JPH0847873A - 文房具における紙穿孔・綴結位置設定機構 - Google Patents

文房具における紙穿孔・綴結位置設定機構

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JPH0847873A
JPH0847873A JP27106694A JP27106694A JPH0847873A JP H0847873 A JPH0847873 A JP H0847873A JP 27106694 A JP27106694 A JP 27106694A JP 27106694 A JP27106694 A JP 27106694A JP H0847873 A JPH0847873 A JP H0847873A
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Senshin Gu
仙眞 具
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステープラーやパンチ等の文房具における紙
穿孔・綴結用位置設定機構に関する。 【構成】 基台部10と、同基台部10に基端を枢支連結し
た作動レバー11とを具備し、基台部10と作動レバー11と
の間に紙P等を挿入し、作動レバー11を押下げて同作動
レバー11に備えた刃体、あるいは、針体を紙P等に押圧
して、紙P等を穿孔する、あるいは、綴結する文房具に
取付け、基台部10・作動レバー11間への紙P等の挿入深
さを調節自在とした紙穿孔・綴結位置設定機構であっ
て、文房具本体に設けた摺動部と、同摺動部に沿って長
手方向に摺動し、かつ、一側端部を紙P等の縁部P1に当
接可能な紙当接面32a を形成した位置決め体3と、同位
置決め体3を任意の位置で保持する保持手段とを具備す
る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文房具における紙穿孔
・綴結用位置設定機構に関するものであり、前記文房具
はステープラーやパンチ等をいう。
【0002】
【従来の技術】従来、ステープラーやパンチ等、紙等に
穿孔を設けたり、あるいは、多層に重合した紙等を門形
状の針で綴結可能に構成した文房具がある。
【0003】かかる文房具は、一般に、基台部と、同基
台部に基端を枢支連結した作動レバーとを具備し、基台
部と作動レバーとの間に紙等を挿入し、作動レバーを押
下して同作動レバーに備えた刃体、あるいは、針体を紙
等に押圧することにより、紙等を穿孔するか、あるい
は、綴結するようにしているものである。
【0004】そして、上記基台部と作動レバーとの間に
紙等挿入深さ規制部を設け、紙等の基台部・作動レバー
間への挿入深さの最大深さを規制する紙穿孔・綴結用位
置設定機構としている。
【0005】また、上記紙等挿入深さ規制部は、基台
部、あるいは、作動レバーに支持・固定されているもの
であって、紙等の挿入深さは上記最大深さの範囲内で、
使用者の目測により決められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の紙穿孔・綴結用位置設定機構は、未だ、以下のよう
な課題を残していた。
【0007】即ち、例えば、書類等を綴じるために、パ
ンチ等で綴じ紐を通す孔をあけたり、あるいは、ステー
プラーで綴結する場合には、かかる穿孔個所や綴結個所
を複数個にして行うものである。
【0008】その場合、綴結個所が書類等の縁部から同
幅に並んでいなければ外観上の美観を損なうばかりでな
く、書類の内容までが粗末なものとの先入観を与えかね
ないものである。
【0009】また、閲覧する場合も、頁をめくる際に綴
結個所は一直線上にある方が望ましいものである。
【0010】特に、かかる書類が重要なものであれば、
なおさら、綴結個所と書類の縁部との間隔を一定にする
ように注意を払わなければならない。
【0011】しかし、上記した従来の文房具における紙
等挿入深さ規制部では、紙等の挿入深さを適当深さに規
制することができず、丁寧に綴結しようとすれば、書類
の縁部から一定間隔の目印線等を引いたりして、かかる
線上に合わせて刃体や針体を押圧していた。
【0012】かかる作業は非常に煩わしく、容易に紙等
の挿入深さを任意に設定できる紙穿孔・綴結用位置設定
機構が望まれていた。
【0013】本発明では、上記した課題を解決すること
のできる文房具における紙穿孔・綴結用位置設定機構を
提供することを目的としている。
【0014】
【発明が解決するための手段】本発明は、基台部と、同
基台部に基端を枢支連結した作動レバーとを具備し、基
台部と作動レバーとの間に紙等を挿入し、作動レバーを
押下げて同作動レバーに備えた刃体、あるいは、針体を
紙等に押圧して、紙等を穿孔する、あるいは、綴結する
文房具本体に取付け、基台部・作動レバー間への紙等の
挿入深さを調節自在とした紙穿孔・綴結位置設定機構で
あって、上記文房具本体の基台部に設けた摺動部と、同
摺動部に沿って摺動する摺動板と同摺動板の両端に連設
し、その一側端部を紙等の縁部に当接可能な紙当接面を
形成した一対の紙等挿入深さ規制片とからなる位置決め
体と、同位置決め体を任意の位置で保持する保持手段と
を具備し、同保持手段は、基台部下面と略同一形状に形
