JP2544524Y2 - シートバックの構造 - Google Patents
シートバックの構造Info
- Publication number
- JP2544524Y2 JP2544524Y2 JP1991105680U JP10568091U JP2544524Y2 JP 2544524 Y2 JP2544524 Y2 JP 2544524Y2 JP 1991105680 U JP1991105680 U JP 1991105680U JP 10568091 U JP10568091 U JP 10568091U JP 2544524 Y2 JP2544524 Y2 JP 2544524Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support portion
- waist
- seat back
- occupant
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート（座席）
のシートバック（背凭部）、詳しくは、シートバックに
おける着座面側の下部構造に関する。
のシートバック（背凭部）、詳しくは、シートバックに
おける着座面側の下部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５はサイドサポート部を有する従来の
シートバック（ＳＢ）を示し、図中（１′）は乗員の腰
部（Ｐ）を支持する支持面が平面状の腰部支持部で、こ
の腰部支持部（１′）の左右にサイドサポート部（２）
（２）が前方に突出するように設けてあり、このサイド
サポート部（２）によって乗員の腰部（Ｐ）側面を保持
している。なお、サイドサポート部（２）（２）内に
は、サイドフレーム（４１）（４１）が配設され、この
サイドフレーム（４１）（４１）は枠状のパイプ製フレ
ーム（４）に取付けられ、フレーム（４）には、ばね部
材（４２）が張架されている。
シートバック（ＳＢ）を示し、図中（１′）は乗員の腰
部（Ｐ）を支持する支持面が平面状の腰部支持部で、こ
の腰部支持部（１′）の左右にサイドサポート部（２）
（２）が前方に突出するように設けてあり、このサイド
サポート部（２）によって乗員の腰部（Ｐ）側面を保持
している。なお、サイドサポート部（２）（２）内に
は、サイドフレーム（４１）（４１）が配設され、この
サイドフレーム（４１）（４１）は枠状のパイプ製フレ
ーム（４）に取付けられ、フレーム（４）には、ばね部
材（４２）が張架されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】以上に示すように、サ
イドサポート部（２）（２）を設けたシートバック（Ｓ
Ｂ）は、乗員の腰部（Ｐ）とシートバック（ＳＢ）の着
座面との間に隙間（Ｈ）（Ｈ）が生ずる。そのため、乗
員の腰部（Ｐ）に対するシートバック（ＳＢ）の接触面
積が少なく、乗員の腰部（Ｐ）を安定的に支持すること
ができない不具合があった。そこで、本考案は乗員の腰
部を安定的に支持し、座り心地が良いシートバックを提
供することを目的とする。
イドサポート部（２）（２）を設けたシートバック（Ｓ
Ｂ）は、乗員の腰部（Ｐ）とシートバック（ＳＢ）の着
座面との間に隙間（Ｈ）（Ｈ）が生ずる。そのため、乗
員の腰部（Ｐ）に対するシートバック（ＳＢ）の接触面
積が少なく、乗員の腰部（Ｐ）を安定的に支持すること
ができない不具合があった。そこで、本考案は乗員の腰
部を安定的に支持し、座り心地が良いシートバックを提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、乗員の腰部を支持する腰部支持部と、こ
の腰部支持部の左右に設けて前方に突出し、内部にサイ
ドフレームを埋設して乗員の腰部側面を支持するサイド
サポート部とを有する自動車用シートのシートバックに
おいて、前記腰部支持部とサイドサポート部との間に、
サイドサポート部に対して前方への突出量が少ない隆起
状の中間支持部を配設し、且つ、腰部支持部、サイドサ
ポート部、中間支持部を構成する夫々のクッション体は
一体に発泡成形してなるシートバックの構造に係るもの
である。
めの本考案は、乗員の腰部を支持する腰部支持部と、こ
の腰部支持部の左右に設けて前方に突出し、内部にサイ
ドフレームを埋設して乗員の腰部側面を支持するサイド
サポート部とを有する自動車用シートのシートバックに
おいて、前記腰部支持部とサイドサポート部との間に、
サイドサポート部に対して前方への突出量が少ない隆起
状の中間支持部を配設し、且つ、腰部支持部、サイドサ
