JPH06278571A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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Publication number
JPH06278571A
JPH06278571A JP5092324A JP9232493A JPH06278571A JP H06278571 A JPH06278571 A JP H06278571A JP 5092324 A JP5092324 A JP 5092324A JP 9232493 A JP9232493 A JP 9232493A JP H06278571 A JPH06278571 A JP H06278571A
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
hole
variable
variable cover
trim cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5092324A
Other languages
English (en)
Inventor
Mihoko Mita
田 実穂子 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP5092324A priority Critical patent/JPH06278571A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用シートのトリムカバー貫通孔の開口か
らの小物等の落下を防ぎ、シート開口から車体内部が露
出する見栄えの悪さを防止して、座り心地を悪化させる
ことなくシートの見栄えを向上させる。 【構成】 シートベルト14の一端側を車体フロア5に
固着し、他端側14aをシート11に設けた貫通孔13
を通して該シート11のトリムカバー12に設けたトリ
ムカバー貫通孔13aよりシート11表面側に突出させ
る。トリムカバー貫通孔13aの上端近傍位置に互いに
対向する可変カバー部材15,16を設ける。可変カバ
ー部材15,16は互いに重ね合わさる重ね合わせ部1
5a,16aを有し、少なくとも一方の該可変カバー部
材15の重ね合わせ部15aに、他方の可変カバー部材
16の重ね合わせ部と係合する係合部17を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートに関し、更
に詳細に説明すると、一端側を車体フロアに固着し、他
端側をシートに設けた貫通孔を通して該シートのトリム
カバーに設けたトリムカバー貫通孔よりシート表面側に
突出させたシートベルトを備えた車両用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シートにシートベルト
を設けた構成には、図5に示す如く、シートベルト4の
一端側4bを車体フロア5に固着し、該シートベルト4
の他端側4aをシート1に設けた貫通孔3を通してシー
ト1のトリムカバー2に設けた貫通孔よりシート1の表
面側に突出させたシートベルト4を備えた構成が知られ
ている。
【0003】また最近では、図6に示す如く、シート1
のトリムカバー2に設けた貫通孔の表面側からシート1
の貫通孔3内に差込状に装着してトリムカバー2に設け
た貫通孔の開口を略塞ぐエスカッション(プロテクタ)
6を取付けた構成の車両用シート1が、実公昭63ー8
8560号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記図5に
示す従来の車両用シートでは、シートベルト4のバック
ル及びタングを通す必要性から、シート1の貫通孔3及
びトリムカバー2の貫通孔をある程度大径のものとせざ
るを得ないため、トリムカバー2の貫通孔部分の開口か
らシート下の車体内部が露出し、見栄えが悪く、しか
も、該貫通孔の開口が大径であるためシート上に置かれ
たコイン等の小物が知らずに貫通孔内に落下するという
問題があった。
【0005】斯る問題を解決するため、上記図6に示す
ようにトリムカバー2の貫通孔を塞ぐためのエスカッシ
ョン6を装着する構成の車両用シート1も開発されてい
るが、今度は逆に、シート1と異なる材質で組成された
エスカッション6の異物感が着座時のシート1の座り心
地を悪化させる要因となり、しかもエスカッション6そ
れ自体が、シート1との繋ぎ目や素材感、色合わせ等の
観点から却って全体の見栄えを悪くする要因となる等、
却って従前以上の問題点を残すという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、エスカッションを用いる
場合のように異物感による着座時の座り心地の低下や全
体の見栄えの悪化を招くことがなく、トリムカバーの貫
通孔の開口からの小物等の落下が防げ、該開口から車体
