JP2001206124A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2001206124A
JP2001206124A JP2000017235A JP2000017235A JP2001206124A JP 2001206124 A JP2001206124 A JP 2001206124A JP 2000017235 A JP2000017235 A JP 2000017235A JP 2000017235 A JP2000017235 A JP 2000017235A JP 2001206124 A JP2001206124 A JP 2001206124A
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JP
Japan
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skin
lip
skin material
seat
striker
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JP2000017235A
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English (en)
Inventor
Masakazu Takeda
田 雅 一 竹
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャイルドシートを簡易迅速に取付ける。チ
ャイルドシートの不使用時にストライカーが着座者に異
物感や当たり感を与えるのを防止する。見栄え外観を向
上させる。 【解決手段】 パッド材15の盛り上がり部分16及び
表皮材17にスリット23,25を形成する。スリット
23,25からチャイルドシート7に設けられたロック
爪9aを挿入し、ストライカー21に係止する。表皮材
17のスリット25にリップ31を設ける。表皮材17
とリップ用表皮33との第1の縫製部37の内側にY字
スリット39aを形成する。リップ用表皮33の垂れ部
35を開口部39及び表皮材17のスリット25より表
皮材17の裏面側に導入し、表皮材17と垂れ部35を
縫製して第2の縫製部40を形成してリップ31を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートに関
し、更に詳細に説明すると、シートフレームの後部フレ
ームにチャイルドシートを固定するストライカーが突出
して設けられ、該ストライカーにチャイルドシートに設
けられたロック部材のロック爪が係止されてチャイルド
シートが固定されるようになされた車両用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シートのシートクッシ
ョン上にチャイルドシートを取付ける場合には、車両用
シートのシートベルトをチャイルドシートの下部に設け
た挿通孔に挿通させ、チャイルドシートを固定してい
た。また近時、チャイルドシートを簡易迅速に取付け固
着させるために、図7に示す如く、シートクッション1
のシートフレーム2の後部フレーム3や後部フレーム3
に固着した補強フレーム等に、図8に示すチャイルドシ
ート7を固定するストライカー5を上方に突出させて左
右一対溶着等により固着し、このストライカー5に、チ
ャイルドシート7に設けられたロック部材9のロック爪
9aを係止させ、または係止解除させる構成のものが提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシー
トクッション1のシートフレーム2の後部フレーム3や
補強フレームにストライカー5を上方に突出させて左右
一対溶着等により固着した場合には、チャイルドシート
7の不使用時にストライカー5が着座者に異物感や当た
り感を与え、特に、図7に想像線で示す如く、シートバ
ック4のフルリクライニング時にストライカー5が着座
者の膝等に当たる欠点を有し、またストライカー5をシ
ートクッション1の下方に設けた場合にはチャイルドシ
ート7のロック部材9のロック爪9aを簡易迅速に取付
けることができなくなる欠点を有していた。
【0004】また図6に示す如く、シートクッション1