成し、文房具本体下部に取付けた平板状の支持板の長手
方向に設けた保持部と、上記位置決め体に設けた被保持
部とからなり、同保持部と被保持部とが、互いに係合、
または吸着するように構成したことを特徴とする文房具
における紙穿孔・綴結位置設定機構に係るものである。
【0015】また、本発明は、以下の構成にも特徴を有
する。
【0016】(イ)上記支持板を基台部下面と略同一形
状に形成すると共に、同基台部下面に取付けた。
【0017】(ロ)上記基台部を、基端に上記作動レバ
ーを枢支連結する基台本体と、同基台本体の底部上面に
重合するように取付けた平板状の支持板と、同支持板の
上部に取付けたカバー板とから構成すると共に、同支持
板とカバー板との間に摺動間隙を形成し、同摺動間隙を
長手方向に摺動自在となすように位置決め体を取付け
た。
【0018】(ハ)上記保持部の少なくとも一部と、被
保持部の少なくとも一部を磁石で形成した。
【0019】(ニ)上記保持部の少なくとも一部と、被
保持部の少なくとも一部のいずれか一方を磁石で形成
し、他方を磁性体で形成した。
【0020】(ホ)上記保持部を支持板の長手方向に沿
って並設した第一・第二係合用ラックとし、両係合用ラ
ックにラック歯を同一方向に向けて形成する一方、上記
被保持部を第一・第二被係合用ラックとし、同被係合用
ラックを前記係合用ラックと対応するように位置決め体
の下部に並設し、さらに、支持板と紙等挿入深さ規制片
との間には、位置決め体と支持板との係合を解除するた
めの位置決め体横移動空間を形成して、位置決め体の摺
動方向に対して直交方向への横移動により、係合解除可
能に構成した。
【0021】(ヘ)上記支持板と位置決め体との間に、
同位置決め体を、摺動方向と直交する方向に付勢するス
プリングを介設した。
【0022】(ト)上記位置決め体の摺動量を定める目
盛を具備する。
【0023】(チ)上記文房具本体の基台部を載置板に
取付け、文房具本体の基台部に代えて、同載置板に摺動
部と位置決め体と保持手段とを設けた。
【0024】(リ)上記摺動部を、文房具本体の基台部
に代えて作動レバーに設けた。
【0025】
【実施例】本発明の実施例を、以下、添付図に基づいて
具体的に説明する。なお、本実施例では、本発明に係る
紙穿孔・綴結位置設定機構を、ステープラーに適用して
説明する。
【0026】(第1実施例)図1は本発明に係る紙穿孔
・綴結位置設定機構を具備するステープラーの側面図、
図2は同紙穿孔・綴結位置設定機構の分解斜視図、図3
は同要部の説明図である。
【0027】図1及び図2に示すように、本実施例にお
ける文房具としてのステープラー1は市販のものを使用
しており、同ステープラー1は、基台部10と、同基台部
10に基端を枢支連結した作動レバー11とを具備してい
る。
【0028】そして、基台部10と作動レバー11との間に
紙P等を挿入し、作動レバー11を押下げ、同作動レバー
11内に備えた針体12を紙P等に押圧して、紙P等を綴結
できるように構成している。13は枢支部、14は針体押圧
用爪、15は針体収納ケースであり、作動レバー11に設け
ている。
【0029】本発明に係る位置設定機構Aは、上記構成
のステープラー1の基台部10に取付けられており、基台
部10・作動レバー11間への紙P等の挿入深さを調節自在
としたものであり、本発明の要旨となるのは、上記位置
設定機構Aは、文房具本体に設けた摺動部と、同摺動部
に沿って長手方向に摺動し、かつ、一側端部を紙P等の
縁部P1に当接可能な紙当接面32A を形成した位置決め体
3と、同位置決め体3を任意の位置で保持する保持手段
とを具備させたことにある。
【0030】以下、図1〜図6を参照しながら、本実施
例における紙穿孔・綴結位置設定機構について詳述す
る。
【0031】図1及び図2に示すように、位置設定機構
Aは、ステープラー1の基台部10と略同一形状で、平板
状に形成した支持板2を、ステープラー1の基台部10の
下部に取付け、同基台部10と支持板2との間に形成され
る摺動間隙7を摺動部としている。
【0032】そして、上記支持板2上に位置決め体3を
取付け、摺動間隙7内において、支持板2の長手方向に
摺動自在としている。
【0033】なお、支持板2の基台部10への取付けは、
基台部10及び支持板2にねじ孔4,5を形成し、取付けね
じ6により支持板2を基台部10に連結しているものであ
る。
【0034】また、基台部10の側面に目盛9を設けてお
り、位置決め体3を摺動させてかかる目盛9に合わせる
ことにより、綴結幅D(図6参照)を所望する長さに設
定することができるようにしている。
【0035】上記支持板2は、図2及び図5に示すよう
に、基台部10と略同一幅に形成したラック形成部2aと、
同ラック形成部2aの前後端に一体的に連設し、やや広幅
で、かつ同一幅に形成した先端部2bと後端部2cとからな
る。上記した支持板2のネジ孔5,5 はかかる先端部2bと
後端部2cとに設けている。
【0036】先端部2bと後端部2cとの幅は基台部10より
もやや広くしているので載置状態で安定しており、ま
た、先端部2bと後端部2cとの幅を同一とすることによ
り、例えば、ステープラー1を寝かせた状態で載置して
も安定を保つことができる。
【0037】そして、ラック形成部2aの両長手側端縁
