JP2595098Y2 - 自動車のヘッダトリムの取付構造 - Google Patents
自動車のヘッダトリムの取付構造Info
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- JP2595098Y2 JP2595098Y2 JP1992016991U JP1699192U JP2595098Y2 JP 2595098 Y2 JP2595098 Y2 JP 2595098Y2 JP 1992016991 U JP1992016991 U JP 1992016991U JP 1699192 U JP1699192 U JP 1699192U JP 2595098 Y2 JP2595098 Y2 JP 2595098Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フロントウィンドガラ
スの上部が接着される自動車のヘッダパネル部材に樹脂
製のヘッダトリムを取付けるための構造に関するもので
ある。
スの上部が接着される自動車のヘッダパネル部材に樹脂
製のヘッダトリムを取付けるための構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、接着式のフロントウィンドガラ
ス30を備えた自動車における従来のヘッダトリム31
の取付構造を示すものであって、同図において、32は
ルーフ、33はアウタパネル33a及びインナパネル3
3bから成るヘッダパネル部材、34はウェザストリッ
プである。
ス30を備えた自動車における従来のヘッダトリム31
の取付構造を示すものであって、同図において、32は
ルーフ、33はアウタパネル33a及びインナパネル3
3bから成るヘッダパネル部材、34はウェザストリッ
プである。
【0003】上述のヘッダパネル部材33のアウタパネ
ル33aには接着剤35にてフロントウィンドガラス3
0の上部30aが接着固定され、ヘッダパネル部材33
のインナパネル33bには車室内の側の面に樹脂射出成
形品から成るヘッダトリム31が図外のクリップやスク
リュー等にて接合状態で取付けられている。そして、ヘ
ッダパネル部材33のフランジ部36にヘッダトリム3
1の後縁部31aが重ね合わされ、この重ね合された部
分にウェザストリップ34の一端が係着されている。ま
た、ヘッダパネル部材33の前縁部31bは、フロント
ウィンドガラス30の上部30aの裏面に対応配置され
ている。
ル33aには接着剤35にてフロントウィンドガラス3
0の上部30aが接着固定され、ヘッダパネル部材33
のインナパネル33bには車室内の側の面に樹脂射出成
形品から成るヘッダトリム31が図外のクリップやスク
リュー等にて接合状態で取付けられている。そして、ヘ
ッダパネル部材33のフランジ部36にヘッダトリム3
1の後縁部31aが重ね合わされ、この重ね合された部
分にウェザストリップ34の一端が係着されている。ま
た、ヘッダパネル部材33の前縁部31bは、フロント
ウィンドガラス30の上部30aの裏面に対応配置され
ている。
【0004】なお、フロントウィンドガラス30の上部
30aの裏面側には、或る一定幅のセラミックプリント
ライン37が左右方向(図5において紙面に直交する方
向)に沿って形成されており、このセラミックプリント
ライン37によってヘッダトリム31の前縁部31b、
接着剤35及びヘッダパネル部材33を外部から見えな
いように覆い隠すようにしている。
30aの裏面側には、或る一定幅のセラミックプリント
ライン37が左右方向(図5において紙面に直交する方
向)に沿って形成されており、このセラミックプリント
ライン37によってヘッダトリム31の前縁部31b、
接着剤35及びヘッダパネル部材33を外部から見えな
いように覆い隠すようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のヘッダトリム31の取付構造にあっては、次
のような問題点がある。すなわち、駐車中における室内
温度の上昇によりヘッダトリム31が熱膨張して変形を
