JP2518696Y2 - 車両用成形天井のピラー接続部構造 - Google Patents
車両用成形天井のピラー接続部構造Info
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- JP2518696Y2 JP2518696Y2 JP1988100968U JP10096888U JP2518696Y2 JP 2518696 Y2 JP2518696 Y2 JP 2518696Y2 JP 1988100968 U JP1988100968 U JP 1988100968U JP 10096888 U JP10096888 U JP 10096888U JP 2518696 Y2 JP2518696 Y2 JP 2518696Y2
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- Japan
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- pillar
- pillar garnish
- garnish
- molded ceiling
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用成形天井におけるピラー部との接続
部構造の改良に関する。
部構造の改良に関する。
〔従来の技術〕 一般に、各種車両等における天井パネルの車室内側に
は、樹脂材等による基材とその表面を被覆する布、樹脂
シート等の表皮材とからなる成形天井が取付けられてい
る。そして、このような成形天井における端末部分は、
ガーニッシュやウェルト等の別部品で覆われることで保
持され、且つこれらガーニッシュ等が前記天井パネル側
のインナーパネル等にクリップ止めされることで組付け
固定されている。
は、樹脂材等による基材とその表面を被覆する布、樹脂
シート等の表皮材とからなる成形天井が取付けられてい
る。そして、このような成形天井における端末部分は、
ガーニッシュやウェルト等の別部品で覆われることで保
持され、且つこれらガーニッシュ等が前記天井パネル側
のインナーパネル等にクリップ止めされることで組付け
固定されている。
ところで、このような天井パネル内側に配設される成
形天井1の端末処理を行なうにあたって特に注意を要す
る所に、第3図に示されるように、フロントピラー部
2、センターピラー部3、リアーピラー部4等とのピラ
ー接続部構造がある。
形天井1の端末処理を行なうにあたって特に注意を要す
る所に、第3図に示されるように、フロントピラー部
2、センターピラー部3、リアーピラー部4等とのピラ
ー接続部構造がある。
即ち、この種のピラー接続部構造として従来一般に
は、成形天井1側の端末の一部をピラー接続部として延
設させ、この延設されたピラー接続部の先端側に、前記
ピラー部2,3,4を構成するピラーガーニッシュの端部を
重ね合わせて接合させ、且つこのピラーガーニッシュ
を、ピラー部を構成するインナーパネル側に固定用クリ
ップで組付けることで、これらを車体側に一体的に取付
け固定するような構成であった。
は、成形天井1側の端末の一部をピラー接続部として延
設させ、この延設されたピラー接続部の先端側に、前記
ピラー部2,3,4を構成するピラーガーニッシュの端部を
重ね合わせて接合させ、且つこのピラーガーニッシュ
を、ピラー部を構成するインナーパネル側に固定用クリ
ップで組付けることで、これらを車体側に一体的に取付
け固定するような構成であった。
尚、上述した第3図において符号5はフロントガラ
ス、6a,6bは前、後ドアガラス、7はリアーガラス、8
はサンバイザー、9aはバックミラー、9bはルームランプ
である。
ス、6a,6bは前、後ドアガラス、7はリアーガラス、8
はサンバイザー、9aはバックミラー、9bはルームランプ
である。
然し乍ら、上述したような従来のピラー接続部構造で
は、成形天井等の天井側部品、ピラー部を構成するピラ
ーガーニッシュ等の部品のばらつきや、夫々の取付け上
でのばらつき、更にこれらの部品が取付けられるパネル
側のばらつき等によって、成形天井側のピラー接続部と
ピラーガーニッシュ端部との間に隙間が生じたり、重な
り合いすぎによるオーバーラップ(干渉)現象が生じる
といった不具合が発生し、段差が生じたり、取付け不可
能な状態となるものであった。
は、成形天井等の天井側部品、ピラー部を構成するピラ
ーガーニッシュ等の部品のばらつきや、夫々の取付け上
でのばらつき、更にこれらの部品が取付けられるパネル
側のばらつき等によって、成形天井側のピラー接続部と
ピラーガーニッシュ端部との間に隙間が生じたり、重な
り合いすぎによるオーバーラップ(干渉)現象が生じる
といった不具合が発生し、段差が生じたり、取付け不可
能な状態となるものであった。
そして、このような隙間や干渉による段差部分が、成
形天井1とピラー部2,3,4との接続部に生じると、車室
内において天井からピラー部にかけての外観上での連続
性を保つことができず、特にこのようなピラー接続部は