の表皮材6及びパッド材にスリット10を形成し、この
スリット10の内部にストライカー5を位置させる場合
には、チャイルドシート7のロック部材9のロック爪9
aを挿通させるために幅20mm以上の貫通穴が必要とな
り、表皮材6のスリット10より内部のパッド材やスト
ライカー5及び後部フレーム3が露出し、見栄え外観を
悪化させる虞れを有していた。
【0005】本発明の目的は、チャイルドシートを簡易
迅速に取付けることができると共に、チャイルドシート
の不使用時で、特にシートバックのフルリクライニング
時にストライカーが着座者に異物感や当たり感を与える
虞れがなく、シートクッションの組付け作業を簡易迅速
に行うことができ、スリットから内部のパッド材やスト
ライカー及び後部フレームが露出する虞れがなく、見栄
え外観を向上させることができる経済性に優れた車両用
シートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両用シートは、シートフレームに
チャイルドシートを固定するストライカーが突出して設
けられ、該ストライカーにチャイルドシートに設けられ
たロック部材のロック爪が係止されてチャイルドシート
が固定されるようになされた車両用シートにおいて、前
記シートフレームのストライカーをパッド材及び表皮材
で被覆すると共に、前記パッド材及び表皮材にスリット
を夫々形成し、該スリットからチャイルドシートに設け
られたロック部材のロック爪を挿入し、前記ストライカ
ーにロック爪を係止し得るようになされ、前記表皮材の
スリットにはリップが縫着されていることを特徴とす
る。
【0007】請求項1の発明においては、ストライカー
がパッド材及び表皮材で被覆されているので、チャイル
ドシートの不使用時で、特にシートバックのフルリクラ
イニング時にストライカーが着座者に異物感や当たり感
を与える虞れがなく、またパッド材及び表皮材にスリッ
トが夫々形成されているので、チャイルドシートに設け
られたロック部材のロック爪を簡易迅速に挿入すること
ができ、組付け作業を簡易迅速に行うことができ、また
表皮材のスリットにはリップが縫着されているのでスリ
ットより内部のパッド材やストライカー及びシートフレ
ームが露出する虞れがなく、見栄え外観を向上させるこ
とができる。
【0008】また、請求項2に係る車両用シートは、シ
ートフレームにチャイルドシートを固定するストライカ
ーが突出して設けられ、該ストライカーにチャイルドシ
ートに設けられたロック部材のロック爪が係止されてチ
ャイルドシートが固定されるようになされた車両用シー
トにおいて、前記シートフレームの後部フレームのスト
ライカーをシートクッションの後部に設けた盛り上がり
部分のパッド材及び表皮材で一体に被覆すると共に、前
記シートクッションのパッド材及び表皮材にスリットを
夫々形成し、該スリットからチャイルドシートに設けら
れたロック部材のロック爪を挿入し、前記ストライカー
にロック爪を係止し得るようになされ、前記表皮材のス
リットにはリップが縫着され、該リップを形成するリッ
プ用表皮を前記表皮材の表面側に垂れ部を残して縫着し
て第1の縫製部を形成し、該リップ用表皮の第1の縫製
部の内側に形成された開口部から表皮材の表面側のリッ
プ用表皮の垂れ部を表皮材の表面側のスリットより表皮
材の裏面側に導入し、表皮材とリップ用表皮の垂れ部と
を縫製して第2の縫製部を形成してリップが形成されて
いることを特徴とする。
【0009】この請求項2の発明においては、ストライ
カーがシートクッションの後部に設けた盛り上がり部分
のパッド材及び表皮材で被覆されているので、チャイル
ドシートの不使用時で、特にシートバックのフルリクラ
イニング時にストライカーが着座者に異物感や当たり感
を与える虞れがなく、またシートクッションの後部に設
けた盛り上がり部分のパッド材及び表皮材にスリットが
夫々形成されているので、チャイルドシートに設けられ
たロック部材のロック爪を簡易迅速に挿入することがで
き、シートクッションの組付け作業を簡易迅速に行うこ
とができ、また表皮材のスリットにはリップが縫着さ
れ、該リップを形成するリップ用表皮を前記表皮材の表
面側に垂れ部を残して縫着して第1の縫製部を形成し、
該リップ用表皮の第1の縫製部の内側に形成された開口
部から表皮材の表面側のリップ用表皮の垂れ部を表皮材
