JP3164298B2 - 自動車のピラー用ガーニッシュ構造 - Google Patents

自動車のピラー用ガーニッシュ構造

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JP3164298B2 JP20394997A JP20394997A JP3164298B2 JP 3164298 B2 JP3164298 B2 JP 3164298B2 JP 20394997 A JP20394997 A JP 20394997A JP 20394997 A JP20394997 A JP 20394997A JP 3164298 B2 JP3164298 B2 JP 3164298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のセンター
ピラー等ピラーを表装するガーニッシュ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のピラー用ガーニッシュ
は、特に大型自動車などの場合、図8に示すように、互
いに分割されたアッパーガーニッシュ部10の下部端末
部とロアガーニッシュ部20の上部端末部とを重ね合わ
せて接合して構成されており、アッパーガーニッシュ部
10の表面には、植毛塗装10aが施されていると共
に、下部端末部より少しく上部側にシートベルト(不図
示)の挿通孔26が形成されている。
【0003】そして、アッパーガーニッシュ部10の下
部端末部とロアガーニッシュ部20の上部端末部との接
合部構造は、図9に示すように、ロアガーニッシュ部2
0の上部端末部は、鈎状に折曲20aしており、この折
曲部20aは、玉縁が設定されて、前記植毛塗装部10
aの起毛を寝かせるまで圧接(零当て)して、アッパー
ガーニッシュ部10の下部端末部に当接して、両端末部
の位置決めを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車のピラー用ガーニッシュ構造においては、ロアガ
ーニッシュ部20の折曲部20aが、植毛塗装部10a
の起毛を寝かせるまでに圧接しているために、起毛はこ
の状態で寝癖がついてしまうこととになる。
【0005】そこで、アッパーガーニッシュ部10とロ
アガーニッシュ部20とは、夫々熱膨張率が異なる為
に、自動車の使用環境の変化により、膨張や収縮といっ
た形状変形を起こしてしまい、この形状変形によって、
折曲部20aによって形成された植毛塗装部10aの寝
癖(即ち、折曲部20aの玉縁による傷つき跡)が、表
出することがあって、搭乗者の目に触れ、美観を損なう
場合が起きていた。
【0006】本発明は、かかる点に鑑み、ロアーガーニ
ッシュ部によってアッパーガーニッシュ部の植毛塗装部
の傷つき跡を生じないようにして、常時美観を保持する
ようになした自動車のピラー用ガーニッシュ構造を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、自動車のピラーの表面を表装するガーニッシュが、
互いに分割されたアッパーガーニッシュ部の下部端末部
とロアガーニッシュ部の上部端末部とを重ね合わせて接
合し、前記アッパーガーニッシュ部の表面を植毛塗装し
て構成する場合、前記ロアガーニッシュ部の上部端末部
を前記植毛塗装部先端に軽接させると共に、この軽接部
より下方における前記ロアガーニッシュ部の裏面に当接
突起を形成し、この当接突起を前記アッパーガーニッシ
ュ部の下部端末部表面露出部に当接させて、アッパーガ
ーニッシュ部の下部端末部とロアガーニッシュ部の上部
端末部との接合部を位置決めしたことを特徴とするもの
である。
【0008】この結果、アッパーガーニッシュ部の植毛
塗装部は、ロアガーニッシュ部の上部端末部が軽接する
だけで、傷つき跡ができるまで当接していないことにな
り、ロアガーニッシュ部の上部端末部における植毛塗装
部先端の軽接部より、ロアガーニッシュの当接突起のア
ッパーガーニッシュの下部端末部への当接部との間に存
在する植毛塗装部寸法が、アッパーガーニッシュ部又は
ロアガーニッシュの環境変化による変形量より若干大き
くすれば、常にアッパーガーニッシュの植毛塗装部が外
部に常に表出して、搭乗者の美観を損ねることがない。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における当接突起が、ロアガーニッシュ部の裏面側方
