JP5870858B2 - 車両用シートのストラップ装置 - Google Patents
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Description
係る車両用シートは、ストラップを引張操作することによりロックを解除するものであり、ストラップは常時引張操作可能な位置に保持される必要がある。
そのため、ストラップの操作端にはハンドルが固定され、ストラップがロック機構側に延びる途中のハンドル付近には、ハンドルと共にストラップが移動しないようにシート上の所定位置に保持するためストラップ保持体が設けられている。このストラップ保持体は、ストラップを貫通させる孔を有し、この孔はストラップを通すが、ハンドルは通さない大きさに設定され、ストラップが貫通孔を通してロック機構側へ通り抜けようとしてもハンドルが貫通することができないため、ストラップはハンドルと共にストラップ保持体に保持される。
このような問題に鑑み本発明の課題は、シート構造体内でストラップの保持を行うことにより、ストラップ保持のための構成を簡素化して、シートの重量やコストの増加を抑制し、且つシートの生産性を改善することにある。
第1発明によれば、ストラップ保持のための構成部材である保持部材を、シート構造体内のシートフレームを利用して固定し、保持部材に係合する係合部材を含めてシート構造体内に設けたため、見栄えの考慮を不要として簡素な構成として、シートの重量やコストの増加を抑制し、且つシートの生産性を改善することができる。また、係合部材は板材から成り、板材の固定部をストラップに固定して、板材の分岐部を保持部材に係合させればストラップの保持部材への係合ができるため、簡素な構成としてシートの重量やコストの増加を抑制し、且つシートの生産性を改善することができる。
第2発明によれば、係合部材の分岐部と固定部との間に保持部材の一部を挟んで、係合部材を保持部材に対して係合させている。そのため、係合関係が強固であり、ストラップの位置を安定して維持することができる。
図1において、10が後席側車両用シートであり、20が前席側車両用シートである。後席側車両用シート10は、座部であるシートクッション12が、その後方側をヒンジ中心として跳ね上げ可能とされた、所謂チップアップシートとされている。ここでは、シートバック11及びシートクッション12は、それぞれ車幅方向に2分割された所謂6−4分割シートとされ、分割されたシートバック11及びシートクッション12は、左右で独立して前倒し、跳ね上げ等の動作が可能とされている。
図1及び図3は、シートクッション12が左右両側共に跳ね上げられ、チップアップ位置にある場合を示している。一方、図2は、シートクッション12が左右両側共に着座可能な着座位置にある場合を示している。各図において、13はヘッドレストであり、後席側車両用シート10は3人掛けであるため、3個のヘッドレスト13が設けられている。
図2に示すように着座位置にあるシートクッション12の前下部には上記ロック機構のロック解除操作を行うためのストラップ30A、30Bが前下方向に飛び出すように設けられている。これらのストラップ30A、30Bは、シートクッション12の前下部の角部のシートカバーにスリットが開けられ、それらのスリットを通してシートクッション12の構造体内に設けられたロック機構に連結されている。詳細は後述する。
図4に示されるように、左右のシートクッションフレーム14A、14Bの両側部には上述のロック機構16A、16Bが設けられ、上述のようにフロア60に設けられたストライカ17A、17Bと係合可能とされている。なお、図7の下面カバー18A、18Bの両側部に設けられたスリット18A1、18B1は、ストライカ17A、17Bがロック機構16A、16Bに向けて通過するためのものである。
上述のように、シートクッション12(シートクッションフレーム14、14A、14B)の前下部には、ストラップ30、30A、30Bが配置されており、ストラップ30、30A、30Bの後端部は、ケーブル31、31A、31Bのケーブルインナ32に結合されて、これらのケーブル31、31A、31Bを介してロック機構16A、16Bをロック解除操作するようにされている。ケーブル31、31A、31Bのケーブルアウタ33は、図5に示されるように、シートクッションフレーム14、14A、14Bに溶接固定されたブラケット34、34A、34Bに固定されている。
成形発泡シート50は、図8、10に示されるように、ストラップ30の帯面上に縫合される固定部51と、この固定部51と同一平面上で分岐してストラップ30におけるケーブル31、31A、31B側、即ちロック機構16A、16B側に延びるように形成された分岐部52とを備える。
