JP2540773Y2 - 自動車用内装部品の接合構造 - Google Patents

自動車用内装部品の接合構造

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JP2540773Y2
JP2540773Y2 JP10594190U JP10594190U JP2540773Y2 JP 2540773 Y2 JP2540773 Y2 JP 2540773Y2 JP 10594190 U JP10594190 U JP 10594190U JP 10594190 U JP10594190 U JP 10594190U JP 2540773 Y2 JP2540773 Y2 JP 2540773Y2
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center pillar
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重広 桶本
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、センターピラーアッパー、センターピラー
ロア等のように、相互の端部をラップ状に接合させて車
体側に装着される自動車用内装部品の接合構造の改良に
関する。
《従来の技術》 通常、車体パネルには、複数の内装部品がそれぞれ装
着されている。例えば、センターピラーパネルに装着さ
れる内装部品としてのセンターピラーアッパーとセンタ
ーピラーロアは、第12図に示すように、センターピラー
アッパー1の下方端部2と、センターピラーロア3の上
方端部4とを一部ラップさせて、図示しないセンターピ
ラーパネルにクリップ等の固着手段を介して装着されて
いる。
《考案が解決しようとする課題》 このように、相互の端部をラップ状に接合させる内装
部品同士の接合構造においては、第13図に示すように、
センターピラーアッパー1とセンターピラーロア3との
間に隙間tが生じ、室内美観の著しい低下を招くと共
に、走行中の振動等により、ガタツキ音などの不快音の
発生をもたらし、また、手で触れた場合、ベコツキ感が
あり、感触上も好ましくない等の種々の不具合が指摘さ
れている。
また、最近の傾向として、パッシブシートベルト等を
センターピラートリム内に内装する車種が多く採用され
ており、そうした場合、センターピラートリムの深さ寸
法が大きくなるため、センターピラーロア3がより変形
しやすく、上記不具合が助長される傾向にある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、
本考案の目的とするところは、相互の端部をラップ状に
接合させてなる自動車用内装部品の接合構造において、
相互の内装部品間に隙間が発生するのを可及的に防止す
ることにより、室内美観の向上を図ると共に、不快音の
発生やベコツキ感が生じるのを未然に解決するようにし
た自動車用内装部品の接合構造を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、相互の端部を
重ねて接合させる自動車用内装部品の接合構造におい
て、一方側に折曲可能な折曲片を設け、他方側にこの折
曲片を折曲操作する押え片を設けると共に、折曲片を折
曲状態で係止する係止片をいずれか一方側に設けた構成
にしてある。
《作用》 以上の構成から明らかなように、双方の内装部品同士
をラップ状に接合させれば、折曲片の先端が押え片によ
り押えられて、折曲片が折曲操作され、かつこの折曲片
の両側が係止片により係止固定されるため、ラップ部分
における内側の内装部品に対して、外側に位置する内装
部品を引き寄せることができ、両者間に隙間が発生しな
い。
《実施例》 以下、本考案による自動車用内装部品の接合構造の実
施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
第1図は本考案の実施例を示すもので、2種類の自動
車用内装部品の接合前の状態を示す斜視図、第2図は同
自動車用内装部品同士を接合する状態を示す斜視図であ
る。
まず、本実施例では、ピラーパネル(図示せず)に装
着されるセンターピラーロア10とセンターピラーアッパ
ー20との接合構造について説明する。
上記センターピラーロア10の上方端部11と、センター
ピラーアッパー20の下方端部21とが、センターピラーア
ッパー20を内側、センターピラーロア10を外側に一部ラ
ップさせて、センターピラーパネルに取付けて固定され
る。
さらに詳しくは、このラップ部分において、センター
ピラーロア10の上方端部1の裏面に、折曲片12がヒンジ
部13を介して矢印方向に回動可能となるように設けられ
ているとともに、その両側にフック状の係止片23が形成
されている。
一方、センターピラーアッパー20の下方端部21には、
その先端が下方を向く押え片22が形成されている。
また、センターピラーアッパー20の下方端部21は、セ
ンターピラーロア10との接合時に前記係止片23との干渉
を避けるために第5図に示すようにこの押え片22の下端
面より短く形成されている。
そして、センターピラーロア10とセンターピラーアッ
パー20とをそれぞれの端部11,21を重ねて接合させた場
合、第2図に示すように、押え片22が折曲片12の先端を
押え、折曲片12が、係止片23のフック部23aを乗り越え
てヒンジ部13を介してセンターピラーロア10の裏面とほ
ぼ平行となるように折曲操作され、かつ、この折曲片12
の折曲状態を維持するように係止片23により折曲片12が
その状態で固定される。
従って、この状態において、センターピラーロア10は
センターピラーアッパー20に対して引き寄せられるた
め、センターピラーロア10、センターピラーアッパー20
との間に隙間が発生することがなく、密着状態で維持で
きる。
この接合操作について、第3図乃至第5図を基に詳し
く説明すると、まず、第3図に示す状態は接合前の状態
であり、センターピラーロア10に設けられる折曲片12
は、センターピラーロア10の裏面に対して、やや外方に
開いた状態であり、またセンターピラーアッパー20に形
成される押え片22は、ガイド機能を持つように、その内
