スリット224により開放したものであり、その先端部を開閉表紙部220a、220bの閉止位置において綴板32の開放端側と重合する位置に位置付けている。そして、この係止片222全体の形状を、開閉表紙部220a、220bの内面側に緩やかに湾曲して突出するものとしており、その形状に沿って外面側から内面側に窪ませた操作用の凹部225を形成している。さらに、係止片222の先端部を挟む両側部には起立壁226を形成しており、スリット224内にこの起立壁226と開閉表紙部220a、220bとを連結する薄肉の補助連結片227を複数設けることによって、係止片222の安定性を確保している。また、係止片222の先端部には、外面側が扁平な係止爪222aを形成している。
【0042】
このような構成のファイル200において、図12(a)に示すように、一方又は両方の開閉表紙部220a、220bを背表紙部B200に対して閉じた閉止位置では、係止片222の先端部における係止爪222aが綴板32の外面側に当接して、係止爪222aが綴板32と係合し得ない非係合位置Pにある。この非係合位置Pから、凹部225内に指Fを挿入し、補助連結片227を撓ませながら同図に矢印で示すように係止片222をヒンジ部223へ押すと、ヒンジ部223が縮退することによって係止片222が反綴じ側の退避位置Qまでスライド移動する。さらに、同図(b)に示すように、補助連結片227の係止片222に対する保持力に逆らって係止片222を開閉表紙部220a、220bの厚み方向へ押圧すると、ヒンジ部223が同図に矢印で示すように内面側へ回動するのに伴って、係止片222が退避位置Qから綴板32の内面側へ潜り込んだ没入位置Rまで回動する。なお、係止片222の押圧によって開閉表紙部220a、220b全体も綴板32側へ押圧されるので、綴板32は突条221内に収容されることになる。そして、同図(c)及び図11に拡大して示すように、係止片222に指Fを添えておくと、ヒンジ部223が弾性復帰力により伸長する結果、係止爪222aが綴板32の内面と係り合う係合位置Rまで移動し、開閉表紙部220a、220bが綴板32にロックされた状態となる。なお、以上と逆の手順で操作することにより、係止爪222aと綴板32とのロック状態を解除することができる。
【0043】
したがって、このような構成のファイル200であれば、係止片222のみに対する意図的な操作力を加えることによって初めて開閉表紙部220a、220bを綴板32にロックすることができるため、上記第1実施形態等と同様に、従来にない使い勝手の優れたものとすることができる。
【0044】
なお、本発明の第2の基本構成に係るファイルは、この第3実施形態に限られるものではない。例えば綴じ具として同様のチューブ式綴じ具を採用している場合には、ヒンジ部を綴じ側にも受ける一方、係止爪を開閉表紙部の開放端側に向けて設けることができる。また、綴じ具としてリング綴じ具を採用する場合には、ヒンジ部と係止爪とを背表紙部の長手方向に対向させるように形成するとよい。さらに、ヒンジ部や係止片の形状や構成も、第3実施形態のものと同等以上の機能を有するものであれば適宜変更することができる。
【0045】
(第4実施形態)
図13〜図17に示す第4実施形態は、本発明の第3の基本構成に係るものである。具体的にこのファイル300は、第1又は第3実施形態とほぼ同様の構成のファイル本体320、チューブ式の綴じ具3、及び背カバー部材240を有するものであるので、同一の部位には第1又は第3実施形態のものと同一又は対応する符号を付して説明を省略する。
【0046】
ファイル本体320は、図13、図14及び図15に示すように、第1及び第3実施形態のファイル本体2、220と同様に一対のファイル本体要素320xを組み合わせることにより開閉表紙部320a、320b及び背部320cを形成したものであり、この背部320cに背カバー部材240を取り付けることで背表紙部B300を構成している。また、開閉表紙部320a、320bの内面における基端部側にはそれぞれ突条321を形成している。そして、そぞれの開閉表紙部220a、220bに対をなして形成された突条221に包囲された開閉表紙部320a、320bの基端側の領域内に、背表紙部B300の長手方向に沿って延びるヒンジ部323を形成するとともに、このヒンジ部323から開閉表紙部320a、320bの基端側と反対側となる開放端側に連続して外面視矩形状をなす係止部たる係止片322を形成している。さらにこの係止片322のヒンジ部323を除く周囲には、開閉表紙部320a、320bの肉厚を貫通させた外面視コ字形をなす切り込み324を形成している。そして、このような構成によって、開閉表紙部320a、320bを綴板32と係合させる係合手段L300を構成している。
