JP3769491B2 - 椅子の座の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の座の構造、特に、座受フレームの左右両側のレールに沿って座シェルを前後方向に摺動可能かつ位置調節可能とした椅子の座の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転椅子等において、座を、支基上に固定された金属製の座受フレームと、この座フレーム上にその両側部で支持され合成樹脂製の座シェルと、その上に設けた座クッション体とにより構成した構造のものがある。この構成は、座シェルが一体成形できるので、量産に向いており、経済性に優れているので広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような座の構造においては、着座者の体型等に合わせて、座シェルの前後位置を調節することが望まれるが、そのようなスライド構造とし、かつ所望位置での係止の機能を与えるには、部品点数が多くなりコストアップとなるばかりか、部品が外部に露出して外見を悪くするという問題がある。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑み、椅子の座シェルと、これを受ける座受フレームとを、摺動可能とし、かつ両者を互いに係止する係止部材が外部に露呈しないようにするとともに、部品点数を少なくし、コストダウンを図れるようにした椅子の座の構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 脚によって支持された支基の上方に設けた座受フレームの左右両側に、互いに平行をなし、かつ、上部が開口する前後方向に延びるレールを設け、前記座受フレームの上に載置する座シェルの下面左右両側に、前記レールに前後方向に摺動可能に嵌合する下向き突条を設けるとともに、前記レールの断面を、上部が幅広で下部が幅狭となる形状とし、前記下向き突条を、前記レールの上部とだけ嵌合して、該レールの下部が空間となる断面形状のものとし、前記下向き突条の下端より下方のレールの下部に、座シェル側に設けたレバーと連動するとともに、前記下向き突条の下端より下方に突出する被係合部と係脱可能な、前後方向にそれぞれ離間する複数の係合部を設ける。
【0006】
(2) 上記(1)項において、レールの断面形状をV字形とする。
【0007】
(3) 上記(1)項において、レールの断面形状を逆凸字形とする。
【0008】
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、係合部を、レールの底部からの切り起こし片とする。
【0009】
(5) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、係合部を、レールの底面を上方に向けて突出させた凸部とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を備えるキャスター付き回転椅子を分解して、その要部を示す分解斜視図で、キャスター付きの脚(1)の上面中央に、支基(2)が回転自在に装架されている。支基(2)の後部には、背フレーム(3)が後傾可能として枢支され、その前面には背シェル(4)と背クッション体(5)が、また背面には背アウターパネル(6)が取り付けられている。
【0011】
また、支基(2)の上には、座受フレーム(7)が取り付けられ、座受フレーム(7)の上には、座シェル(8)が装架され、さらに座クッション(9)が取り付けられている。
【0012】
本発明は、この座受フレーム(7)と座シェル(8)とからなる座の支持構造に関するものである。
【0013】
図2は、座受フレーム(7)を拡大して上方から見た斜視図、図3は、座シェル(8)を拡大して下方から見た斜視図、さらに、図4は、座受フレーム(7)と座シェル(8)とを組み付けた状態での右側部の拡大縦断正面図である。
【0014】
図1及び図2に示すように、座受フレーム(7)は、中央部を弓状に窪ませた左右方向に延びる2本の鋼管(10)を、前後方向に間を離して平行に配置し、これらの鋼管(10)の中間部分に、前後方向を向く2本の断面U字形の鋼製の連結部材(11)の両端部を溶接して形成されている。
【0015】
鋼管(10)の左右両端には、断面ほぼV字形の溝(12a)を形成する前後方向に延びる鋼製のレール(12)が溶接されている。これらのレール(12)の、上方に開いた上端の外側縁からは、外側方を向く短いフランジ状の突片(13)が延設されている。また、レール(12)の上方に開いた上端の内側縁からは、突片(13)と同様の内向きフランジ状の突片(14)が延設されている。
【0016】
さらに、V字形の溝(12a)の底面の前部には、複数個(図示の場合では4個)の間隔を隔てた小突起(15)が上方に向けて突設されている。この実施例の場合、小突起(15)は、素材である鋼板のエンボス加工により突設されている。しかし、同様の小突起(15)を、切り起し加工によって形成することもできる。
【0017】
図3に示す座シェル(8)は、合成樹脂の一体成型品であって、その下面には、左右両側部において溝(12a)と対向する位置に前後方向に長く延びる下向き突条(16)が突設されている。
下向き突条(16)は、座受フレーム(7)のレール(12)に嵌合するもので、図4に示すように、レール(12)のV字形の溝(12a)の傾斜した左右両斜面(17)に少なくとも部分的に係合する2個の斜面部分(18)を有するほぼV字形断面のものである。
【0018】
これらの下向き突条(16)の外側において、それと若干の間隔を隔てて下方に延びている左右両側縁部(19)の下端部からは、水平に内方に向けて張り出す複数個の支持片(20)が一体的に突設されている。これらの支持片(20)は、座シェル(8)を座受フレーム(7)に取り付けた際、座受フレーム(7)の突片(13)の下面と滑動的に係合して、座シェル(8)の上方への外れを防止するものである。