生じ易く(特に、夏期に多い)、ヘッダトリム31の前
縁部31bが図5において一点鎖線で示すように変形し
て下方に垂れ下がってしまう場合がある。このような変
形を生じると、ヘッダトリム31の前縁部31bがフロ
ントウィンドガラス30のセラミックプリントライン3
7からはみ出し、この前縁部31bがフロントウィンド
ガラス30を通して外部から見えてしまい、外観を損な
うこととなる。
如き従来のヘッダトリム31の取付構造にあっては、次
のような問題点がある。すなわち、駐車中における室内
温度の上昇によりヘッダトリム31が熱膨張して変形を
生じ易く(特に、夏期に多い)、ヘッダトリム31の前
縁部31bが図5において一点鎖線で示すように変形し
て下方に垂れ下がってしまう場合がある。このような変
形を生じると、ヘッダトリム31の前縁部31bがフロ
ントウィンドガラス30のセラミックプリントライン3
7からはみ出し、この前縁部31bがフロントウィンド
ガラス30を通して外部から見えてしまい、外観を損な
うこととなる。
【0006】また、組付工程において、ヘッダトリム3
1の取付後にフロントウィンドガラス30を接着する場
合、ヘッダトリム31自体の部品精度(寸法精度)及び
取付精度のバラツキにより、ヘッダトリム31の前縁部
31bがフロントウィンドガラス30に当接してこれを
押し上げるような状態になることがある。このような事
態を生じると、フロントウィンドガラス30が正規の位
置に接着固定されず、浮いた状態で接着されてしまうこ
ととなる。
1の取付後にフロントウィンドガラス30を接着する場
合、ヘッダトリム31自体の部品精度(寸法精度)及び
取付精度のバラツキにより、ヘッダトリム31の前縁部
31bがフロントウィンドガラス30に当接してこれを
押し上げるような状態になることがある。このような事
態を生じると、フロントウィンドガラス30が正規の位
置に接着固定されず、浮いた状態で接着されてしまうこ
ととなる。
【0007】本考案は、このような問題点を解消すべく
なされたものであって、その目的は、ヘッダトリムの熱
変形や成形変形を防止し得て外観(見栄え)を損なうこ
とがなく、フロントウィンドガラスの浮き上がり状態で
の接着を防止することができ、しかも樹脂成形に特有の
ヒケを生じにくいヘッダトリムを用いるようにしたヘッ
ダトリムの取付構造を提供することにある。
なされたものであって、その目的は、ヘッダトリムの熱
変形や成形変形を防止し得て外観(見栄え)を損なうこ
とがなく、フロントウィンドガラスの浮き上がり状態で
の接着を防止することができ、しかも樹脂成形に特有の
ヒケを生じにくいヘッダトリムを用いるようにしたヘッ
ダトリムの取付構造を提供することにある。
【0008】上述の目的を達成するために、本考案にお
いては、アウタパネルとインナパネルとを閉断面形状に
接合して前端部及び後端部にフランジ部をそれぞれ形成
して成る部材であって、かつ、フロントウィンドガラス
の上部が接着されると共に自動車のルーフの前端にウェ
ザストリップを介して接合される自動車のヘッダパネル
部材に、前記ヘッダパネル部材の下面部をほぼ全域に亘
って覆う断面ほぼU字形状の樹脂製のヘッダトリムを取
付けるための構造において、前記フロントウィンドガラ
スに対応するように配設される前記ヘッダトリムの前縁
部の肉厚を前記ヘッダトリムの本体部の肉厚よりも厚肉
状に形成し、前記ヘッダトリムの厚肉状の前縁部の内側
の複数箇所に互いに対向する上下一対の取付リブをそれ
ぞれ一体成形すると共に、上方の取付リブの突出長を下
方の取付リブの突出長よりも短く形成し、前記ヘッダト
リムの前縁部の取付リブを前記ヘッダパネル部材の前端
側のフランジ部に係着して前記ヘッダトリムの後縁部を
前記ヘッダパネル部材の後端側のフランジ部に固定する
ことにより、前記フロントウィンドガラスに対する前記
ヘッダトリムの前縁部の取付位置を規制するようにして
いる。
いては、アウタパネルとインナパネルとを閉断面形状に
接合して前端部及び後端部にフランジ部をそれぞれ形成
して成る部材であって、かつ、フロントウィンドガラス
の上部が接着されると共に自動車のルーフの前端にウェ