ポート部、中間支持部を構成する夫々のクッション体は
一体に発泡成形してなるシートバックの構造に係るもの
である。
【０００５】
【作用】腰部支持部とサイドサポート部との間に生じる
間隙は中間支持部によってなくなり、乗員の腰部全面が
支持される。
間隙は中間支持部によってなくなり、乗員の腰部全面が
支持される。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本案構造を有するシートバック（ＳＢ）
を備えた自動車用シートを示し、図中（ＳＣ）はシート
クッションを示す。シートバック（ＳＢ）における着座
面側の下部左右には、従来通りのサイドサポート部
（２）（２）が設けてあり、このサイドサポート部
（２）（２）と腰部支持部（１）との間には隆起状の中
間支持部（３）（３）が配設されている。
明する。図１は本案構造を有するシートバック（ＳＢ）
を備えた自動車用シートを示し、図中（ＳＣ）はシート
クッションを示す。シートバック（ＳＢ）における着座
面側の下部左右には、従来通りのサイドサポート部
（２）（２）が設けてあり、このサイドサポート部
（２）（２）と腰部支持部（１）との間には隆起状の中
間支持部（３）（３）が配設されている。
【０００７】中間支持部（３）（３）は、図２、図３に
示すように構成されている。即ち、従来の着座面が平面
状の腰部支持部（１′）に対して横方向の幅を狭く形成
した腰部支持部（１）と、従来通り腰部支持部（１）に
対して前方に突出するように形成したサイドサポート部
（２）（２）との間に、中間支持部（３）（３）が配設
され、この中間支持部（３）（３）の前方への突出量は
サイドサポート部（２）（２）に対して低い山形状に成
形して乗員が着座した際、図４に示すように、サイドサ
ポート部（２）（２）と腰部支持部（１）との間に隙間
が生じないようにしている。
示すように構成されている。即ち、従来の着座面が平面
状の腰部支持部（１′）に対して横方向の幅を狭く形成
した腰部支持部（１）と、従来通り腰部支持部（１）に
対して前方に突出するように形成したサイドサポート部
（２）（２）との間に、中間支持部（３）（３）が配設
され、この中間支持部（３）（３）の前方への突出量は
サイドサポート部（２）（２）に対して低い山形状に成
形して乗員が着座した際、図４に示すように、サイドサ
ポート部（２）（２）と腰部支持部（１）との間に隙間
が生じないようにしている。
【０００８】この中間支持部（３）（３）は、腰部支持
部（１）の表皮（１１）と、サイドサポート部（２）
（２）の表皮（２１）（２１）とに接ぎ合わせた表皮
（３１）（３１）及び腰部支持部（１）の発泡体製クッ
ション体（１２）の左右に隆起状に一体成形したクッシ
ョン体（３２）から構成されている。そして、腰部支持
部（１）、サイドサポート部（２）（２）、中間支持部
（３）（３）のクッション体（１２）（２２）（２２）
（３２）（３２）はモールドで一体成形され、ばね部材
（４２）、フレーム（４）、サイドフレーム（４１）
（４１）によって支持されている。
部（１）の表皮（１１）と、サイドサポート部（２）
（２）の表皮（２１）（２１）とに接ぎ合わせた表皮
（３１）（３１）及び腰部支持部（１）の発泡体製クッ
ション体（１２）の左右に隆起状に一体成形したクッシ
ョン体（３２）から構成されている。そして、腰部支持
部（１）、サイドサポート部（２）（２）、中間支持部
（３）（３）のクッション体（１２）（２２）（２２）
（３２）（３２）はモールドで一体成形され、ばね部材
（４２）、フレーム（４）、サイドフレーム（４１）
（４１）によって支持されている。
【０００９】図４は乗員が着座した状態を示し、乗員の
腰部（Ｐ）はサイドサポート部（２）（２）、中間支持
部（３）（３）、腰部支持部（１）に支持される。即
ち、シートバック（ＳＢ）の下部全面が乗員の腰部
（Ｐ）に接触して乗員の腰部（Ｐ）を支持する。
腰部（Ｐ）はサイドサポート部（２）（２）、中間支持
部（３）（３）、腰部支持部（１）に支持される。即
ち、シートバック（ＳＢ）の下部全面が乗員の腰部
（Ｐ）に接触して乗員の腰部（Ｐ）を支持する。
【００１０】
【考案の効果】本考案によれば、シートバックの下部に
おける腰部支持部とサイドサポートを埋設したサイドサ
ポート部との間に中間支持部を設け、腰部支持部とサイ
ドサポート部と中間支持部とを構成する夫々のクッショ
ン体は一体に発泡成形されているので、サイドサポート
部はフレームに支持され着座者の荷重によって外方に拡
がることがないため、サイドサポート部の内側に設けた
中間支持部の変形を防止できる。腰部支持部、サイドサ
