JP2003033260A - 椅子における張り材の取付構造 - Google Patents

椅子における張り材の取付構造

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JP2003033260A JP2001223478A JP2001223478A JP2003033260A JP 2003033260 A JP2003033260 A JP 2003033260A JP 2001223478 A JP2001223478 A JP 2001223478A JP 2001223478 A JP2001223478 A JP 2001223478A JP 2003033260 A JP2003033260 A JP 2003033260A
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 張り材を簡単、迅速、かつ体裁よく取り付け
ることができるとともに、張り材の両端部の耐久性がよ
く、張り材が外れにくく、しかも張り材を容易に分別し
うるようにした椅子における張り材の取付構造を提供す
る。 【解決手段】 外シェル5におけるほぼ方形をなす部分
5bの上下の端部の表面に、両端縁に沿う凹入溝9を設
けるとともに、ほぼ方形をなす張り材23の両端縁に、
合成樹脂製の係合片27,30を止着し、各係合片2
7,30を、凹入溝9にそれぞれ嵌合し、かついずれか
一方の凹入溝9の内面に設けた外シェル5の裏面に開口
する係合孔21における外シェル5の表面寄りの縁に、
一方の係合片30の遊縁に連設した折り返し片29の遊
端を係止し、さらに、外シェル5における係合孔21を
含む範囲を覆う蓋材32を、外シェル5に着脱自在に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子における座ま
たは背凭れの張り材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子における座または背凭れに張り材を
取り付ける従来の取り付け方法としては、張り材の周縁
を、座または背凭れのフレームまたはシェルの周縁から
裏面側に巻き込み、その縁を、フレーム等の裏面に、鋲
止めその他の手段により止着するのが一般的である。
【0003】また、フレームまたはシェルの表面の周縁
部に凹入溝を設け、これに張り材の周縁を、抜け止め用
の補助具とともに嵌合して、張り材を取り付けるように
したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者は、張り
材がフレームまたはシェルの外周を覆っているので、長
期間の使用や他物との衝突等により、座や背凭れのコー
ナー部や縁部において張り材が傷み易く、また、鋲止め
その他の張り材の周縁の止着作業が面倒である。
【0005】後者は、張り材の縁が撓んだり、皺がよっ
たりし易いので、その縁を凹入溝に体裁よく挿入しにく
く、挿入作業に時間がかかるだけでなく、張り材の周縁
が前方に外れ易いが、これを防止するため、張り材を凹
入溝内に嵌合して強固に固着すると、椅子の廃棄時に、
張り材をフレーム等から分別し難いという問題がある。
【0006】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、張り材を、簡単、迅速、かつ体裁よく
取り付けることができるとともに、張り材の両端部の耐
久性がよく、椅子の使用時には、張り材が外れにくく、
しかも椅子の廃棄時等には、張り材を容易に分別しうる
ようにした、椅子における張り材の取付構造を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 脚体に支持され、座または背凭れの一部をなす合
成樹脂製の外シェルにおけるほぼ方形をなす部分の両端
部の表面に、両端縁に沿う凹入溝を設けるとともに、ほ
ぼ方形をなす張り材の両端縁に、合成樹脂製の係合片を
止着し、各係合片を、前記凹入溝にそれぞれ嵌合し、か
ついずれか一方の凹入溝の内面に設けた外シェルの裏面
に開口する係合孔における外シェルの表面寄りの縁に、
一方の係合片の遊縁に連設した折り返し片の遊端を係止
し、さらに、前記外シェルにおける前記係合孔を含む範
囲を覆う蓋材を、外シェルに着脱自在に設ける。
【0008】(2) 脚体に支持され、かつ座または背凭
れの一部をなす合成樹脂製の外シェルにおけるほぼ方形
をなす部分の両端部の表面に、両端縁に沿う凹入溝を設
け、前記外シェルの表面側に配設されるとともに、表面
に張り材が装着された合成樹脂製の内シェルの両端縁
に、前記外シェルの凹入溝に嵌合する係合片を連設し、
かついずれか一方の凹入溝の内面に設けた外シェルの裏