に、保持体として一対の第一・第二係合用ラック21, 22
を並設すると共に、両ラック21,22 間には凹部23を形成
し、しかも、係合用ラック21,22 に形成した各ラック歯
21a,22a を同一方向に向けて形成している。
【0038】第一係合用ラック21は、支持板2の先端部
2bに向かって右側に形成しており、同ラック21のラック
歯21a は支持板2の縁部において外側に向かって形成
し、しかも、底面2dから一定の高さだけ離隔した位置に
形成している。かかる離隔部21b は平坦に形成している
ので、使用者がステープラー1を使用するために手にと
った際に、ラック歯21a によって手をいたずらに刺激す
ることがない。
【0039】また、第二係合用ラック22は、支持板2の
先端部2bに向かって左側に、上記第一係合用ラック21と
平行に、かつ、同ラック21よりもやや狭幅に形成してお
り、同第二係合用ラック22のラック歯22a は支持板2の
内側に向けて形成している。
【0040】従って、両ラック歯21a,22a を同一方向を
向くことになる。
【0041】位置決め体3は、前記基台部10と前記支持
板2との間に形成される摺動間隙7内を長手方向に摺動
可能とした摺動板31と、同摺動板31の両端に連設し、そ
の前端部に紙Pの縁部P1に当接可能な紙当接面32a を形
成した一対の紙等挿入深さ規制片32とにより構成してい
る。
【0042】そして、摺動板31の裏面に、前記一対の第
一・第二係合用ラック21,22 と対応するように、被保持
体として一対の第一・第二被係合用ラック33,34 を設
け、第一・第二係合用ラック21,22 と係合可能にしてお
り、両ラック33, 34のラック歯33a,34a が上記係合用ラ
ック21,22 のラック歯21a,22a と噛合可能となってい
る。
【0043】また、両被係合用ラック33,34 間に凹部35
を設け、同凹部35は上記支持板2に形成した凹部23と共
に、スプリング配設空間Qを形成する。そして、同空間
Qにスプリング8を配設して、係合用ラック21,22 と被
係合用ラック33,34 のラック歯21a,22a,33a,34a 同士を
噛合する方向へ付勢している。
【0044】即ち、第一係合用ラック21のラック歯21a
と反対側の面に、スプリング受け部21c を形成する一
方、第二被係合用ラック34のラック歯34a の反対側の面
には位置決め体3のスプリング受け部34c を形成し、両
スプリング受け部21c,34c をスプリング8の両端部が、
それぞれ、ラック係合方向へ付勢するようにしているも
のである。
【0045】なお、第二被係合用ラック34の前後端部に
は、スプリング抜け防止片36,36 を第一被係合用ラック
33側に突設しており、両スプリング抜け防止片36,36 間
に配設したスプリング8の抜けを防止している。
【0046】また、第二被係合用ラック34と、同ラック
34側に連設した紙等挿入深さ規制片32との間には、位置
決め体3と支持板2との係合、即ち、係合用ラック21,2
2 と被係合用ラック33,34 との噛合を解除するための位
置決め体横移動空間37を形成している。かかる位置決め
体横移動空間37の機能については後述する。
【0047】このように、前記係合用ラック21,22 と、
被係合用ラック33,34 と、スプリング8により、保持手
段としての係合部を構成することにより、係合用ラック
21,22 と被係合用ラック33,34 とは、支持板2上の任意
の位置で容易に係合・係合解除自在となり、係合位置を
変えることによって綴結幅Dを調節自在とすることがで
きる。
【0048】また、係合用ラック21,22 と、被係合用ラ
ック33,34 との、それぞれ一対のラックで係合している
ので、位置決め体3ががたついたりせず安定している。
【0049】ところで、図2及び図3において、25はス
プリング8を容易に配設するためのスプリング設置用孔
であり、スプリング8をスプリング配設空間Q内に設置
するには次のように行えばよい。
【0050】先ず、位置決め体3の被係合用ラック33,3
4 間に設けた凹部35にスプリング8を配設した後、同位
置決め体3を支持板2とステープラー1の基台部10との
間に取付ける。
【0051】その後、スプリング設置用孔25に細いピン
等を差込んでスプリング8の第一被係合用ラック33側の
端部に掛け、第二被係合用ラック34側へ押し込むように
してやれば、スプリング8は上記スプリング配設空間Q
に容易に収納配設することができる。
【0052】ここで、図4及び図5を参照しながら、上
記した位置決め体3と支持板2との係合・係合解除の動
作について説明する。
【0053】通常は、図4に示すように、スプリング配
設空間Q内において、スプリング8は、上記したよう
に、支持板2に形成したスプリング受け部21c と位置決
め体3に形成したスプリング受け部34c とを、それぞ
れ、係合方向に付勢している。
【0054】従って、位置決め体3は支持板2上に保持
された状態となっている。
【0055】そこで、図4に示す状態から、所望する綴
結幅Dに設定したい場合、指先で紙等挿入深さ規制片32
をスプリング力に抗して水平に(支持板2の面に対し
て)横方向へ押すと、図5に示すように、位置決め体3