【0047】
ヒンジ部323は、開閉表紙部320a、320bの肉厚を部分的に溝状に薄肉として、係止片322を回動可能とするものである。図示例では開閉表紙部320a、320bの外面側を溝状に形成してヒンジ部323を形成しているが、内面側を溝状にしても構わない。また、ヒンジ部323の肉厚は、繰り返しての回動動作により、劣化、断裂等を生じない程度の適宜の厚さとして、このヒンジ部323における弾性力は、係止片322に触れることなく開閉表紙部320a、320bを綴じた際に綴板32に当接した係止片322が当該綴板32から受ける力よりも小さくなるようにしている。
【0048】
一方、係止片322は、切り込み324及びヒンジ部323に包囲され、基端部をヒンジ部323に連続させた外面視矩形状をなすものであり、その先端部を開閉表紙部320a、320bの閉止位置において綴板32の開放端側と重合する位置に設定している。そして、係止片322の先端には、内面側へ突出する突起325をヒンジ部323と略平行に形成しており、この突起325の長手方向中央部に、開閉表紙部320a、320bの基端側へ向けて突出する係止爪326を形成している。
【0049】
このような構成のファイル300において、係止片322には触れずに開閉表紙部320a、320bを綴じて閉止位置に位置付けると、図16(a)に示すように、係止片322の先端部に形成した突起325が綴板32の外面側に当接する。その際、ヒンジ部323には、突起325が綴板32から受ける力よりも小さい弾性力しか有していないので、ヒンジ部323を中心にして係止片322全体が上方へ回動する。換言すると、突起325の綴板32との衝突により、係止片322は開閉表紙部320a、320bの外面側へ逃げることになる。従って、急激な操作により開閉表紙部320a、320bを閉じた場合でも、係止片322が綴板32と係り合ってロックしてしまうことがない。この状態から、同図に示すように指Fで係止片322の先端部を外面側から押圧すると、突起325が綴板32の外面に押し当てられることによって係止片322が外方へ反るように弾性変形する結果、その弾性復帰力により、同図(b)に示すように、係止爪326が綴板32の内面側へ回り込んで綴板32と係合する。このように、本実施形態においても、係止片322に対する意図的な操作力を加えて初めて開閉表紙部320a、320bを綴じ具3に係り合わせてロックできるようになるため、上述した各実施形態と同様に、不意に開閉表紙部320a、320bが綴じ具3にロックされてしまうことのない使い勝手に優れたファイル300とすることができる。
【0050】
なお、本実施形態においても、例えば開閉表紙部においてヒンジ部よりも係止片を背部寄りの基端側に設けたり、係止片の形状を変更するなど、本発明の第3の基本構成の趣旨を逸脱しない範囲での各種変更が可能である。また、弾性力の弱いヒンジ部による係止片の安定性を向上すべく、第3実施形態と同様に、スリット内に係止片と開閉表紙部とを連結する補助連結片を形成すると、上述した作用効果を好適に奏するとともに係止片をぐらつかず安定したものとすることができるようになる。
【0051】
(第5実施形態)
図17に示すこの実施形態は、本発明の第4の基本構成に係るものであり、前記第1実施形態のものとほぼ同様の構成を有するファイル400である。第1実施形態のファイル1と異なる点は、係合手段L400にある。すなわち、この係合手段L400では、綴じ具430において、綴板432の側端部における長手方向中央部に、舌片状をなす突起部432aを形成している一方、開閉表紙部420a、420bの基端部にこの突起部432と係り合う係止部となるスリット422を形成している。したがって、このような構成によれば、スリット422の近傍、具体的にはスリット422の前方位置を開閉表紙部400a、400bの厚み方向へ押圧すれば、スリット422に突起部432を挿入させてそれらを係り合わせ、ロック状態とすることができる。なお、この実施形態においても、綴板に形成する突起部や開閉表紙部に形成するスリットの形状や大きさなどは適宜変更することが可能である。
【0052】
(第6実施形態)
