JPH078352A - シートクッションのベルト貫通孔処理構造 - Google Patents
シートクッションのベルト貫通孔処理構造Info
- Publication number
- JPH078352A JPH078352A JP15360893A JP15360893A JPH078352A JP H078352 A JPH078352 A JP H078352A JP 15360893 A JP15360893 A JP 15360893A JP 15360893 A JP15360893 A JP 15360893A JP H078352 A JPH078352 A JP H078352A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- hole
- seat
- seat cushion
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルト貫通孔の幅をある程度広くして作業性
を確保した上で、ベルト貫通孔内の構造が見えないよう
にしたシートクッションのベルト貫通孔処理構造を提供
する。 【構成】 シートクッション11にシートベルト2が貫
通されるベルト貫通孔12が形成され、該ベルト貫通孔
12の内部に内部表皮15が設けられると共に、シート
表面側に表面表皮14が設けられ、前記ベルト貫通孔1
2の開口部16で、前記内部表皮15と表面表皮14と
が接続されたシートクッションのベルト貫通孔処理構造
において、前記内部表皮15の、前記開口部16側に、
内側に向けて弾性変形可能な隠蔽片18を延設し、該隠
蔽片18は、前記シートベルト2を挿通可能とした上で
前記開口部16を閉成すると共に、弾性変形された状態
で、前記開口部16を開成するように設定した。
を確保した上で、ベルト貫通孔内の構造が見えないよう
にしたシートクッションのベルト貫通孔処理構造を提供
する。 【構成】 シートクッション11にシートベルト2が貫
通されるベルト貫通孔12が形成され、該ベルト貫通孔
12の内部に内部表皮15が設けられると共に、シート
表面側に表面表皮14が設けられ、前記ベルト貫通孔1
2の開口部16で、前記内部表皮15と表面表皮14と
が接続されたシートクッションのベルト貫通孔処理構造
において、前記内部表皮15の、前記開口部16側に、
内側に向けて弾性変形可能な隠蔽片18を延設し、該隠
蔽片18は、前記シートベルト2を挿通可能とした上で
前記開口部16を閉成すると共に、弾性変形された状態
で、前記開口部16を開成するように設定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートクッションの
シートベルトが貫通されるベルト貫通孔の処理構造に関
するものである。
シートベルトが貫通されるベルト貫通孔の処理構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図3及び図4(実開昭61ー24346号,実開昭60
ー115151号,実開昭60ー105257号,特開
昭59ー2956号等参照)に示す周知の技術がある。
図中符号1は、シートクッションで、このシートクッシ
ョン1には、シートベルト2が貫通されるベルト貫通孔
3が形成されている。そして、シートベルト2は、この
ベルト貫通孔3を介して、シートクッション1を載置す
る図示省略のフロアパネル上のアンカレッジに取り付け
られるようになっている。
図3及び図4(実開昭61ー24346号,実開昭60
ー115151号,実開昭60ー105257号,特開
昭59ー2956号等参照)に示す周知の技術がある。
図中符号1は、シートクッションで、このシートクッシ
ョン1には、シートベルト2が貫通されるベルト貫通孔
3が形成されている。そして、シートベルト2は、この
ベルト貫通孔3を介して、シートクッション1を載置す
る図示省略のフロアパネル上のアンカレッジに取り付け
られるようになっている。
【0003】そのシートクッション1は、パッド5の表
面側に表面表皮6が設けられると共に、ベルト貫通孔3
の内部に内部表皮7が設けられ、この内部表皮7と表面
表皮6とがベルト貫通孔3の開口部8側の接続部9で合
わせ縫いされている。
面側に表面表皮6が設けられると共に、ベルト貫通孔3
の内部に内部表皮7が設けられ、この内部表皮7と表面
表皮6とがベルト貫通孔3の開口部8側の接続部9で合
わせ縫いされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、シートベルト2を貫通させ
る作業上、図4に示すように、ベルト貫通孔3の幅Wを
ある程度広くする必要があるが、この幅Wが広くなる
と、シートクッション1の下のフロアパネルの構造が見
えてしまい外観品質の低下を招く虞がある。このこと
は、シートクッション1の高さHが低くなるに従い顕著
となる。
うな従来のものにあっては、シートベルト2を貫通させ
る作業上、図4に示すように、ベルト貫通孔3の幅Wを
ある程度広くする必要があるが、この幅Wが広くなる
と、シートクッション1の下のフロアパネルの構造が見
えてしまい外観品質の低下を招く虞がある。このこと
は、シートクッション1の高さHが低くなるに従い顕著
となる。
【0005】そこで、この発明は、ベルト貫通孔の幅を
ある程度広くして作業性を確保した上で、ベルト貫通孔
内の構造が見えないようにしたシートクッションのベル
ト貫通孔処理構造を提供することを課題としている。
ある程度広くして作業性を確保した上で、ベルト貫通孔
内の構造が見えないようにしたシートクッションのベル
