JP5926033B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
背もたれとその後ろに配置されたバックサポートとを備えており、前記背もたれの背面部とバックサポートとの上下複数箇所に、前記背もたれをバックサポートに手前側から取り付けるための係合部が設けられている構成であって、
前記背もたれは、弾性に抗して下向きに引き伸ばし可能であると共に、下から手前側に捲り返し可能であり、このため、前記背もたれには変形許容部が形成されており、
前記背もたれの下部と前記バックサポートの対応部とに、前記背もたれを下向きに引き伸ばすと係合解除できる下側係合部が形成されており、前記下側係合部により、背もたれの下部が前向き離反不能に保持されており、
更に、前記背もたれのうち前記下側係合部よりも上の部位と前記バックサポートとに、前記背もたれを下から手前側に捲り返すと係合解除させ得る上側係合部が形成されている。
前記上側係合部は、背もたれを下向き動させると嵌合して背もたれを前向き離反不能及び左右ずれ不能に保持する第1上側係合部と、前記第1上側係合部よりも下に位置して背もたれを上向き動不能に保持する第2上側係合部とを有しており、
前記第2上側係合部は、前記背もたれに設けられていて当該背もたれを捲り返すと手前に引き起こし可能可能なレバー式の第2前部上側係合部と、前記バックサポートに設けた第2後部上側係合部とから成っている。
請求項4の発明は、請求項2において、
前記背もたれは、背インナーシェルとその前面に配置したクッションとを備えており、前記背インナーシェルのうち下端よりも上の部位に、横長スリットの群を多段に形成することにより、前記背もたれの下向きの引き伸ばしと手前側への捲り返しを可能とする変形許容部が形成されており、
前記第1上側係合部は前記変形許容部よりも上に設けて、前記第2上側係合部は前記変形許容部への上部に設けて、前記下側係合部は前記変形許容部よりも下に設けている。
まず、椅子の概要を、主として図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態は、事務用等に多用されている回転椅子に適用しており、図1に示すように、椅子は、脚支柱1及びキャスタを有する脚装置2と、脚支柱2の上端に固定したベース3と、ベース3の上に配置した座4と、着座した人がもたれ掛かり得る背もたれ5とを有している。
まず、主として図3〜5を参照して、背フレーム8に対する背アウターシェル12の取り付け構造を説明する。図4(A)に示すように、背支柱13は概ね角柱のような外観を呈しており、背支柱13の前面には、背支柱部11の下端まで延びるサイド溝20が形成されている。また、背支柱13の上端には、左右外向きに突出したブロック部21が一体に形成されている。背支柱13の上端部とブロック部21との間には、上向きに開口溝22が形成されている。
次に、背支柱部11及び背アウターシェル12より成るバックサポートに対する背もたれ5の取り付け構造を、主として図6以下の図面を参照して説明するが、これに先だって、背インナーシェル16の基本構成を説明しておく。
他方、背アウターシェル12には、第1前部上側係合部47に対応した左右の第1後部上側係合部51と、前部下側係合部48に対応した後部下側係合部52と、第2前部上側係合部49に対応した後部下側係合部53と、第3前部上側係合部50に対応した第3後部上側係合部54とを設けている。
図10に示すように、背インナーシェル16の前部下側係合部48は後ろ向きに突設しており、その先端(後端)に平面視内向きの係合爪48aを設けている。他方、後部下側係合部52は、背フレーム8を構成する背支柱部11のサイド溝20の内部に形成しており、従って、前部下側係合部48は、サイド溝20に嵌まって左右動不能に保持される。そして、後部下側係合部52は、前部下側係合部48の係合爪48aが弾性変形して乗り越えて、いったん乗り越えると抜け不能な矢尻状の係合突起になっている。
図7〜9に示すように、第2前部上側係合部49は下向きに延びるレバー形状になっており、背インナーシェル16に切り抜き形成した状態になっている。そして、第2前部上側係合部49の付け根寄りの上部に角形の係合穴59を空けており、この係合穴59が第3後部係合部53に嵌まるようになっている。第3係合部53は、下面を係合面とする側面視三角形に形成されている。
既に述べたように、最初に第1及び第3上側係合部47,50,51,54を嵌め合わせると、第2上側係合部49,53が互いに嵌まり合い、次いで、背もたれ5の下部を背アウターシェル12に向けて押し付けると、下側係合部48,51が互いに嵌まり合う。この簡単な操作により、背もたれ5を、背アウターシェル12及び背支柱部11に取り付けることができる。
8 背フレーム
11 バックサポートの一部を構成する背支柱部
12 バックサポートの大部分を構成する背アウターシェル
13 背支持部の一部である背支柱
16 背インナーシェル
23 サイドリブ
24 ミドルリブ
25 ポケット部
45 変形許容部と成すための横長リブ
47 第1前部上側係合部
48 前部下側係合部
49 第2前部上側係合部
50 第3前部上側係合部
51 第1後部上側係合部
52 後部下側係合部
53 第2後部上側係合部
54 第3後部上側係合部
55 キャッチ部
Claims (4)
- 背もたれとその後ろに配置されたバックサポートとを備えており、前記背もたれの背面部とバックサポートとの上下複数箇所に、前記背もたれをバックサポートに手前側から取り付けるための係合部が設けられている構成であって、
前記背もたれは、弾性に抗して下向きに引き伸ばし可能であると共に、下から手前側に捲り返し可能であり、このため、前記背もたれには変形許容部が形成されており、
前記背もたれの下部と前記バックサポートの対応部とに、前記背もたれを下向きに引き伸ばすと係合解除できる下側係合部が形成されており、前記下側係合部により、背もたれの下部が前向き離反不能に保持されており、
更に、前記背もたれのうち前記下側係合部よりも上の部位と前記バックサポートとに、前記背もたれを下から手前側に捲り返すと係合解除させ得る上側係合部が形成されている、
椅子。 - 前記上側係合部は、背もたれを下向き動させると嵌合して背もたれを前向き離反不能及び左右ずれ不能に保持する第1上側係合部と、前記第1上側係合部よりも下に位置して背もたれを上向き動不能に保持する第2上側係合部とを有しており、
前記第2上側係合部は、前記背もたれに設けられていて当該背もたれを捲り返すと手前に引き起こし可能可能なレバー式の第2前部上側係合部と、前記バックサポートに設けた第2後部上側係合部とから成っている、
請求項1に記載した椅子。 - 前記下側係合部は、背もたれをバックサポートに押し付けると弾性変形により互いに係合して背もたれを前向き離反不能に保持し、背もたれの下端を下向き動させると係合解除される、
請求項1又は2に記載した椅子。 - 前記背もたれは、背インナーシェルとその前面に配置したクッションとを備えており、前記背インナーシェルのうち下端よりも上の部位に、横長スリットの群を多段に形成することにより、前記背もたれの下向きの引き伸ばしと手前側への捲り返しを可能とする変形許容部が形成されており、
前記第1上側係合部は前記変形許容部よりも上に設けて、前記第2上側係合部は前記変形許容部への上部に設けて、前記下側係合部は前記変形許容部よりも下に設けている、
請求項2に記載した椅子。
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Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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JP2011253295A Active JP5926033B2 (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | 椅子 |
Country Status (1)
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2011
- 2011-11-18 JP JP2011253295A patent/JP5926033B2/ja active Active
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