JPH0235239Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0235239Y2 JPH0235239Y2 JP9545385U JP9545385U JPH0235239Y2 JP H0235239 Y2 JPH0235239 Y2 JP H0235239Y2 JP 9545385 U JP9545385 U JP 9545385U JP 9545385 U JP9545385 U JP 9545385U JP H0235239 Y2 JPH0235239 Y2 JP H0235239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- depth
- seater
- cushion
- seat cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 10
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 229920001821 foam rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、自動車などに用いる奥行調節シート
に関する。
に関する。
《従来の技術》
この種の奥行調節シートでは、座者の体格など
に応じて最も適した着座姿勢を与えるために、シ
ートバツクを固定状態としてシートクツシヨンの
みを前後方向に移動可能とし、あるいはシートク
ツシヨンを固定状態としてシートバツクのみを前
後方向に移動可能に配設することにより、シート
バツクとシートクツシヨンの相対的な位置関係を
変更してシートの奥行を調整可能としたものがあ
る。
に応じて最も適した着座姿勢を与えるために、シ
ートバツクを固定状態としてシートクツシヨンの
みを前後方向に移動可能とし、あるいはシートク
ツシヨンを固定状態としてシートバツクのみを前
後方向に移動可能に配設することにより、シート
バツクとシートクツシヨンの相対的な位置関係を
変更してシートの奥行を調整可能としたものがあ
る。
《考案が解決しようとする問題点》
ところで、各シートにおけるクツシヨン性など
物理的諸特性については、平均的な座者の体圧分
布を想定して設定される。例えばシートクツシヨ
ンの場合には、体圧の最大となる臀部に対応する
部位を基礎としてクツシヨン性や底付き感などが
設定されている。
物理的諸特性については、平均的な座者の体圧分
布を想定して設定される。例えばシートクツシヨ
ンの場合には、体圧の最大となる臀部に対応する
部位を基礎としてクツシヨン性や底付き感などが
設定されている。
従つて、シートの奥行を調節した場合には、座
者の臀部に体応するシートクツシヨン部位が変化
するため、子供など体格の小さい人の場合はクツ
シヨン性が過多になつて底付き感に欠け、逆に体
格の大きい人の場合はクツシヨン性が不足し底付
き感が過多になり易くなつている。
者の臀部に体応するシートクツシヨン部位が変化
するため、子供など体格の小さい人の場合はクツ
シヨン性が過多になつて底付き感に欠け、逆に体
格の大きい人の場合はクツシヨン性が不足し底付
き感が過多になり易くなつている。
そこで、本考案は座者の体格に対して、体重及
びシートの奥行量がほぼ比例するという点に着目
してなされたもので、体格が異なる場合にも、各
座者にとつて最適なクツシヨン性を得ることを目
的とする。
びシートの奥行量がほぼ比例するという点に着目
してなされたもので、体格が異なる場合にも、各
座者にとつて最適なクツシヨン性を得ることを目
的とする。
《問題点を解決するための手段》
すなわち、本考案は、シートバツクとシートク
ツシヨンの相対的位置を変更してシートクツシヨ
ンの奥行を調整可能とした奥行調節シートであつ
て、前記シートクツシヨンは、パツド部の厚さを
略中間部から後部に沿つて順次厚肉になるよう形
成したことを特徴とする。
ツシヨンの相対的位置を変更してシートクツシヨ
ンの奥行を調整可能とした奥行調節シートであつ
て、前記シートクツシヨンは、パツド部の厚さを
略中間部から後部に沿つて順次厚肉になるよう形
成したことを特徴とする。
《作用》
この構成によれば、奥行調節シートであつて
も、各座者の体格に応じた最も好ましいクツシヨ
ン特性が得られる。
