JP3023791B2 - 椅子の背杆カバ―装置 - Google Patents
椅子の背杆カバ―装置Info
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Description
持する背杆をカバーで覆う背杆カバー装置に関する。
開平6-5553号公報に記載のものが挙げられる。この公報
に記載の装置は、背凭れを支持する背杆の後面をカバー
により覆うものである。
では、背凭れの後面と背杆の後面とを、別々の合成樹脂
材料製のカバーにより覆っているために、後方から椅子
を見た時に、カバーの一体感がなく、かつ背杆の前面に
はカバーがないために、座部と背凭れとの間から背杆が
直接見え、見栄えが悪いという問題点があった。
め、後方から椅子を見た場合のカバーの一体感を得ると
ともに、座部と背凭れとの間から背杆が直接見えること
をなくし、その結果、見栄えの良好な椅子とし、かつ、
カバーを、工具を使うことなく、簡単にしかも確実に取
り付けることができるようにした椅子の背杆カバー装置
を提供することにある。
題は、次のようにして解決される。 (1) 座部の後部から起立する背杆の上部に背凭れを取
り付け、この背凭れの後面を覆う背凭れカバーを設けた
椅子の背杆カバー装置であって、前記背凭れカバーから
下方に一体に延出する背杆後面カバーに、前記背杆の下
部の前方に配設した背杆前面カバーを係着し、これら背
杆後面カバーと背杆前面カバーにより、前記背杆を前後
から覆い、かつ背杆前面カバーの上端から上方に突出す
る突片を設け、この突片を、背凭れの下部後面に当接さ
せる。
ー及び背杆前面カバーのいずれか一方を、背杆に係合さ
せる。
方向に離間する複数の係合孔を穿設するとともに、背杆
前面カバーに、前記係合孔に対向して複数の係止爪を突
設し、これら係合孔と係止爪とを係合させて、前記背杆
前面カバーを前記背杆に取り付ける。
て、背杆前面カバーの左右に、背杆の左右両側面に当接
する突片を突設するとともに、これら左右の突片の後端
に、後ろ向きに開口する係合部を形成し、背杆後面カバ
ーには、これらの係合部と対向する係止爪を突設して、
前記係合部と前記係止爪とを係合させて、前記背杆前面
カバーに、前記背杆後面カバーを取り付ける。
て、背杆前面カバー及び背杆後面カバーのいずれか一方
の側縁に、他方を向き、かつ上下に連続するリブを形成
し、他方の側縁の少なくとも一部に、前記リブと嵌合す
る溝部を形成する。
た椅子を示し、図2〜図6は、この実施例の詳細を示
す。
ー付きの脚(1)の中心に立設した支柱(2)の上端に支基
メカニズム部(3)を固定し、支基メカニズム部(3)の上
に、座アウターシェル(4)、肘取付フレーム(5)、及び
座クッション(6)付きの座インナーシェル(7)を、この
順に取り付け、かつ支基メカニズム部(3)の後方から上
方に延びる背杆(8)の上部には、背凭れ、すなわち背ク
ッション(9)付きの背インナーシェル(10)を取り付けて
なるものである。
バー、(12)は、支基メカニズム部(3)の下面を覆う支基
カバー、(13)は、背インナーシェル(10)の背面を覆う背
凭れカバーである。
下端から、この背凭れカバー(13)と一体に、背杆後面カ
バー(14)が下方に向かって延出しており、この背杆後面
カバー(14)は、背杆(8)の前面に配設された背杆前面カ
バー(15)に係合して、背杆(8)を前後面から覆ってい
る。この背杆(8)を覆うカバー構造が、本発明の背杆カ
バー装置である。
後部と背凭れの下部との中央縦断側面を拡大して示して
いる。図2において、完成後の椅子の背杆(8)と、背杆
後面カバー(13)と、背杆前面カバー(15)との関係が示さ
れている。
図で、背杆前面カバー(15)と背杆(8)との係合関係が示
されている。
背杆前面カバー(15)と背杆後面カバー(14)との係合関係
が示されている。
を、図6にその中央縦断側面を示すように、背杆(8)の
屈曲形状に合わせて後上方になだらかに湾曲する形状を
なし、上端の中央にひとつの係止爪(16)、また下端左右
には、2つの係止爪(17)が後方向かって突出するように
形成されている。これらの係止爪(16)(17)は、図2及び
図3に示すように背杆(8)に上下方向に離間して穿孔さ
れた係止孔(18)に係合している。
下方向の補強リブ(19)が一体に形成されており、上端付
近では、この補強リブ(19)と係止爪(16)との間を結ぶ水
平方向の補強リブ(20)が、また、下端付近では、補強リ
ブ(19)から左右両端に向けて延びる水平方向の比較的長
い突片(21)が形成されている。
に、背杆(8)の両側面(8a)に当接する内端縁(21a)を有
するとともに、後端に後ろ向きに開口する係合部(22)を
備えている。この係合部(22)に、背杆後面カバー(14)の
前面から長く突出する係止爪(23)が係止される。
両側縁には、リブ(24)が後ろ向きに形成されており、こ
のリブ(24)が嵌合する溝部(25)が、背杆後面カバー(14)
の両側縁に形成されている。
片(26)が上方に突出しており、この突片(26)は、背凭れ
の下部後面、すなわち背インナーシェル(10)の周縁部(2
7)に当接している。
5)の突片(26)を背インナーシェル(10)の後方に差し入れ
た状態で、係止爪(16)(17)を、背杆(8)の係合孔(18)に
係止させることにより、背杆前面カバー(15)を背杆(8)
に取り付ける。ついで、背凭れカバー(13)の背インナー
シェル(10)への取り付けと同時に、これと一体の背杆後
面カバー(14)の前面に長く延びる係止爪(23)を、背杆前
面カバー(14)の係合部(22)に差し入れて係止させる。こ
の際、背杆後面カバー(14)の両側縁の溝部(25)に、背杆
前面カバー(15)の両側縁のリブ(24)を嵌合させておく。
これだけで、背杆カバー装置の組付けはすべて完了す
る。
カバー(14)であってもよく、また、その係合孔の穿設箇
所は背杆(8)の側面(8a)であってもよい。さらに、突片