ザストリップを介して接合される自動車のヘッダパネル
部材に、前記ヘッダパネル部材の下面部をほぼ全域に亘
って覆う断面ほぼU字形状の樹脂製のヘッダトリムを取
付けるための構造において、前記フロントウィンドガラ
スに対応するように配設される前記ヘッダトリムの前縁
部の肉厚を前記ヘッダトリムの本体部の肉厚よりも厚肉
状に形成し、前記ヘッダトリムの厚肉状の前縁部の内側
の複数箇所に互いに対向する上下一対の取付リブをそれ
ぞれ一体成形すると共に、上方の取付リブの突出長を下
方の取付リブの突出長よりも短く形成し、前記ヘッダト
リムの前縁部の取付リブを前記ヘッダパネル部材の前端
側のフランジ部に係着して前記ヘッダトリムの後縁部を
前記ヘッダパネル部材の後端側のフランジ部に固定する
ことにより、前記フロントウィンドガラスに対する前記
ヘッダトリムの前縁部の取付位置を規制するようにして
いる。
【0009】
【作用】フロントウィンドガラスの上部に対応して配置
されるヘッダトリムの前縁部が厚肉状に形成されるの
で、前縁部の強度が強化され、熱変形や成形変形等を生
じにくくなる。また、ヘッダトリムの前縁部は、取付リ
ブとヘッダパネル部材のフランジ部との間の係合作用に
て所定位置に規制(拘束)され、この前縁部にてフロン
トウィンドガラスが押し上げられることがない。また、
取付リブが一体成形されるヘッダトリムの前縁部は厚肉
状であるため、樹脂成形に特有のヒケの発止が抑制され
る。また、アウタパネルとインナパネルとを閉断面形状
に接合してその前後両端にヘッダトリム係着用のフラン
ジ部をそれぞれ設けて成るヘッダパネル部材にフロント
ウィンドガラスの上部が確実かつ強固に固定される。さ
らに、ヘッダトリムにてヘッダパネル部材の下面全体が
覆われるので、板金鋼板であるヘッダパネル部材が見え
ることなく、外観性の向上が図られる。また、ヘッダト
リムがヘッダパネル部材の前端側のフランジ部と後端側
のフランジ部に係着されて固定されるので、ヘッダトリ
ムの取付が確実かつ強固に行なわれ、ヘッダトリムの垂
れ下がり等により外観が悪くなる等の不具合がなくな
る。
されるヘッダトリムの前縁部が厚肉状に形成されるの
で、前縁部の強度が強化され、熱変形や成形変形等を生
じにくくなる。また、ヘッダトリムの前縁部は、取付リ
ブとヘッダパネル部材のフランジ部との間の係合作用に
て所定位置に規制(拘束)され、この前縁部にてフロン
トウィンドガラスが押し上げられることがない。また、
取付リブが一体成形されるヘッダトリムの前縁部は厚肉
状であるため、樹脂成形に特有のヒケの発止が抑制され
る。また、アウタパネルとインナパネルとを閉断面形状
に接合してその前後両端にヘッダトリム係着用のフラン
ジ部をそれぞれ設けて成るヘッダパネル部材にフロント
ウィンドガラスの上部が確実かつ強固に固定される。さ
らに、ヘッダトリムにてヘッダパネル部材の下面全体が
覆われるので、板金鋼板であるヘッダパネル部材が見え
ることなく、外観性の向上が図られる。また、ヘッダト
リムがヘッダパネル部材の前端側のフランジ部と後端側
のフランジ部に係着されて固定されるので、ヘッダトリ
ムの取付が確実かつ強固に行なわれ、ヘッダトリムの垂
れ下がり等により外観が悪くなる等の不具合がなくな
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例に付き図1〜図3を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0011】図1は、本考案に係るヘッダトリムの取付
構造を具備する自動車1を示すものであって、同図にお
いて、2はルーフ、3はフロントウィンドガラス、4は
フロントウィンドガラス3の側部のフロントピラー、5
はヘッダトリム、6はルームミラー、7はサンバイザで
ある。
構造を具備する自動車1を示すものであって、同図にお
いて、2はルーフ、3はフロントウィンドガラス、4は
フロントウィンドガラス3の側部のフロントピラー、5
はヘッダトリム、6はルームミラー、7はサンバイザで
ある。
【0012】図2に示すように、ルーフ2の前端2aと