向から見て十字状を呈するよう構成されており、また、
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明における当
接突起が、ロアガーニッシュ部の裏面側方向から見て円
筒状を呈するよう構成されているもので、いずれも、ア
ッパーガーニッシュ部の裏面に当接する面積を増やすべ
く意図している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来例で示した部品と同じ
部品には同符号を付してある。
【0011】図1は本発明の実施の形態1に係るガーニ
ッシュ構造を備える自動車車室の斜視図、図2はガーニ
ッシュを構成するアッパーガーニッシュ部とロアガーニ
ッシュ部との接続付近を拡大して示す斜視図、図3は図
2におけるA−A線における断面図である。
【0012】図において、自動車の車室1の側部中央の
センターピラーには、ガーニッシュ2が取付けられて表
装しており、シートベルト3の一部がガーニッシュ2に
設けた挿通孔26より車室1内部に出没自在に露出して
いる。
【0013】また、ガーニッシュ2は、アッパーガーニ
ッシュ部10とロアガーニッシュ部20とに分割され、
アッパーガーニッシュ部10の下部端末部とロアガーニ
ッシュ部20の上部端末部とが重ね合わされて接合し構
成している。
【0014】ロアガーニッシュ部20の端末部は、その
先端が折曲20aされていると共に、この折曲部20a
を含む裏面側に沿いながら、板状の当接突起21が、ガ
ーニッシュ部20の幅方向に離間して、一対形成されて
いる。この当接突起21の板厚は、例えば、1.2mm程
度である。
【0015】アッパーガーニッシュ部10の表面は、高
さbが0.5mm程度の植毛塗装10aが施されている。
この植毛塗装10aは、アッパーガーニッシュ部10の
端末部先端には、施されておらず、この結果、アッパー
ガーニッシュ部10の表面がそのまま露出10bしてい
る。
【0016】そして、この露出部10bには、ロアガー
ニッシュ部20の当接突起21が、直接当接して、アッ
パーガーニッシュ部10の下部端末部とロアガーニッシ
ュ20の上部端末部との位置決めを行っており、当接突
起21が上端側を切欠き21aして、植毛塗装部10a
に軽接するようにしている。
【0017】更に、ロアガーニッシュ部10の折曲部2
0aの先端は、当接突起21がアッパーガーニッシュ部
10の下部端末部とロアガーニッシュ20の上部端末部
との位置決めを行った結果、植毛塗装部10aに軽接す
るだけで、植毛塗装部10aの起毛を寝かせることはな
い。
【0018】したがって、アッパーガーニッシュ部10
の植毛塗装部10aは、ロアガーニッシュ部20の上部
端末部が軽接するだけで、傷つき跡ができるまで当接し
ていないことになり、ロアガーニッシュ部20の上部端
末部における植毛塗装部10a先端の軽接部上端22a
より、ロアガーニッシュ10の当接突起21のアッパー
ガーニッシュの下部端末部への当接部10bの上端22
bとの間に存在する植毛塗装部寸法aが、アッパーガー
ニッシュ部10又はロアガーニッシュ20の環境変化に
よる矢印X,Y方向の変形量lより若干大きくなるすれ
ば、常にアッパーガーニッシュの植毛塗装部が外部に常
に表出して、搭乗者の美観を損ねることがない。例え
ば、a=l+2mm程度である。
【0019】図4および図5は、本発明の実施の形態2
を示しており、図4は図3と同じ図2におけるA−A断
面図、図5は図4のイ矢視図であって、当接突起21の
形状を、ロアガーニッシュ部20の裏面側方向から見て
十字状を呈するように構成したもので、実施の形態1の
板状の当接突起21よりアッパーガーニッシュ部10の
裏面に当接する面積を増やすべく意図したものである。
【0020】図6および図7は、本発明の実施の形態3
を示しており、図6は図3と同じ図2におけるA−A断
面図、図7は図6のロ矢視図であって、当接突起21の
形状を、ロアガーニッシュ部20の裏面側方向から見て
円筒状を呈するように構成したもので、実施の形態1の
板状の当接突起21よりアッパーガーニッシュ部10の
裏面に当接する面積を増やすべく意図したものである。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、自動車のピラ