の表面側のスリットより表皮材の裏面側に導入し、表皮
材とリップ用表皮の垂れ部とを縫製して第2の縫製部を
形成してリップが形成されているので、表皮材のスリッ
トより内部のパッド材やストライカー及び後部フレーム
が露出する虞れがなく、リップ用表皮の第1の縫製部が
リップ用表皮の垂れ部により巻き込まれて表皮材の表面
側に露出することがなく、見栄え外観を向上させること
ができる。
【0010】また、請求項3に係る車両用シートは、シ
ートフレームにチャイルドシートを固定するストライカ
ーが突出して設けられ、該ストライカーにチャイルドシ
ートに設けられたロック部材のロック爪が係止されてチ
ャイルドシートが固定されるようになされた車両用シー
トにおいて、前記シートフレームの後部フレームのスト
ライカーをシートクッションの後部に設けた盛り上がり
部分のパッド材及び表皮材で一体に被覆すると共に、前
記シートクッションのパッド材及び表皮材にスリットが
夫々形成され、該スリットからチャイルドシートに設け
られたロック部材のロック爪を挿入し、前記ストライカ
ーにロック爪を係止し得るようになされ、前記表皮材に
はリップが縫着され、該リップを形成するリップ用表皮
を前記表皮材の表面側に垂れ部を残した状態で縫着して
第1の縫製部を形成し、前記表皮材とリップ用表皮の第
1の縫製部の内側にY字スリットを形成することにより
表皮材のスリット及びリップ用表皮の開口部を夫々形成
し、リップ用表皮の開口部から表皮材の表面側のリップ
用表皮の垂れ部を表皮材のスリットより表皮材の裏面側
に導入し、表皮材とリップ用表皮の垂れ部とを縫製して
第2の縫製部を形成してリップが形成されていることを
特徴とする。
【0011】この請求項3の発明においては、ストライ
カーがシートクッションの後部に設けた盛り上がり部分
のパッド材及び表皮材で被覆されているので、チャイル
ドシートの不使用時で、特にシートバックのフルリクラ
イニング時にストライカーが着座者に異物感や当たり感
を与える虞れがなく、またシートクッションの後部に設
けた盛り上がり部分のパッド材及び表皮材にスリットが
夫々形成されているので、チャイルドシートに設けられ
たロック部材のロック爪を簡易迅速に挿入することがで
き、シートクッションの組付け作業を簡易迅速に行うこ
とができ、また表皮材のスリットにはリップが縫着さ
れ、該リップを形成するリップ用表皮を前記表皮材の表
面側に垂れ部を残した状態で縫着して第1の縫製部を形
成し、前記表皮材とリップ用表皮の第1の縫製部の内側
にY字スリットを形成することにより表皮材のスリット
及びリップ用表皮の開口部を夫々形成し、リップ用表皮
の開口部から表皮材の表面側のリップ用表皮の垂れ部を
表皮材のスリットより表皮材の裏面側に導入し、表皮材
とリップ用表皮の垂れ部とを縫製して第2の縫製部を形
成してリップが形成されているので、表皮材のスリット
とリップ用表皮の開口部を夫々一度に形成することがで
き、表皮材のスリットより内部のパッド材やストライカ
ー及び後部フレームが露出する虞れがなく、リップ用表
皮の第1の縫製部がリップ用表皮の垂れ部により巻き込
まれて表皮材の表面側に露出することがなく、見栄え外
観を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
を図面を参照して説明する。図1乃至図5は、本発明に
係る車両用シートの実施の形態を夫々示すもので、図1
は、本発明に係る車両用シートのシートクッション11
の一部斜視図であり、このシートクッション11は、図
2に示す如く、シートフレーム12と、このシートフレ
ーム12に取付けられたパッド材15及びパッド材15
を被覆する表皮材17とを有している。尚、本実施の形
態ではシートクッション11に本発明を適用したが、シ
ートバックにも同様に適用することができる。
【0013】シートクッション11はシートフレーム1
2の後部フレーム13の左右に固着された左右一対のス
トライカー21を備えている。尚、このストライカー2
1は、例えば略6mm径の棒鋼をクランク状に屈折させて
夫々形成されている。尚、ストライカー21を左右一連
に設けることもできる。また、図6に示すチャイルドシ
ート7,ロック部材9及びロック爪9aの構成は本発明
において援用する。
【0014】シートクッション11のパッド材15の後
部に盛り上がり部分16が設けられている。前記シート
