JPH0618847Y2 - 車両用ピラーガーニッシュ - Google Patents

車両用ピラーガーニッシュ

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JPH0618847Y2
JPH0618847Y2 JP1988047416U JP4741688U JPH0618847Y2 JP H0618847 Y2 JPH0618847 Y2 JP H0618847Y2 JP 1988047416 U JP1988047416 U JP 1988047416U JP 4741688 U JP4741688 U JP 4741688U JP H0618847 Y2 JPH0618847 Y2 JP H0618847Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
welt
side edge
pillar garnish
vehicle
molded body
Prior art date
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Application number
JP1988047416U
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English (en)
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JPH01149838U (ja
Inventor
成晃 風間
省三 藪下
清彦 小原
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車両のピラーパネルに内装されるフロント
ピラーガーニッシュ,センターピラーガーニッシュ等の
ピラーガーニッシュに関するもので、特に、車両走行
時、相手部品との間に生じる低級音の発生を確実に防止
できるようにした車両用ピラーガーニッシュに関する。
《従来の技術》 例えば、第7図ないし第9図はフロントピラーガーニッ
シュ,センターピラーガーニッシュ等のピラーガーニッ
シュとそれらの相手部品との関係を示すものであり、第
7図において示すフロントピラーガーニッシュ1,ルー
フサイドガーニッシュ2,センターピラーガーニッシュ
3等は車両の走行振動に伴い、別個に振動するため、車
両走行時低級音が発生して、乗員に不快感を与えるとい
う問題点が指摘されていた。
この対策として、例えば第8図に示すようにフロントピ
ラーガーニッシュ1とルーフサイドガーニッシュ2との
間に、不織布や樹脂シート等の低級音防止用テープ4を
一方側に貼着することが提案されている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、第9図に示すように、センターピラーガ
ーニッシュ3については、このセンターピラーガーニッ
シュ3の側縁部分3aがセンターピラーパネル5の側縁
フランジ部に挾着されるウエルト6の側面に当接して、
この接触部における低級音の発生が顕著であり、加え
て、ウエルト6の挿入作業についても、ピラーガーニッ
シュ3との接触に伴う摩擦により面倒なものであった。
従ってこれらの対策が急務とされていた。
さらに、低級音防止用テープ4の貼着作業が面倒であ
り、この第8図で示す対策における改良も望まれてい
た。
この考案は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、本考案の目的とするところは、車両用ピラーガーニ
ッシュと相手部品との間に生じる低級音の発生を簡単か
つ確実に防止することができ、しかもウエルトの挿入作
業を円滑に行うことを可能にした車両用ピラーガーニッ
シュを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案に係る車両用ピラー
ガーニッシュは、射出成形体からなる芯材と、この芯材
の表面に貼着される表皮材とからなる積層構造体から構
成され、ピラーパネルの側縁フランジ部を挾持するウエ
ルトの側面に上記積層構造体の側縁部が当接するよう
に、ピラーパネルの室内面側に取付けられる車両用ピラ
ーガーニッシュにおいて、 前記芯材の側縁部に沿って突起を適宜間隔を配して設
け、かつ、この突起に相当する箇所の表皮材を切欠き、
ウエルトの側面と上記突起とを当接させることにより、
積層構造体の側縁部とウエルトの側面との間に両者の接
触面積を低減する間隙が設定されているとともに、ウエ
ルトに形成したリップにより、上記間隙を隠蔽したこと
を特徴とする。
また、射出成形体からなり、ピラーパネルの側縁フラン
ジ部を挾持するウエルトの側面に、成形体の側縁部分が