ト貫通孔処理構造を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、シートクッションにシート
ベルトが貫通されるベルト貫通孔が形成され、該ベルト
貫通孔の内部に内部表皮が設けられると共にシート表面
側に表面表皮が設けられ、前記ベルト貫通孔の開口部
で、前記内部表皮と表面表皮とが接続されたシートクッ
ションのベルト貫通孔処理構造において、前記シート側
表皮又は内部表皮の、前記開口部側に、内側に向けて弾
性変形可能な隠蔽片を延設し、該隠蔽片は、前記シート
ベルトを挿通可能とした上で前記開口部を閉成すると共
に、弾性変形された状態で、前記開口部を開成するよう
に設定したシートクッションのベルト貫通孔処理構造と
したことを特徴としている。
に着目してなされたもので、シートクッションにシート
ベルトが貫通されるベルト貫通孔が形成され、該ベルト
貫通孔の内部に内部表皮が設けられると共にシート表面
側に表面表皮が設けられ、前記ベルト貫通孔の開口部
で、前記内部表皮と表面表皮とが接続されたシートクッ
ションのベルト貫通孔処理構造において、前記シート側
表皮又は内部表皮の、前記開口部側に、内側に向けて弾
性変形可能な隠蔽片を延設し、該隠蔽片は、前記シート
ベルトを挿通可能とした上で前記開口部を閉成すると共
に、弾性変形された状態で、前記開口部を開成するよう
に設定したシートクッションのベルト貫通孔処理構造と
したことを特徴としている。
【0007】
【作 用】かかる手段によれば、ベルト貫通孔にシート
ベルトを貫通させるには、ベルト貫通孔の開口部に設け
られた隠蔽片を弾性変形させて開口部を開成させること
により、シートベルト貫通作業を行う。この場合には、
ベルト貫通孔の幅がある程度広く設定されているため、
作業性を確保できる。
ベルトを貫通させるには、ベルト貫通孔の開口部に設け
られた隠蔽片を弾性変形させて開口部を開成させること
により、シートベルト貫通作業を行う。この場合には、
ベルト貫通孔の幅がある程度広く設定されているため、
作業性を確保できる。
【0008】そして、シートベルトがベルト貫通孔に挿
通された状態では、隠蔽片が弾性力により、常態に復帰
するため、ベルト貫通孔の開口部が閉成されることか
ら、ベルト貫通孔の内部、ひいてはフロアパネル等が見
えることがないため、外観品質が維持されることとな
る。
通された状態では、隠蔽片が弾性力により、常態に復帰
するため、ベルト貫通孔の開口部が閉成されることか
ら、ベルト貫通孔の内部、ひいてはフロアパネル等が見
えることがないため、外観品質が維持されることとな
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1及び図2は、この発明の一実施例を示
すものである。
すものである。
【0011】まず構成を説明すると、図中符号11は、
シートクッションで、このシートクッション11には、
シートベルト2が貫通されるベルト貫通孔12が形成さ
れている。そして、シートベルト2は、このベルト貫通
孔12を介して、シートクッション11を載置する図示
省略のフロアパネルのアンカレッジに取り付けられるよ
うになっている。
シートクッションで、このシートクッション11には、
シートベルト2が貫通されるベルト貫通孔12が形成さ
れている。そして、シートベルト2は、このベルト貫通
孔12を介して、シートクッション11を載置する図示
省略のフロアパネルのアンカレッジに取り付けられるよ
うになっている。
【0012】そのシートクッション11は、パッド13
の表面側に表面表皮14が設けられると共に、ベルト貫
通孔12の内部に内部表皮15が設けられ、この内部表
皮15と表面表皮14とがベルト貫通孔12の開口部1
6側の接続部17で合わせ縫いされている。
の表面側に表面表皮14が設けられると共に、ベルト貫
通孔12の内部に内部表皮15が設けられ、この内部表
皮15と表面表皮14とがベルト貫通孔12の開口部1
6側の接続部17で合わせ縫いされている。
【0013】そして、この接続部17において、内部表
皮15から内側に向けて弾性変形可能な一対の隠蔽片1
8が延設されている。常態では、この一対の隠蔽片18
の間に、図1中二点鎖線に示すように、シートベルト2
が挿通されると共に、これら隠蔽部18で開口部16が
閉成されるように設定されている。また、この隠蔽片1
8は、弾性変形された状態で、開口部16が開成される
ように設定されている。
皮15から内側に向けて弾性変形可能な一対の隠蔽片1
8が延設されている。常態では、この一対の隠蔽片18
の間に、図1中二点鎖線に示すように、シートベルト2
が挿通されると共に、これら隠蔽部18で開口部16が
閉成されるように設定されている。また、この隠蔽片1
8は、弾性変形された状態で、開口部16が開成される
ように設定されている。
【0014】次に、作用について説明する。
【0015】まず、ベルト貫通孔12にシートベルト2
を貫通させるには、ベルト貫通孔12の開口部16に設
けられた隠蔽片18を弾性変形させて開口部16を開成
させることにより、シートベルト貫通作業を行う。この
場合には、ベルト貫通孔12は幅Wがある程度広く設定
されているため、作業性を確保できる。
を貫通させるには、ベルト貫通孔12の開口部16に設
けられた隠蔽片18を弾性変形させて開口部16を開成
させることにより、シートベルト貫通作業を行う。この
場合には、ベルト貫通孔12は幅Wがある程度広く設定
されているため、作業性を確保できる。
【0016】そして、シートベルト2がベルト貫通孔1
2に挿通された状態では、隠蔽片18が弾性力により、
常態に復帰するため、ベルト貫通孔12の開口部16が
閉成されることから、ベルト貫通孔12の内部、ひいて