フレーム12の後部フレーム13のストライカー21が
パッド材15の後部の盛り上がり部分16及び表皮材1
7で被覆されている。前記パッド材15の後部の盛り上
がり部分16及び表皮材17には夫々スリット23,2
5が形成されている。このスリット23,25は左右一
対のストライカー21に対応して左右一対形成され、ス
リット23,25の幅が20mm〜25mmに形成されてい
る。
【0015】図3に示す如く、前記パッド材15の後部
の盛り上がり部分16のスリット23と連通してパッド
材15の後部の盛り上がり部分16にはストライカー2
1の逃げ部分としての空隙部27が形成されている。前
記スリット23,25からチャイルドシート7に設けら
れたロック部材9のロック爪9aを挿入し、前記ストラ
イカー21にロック爪9aを係止し得るように形成され
ている。
【0016】前記シートクッション11のパッド材15
の後部の盛り上がり部分16を他の部分のパッド材15
より硬質のチップウレタン等からなる異硬度のパッド材
より成形し、この異硬度のパッド材からなる盛り上がり
部分16をパッド材15の後部に接着してもよく、また
はパッド材15の発泡成形時にインサート成形してもよ
い。
【0017】前記表皮材17のスリット25にはリップ
31が縫着されている。このリップ31は、表皮材17
の表皮と同一の素材から形成されたリップ用表皮33を
縫製することにより形成されている。尚、スリット25
は本実施の形態ではリップ31の縫着工程で形成される
が、予めスリット25を形成してリップ31の縫着工程
に入ることもできる。
【0018】図4に示す如く、リップ用表皮33を裏返
した状態で、前記表皮材17のスリット25を形成すべ
き位置の長方形状の外周縁の外側に垂れ部35を残して
縫着し、長方形状の第1の縫製部37を形成する。この
第1の縫製部37の内側にY字スリット39aを上下に
形成する。尚、図4において、本実施の形態では、スリ
ット25は未だ形成されていない。
【0019】このリップ用表皮33の第1の縫製部37
の内側に形成された上下のY字スリット39aを形成す
ることにより開口部39及び表皮材17のスリット25
が同時に形成される。前記リップ用表皮33の開口部3
9及び表皮材17のスリット25から表皮材17の表面
側のリップ用表皮33の垂れ部35を表皮材17の表面
側のスリット25より表皮材17の裏面側に導入する。
【0020】次いで、図5に示す如く、リップ用表皮3
3をスリット25を被覆するように左右対称に折畳み、
表皮材17の裏面側と当接するリップ用表皮33の垂れ
部35と表皮材17とを縫製して第2の縫製部40を形
成してリップ31が形成される。尚、リップ用表皮33
の折畳みは左右対称に形成するものに限定されるもので
はない。
【0021】また、図5に示す如く、前記リップ用表皮
33の垂れ部35はパッド材15の後部の盛り上がり部
分16のスリット23の内側に挿入し、スリット23の
内側のパッド材15、またはパッド材15の盛り上がり
部分16のパッド材に接着またはタッカー41止めされ
ている。前記リップ31により表皮材17のスリット2
5からパッド材15やシートフレーム及びストライカー
21が露出するのを防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上が本発明に係わる車両用シートの実
施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シ
ートによれば、シートフレームのストライカーをパッド
材及び表皮材で被覆すると共に、前記パッド材及び表皮
材にスリットを夫々形成し、該スリットからチャイルド
シートに設けられたロック部材のロック爪を挿入し、前
記ストライカーにロック爪を係止し得るようになされ、
前記表皮材のスリットにはリップが縫着されているの
で、チャイルドシートの不使用時で、特にシートバック
のフルリクライニング時にストライカーが着座者に異物
感や当たり感を与える虞れがなく、またパッド材及び表
皮材にスリットが夫々形成されているので、チャイルド
シートに設けられたロック部材のロック爪を簡易迅速に
挿入することができ、組付け作業を簡易迅速に行うこと
ができ、また表皮材のスリットにはリップが縫着されて
いるのでスリットより内部のパッド材やストライカー及