は上記した位置決め体横移動空間37の距離だけ移動する
ことになる。
【0056】その結果、係合用ラック21,22,33,34 同士
の係合が解除され、位置決め体3は摺動間隙7内で摺動
可能な状態となる。
【0057】かかる状態のまま、指先で位置決め体3を
所望する位置まで移動して指先を離せば、スプリング8
の付勢力により位置決め体3と支持体2は再び係合され
て位置決め体3が保持される。
【0058】このときに、位置決め体3の紙等挿入深さ
規制片32の紙当接面32a を上記した目盛9に合わせれ
ば、正確な綴結幅Dを設定することができる。
【0059】図6に本発明に係る位置設定機構Aを具備
したステープラー1の使用状態を示しており、所望する
綴結幅Dになるように保持した位置決め体3の紙等挿入
深さ規制片32の紙当接面32a に、綴じるために用意した
複数枚重ねた紙Pの縁部P1を当接させながら順次綴結し
ていけば、綴結用の針体12は一定の綴結幅Dで整然と並
ぶことになり、見た目に美しい仕上がりとなる。
【0060】従って、大事な書類等を綴結する場合に穿
孔個所や綴結個所を一々マーキング等したりする必要が
なく容易に行える。
【0061】また、構成がコンパクトなので、ステープ
ラー1と一体的に片手で取り扱うことができ、操作が容
易である。
【0062】(第2実施例)次に、本発明に係る紙穿孔
・綴結位置設定機構の第2実施例として、図7に示す位
置設定機構Aを以下に説明する。なお、構成要件を示す
符号は、先の実施例と同一のものを使用している。
【0063】本実施例の位置設定機構Aと、先の実施例
における位置設定機構Aとの実質的な違いは位置決め体
3と支持板2との保持手段としての係合部の構成にあ
り、本実施例では、係合部を第一係合用ラック21と第一
被係合用ラック33のみとから構成している。
【0064】作用、操作方法にについては、先の実施例
と同様であり、また、効果としても略同様であるが、本
実施例では、支持板2や位置決め体3の形成が容易とな
り、全体コストの低減を図ることができる。
【0065】(第3実施例)さらに他の実施例として、
図8に示すものについて説明する。
【0066】本実施例においても保持手段としての係合
部の構成に違いを有するものであるが、図8に示すよう
に、位置決め体3の摺動板31裏面の中央に被係合用ラッ
ク42を設けると共に、支持板2の略中央に2本の溝43,4
4 を接するように設け、一方の溝43に係合用ラック41を
形成するためのラック歯41a を設けている。
【0067】従って、上記の両ラック41,42 が係合して
いる場合は位置決め体3は保持されることになる。
【0068】一方、位置決め体3を左右方向へ押して横
移動させると、被係合用ラック42は、係合用ラック41を
形成した溝43と他方の溝44との間に形成される仕切45を
乗り越えて他方の溝44に移動し、かかる状態では位置決
め体3が支持板2上を溝44方向に摺動自在となって、任
意の位置は位置決め体3を移動させることが可能とな
る。
【0069】なお、被係合用ラック42は、上記仕切45を
乗り越え易いように、外方へ湾曲した凸形状とし、さら
に、上記両溝43,44 も被係合用ラック42に対応するよう
に、湾曲した凹形状としている。
【0070】この場合においても綴結する紙Pの綴結幅
Dを容易に決定することができ、綴結後は見た目に美し
い仕上がりとなる。
【0071】(第4実施例)ところで、本発明に係る紙
穿孔・綴結位置設定機構Aは、図9に示すように、穿孔
用文房具、即ち、所謂パンチ51に適用することが可能で
ある。
【0072】この場合、位置設定機構Aのパンチ51への
配設はステープラー1の場合と同様であり、作動レバー
11においては、針体12に代わって穿孔用の刃体62が上下
昇降することになり、穿孔した位置と紙Pの縁部P1との
距離を一定の穿孔幅Lに設定することが容易に可能とな
る。
【0073】従って、ステープラー1に適用した場合と
同様な効果を奏することができる。
【0074】なお、上記各実施例においては、支持板2
を文房具本体に取付けねじ6で取付けるようにしている
が、取付け手段としては取付けねじ6に限定するもので
はなく、さらに、本発明に係る位置設定機構Aを具備す
る文房具(ステープラー1やパンチ51等)とするため
に、予め、支持板2を文房具本体に一体的に連設しても
よい。
【0075】(第5実施例)また、図10に示す本発明
に係る位置設定機構Aを具備するステープラー1の一形
態を示す側面図、及び、図11に示す同横断面図のよう
に、ステープラー1の基台部10に摺動部としての摺動溝
61を設けると共に、位置決め体3の紙等挿入深さ規制片
32の下端に嵌合片62を形成し、同嵌合片62を前記摺動溝
61に摺動自在に嵌合することもできる。
【0076】このとき、位置決め体3は弾性を有する部
材、例えば、合成樹脂等で形成すれば、摺動溝61に嵌合
片62を取付けることも容易であり、また、摺動溝61内を
摺動させることも可能である。なお、ステープラー1に
代えてパンチ51等の文房具としてもよいことは言うまで
もない。
【0077】この場合において、位置決め体3を任意の
位置で保持するためには、嵌合片62に凸部63あるいは凹
部64を小さいピッチで多数設けると共に、摺動溝61の内