ポート部、中間支持部を構成するクッション体が一体に
発泡成形されているため、中間支持部の形状が一定に保
持され、その変形を防止できる。従って、シートバック
の下部全面が乗員の腰部に接触し支持するため、乗員の
腰部のシートバックに対する安定性が良く、座り心地が
向上する。加えて、中間支持部によってシートバックの
外観品質も良好になり、商品価値が高いシートバックを
提供できる。
おける腰部支持部とサイドサポートを埋設したサイドサ
ポート部との間に中間支持部を設け、腰部支持部とサイ
ドサポート部と中間支持部とを構成する夫々のクッショ
ン体は一体に発泡成形されているので、サイドサポート
部はフレームに支持され着座者の荷重によって外方に拡
がることがないため、サイドサポート部の内側に設けた
中間支持部の変形を防止できる。腰部支持部、サイドサ
ポート部、中間支持部を構成するクッション体が一体に
発泡成形されているため、中間支持部の形状が一定に保
持され、その変形を防止できる。従って、シートバック
の下部全面が乗員の腰部に接触し支持するため、乗員の
腰部のシートバックに対する安定性が良く、座り心地が
向上する。加えて、中間支持部によってシートバックの
外観品質も良好になり、商品価値が高いシートバックを
提供できる。
【図１】本案品の斜視図である。
【図２】図１のIIーII線に沿える断面図である。
【図３】図１のIIIーIII線に沿える断面図である。
【図４】本案品の使用状態の断面図である。
【図５】従来品の断面図である。
１ 腰部支持部 ２、２ サイドサポート部 ３、３ 中間支持部
Claims (1)
- 【請求項１】 乗員の腰部を支持する腰部支持部と、こ
の腰部支持部の左右に設けて前方に突出し、内部にサイ
ドフレームを埋設して乗員の腰部側面を支持するサイド
サポート部とを有する自動車用シートのシートバックに
おいて、 前記腰部支持部とサイドサポート部との間に、サイドサ
ポート部に対して前方への突出量が少ない隆起状の中間
支持部を配設し、且つ、腰部支持部、サイドサポート
部、中間支持部を構成する夫々のクッション体は一体に
発泡成形してなるシートバックの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991105680U JP2544524Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シートバックの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991105680U JP2544524Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シートバックの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0546355U JPH0546355U (ja) | 1993-06-22 |
| JP2544524Y2 true JP2544524Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=14414141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991105680U Expired - Lifetime JP2544524Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シートバックの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2544524Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE7921916U1 (de) * | 1979-08-01 | 1979-11-08 | Gebr. Happich Gmbh, 5600 Wuppertal | Sonnenblende fuer fahrzeuge mit einem im sonnenblendenkoerper angeordneten spiegel |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP1991105680U patent/JP2544524Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0546355U (ja) | 1993-06-22 |
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