目立つ部分であるために見栄えが悪く、商品価値が低下
するばかりでなく、成形天井の端末処理の面からも確実
性に欠ける等の問題を招いてしまうもので、これらの問
題点を一掃し得る何らかの対策を講じることが望まれて
いる。
形天井1とピラー部2,3,4との接続部に生じると、車室
内において天井からピラー部にかけての外観上での連続
性を保つことができず、特にこのようなピラー接続部は
目立つ部分であるために見栄えが悪く、商品価値が低下
するばかりでなく、成形天井の端末処理の面からも確実
性に欠ける等の問題を招いてしまうもので、これらの問
題点を一掃し得る何らかの対策を講じることが望まれて
いる。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、成
形天井側のピラー接続部に接合されるピラーガーニッシ
ュ端部等に改良を施すことで、成形天井側とピラーガー
ニッシュ端部との間で段差部等が生じない状態での接続
を、各部の寸法や取付け時のばらつきに影響されずに、
簡単且つ適切に行なえ、天井からピラー部にかけての連
続性を保ち、見栄えをよくし商品価値を高めることが可
能となる安価な車両用成形天井のピラー接続部構造を提
供することを目的としている。
形天井側のピラー接続部に接合されるピラーガーニッシ
ュ端部等に改良を施すことで、成形天井側とピラーガー
ニッシュ端部との間で段差部等が生じない状態での接続
を、各部の寸法や取付け時のばらつきに影響されずに、
簡単且つ適切に行なえ、天井からピラー部にかけての連
続性を保ち、見栄えをよくし商品価値を高めることが可
能となる安価な車両用成形天井のピラー接続部構造を提
供することを目的としている。
このような要請に応えるために本考案に係る車両用成
形天井のピラー接続部構造は、成形天井におけるピラー
接続部の先端側に、ピラー部を構成するピラーガーニッ
シュの端部を重ね合わせて接合させる接続部構造であっ
て、前記ピラー接続部の先端側に前記ピラーガーニッシ
ュの端部を引掛け係止する係合凹部が形成され、前記ピ
ラーガーニッシュの端部がインナーパネル側に屈折さ
れ、前記係合凹部にピラーガーニッシュの端部が嵌合さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側のインナー
パネルに組付け固定する固定用クリップの係合穴が、ピ
ラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されていること
を特徴とする。
形天井のピラー接続部構造は、成形天井におけるピラー
接続部の先端側に、ピラー部を構成するピラーガーニッ
シュの端部を重ね合わせて接合させる接続部構造であっ
て、前記ピラー接続部の先端側に前記ピラーガーニッシ
ュの端部を引掛け係止する係合凹部が形成され、前記ピ
ラーガーニッシュの端部がインナーパネル側に屈折さ
れ、前記係合凹部にピラーガーニッシュの端部が嵌合さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側のインナー
パネルに組付け固定する固定用クリップの係合穴が、ピ
ラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されていること
を特徴とする。
また本考案に係る車両用成形天井のピラー接続部構造
は、成形天井におけるピラー接続部の先端側に、ピラー
部を構成するピラーガーニッシュの端部を重ね合わせて
接合させる接続部構造であって、前記ピラー接続部の先
端側に前記ピラーガーニッシュの端部を引掛け係止する
係合凹部が形成され、前記ピラーガーニッシュの端部が
インナーパネル側に屈折され、前記ピラー接続部の先端
側に係合孔が形成され、該係合孔と対向するピラーガー
ニッシュに係合ピンが固着され、前記係合孔と係合ピン
とが係合され、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側
のインナーパネルに組付け固定する固定用クリップの係
合穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状に形成され
ていることを特徴とする。
は、成形天井におけるピラー接続部の先端側に、ピラー
部を構成するピラーガーニッシュの端部を重ね合わせて
接合させる接続部構造であって、前記ピラー接続部の先
端側に前記ピラーガーニッシュの端部を引掛け係止する
係合凹部が形成され、前記ピラーガーニッシュの端部が
インナーパネル側に屈折され、前記ピラー接続部の先端
側に係合孔が形成され、該係合孔と対向するピラーガー
ニッシュに係合ピンが固着され、前記係合孔と係合ピン
とが係合され、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側
のインナーパネルに組付け固定する固定用クリップの係
合穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状に形成され
ていることを特徴とする。
本考案によれば、ピラー接続部の先端側に前記ピラー
ガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形成さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネル側
に屈折され、前記係合凹部にピラーガーニッシュの端部
が嵌合され、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側の
インナーパネルに組付け固定する固定用クリップの係合
穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されて
いるので、成形天井におけるピラー接続部の係合部に、
ピラーガーニッシュ端部を長手方向に伸縮させて引掛け
係止すると共に、その固定用クリップをインナーパネル
側の長溝状係合穴に係入させて固定することにより、成
形天井側にピラーガーニッシュ端部を重ね合わせて接合
し、これにより成形天井とピラーガーニッシュとを段差
部等を生じない連続性を保った状態で接続し得るもので
ある。
ガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形成さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネル側
に屈折され、前記係合凹部にピラーガーニッシュの端部
が嵌合され、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側の
インナーパネルに組付け固定する固定用クリップの係合
穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されて
いるので、成形天井におけるピラー接続部の係合部に、
ピラーガーニッシュ端部を長手方向に伸縮させて引掛け
係止すると共に、その固定用クリップをインナーパネル
側の長溝状係合穴に係入させて固定することにより、成
形天井側にピラーガーニッシュ端部を重ね合わせて接合
し、これにより成形天井とピラーガーニッシュとを段差
部等を生じない連続性を保った状態で接続し得るもので
ある。
また本考案によれば、ピラー接続部の先端側に前記ピ
ラーガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形
成され、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネ
ル側に屈折され、前記ピラー接続部の先端側に係合孔が
形成され、該係合孔と対向するピラーガーニッシュに係
合ピンが固着され、前記係合孔と係合ピンとが係合さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側のインナー
パネルに組付け固定する固定用クリップの係合穴が、ピ
ラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されているの
で、係合孔と係合ピンとの嵌合により、ピラー接続部と
ピラーガーニッシュを引掛け係止させることができる。
ラーガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形
成され、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネ
ル側に屈折され、前記ピラー接続部の先端側に係合孔が
形成され、該係合孔と対向するピラーガーニッシュに係
合ピンが固着され、前記係合孔と係合ピンとが係合さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側のインナー
パネルに組付け固定する固定用クリップの係合穴が、ピ
ラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されているの
で、係合孔と係合ピンとの嵌合により、ピラー接続部と
ピラーガーニッシュを引掛け係止させることができる。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説
明する。
明する。
第1図は本考案に係る車両用成形天井のピラー接続部
構造の一実施例を示すものであり、これらの図において
本実施例では、成形天井1におけるフロントピラー部2
等へのピラー接続部10に対し本考案を適用した場合を例
示している。
構造の一実施例を示すものであり、これらの図において
本実施例では、成形天井1におけるフロントピラー部2
等へのピラー接続部10に対し本考案を適用した場合を例
示している。
ここで、図中1aは成形天井を構成する樹脂材等による
基材、1bは表皮材で、また11は後述するピラーガーニッ
シュ固定用クリップ12でピラー部2を構成するピラーガ
ーニッシュ13等を組付け固定する車体側のインナーパネ
ルである。
基材、1bは表皮材で、また11は後述するピラーガーニッ
シュ固定用クリップ12でピラー部2を構成するピラーガ
ーニッシュ13等を組付け固定する車体側のインナーパネ
ルである。
