JP4168994B2 - 綴じ足の保持構造及びファイル - Google Patents

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本発明は、書類量の増減に応じて書類を綴じる綴じ足の有効長を調整するこができる綴じ足の保持構造に関するものである。
書類等の紙葉類に形成された綴じ孔に対して、紐状や帯状の綴じ足を挿通することで紙葉類を綴じる態様のファイルが従来から種々知られている。なかでも紙葉類の加除に対応して綴じ孔を通過する部分(有効長)の長さを変更することができるように構成した綴じ足、又は綴じ足の保持構造も案出されている。
有効長を可変とする綴じ足自体の構造に特徴を有するものの例としては、長手方向の中途で容易に切断可能な綴じ足を用い、書類量が少ない場合は1本の綴じ足として書類に挿通し、書類量が増えてきた場合には前記綴じ足を切断し、2本の綴じ足として使用することで綴じ足の綴じ代を増やすようにしたものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。一方、綴じ足の保持構造に特徴を有するものの例としては、表紙を備えた一方の綴込板の両端側から対称に綴紐を引っ掛ける複数の突起を設け、書類量が少ない場合は綴紐を綴込板の端側に近い突起に引っ掛けて綴じ代を短くし、書類量が多い場合は、綴込板の端側から遠い突起に引っ掛けることで綴紐の綴じ代を長くするという機能を持った綴じ込みファイル装置が挙げられる(例えば、特許文献2参照)。
特許第3095690号公報 実公平5−44154号公報
前述したような長手方向の中途で容易に切断可能な綴じ足を用いる場合、綴じるべき書類量が増えてきた場合に綴じ足を一旦切断して2本の綴じ足として使用した後では、再度綴じるべき書類量が減ってきた時には、切断されたそれぞれの綴じ足では長すぎてファイルの表紙から綴じ足が飛び出してしまいかねないが、切断前の長い1本の綴じ足に戻すことができず、新しい綴じ足を用いなければならないという不具合があった。
また、綴紐を引っ掛ける複数の突起を設けたものでは上述のような不具合は生じないものの、書類量が少ない場合は綴紐を綴込板の端側に近い突起に引っ掛け綴じ代を短くし、書類量が多い場合は、綴込板の端側から遠い突起に引っ掛けることで綴紐の綴じ代を長くするという機能を有しているが故に、書類量の増減に応じてある突起から別の突起への綴紐の掛け替え作業が必要であ。またその都度他方の綴込板に設けられた押えコマをスライドさせて綴紐と押えコマとの係合を解除し、綴紐が十分に弛む状態にしてから、その弛み部分を掛け替え前の時点で突起に係止されている綴紐部分に誘導し、当該突起との係合を解除た上で、然るべき次の突起への綴紐の掛け替えしなければならないという手間が生じていた。
そこで本発明の目的は、簡単な構造で紙葉類の加除に伴う綴じ足の綴じ代を、紙葉類量に応じて簡便かつ選択自在に最適な長さに調整することができる有用な綴じ足の保持構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明の綴じ足の保持構造は、書類等の紙葉類に形成された綴じ孔に挿通して当該紙葉類を綴じる綴じ足を、紙葉類の一方の面に当接される裏当て部材に保持させ、前記裏当て部材に、前記紙葉類の綴じ孔に対応して形成され前記綴じ足を挿通させる挿通孔と、該挿通孔に挿通させた前記綴じ足のうち裏当て部材の紙葉類と当接する当接面とは反対を向く反当接面側に位置付けられる余長部位を保持する弾性変形可能な保持部とを形成し、前記保持部に前記綴じ足の余長部位を選択的に係脱させることで当該余長部位の長さを可変として綴じ足を裏当て部材に保持させるように構成している綴じ足の保持構造であって、前記保持部は、前記裏当て部材の一部を切欠いた切欠部と、前記切欠部内に形成されて弾性変形可能な舌片とから成り、前記切欠部に挿入した前記余長部位を前記裏当て部材の反当接面側から当接面側へ通過させ前記舌片に係脱可能に保持させるように構成している
このような構成を採ることで、綴じられる紙葉類が多い場合は、紙葉類の綴じ孔内に存在する綴じ足の有効長を長くする必要があるため、保持部に綴じ足の余長部位を保持させず、逆に、紙葉類が少なければ有効長が短くて済むので綴じ足の余長部分を保持部に保持させ、綴じ足の余長部分を長くするといった紙葉類の加除に伴う綴じ足の有効長の調整を、綴じ足の保持部による保持又はその解除の選択を通じて好適に行うことができる。また、保持部は弾性変形によって綴じ足を保持するものであるため、紙葉類の加除に対応して固定式の突起に綴じ足を掛け替えるなどといった面倒な作業を省くことが可能となる。