びシートフレームが露出する虞れがなく、見栄え外観を
向上させることができる。
【0023】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートによれば、シートフレームの後部フレームのストラ
イカーをシートクッションの後部に設けた盛り上がり部
分のパッド材及び表皮材で一体に被覆すると共に、前記
シートクッションのパッド材及び表皮材にスリットを夫
々形成し、該スリットからチャイルドシートに設けられ
たロック部材のロック爪を挿入し、前記ストライカーに
ロック爪を係止し得るようになされているのでチャイル
ドシートの不使用時で、特にシートバックのフルリクラ
イニング時にストライカーが着座者に異物感や当たり感
を与える虞れがなく、またチャイルドシートに設けられ
たロック部材のロック爪を簡易迅速に挿入することがで
き、シートクッションの組付け作業を簡易迅速に行うこ
とができ、また表皮材のスリットにはリップが縫着さ
れ、該リップを形成するリップ用表皮を前記表皮材の表
面側に垂れ部を残して縫着して第1の縫製部が形成さ
れ、該リップ用表皮の第1の縫製部の内側に形成された
開口部から表皮材の表面側のリップ用表皮の垂れ部を表
皮材の表面側のスリットより表皮材の裏面側に導入し、
表皮材とリップ用表皮の垂れ部とを縫製して第2の縫製
部を形成してリップが形成されているので、表皮材のス
リットより内部のパッド材やストライカー及び後部フレ
ームが露出する虞れがなく、リップ用表皮の第1の縫製
部がリップ用表皮の垂れ部により巻き込まれて表皮材の
表面側に露出することがなく、見栄え外観を向上させる
ことができる。
【0024】また、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートによれば、ストライカーがシートクッションの後部
に設けた盛り上がり部分のパッド材及び表皮材で被覆さ
れているので、チャイルドシートの不使用時で、特にシ
ートバックのフルリクライニング時にストライカーが着
座者に異物感や当たり感を与える虞れがなく、またシー
トクッションの後部に設けた盛り上がり部分のパッド材
及び表皮材にスリットが夫々形成されているので、チャ
イルドシートに設けられたロック部材のロック爪を簡易
迅速に挿入することができ、シートクッションの組付け
作業を簡易迅速に行うことができ、また表皮材のスリッ
トにはリップが縫着され、該リップを形成するリップ用
表皮を前記表皮材の表面側に垂れ部を残した状態で縫着
して第1の縫製部を形成し、前記表皮材とリップ用表皮
の第1の縫製部の内側にY字スリットを形成することに
より表皮材のスリット及びリップ用表皮の開口部を夫々
形成し、リップ用表皮の開口部から表皮材の表面側のリ
ップ用表皮の垂れ部を表皮材のスリットより表皮材の裏
面側に導入し、表皮材とリップ用表皮の垂れ部とを縫製
して第2の縫製部を形成してリップが形成されているの
で、表皮材のスリットとリップ用表皮の開口部を夫々一
度に形成することができ、表皮材のスリットより内部の
パッド材やストライカー及び後部フレームが露出する虞
れがなく、リップ用表皮の第1の縫製部がリップ用表皮
の垂れ部により巻き込まれて表皮材の表面側に露出する
ことがなく、見栄え外観を向上させることができる。
【0025】本発明によれば、チャイルドシートを簡易
迅速に取付けることができると共に、チャイルドシート
の不使用時で、特にシートバックのフルリクライニング
時にストライカーが着座者に異物感や当たり感を与える
虞れがなく、シートクッションの組付け作業を簡易迅速
に行うことができ、スリットから内部のパッド材やスト
ライカー及び後部フレームが露出する虞れがなく、見栄
え外観を向上させることができる経済性に優れた車両用
シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのシートクッション
の一部斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートのシートクッション
の側断面図。
【図3】本発明に係る車両用シートのシートクッション
のパッド材の後部に設けた盛り上がり部分の斜視図。
【図4】本発明に係る車両用シートの表皮材のスリット
に設けられるリップの縫製工程を示す平面説明図。
