JP2541136Y2 - 自動車のドアウエストモール構造 - Google Patents

自動車のドアウエストモール構造

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JP2541136Y2
JP2541136Y2 JP1990112014U JP11201490U JP2541136Y2 JP 2541136 Y2 JP2541136 Y2 JP 2541136Y2 JP 1990112014 U JP1990112014 U JP 1990112014U JP 11201490 U JP11201490 U JP 11201490U JP 2541136 Y2 JP2541136 Y2 JP 2541136Y2
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seal lip
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敏幸 岩波
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Nissan Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のドアウエストモール構造に関する。
従来の技術 自動車にあっては、ドアアウタパネルのウエスト部と
ドアウインドウパネルとのパーティング部の外観向上の
ため、および、該パーティング部からの水,塵埃等の侵
入を防止するために、シール機能を有するドアウエスト
モールを装着するようにしている。これを第4〜6図に
よって説明すると、1は車体本体、2はフロントドア、
3はリャドアを示し、これらフロントドア2,リャドア3
の各ドアアウタパネル4,5のウエスト部には下向きに曲
折したウエストフランジ4a,5aを形成してある。ウエス
トフランジ4a,5aには複数ケ所にクリップ係着孔6,6を形
成してあり、これら各クリップ係着孔6,6に樹脂材から
なるクリップ7を係着固定してある。このクリップ7は
クリップ頭部8と脚部9とで断面略J字状に形成してあ
り、脚部9の下端部のウエストフランジ4a,5aに面する
側面にフック部10を形成してあると共に、下端末に係止
縁11をウエストフランジ4a,5a側に向けて曲折成形して
あり、フック部10をフック係着孔6,6に挿入係着すると
共に、係止縁11をウエストフランジ4a,5aの下端末に係
止して、各ウエストフランジ4a,5aにしっかりと固定で
きるようにしてある。12は前記クリップ7を介して各ウ
エストフランジ4a,5aに装着した樹脂材からなるドアウ
エストモールで、モール本体13と脚部14とで前記クリッ
プ7と同様に断面略J字状に形成してあり、内部には保
形用の芯金15を埋設してあり、該芯金15のばね作用によ
りモール本体13をクリップ頭部8に被冠,係着して、脚
部14をクリップ7の脚部9背面に密着して取り付けてあ
る。ドアウエストモール12の脚部14のドアウインドウパ
ネルGに面した側面には、該ドアウインドウパネルG面
に密接する上,下一対のシールリップ16,17をそれぞれ
斜め上向きに一体成形してあると共に、これら上,下シ
ールリップ16,17間の脚部14側面に断面半円形のゴム,
樹脂等の弾性材からなるダンパ部材18を接着固定して、
このダンパ部材18によって下側シールリップ17のシール
反力を確保できるようにしてある。
また、この他第6図に示すように、下側シールリップ
17Aを脚部14の下端末近傍より断面略弓形状に一体成形
して、弓形の頂部をドアウインドウパネルG面に密接さ
せるようにしたものもある。これらの類似構造は、例え
ば特開昭62−17283号公報に示されている。
考案が解決しようとする課題 第5図に示す構造にあっては、ダンパ部材18を接着す
るため工数的に不利となってコストアップを招来するば
かりでなく、経時的に該ダンパ部材18が剥離,脱落する
おそれがある。また、ドアウエストモール12の脚部14の
上側シールリップ16と下側シールリップ17との間には、
ダンパ部材18を接着固定するためのスペースを確保する
必要があって、脚部14の長大化、従って、ドアウエスト
モール12の大型化が免れずコスト的に増々不利となって
しまう。他方、第6図に示す構造にあっては、上側シー
ルリップ16と下側シールリップ17Aの各脚部14との連設