はフロアパネル等が見えることがないため、外観品質が
維持されることとなる。
2に挿通された状態では、隠蔽片18が弾性力により、
常態に復帰するため、ベルト貫通孔12の開口部16が
閉成されることから、ベルト貫通孔12の内部、ひいて
はフロアパネル等が見えることがないため、外観品質が
維持されることとなる。
【0017】なお、上記実施例では、内部表皮15に隠
蔽片18を形成したが、これに限らず、表面表皮14に
形成しても良いことは勿論である。
蔽片18を形成したが、これに限らず、表面表皮14に
形成しても良いことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、ベルト貫通孔にシートベルを貫通させる場合に
は、ベルト貫通孔の開口部に設けられた隠蔽片を弾性変
形させて行うが、この場合には、ベルト貫通孔は幅があ
る程度広く設定されているため、作業性を確保できる。
れば、ベルト貫通孔にシートベルを貫通させる場合に
は、ベルト貫通孔の開口部に設けられた隠蔽片を弾性変
形させて行うが、この場合には、ベルト貫通孔は幅があ
る程度広く設定されているため、作業性を確保できる。
【0019】また、シートベルトがベルト貫通孔に挿通
された状態では、隠蔽片が弾性力により、ベルト貫通孔
の開口部が閉成されることから、ベルト貫通孔の内部構
造が見えることがないため、外観品質を維持できる、と
いう実用上有益な効果を発揮する。
された状態では、隠蔽片が弾性力により、ベルト貫通孔
の開口部が閉成されることから、ベルト貫通孔の内部構
造が見えることがないため、外観品質を維持できる、と
いう実用上有益な効果を発揮する。
【図1】この発明の一実施例を示す図2のA−A線に沿
う断面図である。
う断面図である。
【図2】同実施例のシートクッションの斜視図である。
【図3】従来のシートクッションを示す斜視図である。
【図4】同従来例を示す図3のB−B線に沿う断面図で
ある。
ある。
11 シートクッション 12 シートベルト貫通孔 14 表面表皮 15 内部表皮 16 開口部 18 隠蔽片
Claims (1)
- 【請求項1】 シートクッションにシートベルトが貫通
されるベルト貫通孔が形成され、該ベルト貫通孔の内部
に内部表皮が設けられると共にシート表面側に表面表皮
が設けられ、前記ベルト貫通孔の開口部で、前記内部表
皮と表面表皮とが接続されたシートクッションのベルト
貫通孔処理構造において、 前記シート側表皮又は内部表皮の、前記開口部側に、内
側に向けて弾性変形可能な隠蔽片を延設し、該隠蔽片
は、前記シートベルトを挿通可能とした上で前記開口部
を閉成すると共に、弾性変形された状態で、前記開口部
を開成するように設定したことを特徴とするシートクッ
ションのベルト貫通孔処理構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15360893A JPH078352A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | シートクッションのベルト貫通孔処理構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15360893A JPH078352A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | シートクッションのベルト貫通孔処理構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078352A true JPH078352A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15566210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15360893A Pending JPH078352A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | シートクッションのベルト貫通孔処理構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014000838A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toyota Boshoku Corp | 隙隠し構造 |
JP2017019344A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2020179706A (ja) * | 2019-04-23 | 2020-11-05 | ダイハツ工業株式会社 | 車両のシート構造 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP15360893A patent/JPH078352A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014000838A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toyota Boshoku Corp | 隙隠し構造 |
JP2017019344A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2020179706A (ja) * | 2019-04-23 | 2020-11-05 | ダイハツ工業株式会社 | 車両のシート構造 |
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