面には前記凸部63あるいは凹部64に対応するように、凹
部64あるいは凸部63を同ピッチで設けて保持手段を構成
し、凸部63と凹部64との嵌着位置で位置決め体3を保持
するようにしている。なお、摺動部を、上記したように
文房具の基台部10に設けるのではなく、作動レバー11に
設けることも可能である。
【0078】さらに、位置決め体3の紙等挿入深さ規制
片32の形状を、例えば、図12に示すように、紙当接面
32a を前方へ適宜突出させて突出部32b を形成すること
もでき、その形状については何ら限定するものではな
い。
【0079】なお、図12に示すような形状とした場
合、支持板2を文房具の基台部10に連結する場合、支持
板2の紙当接面32a が邪魔になって摺動間隙7を長めに
とれなかったとしても、綴結幅Dやあるいは穿孔幅Lの
最小幅をより小さくすることが可能となる。
【0080】(第6実施例)さらに他の実施例として、
図13〜図16に示すものを説明する。
【0081】これは、図13に示すように、係合部の第
一係合用ラック21が外部から見えないようになってお
り、また、仕切板2が基台部10の内部に収納されてい
る。
【0082】すなわち、図14に示すように、基台部10
を、基端に作動レバー11を枢支連結する基台本体10a
と、同基台本体10a の底面に重合するように取付けた支
持板2と、同支持板2の上部に取付けたカバー板10b と
から構成しており、図13に示すように、支持板2とカ
バー板10b との間に摺動間隙7を形成している。
【0083】そして、同摺動間隙7の長手方向に摺動自
在となすように、位置決め体3を取付けている。同位置
決め体3は、上記カバー体10b により上方が覆われてい
るので脱落することはない。
【0084】なお、支持板2は基台本体10a 内に取付け
られるように、矩形形状に形成されており、同支持板2
を基台本体10a に取付ける場合、図14に示すように、
基台部本体10a の先端に形成した凸部10c で支持板2の
先端部2bをかしめて接合するようにしている。
【0085】また、図15及び図16に示すように、第
一係合用ラック21は、先の第1の実施例と異なり、その
ラック歯21a が仕切板2の中側へ奥まって形成されてお
り、しかも、同第一係合用ラック21の厚みは基台本体10
a の立上がり状に形成された側縁部2dと略同厚となって
いるので、外部からはラック歯21a が見えない構造とな
っている。
【0086】したがって、全体に一体感があり、外観が
スマートとなって見栄えが向上している。
【0087】また、位置決め体3の摺動体31の裏面に形
成した第一被係合用ラック33も上記第一係合用ラック21
と対応するように、紙等挿入深さ規制片32から一定の間
隔をあけて形成している。
【0088】したがって、同間隔が位置決め体横移動空
間37を形成することになり、本実施例では、左右2つの
位置決め体横移動空間37,37 を有することになる。
【0089】なお、図14において、Sは作動レバー10
を押下した際に、上方へ撥ね上げるための撥ね上げ用ス
プリングであり、針体収納ケース15と支持板2との間に
介設している。10d は同スプリングSを位置決め保持す
る保持孔である。
【0090】本実施例においても、今まで示した実施例
と同様に、位置設定機構Aは、ステープラー1を使用し
ながら片手で容易に操作することができ、紙等の縁部か
ら常に一定の距離で綴結が可能となるので、仕上がりが
美しくなる。
【0091】(第7実施例)また、第7実施例として、
図17〜図26に示すものを説明する。
【0092】これは、上記してきた各実施例とは異な
り、文房具本体の基台部10を載置板70に取付け、位置設
定機構Aを文房具本体の基台部10、または、作動レバー
11に代えて、同載置板70に設けたことに特徴を有するも
のである。
【0093】また、上記位置設定機構Aは、載置板70の
長手方向に、先の1〜6の実施例と同様であって、第
一、第二係合用ラック21,22 を設けると共に、同係合用
ラック21,22 に沿って長手方向に摺動し、かつ、一側端
部を紙P等の縁部P1に当接可能な紙当接面32a を形成し
た位置決め体3を取付け、同位置決め体3に、前記係合
ラック21,22 と係合する第一、第二被係合用ラック33,3
4 を設けて、同位置決め体3を載置板70上の任意の位置
で保持可能としている。
【0094】即ち、載置板70を、ステープラー1やパン
チ51等の文房具本体の基台部10よりも大きな広幅の長方
形形状に形成し、同載置板70に文房具本体の基台部10を
載置するための凹部72を設けている。
【0095】さらに、同凹部72の略中央に長孔71を形成
して位置決め体3の摺動部としている。
【0096】そして、載置板70の裏面70a に、支持板2
を取付け、さらに、同支持板2と載置板70との間に摺動
板31を取付け、同摺動板に位置決め体3の基部73を連設
している。
【0097】位置決め体3は、中央に文房具本体取付け
用凹部74を設けて二股状に形成し、両端部の前面に紙当
接面32a を形成している。かかる構成により、本実施例
における位置設定機構Aは、市販のステープラー1やパ