フロントウィンドガラス3の上部3aとの境界箇所に対
応する箇所には、アウタパネル8aとインナパネル8b
とを閉断面形状に接合して成るヘッダパネル部材8が左
右方向に沿って延びるように配設されている。そして、
このヘッダパネル部材8のインナパネル8bに前記ヘッ
ダトリム5が次のような構成にて取付けられている。な
お、前記ヘッダトリム5は、ヘッダパネル部材8の下面
部をほぼ全域に亘って覆う形状の部材である。
フロントウィンドガラス3の上部3aとの境界箇所に対
応する箇所には、アウタパネル8aとインナパネル8b
とを閉断面形状に接合して成るヘッダパネル部材8が左
右方向に沿って延びるように配設されている。そして、
このヘッダパネル部材8のインナパネル8bに前記ヘッ
ダトリム5が次のような構成にて取付けられている。な
お、前記ヘッダトリム5は、ヘッダパネル部材8の下面
部をほぼ全域に亘って覆う形状の部材である。
【0013】すなわち、上述のヘッダトリム5は、前記
インナパネル8bに対応する断面形状を有するように樹
脂材を射出成形して成るものであって、図2及び図3に
示す如く、フロントウィンドガラス3に対応する前縁部
5aの肉厚αが本体部5cの肉厚βよりも厚肉状(α>
β)に成形されている。さらに、厚肉状の前縁部5aの
内側の複数箇所には、互いに対向する上下一対の取付リ
ブ9a,9bがそれぞれ一体成形されている。なお、本
例においては、ヘッダトリム5の組付性を良くするため
に、上方の取付リブ9aの突出長が相対的に短く、下方
の取付リブ9bの突出長が相対的に長く成形されている
(図2参照)。かくして、ヘッダトリム5の本体部5c
が、ヘッダパネル部材8のインナパネル8bにルームミ
ラー6やサンバイザ7等と一緒に共締め固定されてい
る。また、ヘッダトリム5の前縁部5aの取付リブ9
a,9b間にはヘッダパネル部材8の前端部のフランジ
部10が差し込まれた状態となっており、これにより、
前端部5aの位置規制がなされている。さらに、ヘッダ
パネル部材8の後端側のフランジ部11とヘッダトリム
5の後縁部5bとの接合箇所にウェザストリップ12が
挟着されている。
インナパネル8bに対応する断面形状を有するように樹
脂材を射出成形して成るものであって、図2及び図3に
示す如く、フロントウィンドガラス3に対応する前縁部
5aの肉厚αが本体部5cの肉厚βよりも厚肉状(α>
β)に成形されている。さらに、厚肉状の前縁部5aの
内側の複数箇所には、互いに対向する上下一対の取付リ
ブ9a,9bがそれぞれ一体成形されている。なお、本
例においては、ヘッダトリム5の組付性を良くするため
に、上方の取付リブ9aの突出長が相対的に短く、下方
の取付リブ9bの突出長が相対的に長く成形されている
(図2参照)。かくして、ヘッダトリム5の本体部5c
が、ヘッダパネル部材8のインナパネル8bにルームミ
ラー6やサンバイザ7等と一緒に共締め固定されてい
る。また、ヘッダトリム5の前縁部5aの取付リブ9
a,9b間にはヘッダパネル部材8の前端部のフランジ
部10が差し込まれた状態となっており、これにより、
前端部5aの位置規制がなされている。さらに、ヘッダ
パネル部材8の後端側のフランジ部11とヘッダトリム
5の後縁部5bとの接合箇所にウェザストリップ12が
挟着されている。
【0014】一方、ヘッダパネル部材8のアウタパネル
8aには図2に示すように、フロントウィンドガラス3
の上部3aがウレタン系の接着剤13にて接着固定され
ており、フロントウィンドガラス3とルーフパネル2と
の間の隙間は、前記アウタパネル8aに接着されたゴム
シート14及びウェザストリップ12にてシールされて
いる。
8aには図2に示すように、フロントウィンドガラス3
の上部3aがウレタン系の接着剤13にて接着固定され
ており、フロントウィンドガラス3とルーフパネル2と
の間の隙間は、前記アウタパネル8aに接着されたゴム
シート14及びウェザストリップ12にてシールされて
いる。
【0015】また、フロントウィンドガラス3の上部3
aの裏面には、左右方向の全長に亘って延びるセラミッ
クプリントライン15が形成され、このセラミックプリ