(21)を背杆後面カバー(14)に設けてもよく、係合部(22)
と係止片(23)との関係を逆にしてもよい。同様に、リブ
(24)と溝部(25)との関係も逆であってもよい。
後面とを一体のカバーにより覆うので、後方から椅子を
見た時のカバーの一体感が得られるとともに、背杆の前
面にカバーを設けたので、座と背凭れとの間から背杆が
直接見えることがなく、見栄えの良好な椅子とすること
ができ、しかも、カバーを、工具を使うことなく簡単確
実に取り付けることができる。また、カバー同士を係着
させるので、背杆やカバーに加工上の誤差があっても、
両カバー間に隙間が生じない。さらに、背杆前面カバー
の上端から上方に突出する突片を設け、この突片を背凭
れの下部後面に当接させると、背杆前面カバーが背杆後
面カバー側に押しつけられ、両カバーが確実に密着す
る。
バー及び背杆前面カバーのいずれか一方を、背杆に係合
させると、簡単にかつ確実にカバーを固定することがで
き、また装着後のがたつきを防止することができる。
下方向に離間する複数の係合孔を穿設するとともに、背
杆前面カバーに、前記係合孔に対向して複数の係止爪を
突設し、これら係合孔と係止爪とを係合させて前記背杆
前面カバーを前記背杆に取り付けるようにすると、背杆
に背杆前面カバーを簡単確実に取り付けることができ
る。
バーの左右に、背杆の左右両側面に当接する突片を突設
するとともに、これら左右の突片の後端に、後ろ向き開
口する係合部を形成し、背杆後面カバーには、これら係
合部と対向する係止爪を突設して、前記係合部と前記係
止爪とを係合させて、前記背杆前面カバーに前記背杆後
面カバーを取り付けると、背杆前面カバーに背杆後面カ
バーを簡単確実に取り付けることができる。
バー及び背杆後面カバーのいずれか一方の側縁に、他方
を向きかつ上下に連続するリブを形成し、他方の側縁の
少なくとも一部には、前記リブと嵌合する溝部を形成す
ると、左右のずれがない両カバーの確実な取付ができ
る。
ある。
の下部との拡大中央縦断側面図である。
ンを省略して示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 座部の後部から起立する背杆の上部に背
凭れを取り付け、この背凭れの後面を覆う背凭れカバー
を設けた椅子の背杆カバー装置であって、 前記背凭れカバーから下方に一体に延出する背杆後面カ
バーに、前記背杆の下部の前方に配設した背杆前面カバ
ーを係着し、これら背杆後面カバーと背杆前面カバーに
より、前記背杆を前後から覆い、かつ背杆前面カバーの
上端から上方に突出する突片を設け、この突片を、背凭
れの下部後面に当接させたことを特徴とする椅子の背杆
カバー装置。 - 【請求項2】 背杆後面カバー及び背杆前面カバーのい
ずれか一方を、背杆に係合させたことを特徴とする請求
項1記載の椅子の背杆カバー装置。 - 【請求項3】 背杆に、上下方向に離間する複数の係合
孔を穿設するとともに、背杆前面カバーに、前記係合孔
に対向して複数の係止爪を突設し、これら係合孔と係止
爪とを係合させて、前記背杆前面カバーを前記背杆に取
り付けたことを特徴とする請求項2記載の椅子の背杆カ
バー装置。 - 【請求項4】 背杆前面カバーの左右に、背杆の左右両
側面に当接する突片を突設するとともに、これら左右の
突片の後端に、後ろ向きに開口する係合部を形成し、背
杆後面カバーには、これらの係合部と対向する係止爪を
突設して、前記係合部と前記係止爪とを係合させて、前
記背杆前面カバーに、前記背杆後面カバーを取り付けた
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子
の背杆カバー装置。 - 【請求項5】 背杆前面カバー及び背杆後面カバーのい
ずれか一方の側縁に、他方を向き、かつ上下に連続する
リブを形成し、他方の側縁の少なくとも一部に、前記リ
ブと嵌合する溝部を形成したことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の椅子の背杆カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11164140A JP3023791B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 椅子の背杆カバ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11164140A JP3023791B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 椅子の背杆カバ―装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8196550A Division JP3018278B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 椅子の背杆カバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3023791B2 true JP3023791B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=15787521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11164140A Expired - Fee Related JP3023791B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 椅子の背杆カバ―装置 |
Country Status (1)
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1999
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