JPH08196380A - シート装置 - Google Patents

シート装置

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Publication number
JPH08196380A
JPH08196380A JP3017595A JP3017595A JPH08196380A JP H08196380 A JPH08196380 A JP H08196380A JP 3017595 A JP3017595 A JP 3017595A JP 3017595 A JP3017595 A JP 3017595A JP H08196380 A JPH08196380 A JP H08196380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat device
person
seat cushion
sit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3017595A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Hoshino
昭彦 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP3017595A priority Critical patent/JPH08196380A/ja
Publication of JPH08196380A publication Critical patent/JPH08196380A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 体格が異なっても、その体格の違いを吸収
し、より多くの人にフィットさせて座り心地を向上させ
ることができる構造にしたシート装置を提供する。 【構成】 シートクッション1とシートバック2とを備
えたシート装置において、シートクッション1の前側中
央部分に、前側からシートバック2側に向かって湾曲さ
れた凹状部5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体格に余り影響される
ことなく、常に快適な座り心地が得られる構造にしたシ
ート装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は従来におけるシート
装置の一例を示すもので、図10は標準の体格をした人
Aが座った状態で示すその側面図、図11は子供や女性
等、標準体格よりも小さい人Bが座った状態で示すその
側面図である。通常、バスや電車、航空機等に設置され
て不特定多数の人が利用されるシート装置は、標準体格
の人Aを基準として設計されている。このため、標準体
格の人Aが腰掛けた場合にはフィットして快適な座り心
地が得られるが、子供や女性等、標準体格よりも小さい
人Bが使用した場合にはシートクッション51の前面5
1aからシートバック52までの長さ、すなわち座面の
奥行きが大き過ぎてフィットしなくなりくなり、背骨も
曲がった状態になって座り心地が低下することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、バス
や電車、航空機等に設置されて不特定多数の人が利用さ
れるシート装置は、標準体格の人Aに合わせて設計され
ているので、標準体格以外の人Bが使用する場合にはフ
ィットせずに座り心地が悪いと言う問題点があった。そ
こで、例えば図12及び図13に示すように、シートク
ッション51の一部54を前後方向にスライド調整可能
に設け、体格に合わせて座面の奥行き寸法を調整するこ
とができるようにした構造も従来より提案されている
が、構造が複雑化してコストが高くなるばかりか、図1
3に示すように体格の小さい人Bが使用する場合には良
いが、図12に示すように体格が大きい人Aが使用する
場合には、シートクッション51の中間部分に隙間(図
12中に斜線で示す部分55)が形成され、座り心地並
びに見栄えが悪くなると言う問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は体格が異なっても、その体格の違
いを吸収し、より多くの人にフィットさせて座り心地を
向上させることができる構造にしたシート装置を提供す
ることにある。さらに、他の目的は、以下に説明する内
容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の要
部である、シートクッションとシートバックとを備えた
シート装置において、前記シートクッションの前側中央
部分に、前側からシートバック側に向かって湾曲された
凹状部を設けた構成とすることにより、達成することが
できる。
【0006】また、この目的は、本発明の他の要部であ
る、シートクッションとシートバックとを備え、複数の
人が並んで座れるベンチタイプのシート装置において、
前記シートクッションを各着座部毎に区割りし、前記各
着座部毎の前側中央部分に前側からシートバック側に向
かって湾曲された凹状部を設けた構成としても、達成す
ることができる。
【0007】
【作用】この構成によれば、シートクッションの前側中
央部分に設けた凹状部により、シートクッションの左右
方向において、座面の奥行き寸法が中央部分から外側に
進むに従って徐々に大きくなるように形成された状態に
なっている。したがって、着座する人は自分に合った座
面奥行きを有している部分を用いて座ると、その人にフ
ィットした状態で座ることができ、より多くの人に快適
な座り心地を与えることが可能となる。また、ベンチシ
ートタイプのシート装置に適用した場合では、凹状部分
がシートの区割りとなり、乗客等はその凹状部分を基準
として適正な位置に座ることを可能にし、変な位置に座
って着座可能な人数が減ってしまうと言うような不都合
が解消される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係るシート装
置の一実施例を示すもので、図1はその斜視図、図2は
その上面図である。
【0009】図1及び図2において、このシート装置は
自動車用のフロントシートを一例としており、大きくは
シートクッション1とシートバック2とで構成され、リ
クライニングレバー3を操作することによりシートバッ
ク2がシートクッション1に対して傾き角度を調整する
ことができる構造になっているとともに、シートバック
2の上端にはヘッドレスト4が装着されている。また、
シートクッション1の前側には、その中央部分に、前側
からシートバック2側(ないしは後側)に向かって湾曲
された状態にして凹状部5が形成されている。そして、
この凹状部5を形成することによって、シートバック2
の下部前面からシートクッション1の前面までの寸法、
すなわち座面奥行き寸法は、中央がd1で、この中央か
ら両側に進むに従って徐々に大きくなり、最外側ではd
2となっている。
【0010】図3乃至図6は図1及び図2に示したシー
ト装置の使用説明図で、図3は標準の体格をした人Aが
座った状態で示す側面図、図4は同じく標準の体格をし
た人Aが座った状態で示す上面図、図5は標準の体格よ
りも小さい人Bが座った状態で示す側面図、図6は同じ
く標準の体格よりも小さい人Bが座った状態で示す上面
図である。標準の体格をした人Aは、標準以下の人Bに
比べて一般に大腿部101が長いので、図3及び図4に
示すように最大の座面奥行き寸法d2が得られる部分
に、股を大きく開いて大腿部101を載せて座ると、着
座面がフィットして座ることができ、これにより快適な
座り心地を得ることができる。一方、標準以下の体格を
した人Bの場合は、標準の人Aに比べて一般に大腿部1
01が短いので、図5及び図6に示すように最小の座面
奥行き寸法d1が得られる部分に大腿部101をおいて
