JPH0672443U - 車両用シートのヘッドレスト構造 - Google Patents

車両用シートのヘッドレスト構造

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JPH0672443U
JPH0672443U JP2123193U JP2123193U JPH0672443U JP H0672443 U JPH0672443 U JP H0672443U JP 2123193 U JP2123193 U JP 2123193U JP 2123193 U JP2123193 U JP 2123193U JP H0672443 U JPH0672443 U JP H0672443U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
foam
flexible
vehicle seat
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2123193U
Other languages
English (en)
Inventor
勝正 清水
太志 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0672443U publication Critical patent/JPH0672443U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両用シートのヘッドレストにおいて、ヘッド
レストの相対移動量を減少させることを目的とする。 【構成】ヘッドレスト本体(HR)の下部における前面
側に、上部に対して柔軟性を有する発泡体からなる柔軟
部(10)を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車などの車両用シート(座席)に設けるヘッドレスト、詳しくは 、ヘッドレストの下部に乗員の肩部が接触する大型のヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドレストには、図5に示すように、着座者(M)の頭部(101) を支持する支持面に、前後方向に通孔(H)を有するものである。 この通孔(H)を有するヘッドレスト(HR)は、非使用時に、この通孔(H )より、後席の乗員においては前方、前席の乗員においては、後方の視界を良好 にするため、大きな開口に形成している。そのため、ヘッドレスト自体の大きさ も大きくなり、ヘッドレスト(HR)の下部に着座者(M)の肩部(100)が 接触する場合がある。 図5において、図中(SB)はヘッドレスト(HR)を支持するシートバック 、(F)は車床を示す。
【0003】 以上のヘッドレスト(HR)は、図6に示すように、フレーム(5)と発泡体 製(ウレタンフォーム)クッション体(20)と、このクッション体(20)を 被覆する表皮(3)とから構成されており、シートバック(SB)はフレーム( 63)に張架したばね(62)に発泡体製パッド(60)を支持させて表皮(6 1)で被覆してなるものであり、以上のヘッドレスト(HR)のクッション体( 20)はシートバック(SB)のパッド(60)に対して硬質(高密度)の発泡 体で成形されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上の従来品は、着座者(M)の肩部(100)が接触するヘッドレスト(H D)下部が、シートバック(SB)に対して硬いため、感触が悪い不具合があっ た。 一方、感触を良好にするため、ヘッドレスト(HD)のクッション体(20) を、シートバック(SB)のパッド(60)と同様に柔軟性を有する発泡体で形 成すると、自動車の衝突時に荷重が加わった際、ヘッドレスト(HR)の撓みが 過大となり、ヘッドレストの移動量が多く、安全性が損なわれる不具合がある。 そこで、本考案は、斯様なヘッドレストにおける不具合を除去することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本考案は、下部に乗員の肩部が接触する車両用シ ートのヘッドレストにおいて、ヘッドレスト本体における前面側下部に、上部に 対して柔軟で、ヘッドレストを支持するシートバックの発泡体製パッドに対して 略同一の柔軟性を有する発泡体からなる柔軟部を設けたことを特徴とするもので ある。
【0006】
【作用】
ヘッドレストにおける着座者の肩部が接触する部分と、シートバックとの柔軟 性が略同一になり、ヘッドレストは後方の荷重に対して移動量が少ない。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。 図中、図6と同一符号は同一部材を示し、その説明を省略する。 図1、2は、本考案の第1実施例を示し、図中(10)はヘッドレスト本体( HD)の前面側である着座者の頭部を支持する面側における下部に設けた柔軟部 である。この柔軟部(10)は、ヘッドレスト本体(HR)のクッション体(2 0)に一体発泡又は接着によって固定されている。 ヘッドレスト(HR)は、その下部が着座者の肩部まで支持し得るように大型 化したものである。
【0008】 以上の柔軟部(10)は、シートバックのパッドと略同一の硬さで、従来のヘ ッドレストの発泡体(ウレタンフォーム)製クッション体(20)に対して柔軟 性を有する、いわゆるソフトウレタンから成形されている。
【0009】 斯くして、ヘッドレスト本体(HR)の柔軟部(10)を設けた個所からシー トバック(SB)の前面側(着座面側)に渉って負荷を後方に向けてかけると、 柔軟部(10)がシートバック(SB)と共に略均等に撓む。 一方、ヘッドレスト本体(HR)の上部は、従来と同一部材で同一構造に形成 されているため、ヘッドレスト本体(HR)に後方に向けて所定の負荷をかける と、従来と同様に一定範囲で撓み、後方への移動量が少ない。
【0010】 図3、4は、本考案の第2実施例を示し、図中(11)は柔軟部を示し、斯か る柔軟部(11)は、前記実施例における柔軟部(10)を構成する発泡体に対 して同一又は硬い発泡体から形成されている。
【0011】 この柔軟部(11)は、ヘッドレスト本体(HD)の前面側における上部中央 を除く部分に設けてある。ヘッドレスト本体(HD)の上部中央には、柔軟部( 11)に対して硬質の(高密度)のウレタンフォームなどからなる硬質部(21 )が設けてあり、この硬質部(21)は従来のヘッドレストに使用している発泡 体に対して硬質の発泡体から形成し、柔軟部(11)と一体発泡している。 なお、斯かる実施例の柔軟部(11)は、従来のヘッドレストに使用している 発泡体と同一の硬さを有する発泡体を使用しても良い。
【0012】 斯して、ヘッドレスト本体(HR)の上部である硬質部(21)に対応する部 分に、後方に向けて負荷を加えると、ヘッドレストの撓みが減少するため、ヘッ ドレストの移動量が従来のヘッドレストに対して減少する。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、着座者の肩部を支持するヘッドレスト本体の下部は、シート バックの着座面と略同一に撓むため、急激な負荷が加わった際、着座者の肩部が 上半身と共に後方に移動する。そして、着座者の頭部を支持するヘッドレスト本 体の上部は、下部に対して硬質の発泡体で形成され、撓み量が少ないため、前記 負荷に対してシートバック全体が後方に移動するが、ヘッドレスト本体自体の後 方への移動量が減少する。従って、ヘッドレストの外観形状を変えずに追突など の急激な負荷が加わった際の安全性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す正面図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す正面図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【図5】従来のヘッドレストを有するシートの側面図で
ある。
【図6】図5の断面図である。
【符号の説明】
HD ヘッドレスト本体 10 柔軟部 11 柔軟部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に乗員の肩部が接触する車両用シー
    トのヘッドレストにおいて、 ヘッドレスト本体における前面側下部に、上部に対して
    柔軟で、ヘッドレストを支持するシートバックの発泡体
    製パッドに対して略同一の柔軟性を有する発泡体からな
    る柔軟部を設けたことを特徴とする、 車両用シートのヘッドレスト構造。
JP2123193U 1993-03-31 1993-03-31 車両用シートのヘッドレスト構造 Pending JPH0672443U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000210161A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Hino Motors Ltd 車両用シ―トのシ―トバック
JP2017056858A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 日本発條株式会社 ヘッドレスト及び車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000210161A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Hino Motors Ltd 車両用シ―トのシ―トバック
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