点を近接させることができるのでドアウエストモール12
が大型化することはないが、下側シールリップ17Aのシ
ール反力は自体の弾性に頼らざるを得ずシール性が不十
分となり易い。そこで、本考案はドアウエストモールの
小型化と、シール性の確保の両立を図ることができる自
動車のドアウエストモール構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 モール本体と脚部とで断面略J字状に形成したドアウ
エストモールを設ける一方、ドアアウタパネルの下向き
に形成したウエストフランジに複数個のクリップを装着
し、該クリップを介して前記ドアウエストモールをドア
アウタパネルに装着した構造において、前記ドアウエス
トモールの脚部のドアウインドウパネルに面した一側面
に、断面略弓形状のシールリップをその上端部を連接部
として一体的に形成すると共に、該シールリップの下端
部および前記クリップの下端部のそれぞれに係止部を形
成し、前記シールリップとクリップとの間にダンパ部材
を抱持して、前記シールリップとクリップの係止部同士
を着脱自在に係合させてある。
作用 弓形状のシールリップ下端部の係止部と、クリップ下
端部の係止部とを相互に係着して、該シールリップ下端
部とクリップ下端部とを連結することにより、ダンパ部
材はこれらシールリップとクリップとの間に形成された
空間部にしっかりと抱持,固定される。
実施例 以下本考案の一実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図において、20はドアアウタパネル4,5の下
向きに形成したウエストフランジ4a,5a(以下、ドアア
ウタパネル4,ウエストフランジ4aを代表して説明する)
に装着した複数個の樹脂材からなるクリップを示し、こ
のクリップ20はクリップ頭部21と脚部22とで断面略J字
状に形成してある。脚部22のウエストフランジ4aに面す
る側面の下端部には第1のフック部23を形成してあると
共に、下端末にウエストフランジ4a側に向けて係止縁24
を曲折成形してあり、第1のフック部23をウエストフラ
ンジ4aに形成したフック係着孔6に挿入係着すると共
に、係止縁24をウエストフランジ4aの下端末に係止して
固定してある。また、該脚部22のドアウインドウパネル
G側の側面の下端部には係止部としての第2のフック部
25を形成してあると共に、下端末に前記係止縁24と反対
方向に斜め下方に突出するリップ挿入ガイド26を形成し
てある。前記第2のフック部25の背面両側部には、ゴ
ム,樹脂等の弾性材をもって断面半円形に形成したダン
パ部材18を挾持して、該ダンパ部材18のドア前後方向の
ずれ動きを阻止するロケート用リブ27を突設してある。
28は前記各クリップ20を介してウエストフランジ4aに
装着した樹脂材からなるドアウエストモールで、モール
本体29と脚部30とで前記クリップ20と同様に断面略J字
状に形成してあって、内部には保形用の芯金31を埋設し
てあり、該芯金31のばね作用によりモール本体29をクリ
ップ頭部21に被冠,係着して、脚部30をクリップ21の脚
部22背面に第2のフック部25の上側において密着して取
り付けてある。このドアウエストモール28の脚部30のド
アウインドウパネルGに面した側面には、該ドアウイン
ドウパネルG面に密接する上側シールリップ32を斜め上
向きに一体成形してあると共に、その下側、具体的には
本実施例にあっては上側シールリップ32の成形基部下側
に、断面略弓形状の下側シールリップ33を、その上端部
を連設部として一体的に形成してある。また、この下側
シールリップ33の下端部には、前記クリップ20の第2の
フック部25に係着する係止部34をウエストフランジ4a側
に向けて上方に傾斜して一体成形してある。本実施例に
あっては、クリップ20の脚部22の肉厚と、第2のフック
部25の突出高さとを略同一にしてある。また、係止部34
の背面はクリップ20の脚部22およびウエストフランジ4a
に密接し得るようにフラットに形成してある。そして、
該第2のフック部25の背面にロケート用リブ27により位
置規制して挿入したダンパ部材18を、前記ドアウエスト
モール28の脚部30の下端部面上に亘って定置し、これら
ダンパ部材18の下縁および第2のフック部25の下縁を廻
り込んで前記係止部34をこの第2のフック部25に係着