面22aが傾斜面に設定されている。
そして、第4図に示すように、センターピラーロア10
に対してセンターピラーアッパー20を挿入すれば、セン
ターピラーアッパー20の押え片22の内面22aがセンター
ピラーロア10の折曲片12の先端に当接し、この押え片22
により折曲片12の先端が矢印方向に押圧され、係止片23
のフック部23aを弾性的に拡開させながら乗り越えて、
挿入が完了した状態では第5図に示すように、折曲片12
がヒンジ部13を基点として、図中反時計回り方向に回動
してセンターピラーロア10の裏面とほぼ平行状態にまで
折曲し、この状態で係止片23のフック部23aに折曲片12
の両側が係止される。
従って、センターピラーロア10に対してセンターピラ
ーアッパー20を挿入接合させれば、第2図に示す接合状
態となる。
よって、センターピラーロア10とセンターピラーアッ
パー20との間に隙間が発生することがなく、美観の低下
や不快音の発生並びに感触の悪さ等の従来不具合は有効
に解決される。
また、変形例として、折曲片12を係止する係止片23と
の干渉を避けるために第6図に示すように、この係止片
23を逃げる切欠24をセンターピラーアッパー20の下方端
部21に設けてもよく、この場合にも、前記折曲片12と係
止片23の係止が可能となる。
また、他の実施例として第7図に示すように、折曲片
13を係止する係止片23をセンターピラーアッパー20の下
方端部21の裏面に設けた場合には、センターピラーロア
10との接合時において、前述のセンターピラーアッパー
20の下方端部21と係止片23との干渉の心配がなく、第11
図に示すように、センターピラーアッパー20の下方端部
21と押え片22の下端面はほぼ同じ高さにすることが出来
る。
この場合にも、センターピラーロア10とセンターピラ
ーアッパー20とをそれぞれの端部11,21を重ねて接合さ
せた場合、第8図に示すように、押え片22が折曲片12の
先端を押え、折曲片12が、ヒンジ部13を介してセンター
ピラーロア10の裏面とほぼ平行となるように折曲操作さ
れ、かつ、この折曲片12の折曲状態を維持するように係
止片23により折曲片12がその状態で固定される。
従って、この状態において、センターピラーロア10は
センターピラーアッパー20に対して引き寄せられるた
め、センターピラーロア10、センターピラーアッパー20
との間に隙間が発生することがなく、密着状態が維持で
きる。
この接合操作については、第9図乃至第11図に示す
が、前述と同様な接合操作によって第9図に示す接合前
の状態から第10図に示す半接合の状態を経て、第11図に
示す全接合の状態に至り、第8図に示すようにな接合の
状態が得られる。
このようにして、センターピラーロア10とセンターピ
ラーアッパー20との間に隙間が発生することがなく、美
観の低下や不快音の発生並びに感触の悪さ等の従来不具
合は有効に解消される。
《考案の効果》 以上説明した通り、本考案によれば、相互の端部を重
ねて接合させる自動車用内装部品の接合構造において、
一方側に折曲可能な折曲片を設け、他方側にこの折曲片
を折曲操作する押え片を設けると共に、折曲片を折曲状
態で係止する係止片をいずれか一方側に設けるという構
成であるため、双方の内装部品を接合した状態では、外
側に位置する内装部品を内側に位置する内装部品側に引
き寄せる力が加わり、双方の内装部品間に隙間が発生す
ることがない。
従って、自動車用内装部品の接合部分における美観を
長期に渡り維持することができるという効果を有する。
さらに、両者間に隙間が発生することに起因する不快
音の発生や、感触の悪さ等の従来不具合を有効に解決す
ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、センターピラ
ーロアとセンターピラーアパーとの接合前の状態を示す
要部斜視図、第2図は同センターピラーアッパーとセン
ターピラーロアとの接合状態を示す斜視図、第3図乃至
第5図はセンターピラーアッパーとセンターピラーロア
との接合操作を示す各断面図、第6図は本考案に係るセ
ンターピラーロアとセンターピラーアッパーとの接合前
の状態を示す変形例の要部斜視図、第7図は本考案の他
の実施例のセンターピラーロアとセンターピラーアッパ
ーとの接合前の状態を示す要部斜視図、第8図は同接合
状態を示す斜視図、第9図乃至第11図は同センターピラ
ーアッパーとセンターピラーロアとの接合操作を示す各
断面図、第12図はセンターピラーアッパーとセンターピ
ラーロアとを示す外観図、第13図は第12図中XII−XII線
断面図である。 10……センターピラーロア、11……上方端部、12……折
曲片、13……ヒンジ部、20……センターピラーアッパ
ー、21……下方端部、22……押え片、23……係止片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互の端部を重ねて接合させる自動車用内
    装部品の接合構造において、一方側に折曲可能な折曲辺
    を設け、他方側にこの折曲片を折曲操作する押え片を設
    けると共に、折曲片を折曲状態で係止する係止片をいず
    れか一方側に設けたことを特徴とする自動車用内装部品
    の接合構造。
JP10594190U 1990-10-11 1990-10-11 自動車用内装部品の接合構造 Expired - Lifetime JP2540773Y2 (ja)

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JPH0462240U JPH0462240U (ja) 1992-05-28
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JP5359215B2 (ja) * 2008-11-19 2013-12-04 スズキ株式会社 センターピラートリムの取り付け構造
JP5804622B2 (ja) * 2011-02-14 2015-11-04 日本プラスト株式会社 内装材

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