さらに、前記保持部は、前記裏当ての一部を切欠いた切欠部と、前記切欠き部内に形成された弾性変形可能な舌片とから成り、前記切欠部に挿入した前記余長部位を前記裏当て部材の反当接面側から当接面側へ通過させ前記舌片に係脱可能に保持させるように構成しているので、原反からの裏当て部材の打ち抜き形成の際に同時に保持部を形成することができ、コストをかけずに保持部を形成することができる。また、このような裏当て部材の一部である保持部の弾性変形を利用して綴じ足の余長部位を掛け回すだけで前記余長部が保持される簡単な構造であり、保持部としての特別な構造を裏当て部材に設けるものではないので、綴じ足の先端を引っ張るだけ舌片が弾性変形し舌片との係合解除が可能となる等、綴じ足の余長部の係脱作業が行い易くなると共に、背部の省スペース化を図ることができる。
また、綴じ足の余長部位には、裏当て部材に形成される2つの挿通孔の間に位置する基部を設け、当該基部を、前記裏当て部材に形成される係止部に係止されるように構成することができる。このようにすることで、綴じ足の余長部位の一部である基部を前記裏当て部材に形成される係止部が係止するので、不用意に綴じ足が動くことを防ぎ、保持部からの綴じ足の余長部位の係脱作業や、紙葉類の綴じ孔への綴じ足の挿入作業を安定した状態で行うことができるようになる。さらに、係止部に基部を係止させることで、余長部位の裏当て部材からの浮きを防止することもできる。
また、前記係止部も、前記裏当ての一部を切欠いた切欠部と、前記切欠部内に形成された弾性変形可能な舌片とから成り、前記切欠部に挿入した前記余長部位にある基部を前記裏当て部材の反当接面側から当接面側へ通過させ前記舌片に係脱可能に係止させるように構成することができる。そのため、前述したように原反からの裏当て部材の打ち抜き形成の際に同時に係止部を形成することができ、コストをかけずに係止部を形成することができる。また、このような裏当て部材の一部である係止部の弾性変形を利用して綴じ足の余長部位の一部である綴じ足の基部を掛け回すだけで前記基部が係止される簡単な構造であり、綴じ足の裏当て部材への係止作業が行い易い。
加えて、前記保持部及び前記係止部に形成された舌片を、切欠部内に自由端側を対向させて形成した場合には、綴じ足の余長部位を掛け回す舌片が対となり、舌片が一つだけの場合に比べ、綴じ足の余長部位の舌片への係止解除作業並びに係止作業時の前記余長部位を係止解除する方向及び係止する方向への舌片の弾性変形量を小さくすることができ、前記余長部位の舌片への係止解除作業並びに係止作業を軽い力でかつ簡便に行うことができる。
また、綴じ足には、長さ方向中央部が扁平な形状を有する1本の紐状体からなるものを採用することができる。この場合、保持部に形成された舌片への綴じ足の掛け回しが行い易くなると共に、綴じ足の係止部の形成された舌片への係止をより確実なものとすることができる。
本発明に係る綴じ足の保持構造をファイルの構成要素として適用する場合には、少なくとも表表紙及び裏表紙を備えた表紙体の前記いずれか一方の表紙を前記裏当て部材とし、又は前記いずれか一方の表紙に裏当て部材を設けているものや、表表紙、背表紙及び裏表紙から構成される表紙体であって、かつ背表紙が紙葉類の加除に応じてのその幅を可変させることのできるものの裏表紙に前記綴じ足の保持構造を形成すれば良い。そうすることで、紙葉類の加除に伴う綴じ足の綴じ代を紙葉類量に応じて最適な長さに選択自在に調整することができるファイルを提供することができる。
なお、ここに言う「紙葉類」とは、紙だけでなく、綴じ穴が形成されたクリヤーホルダー等も含む概念である。
本発明によれば、紙葉類の加除に伴い紙葉類を綴る綴じ足の有効長を、弾性変形可能な綴じ足の保持部による綴じ足の保持又はその解除の選択を行うことにより紙葉類の量に応じた最適な長さに選択自在に調整することができる使い勝手の良い綴じ足の保持構造を提供することができる。
以下、本発明の第一の実施形態を図面を参照して説明する。