し、以て、ダンパ部材18を断面略弓形状の下側シールリ
ップ33とクリップ20の脚部22との間に抱持,固定してあ
る。
以上の実施例構造によれば、下側シールリップ33はそ
の断面略弓形状の頂部がドアウインドウパネルG面に密
接し、該下側シールリップ33のシール反力はその内側に
抱持,固定されたダンパ部材18によって確保され、以
て、ドアウエスト部周りのシール性を確保することがで
きる。また、ドアウエストモール28の脚部30には、ダン
パ部材18を接着配置するためのスペースが不要となるた
め、上側リップ32と下側リップ33とを近接して一体成形
でき、該脚部30を短縮してドアウエストモール28の小型
化を実現できると共に、ダンパ部材18を下側シールリッ
プ33で抱持してあるため、該ダンパ部材18が離脱するこ
ともない。更に、本実施例にあっては、クリップ20の脚
部22の下端末には、斜め下方に傾斜したリップ挿入ガイ
ド26を設けてあるため、下側シールリップ33の係止部34
を第2のフック部25に係着する際に、該リップ挿入ガイ
ド26に沿ってスムーズに挿入,係着でき、作業性を向上
できる利点もある。
なお、前記実施例にあっては上側シールリップ32と下
側シールリップ33とで多段にシールするようにした構造
を示したが、断面略弓形状のシールリップ33単体でシー
ルするようにしてもよい。
また、ダンパ部材18を適宜交換して、最適な反力を容
易に得られ、更にはドアウインドウパネルGの車幅方向
の捩れも抑制できる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、断面略弓形状のシール
リップ下端部と、クリップ下端部にそれぞれ形成した係
止部を相互係着して、これらシールリップとクリップと
の間にダンパ部材を抱持,固定してあるので、該ダンパ
部材によりシールリップの所要のシール反力を確保でき
てシール性を向上できることは勿論、ドアウエストモー
ルの脚部にはダンパ部材を接着固定するためのスペース
を確保する必要がなくて、該脚部を短縮化でき、延いて
はドアウエストモールの小型化を実現できる。更には、
ダンパ部材は従来の接着固定するものと異なり、前述の
ように断面略弓形状のシールリップで抱持,固定してあ
るので、該ダンパ部材が離脱することは全くなく、品質
感,信頼性を一段と向上することができ、また、ダンパ
部材が経時劣化した場合には、シールリップとクリップ
の係止部同士の係合を解除して、ダンパ部材を交換する
ことができるので、最適なシール反力が維持できるとと
もに、ドアウインドウパネルの車幅方向の捩れも抑制で
きるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す第4図A−A線に相当
する断面図、第2図は同B−B線に相当する断面図、第
3図は同実施例におけるクリップの斜視図、第4図は本
考案の対象とする自動車の外観側面図、第5,6図は従来
の構造の各異なる例を示す第4図A−A線に相当する断
面図である。 4,5…ドアアウタパネル、4a,5a…ウエストフランジ、18
…ダンパ部材、20…クリップ、25…クリップの係止部、
28…ドアウエストモール、29…モール本体、30…脚部、
33…シールリップ、34…シールリップの係止部、G…ド
アウインドウパネル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モール本体と脚部とで断面略J字状に形成
    したドアウエストモールを設ける一方、ドアアウタパネ
    ルの下向きに形成したウエストフランジに複数個のクリ
    ップを装着し、該クリップを介して前記ドアウエストモ
    ールをドアアウタパネルに装着した構造において、前記
    ドアウエストモールの脚部のドアウインドウパネルに面
    した一側面に、断面略弓形状のシールリップをその上端
    部を連接部として一体的に形成すると共に、該シールリ
    ップの下端部および前記クリップの下端部のそれぞれに
    係止部を形成し、前記シールリップとクリップとの間に
    ダンパ部材を抱持して、前記シールリップとクリップの
    係止部同士を着脱自在に係合させたことを特徴とする自
    動車のドアウエストモール構造。
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