成形天井1の端部にピラー接続部10が形成され、この
ピラー接続部10の先端側に、ピラー部2を構成するピラ
ーガーニッシュ13の端部13aを引掛け係止する係合部と
しての係合凹部14が形成されている。
ピラー接続部10の先端側に、ピラー部2を構成するピラ
ーガーニッシュ13の端部13aを引掛け係止する係合部と
しての係合凹部14が形成されている。
前記ピラーガーニッシュ13の端部13aはインナーパネ
ル11側に屈折されている。また前記係合凹部14は、第1
図に示す実施例では係合凹部14の凹状部の中央が下方に
向かって開口し、この開口にピラーガーニッシュ13の屈
折された端部13aが嵌合しているが、第2図に示す如
く、係合凹部14を略逆L字状に屈折させるものであって
もよい。
ル11側に屈折されている。また前記係合凹部14は、第1
図に示す実施例では係合凹部14の凹状部の中央が下方に
向かって開口し、この開口にピラーガーニッシュ13の屈
折された端部13aが嵌合しているが、第2図に示す如
く、係合凹部14を略逆L字状に屈折させるものであって
もよい。
ピラーガーニッシュ13の端部13aが組付け固定される
車体側のインナーパネル11に、ピラー部2の長手方向に
沿った長溝状を呈するピラーガーニッシュ固定用クリッ
プ12の係合穴15が形成されている。
車体側のインナーパネル11に、ピラー部2の長手方向に
沿った長溝状を呈するピラーガーニッシュ固定用クリッ
プ12の係合穴15が形成されている。
ここで、この係合穴15としては、クリップ12をピラー
部2の長手方向(図中矢印方向)にある程度移動させて
いずれの位置でも係入して固定できるようにするための
もので、勿論前記長手方向と直交する両側縁部分では、
クリップ12を確実に抜け止めして固定できるように構成
されている。
部2の長手方向(図中矢印方向)にある程度移動させて
いずれの位置でも係入して固定できるようにするための
もので、勿論前記長手方向と直交する両側縁部分では、
クリップ12を確実に抜け止めして固定できるように構成
されている。
このような構成によれば、成形天井1におけるピラー
接続部10の係合凹部14に、ピラーガーニッシュ13の端部
13aを長手方向に伸縮させ、各部の位置ずれ等を吸収し
ながら引掛け係止することができる。
接続部10の係合凹部14に、ピラーガーニッシュ13の端部
13aを長手方向に伸縮させ、各部の位置ずれ等を吸収し
ながら引掛け係止することができる。
また固定用クリップ12をインナーパネル11側の長溝状
係合穴15に係入させて固定することで、成形天井1側に
ピラーガーニッシュ13の端部13aを重ね合わせて接合
し、これにより成形天井1とピラーガーニッシュ13とを
段差部等を生じない連続性を保った状態で接続し得るも
のである。
係合穴15に係入させて固定することで、成形天井1側に
ピラーガーニッシュ13の端部13aを重ね合わせて接合
し、これにより成形天井1とピラーガーニッシュ13とを
段差部等を生じない連続性を保った状態で接続し得るも
のである。
特に、このような構成によれば、ピラーガーニッシュ
13自身の伸縮性等を利用し、各部の長さ等のばらつきに
影響されずに、両部材を接合して固定できるもので、そ
の利点は大きい。
13自身の伸縮性等を利用し、各部の長さ等のばらつきに
影響されずに、両部材を接合して固定できるもので、そ
の利点は大きい。
このようなばらつきに対応できる範囲は、ピラーガー
ニッシュ13自身の伸縮性と長溝状係合穴15の長さ等で決
定されるものであり、必要に応じて適宜調整するとよい
ものである。
ニッシュ13自身の伸縮性と長溝状係合穴15の長さ等で決
定されるものであり、必要に応じて適宜調整するとよい
ものである。
尚、本考案は上述した実施例構造に限定されず、成形
天井1やピラー部2,3,4を始めとする各部の形状、構造
等を、必要に応じて適宜変形、変更することは自由であ
り、種々の変形例が考えられる。例えば上述した実施例
では、成形天井1と接続するピラー部としてフロントピ
ラー部2を例示したが、本考案はこれに限定されず、セ
ンターピラー部3やリアーピラー部4等に適用してもよ
いことは勿論である。
天井1やピラー部2,3,4を始めとする各部の形状、構造
等を、必要に応じて適宜変形、変更することは自由であ
り、種々の変形例が考えられる。例えば上述した実施例
では、成形天井1と接続するピラー部としてフロントピ
ラー部2を例示したが、本考案はこれに限定されず、セ
ンターピラー部3やリアーピラー部4等に適用してもよ
いことは勿論である。
また、前述した実施例では、ピラーガーニッシュ端部
13aを成形天井1側のピラー接続部10先端側に形成した
係合凹部14内に直接係合させる場合を例示したが、これ
に限定されず、例えば第2図に示すような係合ピン16を
ピラーガーニッシュ13に固着し、ピラー接続部10の先端
側に係合孔17を形成し、係合ピン16と係合孔17との係合
により引掛け係止させるように構成することができる。
13aを成形天井1側のピラー接続部10先端側に形成した
係合凹部14内に直接係合させる場合を例示したが、これ