ントライン15にてヘッダトリム5の前縁部5a、ヘッ
ダパネル部材8及び接着剤13が覆われている。
aの裏面には、左右方向の全長に亘って延びるセラミッ
クプリントライン15が形成され、このセラミックプリ
ントライン15にてヘッダトリム5の前縁部5a、ヘッ
ダパネル部材8及び接着剤13が覆われている。
【0016】ここで、ヘッダトリム5及びフロントウィ
ンドガラス3の取付手順に付き述べると、まず、ヘッダ
パネル部材8の前端側のフランジ部10にヘッダトリム
5の取付リブ9a,9bを係着する。すなわち、上下一
対の取付リブ9a,9bが前記フランジ部10の上下に
それぞれ配置されるように取付リブ9a,9bを差し込
み、これにより、ヘッダトリム5の前縁部5aの位置規
制を行なう。なお、取付リブ9a,9bをヘッダパネル
部材8のフランジ部10に係着するに際しては上方の取
付リブ9aよりもさらに突出している下方の取付リブ9
bの先端縁に前記フランジ部10の先端縁を当接させて
スライド移動させるだけの容易な係着作業を行なうだけ
でよく、従って組付作業性は良好である。次いで、ルー
ムミラー6やサンバイザ7等の部品と一緒にヘッダパネ
ル部材8のインナパネル8bに共締めし(場合によって
は、さらにクリップ等による止着も行う)、ヘッダトリ
ム5をヘッダパネル部材8に固定する。
ンドガラス3の取付手順に付き述べると、まず、ヘッダ
パネル部材8の前端側のフランジ部10にヘッダトリム
5の取付リブ9a,9bを係着する。すなわち、上下一
対の取付リブ9a,9bが前記フランジ部10の上下に
それぞれ配置されるように取付リブ9a,9bを差し込
み、これにより、ヘッダトリム5の前縁部5aの位置規
制を行なう。なお、取付リブ9a,9bをヘッダパネル
部材8のフランジ部10に係着するに際しては上方の取
付リブ9aよりもさらに突出している下方の取付リブ9
bの先端縁に前記フランジ部10の先端縁を当接させて
スライド移動させるだけの容易な係着作業を行なうだけ
でよく、従って組付作業性は良好である。次いで、ルー
ムミラー6やサンバイザ7等の部品と一緒にヘッダパネ
ル部材8のインナパネル8bに共締めし(場合によって
は、さらにクリップ等による止着も行う)、ヘッダトリ
ム5をヘッダパネル部材8に固定する。
【0017】そして、ヘッダトリム5の取付後に、フロ
ントウィンドガラス3をヘッダパネル部材8のアウタパ
ネル8aに接着剤13にて接着固定する。
ントウィンドガラス3をヘッダパネル部材8のアウタパ
ネル8aに接着剤13にて接着固定する。
【0018】上述の如きヘッダトリム5の取付構造によ
れば、ヘッダトリム5の前縁部5aは、ヘッダパネル部
材8のフランジ部10と取付リブ9a,9bとの間の係
合作用により所定位置に位置規制されて拘束されるた
め、車室内の温度が上昇しても前縁部5aの取付位置に
変動を生じることがない。従って、熱膨張等により、前
縁部5aが垂れ下がってその端面がセラミックプリント
ライン15からはみ出て外部から見えてしまうようにな
ったり、或いは前縁部5aにてフロントウィンドガラス
3が押し上げられて浮いた状態になるような事態の発生
を確実に防止でき、外観を良好に維持することができ
る。
れば、ヘッダトリム5の前縁部5aは、ヘッダパネル部
材8のフランジ部10と取付リブ9a,9bとの間の係
合作用により所定位置に位置規制されて拘束されるた
め、車室内の温度が上昇しても前縁部5aの取付位置に
変動を生じることがない。従って、熱膨張等により、前
縁部5aが垂れ下がってその端面がセラミックプリント
ライン15からはみ出て外部から見えてしまうようにな
ったり、或いは前縁部5aにてフロントウィンドガラス
3が押し上げられて浮いた状態になるような事態の発生
を確実に防止でき、外観を良好に維持することができ
る。
【0019】また、本例では、ヘッダトリム5の前縁部
5aを本体部5cよりも厚肉状に成形するようにしたの
で、熱変形や成形変形等に対して影響されにくい構造と
なっており、しかもこの厚肉状の前縁部5aに前記取付
リブ9a,9bを一体成形するようにしたので、ヘッダ