ストラップ30、30A、30Bは、上記環状部を貫通するように針金40、40A、40Bに保持され、このとき図6に示すように、成形発泡シート50の固定部51が上記環状部を貫通し、成形発泡シート50の分岐部52が上記環状部の外側に位置して、固定部51と分岐部52との間に針金40の一部を挟むようにされている。分岐部52のケーブル31、31A、31B側へ延びる長さは、ストラップ30、30A、30Bが引張り操作されても、固定部51と分岐部52との間に針金40の一部を挟んだ状態が維持されるように設定されている。なお、図6では、針金40と成形発泡シート50との位置関係を示しており、ストラップ30の図示は省略している。
しかも、成形発泡シート50の分岐部52と固定部51との間に針金40、40A、40Bの一部を挟んで、成形発泡シート50を針金40、40A、40Bに対して係合させている。そのため、係合関係が強固であり、ストラップ30、30A、30Bの位置を安定して維持することができる。
1.上記実施形態では、ストラップによる被操作体として、シートクッションの車両フロアに対するロック機構を説明したが、リクライニング機構等、他のロック機構でも良い。また、ロック機構以外のものでも良い。
2.上記実施形態では、保持部材をシートフレームと共に環状部を成す針金によって構成した場合を説明したが、保持部材の針金は係合部材の板材を下方から受けるようにL字形状に形成された針金でも良い。
3.上記実施形態では、係合部材の固定部と分岐部との間に保持部材の一部を挟んで、保持部材に対して係合部材を各方向に係合させるものとしたが、保持部材は上記実施形態のように、シートフレームと共に環状部を成すように構成され、その環状部内に固定部が挿通され、分岐部は環状部の一部に対してストラップの反引張方向にのみ係合するように構成されても良い。従って、分岐部はストラップにおける被操作体側に延びるように形成されていない。この場合、ストラップの引張方向に直交する方向に対する両者の係合は、固定部と保持部材との係合によって達成し、ストラップの反引張方向に対する係合は、分岐部と保持部材との係合によって達成することになる。
4.上記実施形態では、保持部材を固定するシートフレームがシートクッションフレームである場合を説明したが、シートフレームはシートバックフレームでも良い。
11 シートバック
12 シートクッション
13 ヘッドレスト
13B ヘッドレストステー
14、14A、14B シートクッションフレーム(シートフレーム)
15 クッションパッド
16A、16B ロック機構(被操作体)
17A、17B ストライカ
18、18A、18B 下面カバー
19 シートカバー
20 前席側車両用シート
30、30A、30B ストラップ
31、31A、31B ケーブル
32 ケーブルインナ
33 ケーブルアウタ
34、34A、34B ブラケット
35A、35B ストラップ
36B フック
37A、37B ポケット
40、40A、40B 針金(保持部材)
50 成形発泡シート(係合部材)
51 固定部
52 分岐部
60 フロア
Claims (2)
- 車両用シートの外表面上で操作者により操作可能な位置に保持され、操作者による引張操作力を車両用シートにおける被操作体に伝達する帯状のストラップを備える車両用シートのストラップ装置であって、
前記ストラップが保持されたシートの外表面上位置の近くで、且つシート構造体内のシートフレームに一体に固定された保持部材と、
前記ストラップと一体に結合され、前記保持部材に係合される係合部材とを備え、
該係合部材は、板材から成り、前記ストラップの帯面上に板材における板面を合わせた状態で固定された固定部と、該固定部の板面と同一平面上で分岐して、前記係合部材が前記保持部材に係合された状態で前記保持部材側に延び、且つ先端が自由端となるように形成された分岐部とを備え、
前記ストラップの引張操作の如何に係らず、前記固定部及び前記分岐部によって、前記保持部材に対して前記係合部材を常時係合させることを特徴とする車両用シートのストラップ装置。 - 請求項1において、
前記係合部材における分岐部は、前記ストラップにおける前記被操作体側に延びるように前記固定部から分岐され、
前記係合部材は、前記分岐部と前記固定部との間に前記保持部材の一部を挟んで係合されていることを特徴とする車両用シートのストラップ装置。
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