図1には、本実施例に係る綴じ足3の保持構造が適用されたファイルFの斜視図が示されている。図1に示すように、このファイルFは、紙葉類Pをその間に挟み込むための表紙体1と、この表紙体1に保持された状態で紙葉類Pをその綴じ孔Paに挿入して綴じる綴じ足3と、綴じ足3の先端部を表紙体1に対して押さえ付けて固定する綴じ足押え板4とを主たる構成部材として備えている。
表紙体1は表表紙11、裏表紙12及び背表紙13からなり、表表紙11及び裏表紙12の各綴じ元側に対をなすように綴じ片2を形成している。一方の綴じ片2は、表紙体1を構成する裏表紙12にヒンジ部21を介して連接されており、他方の綴じ片2も同様に、表紙体1を構成する表表紙11にヒンジ部21を介して連接されている。この実施形態では、表表紙11を、綴じ元側を除く他の3辺が閉じられ綴じ元側に開口11aを有する袋状をなすものにし、その開口11aの内面側に綴じ片2を一体に形成している。裏表紙12の綴じ元側にも綴じ片2を一体に形成しているが、そのさらに綴じ元側に、前記開口部11a内に挿入可能な延出部12aを設けている。そして、裏表紙12の延出部12aを表表紙11の開口11a内に挿入した状態で、その挿入量に応じてその間に所要量の紙葉類Pを挟み込める距離を保って両綴じ片2が対面配置され、表表紙11と裏表紙12の間に現れる延出部12aが背表紙13(図2参照)としての役割を果たす。さらに、両綴じ片2には、紙葉類Pに形成された綴じ孔Paに対応して綴じ足3を挿通するための一対の挿通孔22を形成している。また、特に裏表紙12の綴じ片2は、以下に説明するように、紙葉類Pの束の裏面側に当接して綴じ足3を保持する裏当て部材としての機能を有している。
綴じ足3は、1本の長細い紐状体からなるものであり、両先端部33を略均等な長さで裏表紙12における綴じ片2の挿通孔22へ、裏表紙12の綴じ片2の紙葉類Pが当接する面とは反対側を向く反当接面側から挿入される部材である。本実施形態ではこの綴じ足3を、例えば樹脂製丸チューブにより形成している。そして、両先端部33側の領域を紙葉類Pの綴じ孔Paに挿入される綴じ込み領域30,30とし、これら両綴じ込み領域30,30の間において裏表紙12の綴じ片2の挿通孔22から出て反当接面に位置付けられる領域を余長部位31としている。なお、余長部位31の先端部33寄りの領域は紙数によっては綴じ込み領域30となり、また逆に綴じ込み領域30,30の中央部寄りの領域は余長部位31となり得る。また、余長部位31における長手方向中央部において、一対の挿通孔22の内側に位置付けられる中央部を基部32としている。ここで、図3及び図5においては余長部位31に網掛けを付して示しており、特に基部32に対応する網掛けを濃く示している。なお、余長部位31は扁平な形状とすることが望ましい。こうすることで後に説明する保持部5の舌片52及び係止部6の舌片62への係止作業が行い易くなる。そのために、本実施形態では綴じ足3において余長部位31となり得る部分を、例えば熱圧着等の加工を施すことで樹脂製丸チューブを部分的に扁平な板状としている。
綴じ足押え板4は、図3及び図5に詳細に示すように、前記表表紙11の綴じ片2に固定して又は接離可能に設けたものであり、表表紙11の挿通孔22に対応する位置に綴り足3の両先端部33を引き出す一対の開口41を有し、スライド操作によって開口41を開閉して綴じ足3の先端側33の係脱を行う操作コマ42備えている。
なお、図2及び図4は、綴り足3の両先端部33が綴じ足押え板4より伸び出た状態を示し、図3及び図5は、綴り足3の両先端部33がそれぞれ操作コマ42によって綴じ足押え板4に係止された状態を示している。
保持部5は、裏表紙12の綴じ片2において一対の挿入孔22の外方に、綴じ片2の長手方向に長辺を有する長方形状に形成される一対の切欠51と、前記各切欠51内に自由端側が対向するように弾性変形可能に形成されて綴じ足3の余長部位31を係止する舌片52とから構成されている。なお、舌片52は綴じ足3の余長部位31との保持力を高めるため、綴じ片2の短辺端部に近い辺を前記短辺と平行となるように形成している(図6参照)。
係止部6は、図2から図6に示すように、裏表紙12の綴じ片2における長手方向中央部に、綴じ片2の長手方向に長辺を有する長方形状に形成される切欠61と、前記切欠61内に自由端側が対向するように弾性変形可能に形成され綴じ足3の基部32を係止する一対の舌片62とから構成されるものであり、余長部位31における基部32を選択的に係止することで、紙葉類Pを綴じ込んだり加除したりする場合の綴じ足3の移動を規制し得るものである。