図18に部分的な断面図で示すこの実施形態は、本発明の第5の基本構成に係るものであり、第1実施形態のファイル1と略同様の開閉表紙部520a、背表紙部500B、及びベース531及び綴板532を備えた綴じ具530等の各部を有するものである。この実施形態における係合手段L500は、開閉表紙部520aの基端部において背表紙部B500側に向けて長手方向を有するように矩形状に切り欠いたスリット521と、このスリット521に案内されて開閉表紙部520aの基端から先端方向又はその逆方向へ(図中矢印方向へ)スライド移動するスライダ522と、このスライダ522を背表紙部500B側へ移動させた際にスライダ522の一部と係り合う前記綴板532とから構成される。スライダ522は、この実施形態において係止部を構成するものであり、断面コ字形をなす樹脂製部材である。そして、スライダ522を開閉表紙部520aの先端側から押圧し、そのコ字形の開口内に綴板532を挿入させることによって開閉表紙部520aをロック状態とする。このロック状態を解除する場合には、スライダ522を上記とは逆方向へ押圧すればよい。なおこの場合も、スライダの具体的な形状等は適宜変更することができる。また、例えばスライダ522をロック可能な位置に移動させた場合に、その位置でスライダ522と開閉表紙部520aとを凹凸係合するような構成にしておくと、ロック状態をより確実に維持することができる。
【0053】
本発明は上記各実施形態に限られるものではない。例えば、本発明の第6の基本構成に係るファイルとして、開閉表紙部を背表紙部に対してスライド移動可能に構成し、その開閉表紙部を背表紙部側に移動させたときに綴じ具と係り合わせるような係合手段、すなわち開閉表紙部全体を係止部としたような構成を採用することも可能である。また、何れか複数の基本構成を同時に有するファイルを構成したり、あるいは何れの形態のファイルにおいても綴じ具として上述したもの以外のものを採用するなど、種々の態様を適用することができ、各部の具体的構成についても本発明を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明に係る綴じ具を備えたファイルは、開閉表紙部を閉じた閉止位置において、意図的な操作力を加えない状態では開閉表紙部に形成した係止部が綴じ具と自動的には係り合わない構成を有している。
【0055】
したがって、このような構成においては、係止部のみ、或いは係止部ないしその近傍のみにファイルを閉じた状態に維持するための人為的な操作力を加えてはじめて開閉表紙部がロックされた状態となるため、ファイルが不意に閉じてロックされてしまい開きにくくなったり、或いは逆にファイルが不意に開いてしまうというような不具合を有効に解消して、極めて使い勝手のよいものとすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態において係合手段のロックが解除された状態を示す斜視図。
【図2】同実施形態において係合手段のロックがなされた状態を示す斜視図。
【図3】同実施形態におけるファイル本体及び綴じ具を開いた状態を示す斜視図。
【図4】同実施形態の各部を分解して示す斜視図。
【図5】同実施形態の要部を示す部分断面図。
【図6】同実施形態の使用例を示す斜視図。
【図7】本発明の第2実施形態を示す斜視図。
【図8】本発明の第3実施形態の両開閉表紙部の閉止状態を示す斜視図。
【図9】同一方の開閉表紙部の閉止状態を示す斜視図。
【図10】同実施形態に係るファイル本体の内面側を示す平面図。
【図11】同実施形態の要部拡大斜視図。
【図12】同実施形態の操作手順を断面図で示す説明図。
【図13】本発明の第4実施形態の両開閉表紙部の閉止状態を示す斜視図。
【図14】同一方の開閉表紙部の閉止状態を示す斜視図。
【図15】同実施形態に係るファイル本体の内面側を示す平面図。
【図16】同実施形態の操作手順を断面図で示す説明図。
【図17】本発明の第5実施形態を示す斜視図。
【図18】本発明の第6実施形態の一部を示す部分断面図。
【符号の説明】
1、100、200、300…ファイル
2a、2b、120a、120b、220a、220b、320a、320b、420a、420b、520a…開閉表紙部
3、130、230、330、430、530…綴じ具
6、261…取手
22、122…係止部(係止舌片)
23、123…当接領域
24、124…切り込み
32、532…綴板
131…リング
222、322…係止部(係止片)
222a、326…係止爪
325…突起
223、323…ヒンジ部
422…係止部(スリット)
522…係止部(スライダ)
B、B100、B200、B300、B500…背表紙部
L、L100、L200、L300、L400、L500…係合手段

Claims (22)

  1. 表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、
    綴じ具が、背表紙部の内面側に設けたベースと、ベースの両端部において閉止位置で表裏の開閉表紙部の内面と対面し得る位置に設けた一対の綴板とを備えたものであり、