当接するように、ピラーパネルの室内面側に取付けられ
る車両用ピラーガーニッシュにおいて、 前記射出成形体の側縁部に沿ってウエルトの側面に当接
する突起を適宜間隔を配して設けることにより、射出成
形体の側縁部とウエルトの側面との間に両者の接触面積
を低減する間隙が設定されているとともに、ウエルトに
形成したリップにより、上記間隙を隠蔽したことを特徴
とする。
《作用》 前記手段によれば、ウエルトの側面に対して、硬質な樹
脂成形体が部分的に当接するだけであり、従来のように
ピラーガーニッシュの側縁に沿って表皮材とウエルトの
側面とが接触するという構成に比べ、車両走行時の振動
に伴う低級音の発生が可及的に防止できる。
さらに、芯材あるいは成形体に形成された突起により、
ウエルトの側面とガーニッシュ側縁部との間に間隙が形
成されるため、この間隙によりウエルトの挿入作業が円
滑に行える。
また、間隙はウエルトに形成したリップにより隠蔽され
るため美観を低下させることがない。
《実施例の説明》 以下、本考案に係る車両用ピラーガーニッシュの実施例
について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図ないし第3図は本願を車両のセンターピラーガー
ニッシュに適用した第1実施例を示す。
第1図において、このセンターピラーガーニッシュ10
は、ABS樹脂,PP樹脂等の射出成形体からなる芯材
11と、この芯材11の表面に貼着されるPVC樹脂,
F・PVC樹脂等の表皮材12とから構成されている。
さらに、このセンターピラーガーニッシュ10は、後述
するウエルトの側面と部分的に接触するように、その側
縁部分に沿って適宜間隔を配して突起13,13…が形
成され、この突起13に相当する箇所の表皮材12が切
欠かれ、突起13において芯材11が直接ウエルトの側
面と接触するようになっている。なお、芯材11の突起
13以外の部位は表皮材12の端末12aが巻込み接着
されている。
このように構成されたセンターピラーガーニッシュ10
を第2図,第3図に示すようにセンターピラーパネル1
4に取付けた場合、センターピラーパネル14の側縁フ
ランジ部14aに挾着固定されるウエルト15の側面1
5aに芯材11の突起13が当接するが、突起13以外
の部位では、芯材11とウエルト15の側面15aとの
間には間隙dが設定される。
従って、従来のようにセンターピラーガーニッシュの表
皮材がウエルトの側面に接触した場合に比べ、比較的硬
質な芯材11の突起13がウエルト15の側面15aに
部分的に接触しているだけなので、車両走行に伴う振動
によっても、低級音は可及的に防止できる。なお、この
突起13がウエルト15の側面15aに当接しているた
め、取付安定性が向上する。
さらに、組付け作業工程上、センターピラーガーニッシ
ュ10は、心材11裏面に一体形成されたクリップ取付
座16にクリップ17が装着され、このクリップ17を
センターピラーパネル14の取付穴18内に圧入した
後、ウエルト15をフランジ部14aに挾着させるので
あるが、間隙dがあるため、ウエルト15の挿入作業極
めて容易に行なえ、作業性も向上する。
なお、図中符号19はウエルト15と一体に形成された
可撓性を備えたリップであり、センターピラーガーニッ
シュ10の側縁に沿って端末部の美観を向上させる。
次に本考案に係るピラーガーニッシュの第2実施例につ
いて説明する。本例においてもセンターピラーガーニッ
シュに適用した実施例である。なお、前述実施例と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
第4図において、本例におけるセンターピラーガーニッ
シュ20は、ABS樹脂,PP樹脂等の射出成形体21
からなる一体成形ものであり、図示はしないが表面に絞
加工等が施されており、表皮材は使用されないタイプで
ある。そしてこの成形体21の側縁に沿って、適宜間隔
を配して突起22が形成されており、この突起22が第
5図に示すようにウエルト15の側面15aに接触して
おり、突起22が形成されない部位においては、成形体
21の側縁とウエルト15の側面15aとの間には間隙
dが形成されている。
従って、本例の場合もウエルト15の側面15aに接触
するのは、表皮材ではなく、硬質な樹脂成形体21であ
り、それも部分的に突起22で接触するだけである。
従って、従来生じていた車両走行時における低級音は可
及的に防止できる。
さらに、センターピラーガーニッシュ20を装着した後
ウエルト15の装着作業においても、突起22が接触す
るだけなので極めて容易に作業を行えるとともに、この
突起22の形状を図示するように傾斜面22aを備える
ように設定すれば、作業性がさらに向上する。