面に開口する係合孔における外シェルの表面寄りの縁
に、一方の係合片の遊縁に連設した折り返し片の遊端を
係止し、さらに、前記外シェルにおける前記係合孔を含
む範囲を覆う蓋材を、外シェルに着脱自在に設ける。
【0009】(3) 上記(1)または(2)項において、外
シェルにおけるほぼ方形をなす部分の周縁部の表面に、
各縁に沿う凹入溝を設けるとともに、ほぼ方形をなす張
り材の各辺に設けた合成樹脂製の係合片を、前記凹入溝
にそれぞれ嵌合する。
【0010】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、凹入溝における外シェルの上部に位置する部分の凹
入方向を後下方とし、かつ凹入溝のこの部分に、折り返
し片が設けられていない方の係合片を嵌合する。
【0011】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、外シェルにおける全凹入溝の凹入方向を、後下方と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を備
える椅子の分解斜視図である。この椅子は、金属パイプ
をほぼ方形枠状に折曲して形成した左右1対の側脚(1)
(1)と、左右の側脚(1)(1)の上部同士を連結する左右
方向を向く前後1対の連結材(2)(3)とからなる脚体
(4)を備えている。
【0013】脚体(4)の上部には、例えばポリプロピレ
ン等の合成樹脂材料の一体成型品よりなり、ほぼ水平の
座部(5a)と、その後端より起立する背凭れ部(5b)とから
なる側面視L字状の外シェル(5)が、その背凭れ部(5b)
の両側部に形成した上下方向を向く筒部(5c)(5c)を、左
右の側脚(1)(1)の後端部より起立する金属パイプの端
末の立上り部(1a)(1a)に嵌合し、かつ座部(5a)を前後の
連結材(2)(3)上に載置して、座部(5a)の下面に突設し
た前後複数対の係合爪(6)を、後方の連結材(3)の前後
の縁に係合させるとともに、前方の連結材(2)の下方か
ら止めねじ(7)をもって止着することにより、支持され
ている。
【0014】外シェル(5)における座部(5a)と背凭れ部
(5b)との接続部分には、正面視横長楕円形の開口(5d)が
形成されている。座部(5a)の平面形、及び背凭れ部(5b)
の正面形は、それぞれ方形をなし、座部(5a)の前端部
は、下方に向かって緩やかに湾曲し、また座部(5a)の後
端部は、上方に向かって緩やかに湾曲している。
【0015】座部(5a)及び背凭れ部(5b)の表面(座部(5
a)の上面及び背凭れ部(5b)の前面)の周縁部には、その
縁に沿う連続したループ状の凹入溝(8)(9)が、それぞ
れ形成されている。
【0016】座部(5a)及び背凭れ部(5b)の表面からの凹
入溝(8)(9)の凹入方向、及び係合爪(6)の突出方向
は、すべて後下方を向くようにしてあり、それによっ
て、外シェル(5)の成形時の型抜きを、前上方と後下方
との2方向のみで簡単に行えるようにしてある。
【0017】次に、図1〜図8を参照して、外シェル
(5)の座部(5a)への張り材の取付構造について説明す
る。外シェル(5)の座部(5a)における凹入溝(8)の長手
方向の複数箇所には、外シェルの裏面に開口する係合孔
(10)が穿設されている。この例では、座部(5a)の左右の
縁に沿う凹入溝(8)の前後方向を向く部分に2個の係合
孔(10)が、座部(5a)の前後の縁に沿う凹入溝(8)の左右
方向を向く部分に3個の係合孔(10)が、それぞれ凹入溝
(8)における外シェル(5)の中央寄りの溝壁に設けられ
ている。
【0018】また、外シェル(5)の座部(5a)における凹
入溝(8)より内側の後部には、上下方向に貫通する複数
の嵌合孔(11)が、左右方向に適宜の間隔で並べて穿設さ
れている。
【0019】例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料の
一体成型品である内シェル(12)は、図5及び図6に示す
ように、外シェル(5)の座部(5a)における凹入溝(8)よ
り内側の部分の形状とほぼ同形状をなし、その外周縁に
は、後下方に向かって延出する短寸の係合片(13)が連設
されている。
【0020】外シェル(5)の座部(5a)における各係合孔
(10)に対応する内シェル(12)の係合片(13)の内面には、
各係合孔(10)における外シェル(5)の表面寄りの縁に係
合する係合爪(14)が形成されている。
【0021】また、内シェル(12)の後部下面には、外シ
ェル(5)の座部(5a)に形成された各嵌合孔(11)に嵌合し
て、その下端の縁部に係合しうるようにした複数の係合
爪(15)が設けられている。
【0022】図7及び図8に示すように、内シェル(12)