トリム5の射出成形時に前縁部5aの表面にヒケが生じ
にくくなる。従って、前縁部5aの表面のヒケが目立つ
ことがなく、外観性の向上を図ることができる。
5aを本体部5cよりも厚肉状に成形するようにしたの
で、熱変形や成形変形等に対して影響されにくい構造と
なっており、しかもこの厚肉状の前縁部5aに前記取付
リブ9a,9bを一体成形するようにしたので、ヘッダ
トリム5の射出成形時に前縁部5aの表面にヒケが生じ
にくくなる。従って、前縁部5aの表面のヒケが目立つ
ことがなく、外観性の向上を図ることができる。
【0020】以上、本考案の一実施例に付き述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施例では取付リブ9a,9bをヘ
ッダトリム5の前縁部5aの複数箇所に設けるようにし
たが、前縁部5aの全長に亘って延びる取付リブを設け
るようにしてもよい。また、一対の取付リブ9a,9b
を設ける必要は必ずしもなく、ヘッダトリム5の組付の
容易化を図ることを優先する場合には、上方の取付リブ
9aのみを設けるようにしてもよい。さらに、図4に示
すように、上方の取付リブ9aを水平に成形し、この取
付リブ9aの下方において互いに対向しかつ上下方向に
延びる例えば一対の取付リブ9c,9dを設けるように
してもよい。
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施例では取付リブ9a,9bをヘ
ッダトリム5の前縁部5aの複数箇所に設けるようにし
たが、前縁部5aの全長に亘って延びる取付リブを設け
るようにしてもよい。また、一対の取付リブ9a,9b
を設ける必要は必ずしもなく、ヘッダトリム5の組付の
容易化を図ることを優先する場合には、上方の取付リブ
9aのみを設けるようにしてもよい。さらに、図4に示
すように、上方の取付リブ9aを水平に成形し、この取
付リブ9aの下方において互いに対向しかつ上下方向に
延びる例えば一対の取付リブ9c,9dを設けるように
してもよい。
【0021】以上の如く、本考案においては、ヘッダパ
ネル部材の下面部をほぼ全域に亘って覆う断面ほぼU字
形状の樹脂製のヘッダトリムの前縁部を前記ヘッダトリ
ムの本体部の肉厚よりも厚肉状に形成してこの部分に取
付リブを一体成形し、ヘッダパネル部材のフランジ部と
取付リブとの係着によりフロントウィンドガラスに対す
るヘッダトリムの前縁部の取付位置を規制するようにし
たものであるから、ヘッダトリムは熱変形や成形変形等
を生じにくくなり、ヘッダトリムの垂れ下がり等により
外観を損なうような事態の発生を防止できると共に、フ
ロントウィンドガラスの組付時にこのフロントウィンド
ガラスがヘッダトリムの前縁部にて押し上げられるよう
なことがなくなり、フロントウィンドガラスが浮き上が
った状態で取付けられるのを防止できる。また、取付リ
ブはヘッダトリムの厚肉状の前縁部に設けられるため、
この前縁部の表面に樹脂成形によるヒケが発生するのを
抑制でき、従って、ヒケの存在によりヘッダトリムの外
観が悪くなるのを回避できる。さらに、本考案において
は、前記ヘッダトリムの厚肉状の前縁部の内側の複数箇
所に一体成形される上下一対の取付リブの長さを異なら
しめて、上方の取付リブの突出長を下方の取付リブの突
出長よりも短く形成し、前記ヘッダトリムの前縁部の取
付リブを前記ヘッダパネル部材の前端側のフランジ部に
係着して前記ヘッダトリムの後縁部を前記ヘッダパネル
部材の後端側のフランジ部に固定するするようにしてい
るので、取付リブをヘッダパネル部材の前端側のフラン
ジ部に係着するに際しては、上方の取付リブよりもさら
に突出している下方の取付リブの先端縁に前記フランジ
部の前端縁を当接させてスライド移動させる係着作業を
容易かつ迅速に行うことができ、ヘッダパネル部材への
ヘッダトリムの組付作業性の向上を図ることができる。
また、本考案においては、アウタパネルとインナパネル
とを閉断面形状に接合してその前後両端にヘッダトリム
係着用のフランジ部をそれぞれ設けて成るヘッダパネル
部材にフロントウィンドガラスの上部を取付けるように