    少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において綴じ具と重なり合う領域と重なり合わない領域とに亘って略U字型状に切り欠いた切り込みを形成するとともに、開閉表紙部の前記切り込みによって包囲される部位に前記綴じ具と係り合う係止部を形成し、開閉表紙部を背表紙部に対して綴じた閉止位置で切り込みの外側となる部位に設定した当接領域の内面側が綴板の外面と当接し、開閉表紙部のそれ以上の背表紙部に対する倒れ込みが規制され、それに伴って前記係止部と前記綴じ具の綴板とにより構成される係合手段の係り合いを規制する当接領域を設定しているとともに、当該当接領域の内面側が綴じ板の外面と当接した状態から係止部を外方から厚み方向へ押圧することにより、係止部の先端が綴板のうち綴板同士が対面する対向面側に潜り込み、係止部と綴板とがそれらの厚み方向に係り合うことを特徴とするファイル。
  2. 係合手段が、係止部のみ又はその近傍のみを開閉表紙部の外方から押圧することにより該係止部が綴じ具と係り合う構成である請求項1記載のファイル。
  3. 係止部が、前記切り込みにより包囲された舌片状をなす係止舌片である請求項2記載のファイル。
  4. 前記係止舌片が綴じ具の一部のみと係り合い、綴じ具の他の部位が前記当接領域と当接するように構成している請求項3記載のファイル。
  5. 前記係止舌片の幅寸法を、該係止舌片を開閉表紙部の厚み方向へ押圧操作する指の腹の大きさに対応させている請求項3又は4記載のファイル。
  6. 綴じ具が、該綴板間に設けられ書類等を貫通して綴じる綴管をさらに具備するものであり、閉止位置において前記係止舌片を綴板同士が対向する対向面と係り合わせるようにしている請求項3、4又は5記載のファイル。
  7. 表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、
    綴じ具が、ベースと、ベースの長手方向に所定間隔で設けられた開閉可能な複数のリングとを備えたものであるとともに、前記リングが、背表紙部又は一方の開閉表紙部の内面側に設けられ書類等を貫通して綴じる開閉可能なものであり、
    少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において綴じ具と重なり合う領域と重なり合わない領域とに亘って略U字型状に切り欠いた切り込みを形成するとともに、開閉表紙部の前記切り込みによって包囲された舌片状をなす係止舌片であり前記綴じ具と係り合う係止部を形成し、開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置で、切り込みの外側となる部位に設定した当接領域の内面側がリングと当接し、開閉表紙部のそれ以上の背表紙部に対する倒れ込みが規制され、それに伴って係止舌片とリングとの係り合いを規制する当接領域を設定しているとともに、当接領域の内面側がリングと当接した状態から係止舌片を外方から厚み方向へ押圧することにより、係止舌片の先端がリングの開放された内向面側に潜り込み係止舌片とリングの内向面とがそれらの厚み方向に係り合うことを特徴とするファイル。
  8. 表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、
    開閉表紙部に、少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において開閉表紙部の内面側へ突出し綴じ具と選択的に係り合う係止爪を設けた係止部を形成するとともに、係止部の基端部に弾性変形によって該係止爪を前記係止爪が綴じ具の開閉表紙部と対面する外面側に位置付けられ綴じ具とは係り合わない非係合位置と綴じ具の内向面側と係り合う係合位置まで動作させるヒンジ部を形成し、このヒンジ部を、係止部に外面側から加えられた外力により前記非係合位置から係止爪を反綴じ具側へ退避させた退避位置まで該係止部をスライド移動させるように弾性変形により伸長又は縮退動作し、且つ係止部に外面側から加えられた外力により係止爪が前記退避位置から綴じ具の内向面側へ潜り込む没入位置まで回動させるように弾性変形により回動動作するものとして、このヒンジ部の伸長又は縮退動作及び回動動作を通じて係止部を綴じ具と係り合わせる係合手段を構成していることを特徴とするファイル。
  9. 係合手段が、係止部のみを開閉表紙部の外方から押圧することにより前記係止爪が綴じ具と係り合う構成である請求項8記載のファイル。
  10. 開閉表紙部における係止部の周囲に、係止爪を設けた側を開放しヒンジ部側を閉じたスリットを形成している請求項9記載のファイル。