股を閉じて座ると、着座面がフィットして座ることがで
き、これにより快適な座り心地を得ることができる。こ
こで、女性のような場合は、標準体格以下の人Bが多
く、その殆どの人は股を閉じて座るので、図5及び図6
に示すようにして座ってもさほど問題はないと思われ
る。
【0011】したがって、このように構成したシート装
置ではシートクッション1の前側中央部分に設けた凹状
部5によって、シートクッション1の幅方向において、
座面奥行き寸法が中央部分から外側(両側)に進むに従
って徐々に大きくなるように形成された状態になってい
るので、着座する人は自分に合った座面奥行きを有して
いる部分を用いて座ると、その人にフィットした状態で
座ることができる。よって、より多くの人に快適な座り
心地を与えることができ、実用性がより向上することに
なる。
【0012】図7乃至図9は本発明に係るシート装置の
他の実施例を示すもので、図7はその正面図図、図8は
その上面図、図9はその側面図である。
【0013】図7乃至図9において、このシート装置は
電車等に使用されて複数の人が並んで座れるベンチタイ
プのシートを一例としており、大きくはシートクッショ
ン11とシートバック12とで構成されている。このシ
ート装置は、予め各着座部10A,10B,10C・・
・毎に区割りされている。また、シートクッション11
には、各着座部毎に、その前側中央部分に前側からシー
トバック12側(ないしは後側)に向かって湾曲された
凹状部15が連続して波形(インバース形状)に形成さ
れていて、この凹状部15により各着座部にはシートク
ッション1の左右方向において、図1及び図2に示した
シート装置の場合と同様に、座面奥行き寸法dが前側中
央部分から両側に進むに従って徐々に大きくなるよう設
計されている。
【0014】したがって、この実施例によるシート装置
でも、着座する人は自分に合った座面奥行きを有してい
る部分を用いて座ると、その人にフィットした状態で座
ることができることになり、より多くの人に快適な座り
心地を与えることができる。また、凹状部15がシート
の区割りを明確にし、その凹状部15を基準として乗客
等が適正な位置に座ることができる。このため、前述の
ようなフィット性に加え、各人が各区割りに応じて着座
するようになって、従来の如く変な位置に座って着座す
る人数が減ったり、隣の人に不快感を与えると言うよう
な不都合を無くすことも可能になる。
【0015】なお、後者の実施例では、各着座部10
A,10B,10Cを同一幅に設定して、凹状部15を
同じ大きさで設けたが、本発明はこれに限らなく、例え
ば、各着座部を異なる幅(大小の2郡ないしは大中小の
3郡)に設定するとともに、前記凹状部15の大きさも
その幅に応じて変えるようにしても差し支えないもので
ある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
シートクッションの前側中央部分に設けた凹状部によ
り、シートクッションの幅方向において、座面奥行き寸
法が中央部分から外側に進むに従って徐々に大きくなる
ように形成された状態になっている。したがって、着座
する人は自分に合った座面奥行きを有している部分を用
いて座ると、その人にフィットした状態で座ることがで
き、体型の異なる多くの人に快適な座り心地を与えるこ
とができるので、実用性がより向上する。また、ベンチ
シートタイプのシート装置に適用した場合では、前記効
果に加え、凹状部がシートの区割りとして作用し、乗客
等はその各凹状部を基準として適正な位置に座ることが
でき、着座する人数が不用意に少なくなると言うような
不都合を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示すシート装置の斜視
図である。
【図2】前記実施例のシート装置を上から見た上面図で
ある。
【図3】前記実施例のシート装置の使用状態で示す図で
ある。
【図4】前記実施例のシート装置の使用状態で示す図で
ある。
【図5】前記実施例のシート装置の使用状態で示す図で
ある。
【図6】前記実施例のシート装置の使用状態で示す図で
ある。
【図7】本発明をベンチタイプのシート装置に適応した
他の実施例の正面図である。
【図8】前記他の実施例のシート装置を上から見た上面
図である。
【図9】前記他の実施例のシート装置を示す側面図であ
る。
【図10】従来シート装置の一例を使用状態で示す図で
ある。
【図11】従来シート装置の一例を使用状態で示す図で
ある。
【図12】従来シート装置の他の一例を使用状態で示す
図である。
【図13】従来シート装置の他の一例を使用状態で示す
図である。
【符号の説明】
1 シートクッション 2 シートバック 5 凹状部 11 シートクッション 12 シートバック 15 凹状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションとシートバックとを備
    えたシート装置において、 前記シートクッションの前側中央部分に、前側からシー
    トバック側に向かって湾曲された凹状部を設けたことを
    特徴とするシート装置。
  2. 【請求項2】 シートクッションとシートバックとを備
    え、複数の人が並んで座れるベンチタイプのシート装置
    において、 前記シートクッションを各着座部毎に区割りし、前記各
    着座部毎の前側中央部分に前側からシートバック側に向
    かって湾曲された凹状部を設けたことを特徴とするシー
    ト装置。
JP3017595A 1995-01-27 1995-01-27 シート装置 Pending JPH08196380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017595A JPH08196380A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017595A JPH08196380A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 シート装置

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Publication Number Publication Date
JPH08196380A true JPH08196380A (ja) 1996-08-06

Family

ID=12296423

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3017595A Pending JPH08196380A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 シート装置

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JP (1) JPH08196380A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035933A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Itoki Corp 椅子
JP2018015425A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社吉田製作所 歯科用椅子
JP2019092853A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社 Mtg 電位治療器
JP2021030034A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 株式会社名宝 ウエーブ形座面チェアー

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