内部が露出する見栄えの悪さを克服でき、座り心地を悪
化させることなくシートの見栄えを向上させた車両用シ
ートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、一端側を車体フロアに固着し、
他端側をシートに設けた貫通孔を通して該シートのトリ
ムカバーに設けたトリムカバー貫通孔よりシート表面側
に突出させたシートベルトを備えた車両用シートにおい
て、前記トリムカバー貫通孔の上端近傍位置に互いに対
向する可変カバー部材を夫々設け、該可変カバー部材は
互いに重ね合わされる重ね合わせ部を有し、少なくとも
一方の該可変カバー部材の重ね合わせ部には、他方の可
変カバー部材の重ね合わせ部と係合する係合部が形成さ
れ、前記可変カバー部材同士の間にシートベルトを挿通
するスリット部が形成されるようになされていることを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、トリムカバー貫通孔の上端近
傍位置に互いに対向する可変カバー部材を夫々設け、該
可変カバー部材は互いに重ね合わされる重ね合わせ部を
有し、少なくとも一方の該可変カバー部材の重ね合わせ
部には、他方の可変カバー部材の重ね合わせ部と係合す
る係合部が形成され、前記可変カバー部材同士の間にシ
ートベルトを挿通するスリット部が形成されるようにな
されているので、シートベルトの他端側をトリムカバー
貫通孔よりシート表面側に突出させた後に、可変カバー
部材の重ね合わせ部を重ね合わせて可変カバー部材同士
を簡易に係合でき、この係合によって、トリムカバー貫
通孔の開口を前記スリット部を残した状態で塞ぐことが
できる。このとき、シートベルト自体は何ら係合されて
いないので、シートベルトを引っ張る等の操作をして
も、運動の自由度が阻害されることはない。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る車両用シートを図面を参照
して詳述する。図1乃至図4には、本発明に係る車両用
シートの一実施例が夫々示されており、図1に示す如
く、この車両用シート11は本実施例ではシートクッシ
ョンに適用した場合として示されているが、同時にシー
トバックにも適用することができるものである。
【0010】車両用シート11は、図1乃至図4に示す
如く、シートベルト14の特に図示しない一端側を図示
しない車体フロアに固着し他端側14aをシート11に
設けた貫通孔13を通して該シート11のトリムカバー
12に設けたトリムカバー貫通孔13aよりシート11
表面側に突出させたシートベルト14を備えている。
【0011】ここで、シート11に設けた貫通孔13
は、従来同様、シートベルト14のバックル及びタング
を通す必要性から、ある程度大径のものとしてある。ま
た、該貫通孔13と連通するトリムカバー貫通孔13a
も、該貫通孔13と略同様の径を有するものとしてあ
る。
【0012】前記トリムカバー12に設けたトリムカバ
ー貫通孔13a上端近傍位置には、互いに対向する可変
カバー部材15,16が夫々縫製により設けてあり、該
可変カバー部材15,16には互いに重ね合わさる重ね
合わせ部15a,16aが形成されている。
【0013】前記可変カバー部材15,16同士を重ね
合わせ部15a,16aで重ね合わせた場合に、可変カ
バー部材15,16同士の間にシートベルト14が挿通
されるスリット部21が形成されるようになされてい
る。前記可変カバー部材15,16の重ね合わせ部15
a,16aには、夫々の重ね合わせ部15a,16a同
士を互いに係合する係合部17が形成されている。
【0014】本実施例では、図2に示すように、一例と
して一方の可変カバー部材15を平面略幅広コ字形状に
形成し、他方の可変カバー部材16を略平面長方形状に
形成しており、該可変カバー部材15,16の重ね合わ
せ部15a,16aに夫々に二箇所に分けた夫々ベルク
ロファスナー等の面ファスナーからなる係合部17を縫
製または縫着等により形成するようにしてある。
【0015】尚、可変カバー部材15,16の一方の素
材をベルクロファスナーに係合する布等の繊維素材とす
れば、可変カバー部材15,16の重ね合わせ部15
a,16aの一方のみに面ファスナーの係合部17を設
ければ互いに係合可能となるので、他方側は設けなくと
も差し支えない。また可変カバー部材15,16は、ト
リムカバー12と同じ材質のものを用いてもよい。
【0016】よって、前記トリムカバー12の貫通孔1
3上端近傍位置には、互いに対向する可変カバー部材1
5,16が夫々縫設してあり、該可変カバー部材15,
16は互いに重ね合わさる重ね合わせ部15a,16a
を有し、該可変カバー部材15の重ね合わせ部15a及
び可変カバー部材16の重ね合わせ部16aには、夫々
の重ね合わせ部15a,16aを互いに係合する係合部
17を形成してあるので、シートベルト14の他端側1