  11. 前記スリット内に、係止部をヒンジ部以外の部位で開閉表紙部と連結して非係合位置に係留する補助連結片を形成している請求項10記載のファイル。
  12. 係止部に開閉表紙部の外面側から内面側へ窪ませた凹部を形成し、該凹部の前記スリットにより開放された先端部に係止爪を形成している請求項10又は11記載のファイル。
  13. 綴じ具が、背表紙部の内面側に設けたベースと、該ベースの両側端部において前記閉止位置で表裏の開閉表紙部の内面と対面し得る位置に設けた一対の綴板及び該綴板間に設けられ書類等を貫通して綴じる綴管とを具備するものであり、閉止位置において前記係止爪を綴板同士が対向する対向面と係り合わせるようにしている請求項8、9、10、11又は12記載のファイル。
  14. 綴じ具が、背表紙部又は一方の開閉表紙部の内面側に設けられ書類等を貫通して綴じる複数の開閉可能な複数のリングを具備するリング綴じ具であり、閉止位置において前記係止爪をリングの内向面側と係り合わせるようにしている請求項8、9、10、11又は12記載のファイル。
  15. 表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、背表紙部ないし開閉表紙部の内面側に設けられ書類等の被綴込体を綴じ得る綴じ具とを具備するものにおいて、
    開閉表紙部に、少なくとも一方の開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた閉止位置において綴じ具と選択的に係り合う係止部を形成するとともに、係止部の基端側に該止部を開閉表紙部の厚み方向へ弾性変形により回動させるヒンジ部を形成するとともに当該ヒンジ部から開閉表紙部の基端側と反対側となる開放端側に連続して係止部たる係止片を形成し、係止片の先端に、内面側へ突出する突起をヒンジ部と略平行に形成し、この突起に、開閉表紙部の基端側に向けて突出する係止爪を形成し、係止部を綴じ具の開閉表紙部と対面する外面側に留めておくためのヒンジ部における弾性力を、係止部に対して開閉表紙部の内面側から綴じ具が当接することにより作用し得る力よりも小さくなるように設定し、係止片に触れることなく開閉表紙部を背表紙部に対して閉じた状態で、係止片の突起が綴じ具の外面側に当接し、係止片が、ヒンジ部を中心にして開閉表紙部の外面側へ逃げる方向に回動することにより、係止片と綴じ具との係り合いを規制するとともに、係止片の突起が綴じ具の外面側に当接した状態から係止片の先端部を外方から厚み方向へ押圧することにより、係止片の突起が綴じ具の外面に押し当てられ係止片が外方へ反るように弾性変形し、その弾性復帰力により係止爪が綴じ具の内面側に回り込んで綴じ具に係り合う係合手段を構成していることを特徴とするファイル。
  16. 係合手段が、係止部のみ又はその近傍のみを開閉表紙部の外方から押圧することにより該係止部が綴じ具と係り合う構成である請求項15記載のファイル。
  17. 開閉表紙部における係止部の周囲に、係止部を設けた側を開放しヒンジ部側を閉じたスリットを形成している請求項15又は16記載のファイル。
  18. 前記スリット内に、係止部をヒンジ部以外の部位で開閉表紙部と連結して前記閉止位置において係止部が綴じ具と係り合わない位置に係留する補助連結片を形成している請求項17記載のファイル。
  19. 綴じ具が、背表紙部の内面側に設けたベースと、該ベースの両側端部において前記閉止位置で表裏の開閉表紙部の内面と対面し得る位置に設けた一対の綴板及び該綴板間に設けられ書類等を貫通して綴じる綴管とを具備するものであり、閉止位置において前記係止部を綴板同士が対向する対向面と係り合わせるようにしている請求項15、16、17又は18記載のファイル。
  20. 綴じ具が、背表紙部又は一方の開閉表紙部の内面側に設けられ書類等を貫通して綴じる複数の開閉可能な複数のリングを具備するリング綴じ具であり、閉止位置において前記係止部をリングの内向面側と係り合わせるようにしている請求項15、16、17又は18記載のファイル。
  21. 前記係止部を、一対の開閉表紙部の両方に形成している請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20記載のファイル。
  22. 開閉表紙部に前記係止部を形成し、背表紙部にファイル全体を持ち運びし得る取手を設けている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20又は21記載のファイル。
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