も、各座者の体格に応じた最も好ましいクツシヨ
ン特性が得られる。
《実施例》
以下、図面を用いて本考案を詳細に説明する。
第１図は本考案を適用したシートクツシヨンを
前後方向に破断した状態を示す図である。
前後方向に破断した状態を示す図である。
図において、シートクツシヨン１は、クツシヨ
ンフレーム２に支持されたパツド３を表皮材４で
被覆した構造となつている。
ンフレーム２に支持されたパツド３を表皮材４で
被覆した構造となつている。
前記クツシヨンフレーム２は板状パネルからな
り、パツド３の裏面に一体的に配置されている。
パツド３はウレタンフオーム、フオームラバーな
どの材質により形成される。パツド３の前方隆起
部３ａは座者の大腿部に対応する曲面に形成さ
れ、また座者の臀部を支持する後方部３ｂの表面
はフラツトになつている。そして、後方部３ｂの
肉厚は段階的に厚く形成され、最前方部位３１の
厚さＴ１と中間部位３２の厚さＴ２と最後方部位
３３の厚さＴ３は、Ｔ３＞Ｔ２＞Ｔ１となるよう
に設定されている。
り、パツド３の裏面に一体的に配置されている。
パツド３はウレタンフオーム、フオームラバーな
どの材質により形成される。パツド３の前方隆起
部３ａは座者の大腿部に対応する曲面に形成さ
れ、また座者の臀部を支持する後方部３ｂの表面
はフラツトになつている。そして、後方部３ｂの
肉厚は段階的に厚く形成され、最前方部位３１の
厚さＴ１と中間部位３２の厚さＴ２と最後方部位
３３の厚さＴ３は、Ｔ３＞Ｔ２＞Ｔ１となるよう
に設定されている。
最前方部位３１には体格の小さな座者の臀部
が、中間部位３２には平均的な座者の臀部が、最
後方部位３３には体格の大きい座者の臀部がそれ
ぞれ対応し、各部位３１，３２，３３において各
座者が最適なクツシヨン性や底付き感が得られる
ようになつている。換言すると、厚さＴ１，Ｔ
２，Ｔ３はパツド３の撓みや弾力性などの特性を
考慮して、各部位３１，３２，３３に体格の異な
る座者が座つた場合に最も好ましいクツシヨン性
や底付き感が得られる値に設定される。
が、中間部位３２には平均的な座者の臀部が、最
後方部位３３には体格の大きい座者の臀部がそれ
ぞれ対応し、各部位３１，３２，３３において各
座者が最適なクツシヨン性や底付き感が得られる
ようになつている。換言すると、厚さＴ１，Ｔ
２，Ｔ３はパツド３の撓みや弾力性などの特性を
考慮して、各部位３１，３２，３３に体格の異な
る座者が座つた場合に最も好ましいクツシヨン性
や底付き感が得られる値に設定される。
第２図イ〜ハは前記構成からなるシートクツシ
ヨン１を奥行調節シートとして利用して、シート
の奥行量とクツシヨン特性の関係を示したもので
ある。
ヨン１を奥行調節シートとして利用して、シート
の奥行量とクツシヨン特性の関係を示したもので
ある。
すなわち、各シートクツシヨン１は、シートバ
ツク５に対して前後方向に移動可能に配置されて
いる。したがつて、体格の小さな座者Ａの場合に
は、第２図イに示すようにシートクツシヨン１を
後方に移動させて奥行を狭く調節する。この状態
では座者Ａの重心がパツド３の最前方部位３１に
加わり、その部位３１に座者Ａの臀部が支持され
る。
ツク５に対して前後方向に移動可能に配置されて
いる。したがつて、体格の小さな座者Ａの場合に
は、第２図イに示すようにシートクツシヨン１を
後方に移動させて奥行を狭く調節する。この状態
では座者Ａの重心がパツド３の最前方部位３１に
加わり、その部位３１に座者Ａの臀部が支持され
る。
逆に体格の大きな座者Ｃの場合には、第２図ハ
に示すようにシートクツシヨン１を前方に移動さ
せ奥行を広く調節する。この状態では座者Ｃの重
心がパツド３の最後方部位３３に加わり、その部
位３３に座者Ｃの臀部が支持される。
に示すようにシートクツシヨン１を前方に移動さ
せ奥行を広く調節する。この状態では座者Ｃの重
心がパツド３の最後方部位３３に加わり、その部
位３３に座者Ｃの臀部が支持される。
また平均的体格の座者Ｂの場合には、第２図ロ
に示すように重心がパツド３の中間部位３２に加
わり、その中間部位３２に座者Ｂの臀部が支持さ
れる。これにより、各座者Ａ，Ｂ，Ｃの体格に応
じた最も好ましいクツシヨン特性が得られる。
に示すように重心がパツド３の中間部位３２に加
わり、その中間部位３２に座者Ｂの臀部が支持さ
れる。これにより、各座者Ａ，Ｂ，Ｃの体格に応