4aをトリムカバー貫通孔13よりシート11表面に突
出させ、可変カバー部材15の中央略開口部分にシート
ベルト14胴部をあてがった後に、可変カバー部材1
5,16の重ね合わせ部15a,15bを係合部17に
より簡易に係合すれば、トリムカバー貫通孔13aの開
口をスリット部21を残した状態で略完全に塞いでシー
ト11の貫通孔13内部、及び車体フロア5を完全に隠
すことができ、且つ小物等がトリムカバー貫通孔13a
より貫通孔13内に落ちるのを防止できる。
【0017】しかも、この場合、エスカッション等を使
用していないので、着座時の座り心地にほとんど影響は
なく、可変カバー部材15,16の素材を工夫すること
で外観上の見栄えを違和感なく向上させることができ、
可変カバー部材15,16の素材をトリムカバー12の
素材と同様のものとすれば、一層見栄えを向上させるこ
とができる。尚、シートベルト14それ自体は係合され
ないので、シートベルト14を引っ張る等の操作をして
も、運動の自由度が阻害されることはない。
【0018】上記実施例にあっては、係合部17とし
て、ベルクロファスナーからなる面ファスナーのみを説
明してあるが、他のファスナー部材を用いてもよいこと
は言うまでもなく、また、可変カバー部材15,16の
双方に互い違いとなる係合部17を形成したり、係合部
17の平面形状、可変カバー部材15,16の平面形状
を図示以外の形状とする等、実施に応じて適宜選択する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの一実
施例の説明であるが、斯る構成によれば、一端側を車体
フロアに固着し、他端側をシートに設けた貫通孔を通し
て該シートのトリムカバーに設けたトリムカバー貫通孔
よりシート表面側に突出させたシートベルトを備えた車
両用シートにおいて、前記トリムカバー貫通孔の上端近
傍位置に互いに対向する可変カバー部材を夫々設け、該
可変カバー部材は互いに重ね合わされる重ね合わせ部を
有し、少なくとも一方の該可変カバー部材の重ね合わせ
部には、他方の可変カバー部材の重ね合わせ部と係合す
る係合部が形成され、前記可変カバー部材同士の間にシ
ートベルトを挿通するスリット部が形成されるようにな
されているので、トリムカバーに設けたトリムカバー貫
通孔の開口を略完全に塞ぐことができ、異物感による着
座時の座り心地の低下やシート全体の見栄えの悪化を招
くことなく、トリムカバー貫通孔の開口からの小物等の
落下が防げ、該開口から車体内部が露出する見栄えの悪
さを克服しつつシートの見栄えを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートに用いる可変カバー
部材の係合状態を示す斜視図
【図2】本発明に係る可変カバー部材の平面説明図。
【図3】本発明に係る車両用シートの図1におけるXー
X線断面図
【図4】本発明に係る車両用シートの図1におけるYー
Y線断面図
【図5】従来の車両用シートを示す断面図
【図6】従来の車両用シートを示す断面図
【符号の説明】
5 車体フロア 11 車両用シート 12 トリムカバー 13 貫通孔 13a トリムカバー貫通孔 14 シートベルト 14a シートベルトの他端側 14b シートベルトの一端側 15 可変カバー部材 15a 重ね合わせ部 16 可変カバー部材 16a 重ね合わせ部 17 係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側を車体フロアに固着し、他端側を
    シートに設けた貫通孔を通して該シートのトリムカバー
    に設けたトリムカバー貫通孔よりシート表面側に突出さ
    せたシートベルトを備えた車両用シートにおいて、前記
    トリムカバー貫通孔の上端近傍位置に互いに対向する可
    変カバー部材を夫々設け、該可変カバー部材は互いに重
    ね合わされる重ね合わせ部を有し、少なくとも一方の該
    可変カバー部材の重ね合わせ部には、他方の可変カバー
    部材の重ね合わせ部と係合する係合部が形成され、前記
    可変カバー部材同士の間にシートベルトを挿通するスリ
    ット部が形成されるようになされていることを特徴とす
    る車両用シート。
JP5092324A 1993-03-26 1993-03-26 車両用シート Pending JPH06278571A (ja)

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JP5092324A JPH06278571A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 車両用シート

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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