ンチ51を載置板70に取付けるだけで、上述した各実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0098】特に、図25、及び、図26に示すよう
に、大型のステープラー1やパンチ51にも対応可能なの
で、利用価値が高い。
【0099】(第8実施例)さらに、第8実施例として
図27及び図28に示すものを説明する。
【0100】図27に示すものは、基本的には第6実施
例と同様な構成であるが、第6実施例における保持体と
被保持体の一部をなす第二係合用ラック22及び第二被係
合用ラック34(図13〜図16参照)を永久磁石で形成
している。
【0101】本実施例では、支持板2に先端部2bと後端
部2cとに溝部2e,2e を形成すると共に、永久磁石で形成
した第二係合用ラック22の両端に溝部2e,2e に係合する
突起22e,22e を形成して第二係合用ラック22を着脱自在
としている。
【0102】また、位置決め体3の摺動板31に凸状部3e
を形成すると共に、永久磁石で形成した第二被係合用ラ
ック34に凸状部3eの嵌合する嵌合溝34e を形成して、第
二被係合用ラック34を着脱自在としている。
【0103】このように、第二係合用ラック22と第二被
係合用ラック34とを永久磁石で形成したことにより、位
置決め体3を係合方向へ付勢するスプリング8が不要と
なり、構造が簡単になる。
【0104】すなわち、第一係合用ラック22と第二被係
合用ラック34とが離脱する方向へ位置決め体3を指で押
せば両ラック22,34 は離脱するので、同位置決め体3を
摺動間隙7内で摺動させ、指を放すと磁性力によって互
いに吸着することになる。したがって、構造が簡単で故
障のおそれがなく操作性が向上し、かつ、先の実施例同
様に締結幅Dの調節を容易に行うことができる。
【0105】図28に示すものは、図27で示した第8
実施例の変容例であり、永久磁石で形成した第二係合用
ラック22及び第二被係合用ラック34のラック歯22a,34a
を無くし、単に保持体と被保持体の一部をなす磁性保持
板22c と被磁性保持板34c としており、さらに、第一係
合用ラック21及び第一被係合用ラック33の各ラック歯21
a,33a もなくしている。
【0106】上記磁性保持板22c と被磁性保持板34c と
は、図27に示したラック22,34 の磁力に比べて強力に
しており吸着力を大きくすることが望ましい。
【0107】この場合、構造がさらに簡単となり、しか
も、ラック歯のピッチとは無関係に任意の位置で位置決
めが可能なのでよりこまやかな締結幅Dの調節が行え
る。
【0108】なお、保持体と被保持体とに磁気吸着作用
を利用したものは上記構成に限るものではなく全て含む
ものとする。
【0109】例えば、第二係合用ラック22あるいは磁性
保持板22c を永久磁石で形成し、第二被係合用ラック34
あるいは被磁性保持体34c を鉄等の磁性材料で形成する
こともできる。また、その逆でも構わない。
【0110】また、保持体全体及び被保持体全体を永久
磁石で形成してもよく、あるいは、そのいずれか一方を
永久磁石で形成し、他方を鉄等の磁性材料で形成するこ
ともできる。
【0111】また、薄状の磁石板を保持体と被保持体表
面に貼着した構成としてもよい。
【0112】さらに、支持板2及び位置決め体3の摺動
板31に、保持体と被保持体をそれぞれ合成樹脂等で一体
的に形成し、その内部に磁石を埋設することもできる。
この場合は外観が統一されるので見栄えがよい。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
【0114】紙等を綴じるために、紙等に綴じ紐を通
すための孔をあけたり、あるいは、針体等で綴結したり
する場合に、紙等の縁部から常に一定の距離で穿孔・綴
結が可能となるので、仕上がりが美しくなる。
【0115】特に、大事な書類等を綴結する場合に穿孔
個所や綴結個所を一々マーキング等したりする必要がな
く、容易に行える。
【0116】また、構成がコンパクトで、文房具と一体
的に取り扱うことができるので、操作が容易である。
【0117】保持体と被保持体をなす係合用ラックと
被係合用ラックとにより位置決め体を保持するようにし
ているので、安定した保持が可能となる。
【0118】係合用ラックと被係合用ラックとをそれ
ぞれ一対で構成したので、両者の係合が確実となり、使
用に際し、位置決め体を保持しているときにがたついた
りすることがない。
【0119】位置決め体と支持板との間に、同位置決
め体を摺動方向と直交する方向に付勢するスプリングを
配設したことにより、スプリングの付勢力で位置決め体
と支持板との係合がより強くなると共に、がたつきがな
く、操作がよりスムーズとなる。
【0120】位置決め体横移動空間の距離だけ位置決
め体を横方向へ水平に押せば、係合の解除が容易に行え
るので、指先のみの簡単な操作でよい。
【0121】目盛を設けたことにより、穿孔個所、綴
結個所と紙の縁部との幅を所望する長さに確実に設定で
きる。
【0122】基台部を、基端に上記作動レバーを枢支
連結する基台本体と、同基台本体の底面に重合するよう
に取付けた平板状の支持板と、同支持板の上部に取付け
たカバー板とから構成すると共に、同支持板とカバー板
との間に摺動間隙を形成し、同摺動間隙を長手方向に摺