に限定されず、例えば第2図に示すような係合ピン16を
ピラーガーニッシュ13に固着し、ピラー接続部10の先端
側に係合孔17を形成し、係合ピン16と係合孔17との係合
により引掛け係止させるように構成することができる。
以上説明したように本考案に係る車両用成形天井のピ
ラー接続部構造は、ピラー接続部の先端側に前記ピラー
ガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形成さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネル側
に屈折され、前記係合凹部にピラーガーニッシュの端部
が嵌合され、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側の
インナーパネルに組付け固定する固定用クリップの係合
穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されて
いるので、簡単且つ安価な構成にもかかわらず、ピラー
ガーニッシュを長手方向に伸縮させてその端部を成形天
井側に引掛け係止すると共に、インナーパネル側に固定
することができ、これにより成形天井とピラーガーニッ
シュとを、各部の寸法や取付け状態が多少ばらついたと
しても、隙間や干渉等による段差部等を生じない連続性
を保った状態で接続することができ、ピラー接続部の見
栄えをよくし商品価値を高めることができる等といった
実用上種々優れた効果がある。
ラー接続部構造は、ピラー接続部の先端側に前記ピラー
ガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形成さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネル側
に屈折され、前記係合凹部にピラーガーニッシュの端部
が嵌合され、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側の
インナーパネルに組付け固定する固定用クリップの係合
穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されて
いるので、簡単且つ安価な構成にもかかわらず、ピラー
ガーニッシュを長手方向に伸縮させてその端部を成形天
井側に引掛け係止すると共に、インナーパネル側に固定
することができ、これにより成形天井とピラーガーニッ
シュとを、各部の寸法や取付け状態が多少ばらついたと
しても、隙間や干渉等による段差部等を生じない連続性
を保った状態で接続することができ、ピラー接続部の見
栄えをよくし商品価値を高めることができる等といった
実用上種々優れた効果がある。
また本考案によれば、ピラー接続部の先端側に前記ピ
ラーガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形
成され、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネ
ル側に屈折され、前記ピラー接続部の先端側に係合孔が
形成され、該係合孔と対向するピラーガーニッシュに係
合ピンが固着され、前記係合孔と係合ピンとが係合さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側のインナー
パネルに組付け固定する固定用クリップの係合穴が、ピ
ラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されているの
で、係合孔と係合ピンとの嵌合により、ピラー接続部と
ピラーガーニッシュを引掛け係止させることができる。
ラーガーニッシュの端部を引掛け係止する係合凹部が形
成され、前記ピラーガーニッシュの端部がインナーパネ
ル側に屈折され、前記ピラー接続部の先端側に係合孔が
形成され、該係合孔と対向するピラーガーニッシュに係
合ピンが固着され、前記係合孔と係合ピンとが係合さ
れ、前記ピラーガーニッシュの端部を車体側のインナー
パネルに組付け固定する固定用クリップの係合穴が、ピ
ラー部の長手方向に沿った長溝状に形成されているの
で、係合孔と係合ピンとの嵌合により、ピラー接続部と
ピラーガーニッシュを引掛け係止させることができる。
第1図は本考案に係る車両用成形天井のピラー接続部構
造の一実施例を示す要部拡大断面図、第2図は本考案の
別の実施例を示す要部拡大断面図、第3図は車室内から
見た成形天井と各ピラー部との関係を示す概略斜視図で
ある。 図中、1…成形天井、1a…基材、2,3,4…ピラー部、10
…ピラー接続部、11…インナーパネル、12…ピラーガー
ニッシュ固定用クリップ、13…ピラーガーニッシュ、13
a…ピラーガーニッシュ端部、14…係合凹部(係合
部)、15…長溝状係合穴、16…係合ピン、17…係合孔
(係合部)。
造の一実施例を示す要部拡大断面図、第2図は本考案の
別の実施例を示す要部拡大断面図、第3図は車室内から
見た成形天井と各ピラー部との関係を示す概略斜視図で