以上に説明したように、ファイルFに適用された本実施形態の保持構造Xは、綴じ足3を裏表紙12に形成された綴じ片2に保持させることで紙葉類Pを綴じ込むようにしたものであって、特に綴じ片2に形成された保持部5は上述のような構成としているので、図2及び図3に示すように、表紙体1に収納する紙葉類Pが少量である場合は、綴じ足3の余長部位31を綴じ片2の反対向面側から切欠51内へ舌片52の弾性変形に抗して押し込み、その舌片52に掛け回すことで、綴じ足3の先端側33の表表紙11への突出量を少なくすることができる。これとは逆に、図4及び図5に示すように、表紙体1に収納する紙葉類Pが多い場合は、綴じ足3の余長部位31を切欠51から綴じ片2の反対面側へ引き出しつつ前記舌片52への係止を解除して綴じ足3の基部32だけを残し、綴じ足3の余長部位31を挿通孔22を通って表表紙11側へ向かわせることで、当該余長部位31に多量の紙葉類Pに対する綴じ足3の有効長(綴じ込み領域30,30)を多量の紙葉類Pに応じた長さにすることができる。
また、保持部5は、裏表紙11の綴じ片2に切欠51と舌片52とから形成される平面構造であるので、従来の綴紐を突起に掛け回す構造と比べ厚みを取ることがない。したがって収納する紙葉類Pの厚みと紙葉類Pを綴った際の表紙体1の背幅を略同じにすることができ、本実施形態に係る綴じ足3の保持構造XをファイルFの構成要素として適用した場合、前記ファイルの書架やキャビネットへの収納効率を高めることができる。
さらに保持部5は、本実施形態では図2から図6に示すように、一対の挿通孔22を挟んで対称に形成されているが、いずれか一方の挿通孔22の近傍に一つのみ設けても良く、また、複数設けても良い。さらに、一対の挿通孔22を挟んで対称に二対以上形成しても良い。このように、綴じ足3の余長部位31を保持する機能を損なわない範囲で保持部5は種々変形することが可能である。
また、綴じ片2には保持部5に加えて上述のような係止部6を形成しているので、紙葉類Pを綴じ込む際や加除する際の綴じ足3の移動を規制してそれらの作業効率を高めることができ、さらには綴じ足3の余長部位31の弛みを解消することもできる。
次に、本発明の第二の実施形態を図面を参照して説明する。
図7には、本実施形態に係る綴じ足3の保持構造X'が、一対の表表紙110と裏表紙120からなる表紙体10(ファイルの一形態として、背表紙を有さず表表紙110と裏表紙120とが別体である、いわゆる綴込表紙)に適用された形態が示されている。なお、綴じ足3の構成は、第一の実施形態における綴じ足3と同じであるので詳細は省略する。
本実施形態において表紙体10は、図8及び図9に示すように、表表紙110の紙葉類Pの綴じ元側を帯状の綴じ片20としており、その綴じ片20の反綴じ元側の縁部210にヒンジ機能を付与し、この縁部210を軸にして表表紙110を回動させることができるので紙葉類Pの閲覧性を高めている。また、裏表紙120の紙葉類Pの綴じ元側にも同様に縁部210を介して綴じ片20を形成している。そうすることによって裏表紙120側からの紙葉類Pの閲覧性も確保できるので、なお一層使い勝手が良くなる。そして、この裏表紙120における綴じ片20を、裏当て部材として機能させるべく、保持部50と係止部60を形成している。また、両綴じ片20には、紙葉類Pに形成された綴じ孔Paに対応して長手方向に離間した綴じ足3を挿通するための挿通孔220を形成している。ここで、裏表紙120の綴じ片20のみに着目すると、保持部50、係止部60、挿通孔220の構成は、第一の実施形態における保持部5、係止部6、挿通孔22の構成と同じであるので詳細な説明は省略する。また、表表紙110の挿通孔220についても同様である。
したがって、綴じ足3の余長部位31及び基部32は、裏表紙120に形成された綴じ片20における保持部50及び係止部60に第一の実施形態と同様にそれぞれ係脱可能に係止され、紙葉類Pを綴じ込んだり加除したりする場合の書類量に応じた最適な綴じ足3の長さ調節や、綴じ足30の移動規制を行えるようにしている。
本実施形態に係る綴じ足3の保持構造X'は、このように一対の表紙110,120からなるいわゆる綴込表紙にも用いることができる。その場合、一般に使用されている綴紐のように、表表紙110から延び出た綴じ足3の先端部33同士を結ぶことで(図7参照)、紙葉類Pを表表紙110と裏表紙120の間に収納することができる。なお、表表紙110への綴じ足の係止力を高めたい場合、第一の実施形態で用いた綴じ足押え板4と同様の構成を採る綴じ足押え板を、表表紙110の紙葉類Pが当接する面とは反対面となる面に設けても良い。