動自在となすように位置決め体を取付けたことにより、
全体に一体感があり、外観上見栄えが向上する。
【0123】位置設定機構を文房具本体を取付ける載
置板に設けたことにより、ステープラーやパンチ等の市
販の文房具が利用可能となり、また、大型のものでも取
付け可能なので利用価値が高い。
【0124】保持体の少なくとも一部と、被保持体の
少なくとも一部を磁石で形成、あるいは、いずれか一方
を磁石で形成し、他方を磁性材料で形成したので、磁気
吸着作用により容易に締結幅を調節することができ、し
かも構造が簡単となり故障のおそれがなく、かつ、操作
性が向上する。
【0125】特にラック歯をなくした場合は、締結幅の
微調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙穿孔・綴結位置設定機構を具備
するステープラーの側面図である。
【図2】同紙穿孔・綴結位置設定機構の分解斜視図であ
る。
【図3】同紙穿孔・綴結位置設定機構の要部の説明図で
ある。
【図4】位置決め体と支持体との係合状態を示す説明図
である。
【図5】位置決め体と支持体との係合解除の状態を示す
説明図である。
【図6】紙穿孔・綴結位置設定機構を具備するステープ
ラーの使用状態を示す説明図である。
【図7】第2実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構の
説明図である。
【図8】第3実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構の
説明図である。
【図9】第4実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構の
説明図である。
【図10】第5実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の側面図である。
【図11】同横断面図である。
【図12】紙等挿入深さ規制片の一形態を示す説明図で
ある。
【図13】第6実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の側面図である。
【図14】同分解斜視図である。
【図15】同要部の説明図である。
【図16】同位置決め体と支持体の係合状態を示す説明
図である。
【図17】第7実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の上方からの斜視図である。
【図18】同下方からの斜視図である。
【図19】同平面図である。
【図20】同背面図である。
【図21】同側面図図である。
【図22】同正面図である。
【図23】図19のI−I線における断面図である。
【図24】図19のII−II線における断面図であ
る。
【図25】第7実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の使用状態の一形態を示す説明図である。
【図26】第7実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の使用状態の一形態を示す説明図である。
【図27】第8実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の使用状態の一形態を示す説明図である。
【図28】第8実施例に係る紙穿孔・綴結位置設定機構
の使用状態の一形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ステープラー 2 支持板 3 位置決め体 7 摺動間隙 8 スプリング 10 基台部 10a 基台本体 10b カバー板 11 作動レバー 21 第一係合用ラック 22 第二係合用ラック 32a 紙当接面 33 第一被係合用ラック 34 第二被係合用ラック 70 載置板 A 紙穿孔・綴結用位置設定機構 P 紙 P1 縁部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台部(10)と、同基台部(10)に基端を枢
    支連結した作動レバー(11)とを具備し、基台部(10)と作
    動レバー(11)との間に紙(P) 等を挿入し、作動レバー(1
    1)を押下げて同作動レバー(11)に備えた刃体、あるい
    は、針体を紙(P) 等に押圧して、紙(P) 等を穿孔する、
    あるいは、綴結する文房具本体に取付け、基台部(10)・
    作動レバー(11)間への紙(P) 等の挿入深さを調節自在と
    した紙穿孔・綴結位置設定機構であって、 上記文房具本体の基台部(10)に設けた摺動部と、同摺動
    部に沿って摺動する摺動板(31)と同摺動板(31)の両側に
    連設し、その一側端部を紙(P) 等の縁部(P1)に当接可能
    な紙当接面(32a) を形成した一対の紙等挿入深さ規制片
    (32),(32) とからなる位置決め体(3) と、同位置決め体
    (3) を任意の位置で保持する保持手段とを具備し、 同保持手段は、文房具本体下部に取付けた平板状の支持
    板(2) の長手方向に設けた保持部と、上記位置決め体
    (3) に設けた被保持部とからなり、 同保持部と被保持部とが、互いに係合、または吸着する