ーの表面を表装するガーニッシュが、互いに分割された
アッパーガーニッシュ部の下部端末部とロアガーニッシ
ュ部の上部端末部とを重ね合わせて接合し、前記アッパ
ーガーニッシュ部の表面を植毛塗装して構成する場合、
前記ロアガーニッシュ部の上部端末部を前記植毛塗装部
先端に軽接させると共に、この軽接部より下方における
前記ロアガーニッシュ部の裏面に当接突起を形成し、こ
の当接突起を前記アッパーガーニッシュ部の下部端末部
表面露出部に当接させて、アッパーガーニッシュ部の下
部端末部とロアガーニッシュ部の上部端末部との接合部
を位置決めしたことから、アッパーガーニッシュ部の植
毛塗装部は、ロアガーニッシュ部の上部端末部が軽接す
るだけで、傷つき跡ができるまで当接していないことに
なり、ロアガーニッシュ部の上部端末部における植毛塗
装部先端の軽接部より、ロアガーニッシュの当接突起の
アッパーガーニッシュの下部端末部への当接部との間に
存在する植毛塗装部寸法が、アッパーガーニッシュ部又
はロアガーニッシュの環境変化による変形量より若干大
きくすれば、常にアッパーガーニッシュの植毛塗装部が
外部に常に表出して、搭乗者の美観を損ねることがな
い。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における当接突起が、ロアガーニッシュ部の裏面側方
向から見て十字状を呈するよう構成されており、また、
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明における当
接突起が、ロアガーニッシュ部の裏面側方向から見て円
筒状を呈するよう構成されているもので、いずれも、ア
ッパーガーニッシュ部の裏面に当接する面積を増やすべ
く意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るガーニッシュ構造
を備える自動車車室の斜視図である。
【図2】図1におけるガーニッシュを構成するアッパー
ガーニッシュ部とロアガーニッシュ部との接続付近を拡
大して示す斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線における断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す図3と同じ断面図
である。
【図5】図4におけるイ矢視図である。
【図6】本発明の実施の形態3を示す図3と同じ断面図
である。
【図7】図4におけるロ矢視図である。
【図8】従来におけるガーニッシュを構成するアッパー
ガーニッシュ部とロアガーニッシュ部との接続付近を示
す斜視図である。
【図9】図8におけるB−B線における断面図である。
【符号の説明】
2 ガーニッシュ 10 アッパーガーニッシュ部 10a 植毛塗装部 10b 露出部 20 ロアガーニッシュ部 21 当接突起部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のピラーの表面を表装するガーニ
    ッシュが、互いに分割されたアッパーガーニッシュ部の
    下部端末部とロアガーニッシュ部の上部端末部とを重ね
    合わせて接合し、前記アッパーガーニッシュ部の表面を
    植毛塗装して構成する場合、前記ロアガーニッシュ部の
    上部端末部を前記植毛塗装部先端に軽接させると共に、
    この軽接部より下方における前記ロアガーニッシュ部の
    裏面に当接突起を形成し、この当接突起を前記アッパー
    ガーニッシュ部の下部端末部表面露出部に当接させて、
    アッパーガーニッシュ部の下部端末部とロアガーニッシ
    ュ部の上部端末部との接合部を位置決めしたことを特徴
    とする自動車のピラー用ガーニッシュ構造。
  2. 【請求項2】 前記当接突起は、前記ロアガーニッシュ
    部の裏面側方向から見て十字状を呈することを特徴とす
    る請求項1記載の自動車のピラー用ガーニッシュ構造。
  3. 【請求項3】 前記当接突起は、前記ロアガーニッシュ
    部の裏面側方向から見て円筒状を呈することを特徴とす
    る請求項1記載の自動車のピラー用ガーニッシュ構造。
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