の表面には、例えばポリエチレン発泡シートのようなク
ッション体(16)と、例えばポリプロピレンクロスまたは
オレフィンレザークロスよりなる表皮材(17)とからなる
張り材(18)が、係合片(13)の外周面にまで被さるように
貼着されている。
【0023】このような張り材(18)を貼着した内シェル
(12)は、外シェル(5)の座部(5a)に対して斜め上前方か
ら導き入れて、その外周の係合片(13)を凹入溝(8)に、
また係合爪(15)を嵌合孔(11)にそれぞれ嵌合し、かつ係
合爪(14)を係合孔(10)の上縁に、また係合爪(15)を嵌合
孔(11)の下縁にそれぞれ係止させることにより、外シェ
ル(5)の座部(5a)の上面に、容易に上方に外れることな
く装着されている。内シェル(12)とともに装着された張
り材(18)の表面は、外シェル(5)の座部(5a)における凹
入溝(8)より外側の部分の表面とほぼ等高となるように
するのが好ましい。
【0024】外シェル(5)の座部(5a)における各嵌合孔
(11)から下方に突出する内シェル(12)の係合爪(15)の先
端は、脚体(4)における後方の連結材(3)の上面中央に
形成された左右方向を向く凹条(3a)内に進入し、連結材
(3)により外部に露呈しないように覆われているので、
体裁がよい。
【0025】次に、図9〜図15を参照して、外シェル
(5)の背凭れ部(5b)への張り材の取付構造について説明
する。外シェル(5)の背凭れ部(5b)におけるほぼ方形の
凹入溝(9)の上部と下部との長手方向の複数箇所であっ
て、かつ凹入溝(9)における背凭れ部(5b)の中央寄りの
溝壁には、凹入溝の長手方向と直交し、かつ外シェル
(5)の表裏方向を向く半円弧状の位置決め溝(19)が形成
されている。
【0026】また、背凭れ部(5b)の下部中央部における
凹入溝(9)の裏面側には、凹入溝(9)の底部を覆うほぼ
方形の薄肉部(20)が形成されており、その薄肉部(20)に
おける後方を向く面には、凹入溝(9)とその直後の空間
とを連通するとともに、上下及び左右方向の寸法を薄肉
部(20)より小とした方形の係合孔(21)が穿設されてい
る。
【0027】さらに、凹入溝(9)の底部をU字状に取り
巻く薄肉部(20)の上端両側部には、左右方向を向くスリ
ット状の係止孔(22)がそれぞれ形成されている。
【0028】背凭れ用の張り材(23)は、ポリプロピレン
クロスまたはオレフィンレザーからなるほぼ方形の表皮
材(24)の裏面に、それより若干小寸としたポリエチレン
発泡シート等のクッション体(25)を貼着したものよりな
っている。
【0029】図9及び図10に示すように、表皮材(24)
の裏面における上端縁には、前面下部に複数の半円形断
面の突起(26)を凹入溝(9)の上部における複数の位置決
め溝(19)と等間隔で設けた合成樹脂製の上部係合片(27)
がミシン縫いにより取り付けられ、表皮材(24)の前面下
端縁には、前面上部に同様の複数の突起(28)が、また中
央に上方に突出する方形の折り返し片(29)が設けられた
合成樹脂製の下部係合片(30)がミシン縫いにより取り付
けられている。さらに、表皮材(24)の左右両側縁にも、
合成樹脂製の側部係合片(31)がミシン縫いにより取り付
けられている。各係合片(27)(30)(31)(31)を取り付けた
状態を、図10に示す。
【0030】張り材(23)は、そのクッション体(25)の裏
面を、外シェル(5)の背凭れ部(5b)の表面に当接し、か
つ、表皮材(24)の四辺に取り付けられた係合片(27)(30)
(31)(31)を、次のようにして凹入溝(9)にそれぞれ嵌合
することにより、外シェル(5)の前面に装着されてい
る。
【0031】すなわち、図11に示すように、表皮材(2
4)の上端縁に設けた上部係合片(27)を、後下方から前向
きに、ほぼ360°巻き込み、外シェル(5)の凹入溝
(9)の上部に、各突起(26)が表皮材(24)を間に挟んで対
応する位置決め溝(19)に嵌合するようにして挿入する。
【0032】表皮材(24)の下端縁に設けた下部係合片(3
0)は、後上方にほぼ180°反転折曲した折り返し片(2
9)とともに、凹入溝(9)の下部に、各突起(28)が対応す
る位置決め溝(19)に、また折り返し片(29)が係合孔(21)
に、それぞれ嵌合するようにして嵌合される。このと
き、折り返し片(29)の遊端が、係合孔(21)の上縁に係合
することにより、張り材(23)の下端部が前上方に抜け外
れるのが確実に阻止される。
【0033】この状態において、図11、図14、及び
図15に示すように、側面視ほぼU字状をなす合成樹脂
材料製の蓋材(32)を後下方から、薄肉部(20)に嵌合し、
蓋材(32)の上端部内面に突設した係合爪(33)を係止孔(2