じた最も好ましいクツシヨン特性が得られる。
第３図は本考案の第２実施例を示したものであ
る。なお、同図において、前記実施例と同一部位
には同一符号を付して同一部位の説明を省略す
る。
る。なお、同図において、前記実施例と同一部位
には同一符号を付して同一部位の説明を省略す
る。
シートクツシヨン１０のパツド３０は、前方隆
起部３０ａが座者の大腿部に対応する曲面に形成
され、また臀部を支持する後方部３０ｂの表面が
フラツトになつている。後方部３０ｂの肉厚は、
前方から後方に沿つて連続的に厚くなるように形
成されている。このため、後方部３０ｂの裏面は
α度だけ傾斜している。この傾斜角度α値は、前
記実施例と同様に体格の異なる座者が座つた場合
に最も好ましいクツシヨン特性や底付き感が得ら
れる値に設定される。
起部３０ａが座者の大腿部に対応する曲面に形成
され、また臀部を支持する後方部３０ｂの表面が
フラツトになつている。後方部３０ｂの肉厚は、
前方から後方に沿つて連続的に厚くなるように形
成されている。このため、後方部３０ｂの裏面は
α度だけ傾斜している。この傾斜角度α値は、前
記実施例と同様に体格の異なる座者が座つた場合
に最も好ましいクツシヨン特性や底付き感が得ら
れる値に設定される。
このように後方部３０ｂを形成することによ
り、パツド３０およびクツシヨンフレーム２の形
状が簡素化し、成形が容易となる。
り、パツド３０およびクツシヨンフレーム２の形
状が簡素化し、成形が容易となる。
《考案の効果》
以上説明したように、本考案の奥行調節シート
によれば、シートの奥行量に応じて各座者に最適
なクツシヨン特性を与えることができ、奥行調節
シートの乗り心地を大きく飛躍できる。
によれば、シートの奥行量に応じて各座者に最適
なクツシヨン特性を与えることができ、奥行調節
シートの乗り心地を大きく飛躍できる。
第１図は本考案を適用した奥行調節シートのシ
ートクツシヨンを示す縦断面図、第２図イ，ロ，
ハは奥行調節シートの奥行量とクツシヨン特性の
関係を示す説明図、第３図は本考案の第２実施例
を示す縦断面図である。 １……シートクツシヨン、５……シートバツ
ク、３，３０……パツド、３ｂ，３０ｂ……後方
部。
ートクツシヨンを示す縦断面図、第２図イ，ロ，
ハは奥行調節シートの奥行量とクツシヨン特性の
関係を示す説明図、第３図は本考案の第２実施例
を示す縦断面図である。 １……シートクツシヨン、５……シートバツ
ク、３，３０……パツド、３ｂ，３０ｂ……後方
部。
Claims (1)
- シートバツクとシートクツシヨンの相対的位置
を変更してシートクツシヨンの奥行を調整可能と
した奥行調節シートであつて、前記シートクツシ
ヨンは、パツド部の厚さを略中間部から後部に沿
つて順次厚肉になるよう形成したことを特徴とす
る奥行調節シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9545385U JPH0235239Y2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9545385U JPH0235239Y2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS625061U JPS625061U (ja) | 1987-01-13 |
| JPH0235239Y2 true JPH0235239Y2 (ja) | 1990-09-25 |
Family
ID=30960002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9545385U Expired JPH0235239Y2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0235239Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP9545385U patent/JPH0235239Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS625061U (ja) | 1987-01-13 |
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