【図5】本発明に係る車両用シートの図1X−X線で示
すリップ位置の断面図。
【図6】従来の車両用シートの斜視図。
【図7】従来の車両用シートの側面図。
【図8】従来の車両用シートに取付けられるチャイルド
シートの側面図。
【符号の説明】 7 チャイルドシート 9 ロック部材 9a ロック爪 11 シートクッション 12 シートフレーム 13 後部フレーム 15 パッド材 16 盛り上がり部分 17 表皮材 21 ストライカー 23 スリット 25 スリット 27 空隙部 31 リップ 33 リップ用表皮 35 垂れ部 37 第1の縫製部 39 開口部 40 第2の縫製部 41 タッカー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームにチャイルドシートを固
    定するストライカーが突出して設けられ、該ストライカ
    ーにチャイルドシートに設けられたロック部材のロック
    爪が係止されてチャイルドシートが固定されるようにな
    された車両用シートにおいて、 前記シートフレームのストライカーをパッド材及び表皮
    材で被覆すると共に、前記パッド材及び表皮材にスリッ
    トを夫々形成し、該スリットからチャイルドシートに設
    けられたロック部材のロック爪を挿入し、前記ストライ
    カーにロック爪を係止し得るようになされ、前記表皮材
    のスリットにはリップが縫着されていることを特徴とす
    る車両用シート。
  2. 【請求項2】 シートフレームにチャイルドシートを固
    定するストライカーが突出して設けられ、該ストライカ
    ーにチャイルドシートに設けられたロック部材のロック
    爪が係止されてチャイルドシートが固定されるようにな
    された車両用シートにおいて、 前記シートフレームの後部フレームのストライカーをシ
    ートクッションの後部に設けた盛り上がり部分のパッド
    材及び表皮材で一体に被覆すると共に、前記シートクッ
    ションのパッド材及び表皮材にスリットを夫々形成し、
    該スリットからチャイルドシートに設けられたロック部
    材のロック爪を挿入し、前記ストライカーにロック爪を
    係止し得るようになされ、前記表皮材のスリットにはリ
    ップが縫着され、該リップを形成するリップ用表皮を前
    記表皮材の表面側に垂れ部を残して縫着して第1の縫製
    部を形成し、該リップ用表皮の第1の縫製部の内側に形
    成された開口部から表皮材の表面側のリップ用表皮の垂
    れ部を表皮材の表面側のスリットより表皮材の裏面側に
    導入し、表皮材とリップ用表皮の垂れ部とを縫製して第
    2の縫製部を形成してリップが形成されていることを特
    徴とする車両用シート。
  3. 【請求項3】 シートフレームにチャイルドシートを固
    定するストライカーが突出して設けられ、該ストライカ
    ーにチャイルドシートに設けられたロック部材のロック
    爪が係止されてチャイルドシートが固定されるようにな
    された車両用シートにおいて、 前記シートフレームの後部フレームのストライカーをシ
    ートクッションの後部に設けた盛り上がり部分のパッド
    材及び表皮材で一体に被覆すると共に、前記シートクッ
    ションのパッド材及び表皮材にスリットが夫々形成さ
    れ、該スリットからチャイルドシートに設けられたロッ
    ク部材のロック爪を挿入し、前記ストライカーにロック
    爪を係止し得るようになされ、前記表皮材にはリップが
    縫着され、該リップを形成するリップ用表皮を前記表皮
    材の表面側に垂れ部を残した状態で縫着して第1の縫製
    部を形成し、前記表皮材とリップ用表皮の第1の縫製部
    の内側にY字スリットを形成することにより表皮材のス
    リット及びリップ用表皮の開口部を夫々形成し、リップ
    用表皮の開口部から表皮材の表面側のリップ用表皮の垂
    れ部を表皮材のスリットより表皮材の裏面側に導入し、
    表皮材とリップ用表皮の垂れ部とを縫製して第2の縫製
    部を形成してリップが形成されていることを特徴とする
    車両用シート。
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