2)にそれぞれ係止させると、折り返し片(29)は、蓋材(3
2)により覆われるとともに、その遊端が係合孔(21)の上
縁から後方へ外れるのが阻止される。
【0034】表皮材(24)の両側縁に設けられた側部係合
片(31)は、平面視において二つ折りとして、両側部の凹
入溝(9)に嵌合され、その弾性復元力により、凹入溝
(9)からの抜け外れが阻止される。
【0035】このようにして、外シェル(5)の背凭れ部
(5b)に装着された張り材(23)は、背凭れ部(5b)の上部に
おける凹入溝(9)の凹入方向が後下方を向き、そこに表
皮材(24)の上端部と上部係合片(27)とが嵌合されている
ので、張り材(23)に下方への引張り力が作用しても、上
部の凹入溝(9)から抜け外れにくく、しかも表皮材(24)
の下端部は、下部係合片(30)の折り返し片(29)の遊端が
係合孔(21)の上縁に係合することにより、凹入溝(9)か
らの抜け外れが確実に防止されているので、外シェル
(5)から妄りに外れることはない。
【0036】なお、この実施形態においては、座の張り
材の取付構造を、内シェル(12)を用いるタイプのものと
し、かつ背凭れの張り材の取付構造を、内シェルを用い
ないタイプのものとしたが、座の張り材の取付構造を、
上述の背凭れの張り材の取付構造と同一の内シェル(12)
を用いない構造のものとしてもよい。
【0037】また、図16に示す座部の変形例のよう
に、表面に張り材(18)が装着された合成樹脂製の内シェ
ル(12)の前端部の係合片(13)の遊端中央に、後方への折
り返し片(34)を連設し、この折り返し片(34)を、外シェ
ル(5)の前部における凹入溝(8)の内面に設けた外シェ
ル(5)の裏面に開口する係合孔(35)に嵌合して、その折
り返し片(34)の遊端を、係合孔(35)における外シェル
(5)の表面寄りの縁に係止させることにより、前端部の
係合片(13)を凹入溝(8)から抜け止めし、かつ外シェル
(5)における係合孔(35)を含む範囲を覆う蓋材(36)を、
図15に示す蓋材(32)と同様にして、外シェル(5)に着
脱自在に設けてもよい。図16に示すその他の構成は、
図7に示すものと同一であり、それらについては、同一
の符号をもって図示するに止め、詳細な説明は省略す
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、張り材の
両端を、係合片とともに外シェルの凹入溝に嵌合し、か
つ一方の係合片に連設した折り返し片の遊端を係合孔の
縁に係止させることにより、張り材は、外シエルから効
果的に外れ止めされるとともに、係合孔の外周を蓋材に
より覆ったことにより、係合孔及びそこに係合している
折り返し片が外部に露呈することがなく、外観をよくす
ることができるだけでなく、折り返し片が係合孔から外
れるのを確実に阻止することができる。
【0039】また内シェルを用いることなく、張り材を
外シェルに簡単、迅速、かつ体裁よく取り付けることが
できる。
【0040】張り材は、外シェルにおける凹入溝より内
側に張設され、その外側が外シェルの外周縁により囲ま
れているので、張り材の特に両端部における耐久性がよ
く、また、張り材の両端は、各係合片に止着されて外シ
ェルの凹入溝に嵌合され、しかもその一方の係合片は、
折り返し片により抜け止めされているので、椅子の使用
時に、張り材の端部が外シェルから剥がれるということ
はない。
【0041】しかも、蓋材を外シェルから外して、折り
返し片の遊端を係合孔の縁から外し、かつ張り材の端部
を各係合片とともに、外シェルの凹入溝から抜き出すこ
とにより、張り材を外シェルから容易に外すことがで
き、張り材の修理や交換、及び椅子の廃棄時における分
別処理等に便利である。
【0042】請求項2記載の発明によると、上記の請求
項1記載の発明の効果とほぼ同様の効果を奏することが
できるほかに、内シェルを用いたことにより、張り材を
より簡単、迅速、かつ美麗に取り付けることができると
いう利点がある。
【0043】請求項3記載の発明によると、張り材を、
さらに簡単、迅速、かつ体裁よく、外シェルに取り付け
ることができるとともに、張り材の縁に皺等が生じるの
を防止することができる。
【0044】請求項4記載の発明によると、外シェルに
おける上位に位置する部分の凹入溝に挿入する係合片に
特別な抜け止め手段を設けなくても、その係合片は、張
り材に下向きまたは前向きの外力が作用した場合でも、
外シェルの凹入溝から抜けにくくなる。
【0045】請求項5記載の発明によると、外シェルの
成形時の型抜きを、前上方と後下方との2方向のみで簡
単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備える椅子の概略分解斜