【0019】
座シェル(8)における左右の下向き突条(16)の内側近傍には、これら下向き突条(16)と平行な前後方向の複数条のリブ(22)が形成されている。また、前後方向のリブ(22)に直交して左右方向のリブ(21)も形成されている。
これらのリブ(21)(22)は、着座者の臀部及び両膝部の荷重が加わる部分に集中的に分布している。
【0020】
さらに、座シェル(8)の前部には、上述の下向き突条(16)を中断して2個の下方突起(23)が一体的に形成されている。下方突起(23)の下端は、下向き突条(16)の下端よりも下方に若干長く延びており、図2、図4及び図5に示す座受フレーム(7)の小突起(15)に係合可能となっている。
【0021】
下方突起(23)の外側には、下方に延びるレバー(24)が一体的に形成されており、このレバー(24)と下方突起(23)とを囲むように、平面視内向きコ字状の切り込み(25)が形成されているので、このレバー(24)の操作により、切り込み(25)内の部分を外上方に弾性撓曲させて、下方突起(23)を上方に持ち上げることができる。
【0022】
上述のような構成であるので、図2に示す座受フレーム(7)の前方(図面左下側)から、図3に示す座シェル(8)の後端(図面右側)を、レール(12)の溝(12a)に下向き突条(16)を整合させて前方より嵌め込むと、座シェル(8)の支持片(20)の上面がレール(12)の突片(13)の下面に係合し、かつ、断面V字形の溝(12a)の両斜面(17)に、2つの斜面部分(18)が部分的に係合する。
【0023】
座シェル(8)の下方突起(23)が座受フレーム(7)の小突起(15)に当接するに至ると、レバー(24)を外方かつ上方に回動させる。こうすると、レバー(24)と一体の下方突起(23)が小突起(15)の外側方に回動して外れ、座シェル(8)をさらに後方に移動させることができる。小突起(15)は複数個間隔を隔てて設けられているので、座シェル(8)の前後方向位置は、複数箇所に任意に係止させることができる。
【0024】
図6に示す変形例では、レール(12)を逆凸形の断面の溝を有するものとしており、この溝の上部の幅広の部分に、矩形断面の下向き突条(16)を嵌合させている。溝の下部の幅狭の空間には、上述の実施形態の場合と同様な下方突起(図示略)が突設され、レール(12)の底部に突設された小突起(15)と係合脱離可能とされている。
なお、小突起(15)は、底面ではなく側面から突設させることもできる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、簡単な構成で座シェルの前後方向の摺動を可能とし、かつ、係止位置の調節を可能とし、その上、係止機構を外部に露呈させないようにすることができる。また、部品点数を減らし、コストダウンを図ることができる。
【0026】
請求項2記載の発明によれば、着座者の体重が加わると、V字形の嵌合構造により、楔作用によって座シェルの両側部を強固に支持するので、座シェルの撓みを制限することができる。
【0027】
請求項3記載の発明によれば、座受フレームのレールを、座シェルの下向き突条と摺動する上部と、レール底部の小突起と座シェルの下方突起とが係合する下部とを機能的に確実に分離させることができる。
【0028】
請求項4記載の発明によれば、係合部を簡単に形成することができる。
【0029】
請求項5記載の発明によれば、極めて強固な係合部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備えるキャスター付き回転椅子を分解してその要部を示す分解斜視図である。
【図2】座受フレームを拡大して上方から見た斜視図である。
【図3】座シェルを拡大して下方から見た斜視図である。
【図4】座受フレームと座シェルとを組み付けた状態での右側部の拡大縦断正面図である。
【図5】座受フレームと座シェルとの係合部の拡大縦断側面図である。
【図6】座受フレームのレールと座シェルの下向き突条の変形例を示す部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
(1)キャスター付き脚
(2)支基
(3)背フレーム
(4)背シェル
(5)背クッション体
(6)背アウターパネル
(7)座受フレーム
(8)座シェル
(9)座クッション体
(10)鋼管
(11)連結部材
(12)レール
(12a)溝
(13)(14)突片
(15)小突起(係合部)
(16)下向き突条
(17)斜面
(18)斜面部分
(19)側縁部
(20)支持片
(21)(22)リブ
(23)下方突起(被係合部)
(24)レバー
(25)切り込み

Claims (5)

  1. 脚によって支持された支基の上方に設けた座受フレームの左右両側に、互いに平行をなし、かつ、上部が開口する前後方向に延びるレールを設け、前記座受フレームの上に載置する座シェルの下面左右両側に、前記レールに前後方向に摺動可能に嵌合する下向き突条を設けるとともに、前記レールの断面を、上部が幅広で下部が幅狭となる形状とし、前記下向き突条を、前記レールの上部とだけ嵌合して、該レールの下部が空間となる断面形状のものとし、前記下向き突条の下端より下方のレールの下部に、座シェル側に設けたレバーと連動するとともに、前記下向き突条の下端より下方に突出する被係合部と係脱可能な、前後方向にそれぞれ離間する複数の係合部を設けたことを特徴とする椅子の座の構造。
  2. レールの断面形状をV字形とした請求項1記載の椅子の座の構造。
  3. レールの断面形状を逆凸字形とした請求項1記載の椅子の座の構造。
  4. 係合部を、レールの底部からの切り起こし片とした請求項1から3のいずれかに記載の椅子の座の構造。
  5. 係合部を、レールの底面を上方に向けて突出させた凸部とした請求項1から3のいずれかに記載の椅子の座の構造。
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