    ように構成したことを特徴とする文房具における紙穿孔
    ・綴結位置設定機構。
  2. 【請求項2】 上記支持板(2) を基台部(10)下面と略同
    一形状に形成すると共に、同基台部(10)下面に取付けた
    ことを特徴とする請求項1記載の文房具における紙穿孔
    ・綴結位置設定機構。
  3. 【請求項3】 上記基台部(10)を、基端に上記作動レバ
    ー(11)を枢支連結する基台本体(10a) と、同基台本体(1
    0a) の底部上面に重合するように取付けた平板状の支持
    板(2) と、同支持板(2) の上部に取付けたカバー板(10
    b) とから構成すると共に、同支持板(2) とカバー板(10
    b) との間に摺動間隙(7) を形成し、同摺動間隙(7) を
    長手方向に摺動自在となすように位置決め体(3) を取付
    けたことを特徴とする請求項1記載の文房具における紙
    穿孔・綴結位置設定機構。
  4. 【請求項4】 上記保持部の少なくとも一部と、被保持
    部の少なくとも一部を磁石で形成したことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の文房具における紙穿孔
    ・綴結位置設定機構。
  5. 【請求項5】 上記保持部の少なくとも一部と、被保持
    部の少なくとも一部のいずれか一方を磁石で形成し、他
    方を磁性体で形成したことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の文房具における紙穿孔・綴結位置設定
    機構。
  6. 【請求項6】 上記保持部を支持板(2) の長手方向に沿
    って並設した第一・第二係合用ラック(21),(22) とし、
    両係合用ラック(21),(22) にラック歯(21a),(22a) を同
    一方向に向けて形成する一方、上記被保持部を第一・第
    二被係合用ラック(33),(34) とし、同被係合用ラック(3
    3),(34) を前記係合用ラックと対応するように位置決め
    体(3) の下部に並設し、 さらに、支持板(2) と紙等挿入深さ規制片(32)との間に
    は、位置決め体(3) と支持板(2) との係合を解除するた
    めの位置決め体横移動空間(37)を形成して、位置決め体
    (3) の摺動方向に対して直交方向への横移動により、係
    合解除可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の文房具における紙穿孔・綴結位置設定
    機構。
  7. 【請求項7】 上記支持板(2) と位置決め体(3) との間
    に、同位置決め体(3) を、摺動方向と直交する方向に付
    勢するスプリング(8) を介設したことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の文房具における紙穿孔・綴
    結位置設定機構。
  8. 【請求項8】 上記位置決め体(3) の摺動量を定める目
    盛(9) を具備することを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の文房具における紙穿孔・綴結位置設定機
    構。
  9. 【請求項9】 上記文房具本体の基台部(10)を載置板(7
    0)に取付け、文房具本体の基台部(10)に代えて、同載置
    板(70)に摺動部と位置決め体(3) と保持手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の文房
    具における紙穿孔・綴結位置設定機構。
  10. 【請求項10】 上記摺動部を、文房具本体の基台部(1
    0)に代えて作動レバー(11)に設けたことを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の文房具における紙穿孔・
    綴結位置設定機構。
JP27106694A 1994-02-03 1994-11-04 文房具における紙穿孔・綴結位置設定機構 Pending JPH0847873A (ja)

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JP6-120010 1994-06-01
JP6-11956 1994-06-01
JP12001094 1994-06-01
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055298A1 (en) * 2005-11-09 2007-05-18 Max Co., Ltd. Stapler
JP2013136121A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Kokuyo Co Ltd ステープラ
TWI616287B (zh) * 2017-04-14 2018-03-01 豐民金屬工業股份有限公司 電動釘書機

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