視図である。
【図2】同じく、完成した椅子の側面図である。
【図3】同じく、その外シェルの中央縦断端面図であ
る。
【図4】同じく、座の要部の拡大縦断側面図である。
【図5】同じく、内シェルの底面図である。
【図6】同じく、内シェルの側面図である。
【図7】同じく、座の前後部を拡大して示す縦断側面図
である。
【図8】同じく、座の両側部を拡大して示す縦断正面図
である。
【図9】同じく、背凭れの張り材と、その上下部及び両
側部に取り付けられる係合片との分解正面図である。
【図10】同じく、背凭れの張り材の周縁に各係合片を
取り付けた状態を示す正面図である。
【図11】同じく、背凭れの上下部を拡大して示す縦断
側面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】同じく、背凭れの両側部を拡大して示す横断
平面図である。
【図14】同じく、椅子の背面図である。
【図15】同じく、蓋材を取り外した状態の背凭れの下
部中央を示す分解斜視図である。
【図16】座の変形例を示す中央縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)側脚 (1a)立上り部 (2)(3)連結材 (3a)凹条 (4)脚体 (5)外シェル (5a)座部 (5b)背凭れ部 (5c)筒部 (5d)開口 (6)係合爪 (7)止めねじ (8)(9)凹入溝 (10)係合孔 (11)嵌合孔 (12)内シェル (13)係合片 (14)(15)係合爪 (16)クッション体 (17)表皮材 (18)張り材 (19)位置決め溝 (20)薄肉部 (21)係合孔 (22)係止孔 (23)張り材 (24)表皮材 (25)クッション体 (26)突起 (27)上部係合片 (28)突起 (29)折り返し片 (30)下部係合片 (31)側部係合片 (32)蓋材 (33)係合爪 (34)折り返し片 (35)係合孔 (36)蓋材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47C 7/18 A47C 7/18 7/42 7/42 27/15 27/15 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚体に支持され、座または背凭れの一部
    をなす合成樹脂製の外シェルにおけるほぼ方形をなす部
    分の両端部の表面に、両端縁に沿う凹入溝を設けるとと
    もに、ほぼ方形をなす張り材の両端縁に、合成樹脂製の
    係合片を止着し、各係合片を、前記凹入溝にそれぞれ嵌
    合し、かついずれか一方の凹入溝の内面に設けた外シェ
    ルの裏面に開口する係合孔における外シェルの表面寄り
    の縁に、一方の係合片の遊縁に連設した折り返し片の遊
    端を係止し、さらに、前記外シェルにおける前記係合孔
    を含む範囲を覆う蓋材を、外シェルに着脱自在に設けた
    ことを特徴とする椅子における張り材の取付構造。
  2. 【請求項2】 脚体に支持され、かつ座または背凭れの
    一部をなす合成樹脂製の外シェルにおけるほぼ方形をな
    す部分の両端部の表面に、両端縁に沿う凹入溝を設け、
    前記外シェルの表面側に配設されるとともに、表面に張
    り材が装着された合成樹脂製の内シェルの両端縁に、前
    記外シェルの凹入溝に嵌合する係合片を連設し、かつい
    ずれか一方の凹入溝の内面に設けた外シェルの裏面に開
    口する係合孔における外シェルの表面寄りの縁に、一方
    の係合片の遊縁に連設した折り返し片の遊端を係止し、
    さらに、前記外シェルにおける前記係合孔を含む範囲を
    覆う蓋材を、外シェルに着脱自在に設けたことを特徴と
    する椅子における張り材の取付構造。
  3. 【請求項3】 外シェルにおけるほぼ方形をなす部分の
    周縁部の表面に、各縁に沿う凹入溝を設けるとともに、
    ほぼ方形をなす張り材の各辺に設けた合成樹脂製の係合
    片を、前記凹入溝にそれぞれ嵌合した請求項1または2
    記載の椅子における張り材の取付構造。
  4. 【請求項4】 凹入溝における外シェルの上部に位置す
    る部分の凹入方向を後下方とし、かつ凹入溝のこの部分
    に、折り返し片が設けられていない方の係合片を嵌合し
    た請求項1〜3のいずれかに記載の椅子における張り材
    の取付構造。
  5. 【請求項5】 外シェルにおける全凹入溝の凹入方向
    を、後下方とした請求項1〜4のいずれかに記載の椅子
    における張り材の取付構造。
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