しているので、ヘッダパネル部材へのフロントウィンド
ガラスの上部の固定を確実かつ強固に行なうことができ
る。さらに、ヘッダトリムにてヘッダパネル部材の下面
全体を覆 うようにしているので、板金鋼板であるヘッダ
パネル部材が見えることなく、外観性の向上を図ること
ができる。また、断面ほぼU字形状のヘッダトリムの前
後両縁部をヘッダパネル部材の前端側のフランジ部と後
端側のフランジ部に係着させて固定するようにしている
ので、ヘッダトリムの取付を確実かつ強固に行なうこと
ができ、ヘッダトリムの垂れ下がり等により外観が悪く
なる等の不具合をなくすことができる。
ネル部材の下面部をほぼ全域に亘って覆う断面ほぼU字
形状の樹脂製のヘッダトリムの前縁部を前記ヘッダトリ
ムの本体部の肉厚よりも厚肉状に形成してこの部分に取
付リブを一体成形し、ヘッダパネル部材のフランジ部と
取付リブとの係着によりフロントウィンドガラスに対す
るヘッダトリムの前縁部の取付位置を規制するようにし
たものであるから、ヘッダトリムは熱変形や成形変形等
を生じにくくなり、ヘッダトリムの垂れ下がり等により
外観を損なうような事態の発生を防止できると共に、フ
ロントウィンドガラスの組付時にこのフロントウィンド
ガラスがヘッダトリムの前縁部にて押し上げられるよう
なことがなくなり、フロントウィンドガラスが浮き上が
った状態で取付けられるのを防止できる。また、取付リ
ブはヘッダトリムの厚肉状の前縁部に設けられるため、
この前縁部の表面に樹脂成形によるヒケが発生するのを
抑制でき、従って、ヒケの存在によりヘッダトリムの外
観が悪くなるのを回避できる。さらに、本考案において
は、前記ヘッダトリムの厚肉状の前縁部の内側の複数箇
所に一体成形される上下一対の取付リブの長さを異なら
しめて、上方の取付リブの突出長を下方の取付リブの突
出長よりも短く形成し、前記ヘッダトリムの前縁部の取
付リブを前記ヘッダパネル部材の前端側のフランジ部に
係着して前記ヘッダトリムの後縁部を前記ヘッダパネル
部材の後端側のフランジ部に固定するするようにしてい
るので、取付リブをヘッダパネル部材の前端側のフラン
ジ部に係着するに際しては、上方の取付リブよりもさら
に突出している下方の取付リブの先端縁に前記フランジ
部の前端縁を当接させてスライド移動させる係着作業を
容易かつ迅速に行うことができ、ヘッダパネル部材への
ヘッダトリムの組付作業性の向上を図ることができる。
また、本考案においては、アウタパネルとインナパネル
とを閉断面形状に接合してその前後両端にヘッダトリム
係着用のフランジ部をそれぞれ設けて成るヘッダパネル
部材にフロントウィンドガラスの上部を取付けるように
しているので、ヘッダパネル部材へのフロントウィンド
ガラスの上部の固定を確実かつ強固に行なうことができ
る。さらに、ヘッダトリムにてヘッダパネル部材の下面
全体を覆 うようにしているので、板金鋼板であるヘッダ
パネル部材が見えることなく、外観性の向上を図ること
ができる。また、断面ほぼU字形状のヘッダトリムの前
後両縁部をヘッダパネル部材の前端側のフランジ部と後
端側のフランジ部に係着させて固定するようにしている
ので、ヘッダトリムの取付を確実かつ強固に行なうこと
ができ、ヘッダトリムの垂れ下がり等により外観が悪く
なる等の不具合をなくすことができる。
【図1】本考案に係るヘッダトリムの取付構造を具備す
る四輪自動車の斜視図である。
る四輪自動車の斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】ヘッダトリムを図1において矢印III 方向から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図4】ヘッダトリムの別例を示す斜視図である。
【図5】従来におけるヘッダトリムの取付構造を示す断
面図である。
面図である。
1 自動車 3 フロントウィンドガラス 3a 上部 5 ヘッダトリム 5a 前縁部 5b 後縁部5c 本体部 8 ヘッダパネル部材 9a,9b 取付リブ 10,11 フランジ部 15 セラミックプリントライン α,β 肉厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/02