以上各実施例について本願考案を説明したが、本例のよ
うにセンターピラーガーニッシュの外にフロントピラー
ガーニッシュ,リヤピラーガーニッシュに本願を適用し
ても良く、また、フロントピラーガーニッシュとルーフ
ピラーガーニッシュとの突合せ構造に本願を適用しても
良い。その場合、ルーフサイドガーニッシュの裏面に突
起を設け、表皮材で被覆されないこの突起がフロントピ
ラーガーニッシュの表面に当接して、低級音の発生を防
止することができる。
《効果》 以上説明したように本考案に係る車両用ピラーガーニッ
シュにおいては、ピラーガーニッシュと相手部品となる
ウエルトとの間に生じる低級音の発生をピラーガーニッ
シュの側縁部の形状に工夫を施し、ウエルトの側面に接
触する部位として、ピラーガーニッシュの側縁に沿って
適宜間隔を配して設けた突起により接触させ、ウエルト
の側面に対して硬質樹脂を部分的に接触させるだけなの
で、従来の表皮材が接触している構造に比べ、車両走行
に伴う低級音の発生が確実に防止できるとともに、この
構成を採用することにより、ウエルトのパネルフランジ
部への挿入作業が容易となり、作業性を向上させる等の
附随的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をセンターピラーガーニッシュに適用し
た第1実施例を示す一部切欠き斜視図、第2図ならびに
第3図は同センターピラーガーニッシュを取付けた状態
をそれぞれ示す第1図中II−II線断面図、III−III線断
面図、第4図ないし第6図は本考案をセンターピラーガ
ーニッシュに適用した第2実施例を示すもので、第4図
は一部を切欠した斜視図、第5図ならびに第6図は同セ
ンターピラーガーニッシュを取付けた状態を示す第4図
中V−V線断面図、VI−VI線断面図、第7図は各ピラー
ガーニッシュを車体パネルに装着した状態を示す室内側
から見た全体図、第8図は第7図中VIII−VIII線断面
図、第9図は第7図中IX−IX線断面図である。 10,20……センターピラーガーニッシュ 11……芯材 12……表皮材 13,22……突起 15……ウエルト 21……樹脂成形体
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−24338(JP,U) 実開 昭57−159813(JP,U) 実公 昭58−20435(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出成形体からなる芯材と、この芯材の表
    面に貼着される表皮材とからなる積層構造体から構成さ
    れ、ピラーパネルの側縁フランジ部を挾持するウエルト
    の側面に上記積層構造体の側縁部が当接するように、ピ
    ラーパネルの室内面側に取付けられる車両用ピラーガー
    ニッシュにおいて、 前記芯材の側縁部に沿って突起を適宜間隔を配して設
    け、かつ、この突起に相当する箇所の表皮材を切欠き、
    ウエルトの側面と上記突起とを当接させることにより、
    積層構造体の側縁部とウエルトの側面との間に両者の接
    触面積を低減する間隙が設定されているとともに、ウエ
    ルトに形成したリップにより、上記間隙を隠蔽したこと
    を特徴とする車両用ピラーガーニッシュ。
  2. 【請求項2】射出成形体からなり、ピラーパネルの側縁
    フランジ部を挾持するウエルトの側面に、成形体の側縁
    部分が当接するように、ピラーパネルの室内面側に取付
    けられる車両用ピラーガーニッシュにおいて、 前記射出成形体の側縁部に沿ってウエルトの側面に当接
    する突起を適宜間隔を配して設けることにより、射出成
    形体の側縁部とウエルトの側面との間に両者の接触面積
    を低減する間隙が設定されているとともに、ウエルトに
    形成したリップにより、上記間隙を隠蔽したことを特徴
    とする車両用ピラーガーニッシュ。
JP1988047416U 1988-04-08 1988-04-08 車両用ピラーガーニッシュ Expired - Lifetime JPH0618847Y2 (ja)

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JPH01149838U JPH01149838U (ja) 1989-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5820435U (ja) * 1981-07-31 1983-02-08 株式会社日立ホームテック スイツチ組

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