なお、本発明に係る綴じ足の保持構造は、上述した各実施形態に限られるものではなく、各部の具体的構成や数量等は適宜変更することが可能である。そして、これらの保持構造は、上述した以外にも、綴じ足を備えた種々の態様のファイルに適用することが可能である。
本発明の第一実施形態における綴じ足の保持構造が適用されたファイルを示す斜視図。 同実施形態における紙葉類を少量収納した時の使用状況を示す斜視図。 図2における矢視Aの要部拡大断面図。 同実施形態における紙葉類を多量収納した時の使用状況を示す斜視図。 図4における矢視Bの要部拡大断面図。 同実施形態における裏表紙の綴じ片を示す拡大正面図。 本発明の第二実施形態における綴じ足の保持構造が適用された表紙体を示す斜視図。 同実施形態における紙葉類を少量収納した時の使用状況を分解状態で示す斜視図。 同実施形態における紙葉類を多量収納した時の使用状況を分解状態で示す斜視図。
符号の説明
11、110…表表紙
12、120…裏表紙
2、20…綴じ片
3…綴じ足
4…綴じ足押え板
5、50…保持部
6、60…係止部
F…ファイル
P…紙葉類
X…保持機構

Claims (7)

  1. 書類等の紙葉類に形成された綴じ孔に挿通して当該紙葉類を綴じる綴じ足を、紙葉類の一方の面に当接される裏当て部材に保持させ、
    前記裏当て部材に、前記紙葉類の綴じ孔に対応して形成され前記綴じ足を挿通させる挿通孔と、該挿通孔に挿通させた前記綴じ足のうち裏当て部材の紙葉類と当接する当接面とは反対を向く反当接面側に位置付けられる余長部位を保持する弾性変形可能な保持部とを形成し、前記保持部に前記綴じ足の余長部位を選択的に係脱させることで当該余長部位の長さを可変として綴じ足を裏当て部材に保持させるように構成している綴じ足の保持構造であって、
    前記保持部は、前記裏当て部材の一部を切欠いた切欠部と、前記切欠部内に形成されて弾性変形可能な舌片とから成り、前記切欠部に挿入した前記余長部位を前記裏当て部材の反当接面側から当接面側へ通過させ前記舌片に係脱可能に保持させるように構成していることを特徴とする綴じ足の保持構造。
  2. 前記裏当て部材に、一対の前記挿通孔と、これら各挿通孔の外側において一対の前記保持部を形成するとともに、前記一対の挿通孔の内側に前記余長部位の一部を係脱させる弾性変形可能な係止部を形成し、前記余長部位に前記一対の挿通孔の間に位置付けられる基部を設定し、当該基部を、前記係止部に選択的に係止させるようにしていることを特徴とする請求項1に記載の綴じ足の保持構造。
  3. 前記係止部は、前記裏当て部材の一部を切欠いた切欠部と、前記切欠部内に形成されて弾性変形可能な舌片とから成り、前記切欠部に挿入した前記余長部位にある基部を前記裏当て部材の反当接面側から当接面側へ通過させ前記舌片に係脱可能に係止させるように構成していることを特徴とする請求項又はに記載の綴じ足の保持構造。
  4. 前記舌片を、前記切欠部内において自由端側が対向するように対をなして形成していることを特徴とする請求項1、2又はに記載の綴じ足の保持構造。
  5. 前記綴じ足は、長さ方向中央部が扁平な形状を有する1本の紐状体からなるものであるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の綴じ足の保持構造。
  6. 請求項1、2、3、4又は5に記載の綴じ足の保持構造が適用されるものであって、少なくとも表表紙及び裏表紙を備えた表紙体と前記綴じ足とを具備してなり、前記いずれか一方の表紙を前記裏当て部材とし、又は前記いずれか一方の表紙に裏当て部材を設けていることを特徴とするファイル。
  7. 請求項1、2、3、4又は5に記載の綴じ足の保持構造が適用され、表表紙、背表紙及び裏表紙を備えた表紙体と前記綴じ足とを具備し、該綴じ足により綴じられる紙葉類の枚数に応じて当該背表紙の幅寸法を可変としたものであって、前記裏表紙を前記裏当て部材とし又は裏表紙に裏当て部材を設けていることを特徴とするファイル。
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