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタパネルとインナパネルとを閉断面
形状に接合して前端部及び後端部にフランジ部をそれぞ
れ形成して成る部材であって、かつ、フロントウィンド
ガラスの上部が接着されると共に自動車のルーフの前端
にウェザストリップを介して接合される自動車のヘッダ
パネル部材に、前記ヘッダパネル部材の下面部をほぼ全
域に亘って覆う断面ほぼU字形状の樹脂製のヘッダトリ
ムを取付けるための構造において、前記フロントウィン
ドガラスに対応するように配設される前記ヘッダトリム
の前縁部の肉厚を前記ヘッダトリムの本体部の肉厚より
も厚肉状に形成し、前記ヘッダトリムの厚肉状の前縁部
の内側の複数箇所に互いに対向する上下一対の取付リブ
をそれぞれ一体成形すると共に、上方の取付リブの突出
長を下方の取付リブの突出長よりも短く形成し、前記ヘ
ッダトリムの前縁部の取付リブを前記ヘッダパネル部材
の前端側のフランジ部に係着して前記ヘッダトリムの後
縁部を前記ヘッダパネル部材の後端側のフランジ部に固
定することにより、前記フロントウィンドガラスに対す
る前記ヘッダトリムの前縁部の取付位置を規制するよう
にしたことを特徴とする自動車のヘッダトリムの取付構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992016991U JP2595098Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 自動車のヘッダトリムの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992016991U JP2595098Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 自動車のヘッダトリムの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565695U JPH0565695U (ja) | 1993-08-31 |
| JP2595098Y2 true JP2595098Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=11931496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992016991U Expired - Fee Related JP2595098Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 自動車のヘッダトリムの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595098Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE532673T1 (de) | 2008-10-15 | 2011-11-15 | Honda Motor Co Ltd | Fahrzeugsäulenverkleidung |
| JP6008171B2 (ja) * | 2012-06-12 | 2016-10-19 | スズキ株式会社 | 車両のサイドシル構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52171015U (ja) * | 1976-06-18 | 1977-12-26 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP1992016991U patent/JP2595098Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0565695U (ja) | 1993-08-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |