JPH11244103A - 椅子等における表皮張設装置 - Google Patents

椅子等における表皮張設装置

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JPH11244103A
JPH11244103A JP4647998A JP4647998A JPH11244103A JP H11244103 A JPH11244103 A JP H11244103A JP 4647998 A JP4647998 A JP 4647998A JP 4647998 A JP4647998 A JP 4647998A JP H11244103 A JPH11244103 A JP H11244103A
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JP
Japan
Prior art keywords
pieces
skin
substrate
groove
fitting groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP4647998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kobayashi
剛 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
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Publication of JPH11244103A publication Critical patent/JPH11244103A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 椅子の座板等に表皮を、容易かつ迅速に張設
しうるとともに又不用になった椅子を廃棄する時、廃材
を材質別に容易に分別しうるようにする。 【解決手段】 弾性ある合成樹脂製の不等辺アングル状
の張設材5に、所定サイズの表皮4の周縁を止着し、基
板2の裏面周縁部に設けた嵌合溝8に、表皮4とともに
張設材5を、その両片を弾性重合させて嵌合し、狭幅片
の端縁を、基板2に突設した係止片9に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば椅子の座
板や背もたれの基板の表面に重設したクッション材を覆
う表皮を、基板に簡単かつ強固に張設する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】椅子の座板の表面に表皮を張設する従来
の手段は、基板の裏面周縁に、表皮の周縁を鋲止めして
いた。また新しい手段も各種提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の慣用手
段は、熟練を要して、未熟練者の製品は仕上りが悪く、
熟練者でも手間がかかって生産性が悪く、また不用にな
った椅子を廃棄する時、分解すると、多数の鋲が基板に
残留して、分解した廃材を材質別に分別することが困難
であった。
【0004】本発明は、たとえば、椅子の製造時には、
非熟練者でも、座板等に表皮を容易かつ迅速に張設する
ことができ、廃棄時には、分解した廃材を材質別に容易
に分別しうるようにした椅子等における表皮張設装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、椅子の座板等
の表面へ表皮を張設する装置であって、弾性を有する合
成樹脂製の、不等片アングル状の張設材に、所定サイズ
の表皮の周縁を止着し、基板の裏面周縁部に、両片を弾
性的に重合させた前記張設材が嵌入しうる嵌合溝を設け
て、嵌合溝の開口部端縁要所に、開口面中央に向かう係
止片を突設し、嵌合溝に、表皮を止着した前記張設材
を、両片を弾性重合させつつ押し入れて、係止片に係合
させることにより、上記課題を解決している。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を、添付
図面を参照しながら説明する。
【0007】図1は、本発明の一実施形態を示すもの
で、椅子の座板(1)は、下端の基板(2)上に敷設したク
ッション材(3)の露出面を、後述するように、表皮(4)
で覆って形成されている。
【0008】図2は、本発明の装置に使用する表皮張設
材(5)を示すもので、弾性ある合成樹脂製の不等片アン
グル状の張設材(5)の屈曲部内面には、全長にわたって
凹入溝(6)が形成され、同じく外面要所には、多数の係
止用の突起(7)が設けられている。張設材(5)の広幅片
(5a)と狭幅片(5b)とは、凹入溝(6)の作用により、折り
曲げて弾性重合させることができる。
【0009】図1に示すように、基板(2)の周縁部に
は、全周に亘って下面開口して、両片(5a)(5b)を重合さ
せた張設材(5)が、若干の余裕を設けて嵌入しうる嵌合
溝(8)が形成され、基板(2)の周縁要所には、外側方を
向いて、先端が嵌合溝(8)の開口面に若干突入する複数
の係止片(9)が突設されている。
【0010】上述の装置において、張設材(5)の広幅片
(5a)の外側面に、所定寸法に裁断した表皮(4)の端縁を
接着剤で接着し、張設材(5)を、その両片(5a)(5b)を弾
性重合させつつ広幅片(5a)を外側にして、嵌合溝(8)に
下方より押し入れれば、係合片(9)が狭幅片(5b)の下端
縁に係合し、張設材(5)の両片(5a)(5b)が弾性により、
嵌合溝(8)の内側両面に、表皮(4)を挟んで圧接し、同
時に突起(7)が表皮(4)の各所に突入するので、張設材
(5)は、座板(1)に強固に固定されるとともに、表皮
(4)は、弛みなく張設される。
【0011】基板(2)に取り付けられた張設材(5)と表
皮(4)は、必要に応じ、係止片(9)の先端を、狭幅片(5
b)より外すことにより、基板(2)より取り外すことがで
きる。
【0012】上述の実施例においては、表皮(4)の周縁
を張設材(5)に、接着剤で接着したが、糸で縫い付けて
もよく、また突起(7)は、張設材(5)と嵌合溝(8)の対
向面の状況により、省略してもよい。
【0013】また、本発明を適用しうる物品は、椅子の
座板(1)とは限らず、背もたれや肘掛あるいはベッド等
にも効果的に適用することができる。
【0014】このように、本実施形態によれば、複雑な
形状を有する椅子等の表皮(4)を容易、かつ迅速に張設
することができ、又、仕上がりの状態も向上する。ま
た、廃棄時の分別が容易となり、環境問題上も対応した
椅子の製作が可能となる。
【0015】尚、図3に示すように、表皮(4)を張設材
(5)に縫い付けるようにしてもよい。これによれば、張
設材(5)が外から見えることがないので、美観が向上す
る利点がある。
【0016】
【発明の効果】本発明の装置は、上述のように、表皮の
張設作業が甚だ容易で手間がかからず、工程数の削減が
可能となる。加えて、製作した椅子等の家具に不良品が
生じないので、生産性が向上する。
【0017】また、不用になった椅子等を廃棄する際、
廃材を材質別に容易に分別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した椅子の座板の要部の縦断面図
である。
【図2】本発明装置に使用される表皮張設材の斜視図で
ある。
【図3】本発明を適用した他の実施形態の座板の要部の
縦断面図である。
【符号の説明】
(1)座板 (2)基板 (3)クッション材 (4)表皮 (5)張設材 (5a)広幅片 (5b)狭幅片 (6)凹入溝 (7)突起 (8)嵌合溝 (9)係止片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の座板等の表面へ表皮を張設する装
    置であって、弾性を有する合成樹脂製の、不等片アング
    ル状の張設材に、所定サイズの表皮の周縁を止着し、基
    板の裏面周縁部に、両片を弾性的に重合させた前記張設
    材が嵌入しうる嵌合溝を設けて、嵌合溝の開口部端縁要
    所に、開口面中央に向かう係止片を突設し、嵌合溝に、
    表皮を止着した前記張設材を、両片を弾性重合させつつ
    押し入れて、係止片に係合させる椅子等における表皮張
    設装置。
JP4647998A 1998-02-27 1998-02-27 椅子等における表皮張設装置 Pending JPH11244103A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002253391A (ja) * 2000-12-28 2002-09-10 Takano Co Ltd 膜状部材取付構造
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WO2004008913A1 (ja) 2002-07-23 2004-01-29 Okamura Corporation 椅子の座若しくは背凭れのフレームに対するネット部材の取付構造
JP2021023512A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 愛知株式会社 座体及び椅子

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