ある。 図中、1…成形天井、1a…基材、2,3,4…ピラー部、10
…ピラー接続部、11…インナーパネル、12…ピラーガー
ニッシュ固定用クリップ、13…ピラーガーニッシュ、13
a…ピラーガーニッシュ端部、14…係合凹部(係合
部)、15…長溝状係合穴、16…係合ピン、17…係合孔
(係合部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桑原 晃 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産 株式会社内 (72)考案者 阿部 伸雄 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−67858(JP,U) 実開 昭58−164842(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】成形天井におけるピラー接続部の先端側
に、ピラー部を構成するピラーガーニッシュの端部を重
ね合わせて接合させる接続部構造であって、前記ピラー
接続部の先端側に前記ピラーガーニッシュの端部を引掛
け係止する係合凹部が形成され、前記ピラーガーニッシ
ュの端部がインナーパネル側に屈折され、前記係合凹部
にピラーガーニッシュの端部が嵌合され、前記ピラーガ
ーニッシュの端部を車体側のインナーパネルに組付け固
定する固定用クリップの係合穴が、ピラー部の長手方向
に沿った長溝状に形成されていることを特徴とする車両
用成形天井のピラー接続部構造。 - 【請求項2】成形天井におけるピラー接続部の先端側
に、ピラー部を構成するピラーガーニッシュの端部を重
ね合わせて接合させる接続部構造であって、前記ピラー
接続部の先端側に前記ピラーガーニッシュの端部を引掛
け係止する係合凹部が形成され、前記ピラーガーニッシ
ュの端部がインナーパネル側に屈折され、前記ピラー接
続部の先端側に係合孔が形成され、該係合孔と対向する
ピラーガーニッシュに係合ピンが固着され、前記係合孔
と係合ピンとが係合され、前記ピラーガーニッシュの端
部を車体側のインナーパネルに組付け固定する固定用ク
リップの係合穴が、ピラー部の長手方向に沿った長溝状
に形成されていることを特徴とする車両用成形天井のピ
ラー接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100968U JP2518696Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 車両用成形天井のピラー接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100968U JP2518696Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 車両用成形天井のピラー接続部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221152U JPH0221152U (ja) | 1990-02-13 |
JP2518696Y2 true JP2518696Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31329529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988100968U Expired - Lifetime JP2518696Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 車両用成形天井のピラー接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518696Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018182540A1 (en) * | 2017-03-28 | 2018-10-04 | Asian Honda Motor Co., Ltd. | Roof structure for vehicle |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58164842U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | 日本プラスト株式会社 | 自動車用ガ−ニツシユ装置 |
JPS6267858U (ja) * | 1985-10-21 | 1987-04-27 |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP1988100968U patent/JP2518696Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221152U (ja) | 1990-02-13 |
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