JP3570494B2 - シートのクッション体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシートのクッション体に関し、更に詳細に説明すると、シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用シート,鉄道用座席,劇場用座席等のシートには長時間着座することが多く、また高速道路の整備により長時間車に乗り着座したまま移動する機会が増大している。このため車両用シート,鉄道用座席,劇場用座席等のシートには厚いクッション体が設けられ、長時間着座しても疲れないように種々の改良が施されている。
【0003】
図6に示す如く、車両用シート等のシートクッションのクッション体1は、シートフレーム3に取付けられ、このクッション体1は着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部5と、このメイン部5の両側に一体に形成されたサイド部7とを有している。クッション体1のメイン部5とサイド部7とは発泡ウレタン等の発泡合成樹脂より一体に成形され、図示しない表皮材により被覆されてシートクッションが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来の車両用シート等のクッション体1に長時間着座した場合には、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けられないものであった。着座者の尻部及び大腿部の痛みや疲労は、図4及び図5に示す如く、着座者Hの尻部11の座骨結節13や大腿骨15及び大転子17の下部が圧迫されることにより座骨結節13や大腿骨15及び大転子17の下部の大臀筋の血流阻害を起こし、または許容圧を超えることにより発生している。
【0005】
図6に示すクッション体1に、計測装置により着座状態の圧力を加え、この時のクッション体1の面積変化、圧縮率を計測したところ、図7に示す如く面積変化及び圧縮率の変化があり、この面積変化の大きい部分、即ち着座者Hの尻部11の座骨結節13と大腿骨15とを結ぶ大転子17の下方に対応する位置のメイン部5の圧縮率が50%以上となっている部分5aが存在することが判明した。図8にメイン部5の圧縮率が50%以上となっている部分5aを黒く塗り潰して示す。
【0006】
図8に示す如く、メイン部5の圧縮率が50%以上の部分5aに近接して、45%以上の部分5bが存在し、また40%以上の部分5cが存在し、これらの部分5a,5b,5cが密集している。これはクッション体1のメイン部5が横方向に連続し、発泡体のセルが連続するため、クッション体1の上下方向の荷重がメイン部5の横方向に伝達されるためである。
【0007】
本発明の目的は、車両用シート,鉄道用座席,劇場用座席等のシートのクッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができ、経済性に優れたシートのクッション体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシートのクッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部のシートフレーム側の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載のシートのクッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項3に記載のシートのクッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項4に記載のシートのクッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項1に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部のシートフレーム側の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0013】
本発明の請求項2に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0014】
本発明の請求項3に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0015】
本発明の請求項4に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシートのクッション体を図面を参照して詳述する。
図1(a),(b),(c)及び図2には本発明に係るシートのクッション体の実施の形態が夫々示されており、この実施の形態においては、車両用シートのクッション体21に適用した場合として説明するが、これに限定されるものではなく、鉄道用座席,劇場用座席等のシートのクッション体に適用することができるものである。また図4及び図5に示す着座者Hの尻部11の座骨結節13や大腿骨15及び大転子17の説明は本実施の形態で援用する。
【0017】
シートのクッション体21はシートフレーム22に載置され、図示しない表皮材で被覆されるものであり、シートフレーム22はパンフレームやスプリングを用いたフレーム及びその他のフレームを適用することができる。クッション体21は着座者Hの尻部11及び大腿部を支持するメイン部23と、このメイン部23の両側に一体に形成されたサイド部25とを有する。
【0018】
尚、サイド部25は、図示の実施の形態では上方に弯曲しているが、メイン部23とサイド部25は1つのクッション体21を意味するもので、境目がないものも当然にメイン部23とサイド部25を有するもので、1つのクッション体21であればどのような形状のものであってもよい。
【0019】
前記クッション体21のメイン部23の両側部のシートフレーム22側の下部に前後方向に延びる空洞部27が左右一対形成されている。この空洞部27の幅方向の位置は着座者Hの尻部11の座骨結節13と大腿骨15とを結ぶ大転子17の下方に夫々形成されている。着座者Hの体格の相違によって多少座骨結節13及び大転子17の位置が異なるが、通常の着座者Hの座骨結節13及び大転子17の位置はほとんど変わらないものである。
【0020】
前記クッション体21のメイン部23の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部27を形成することにより、クッション体21のメイン部23が横方向に連続し、発泡体のセルが横方向に連続するのを分断し、クッション体21に加えられる着座者Hの上下方向の荷重による、従来の図8で示す面積変化及び圧縮率の変化の大きい部分を異なる位置に移動させることができる。
【0021】
従って、左右の空洞部27の間隔L1は、図1(a)に示す如く、220mm〜280mm、好ましくは250mmに設定され、この左右の空洞部27の間隔L1の250mmは人体の左右の大転子17の間隔に対応している。また左右の空洞部27の間隔L1が220mm以下であると支持力が低下し、揺動する虞れを有し、また左右の空洞部27の間隔L1が280mm以上であると大転子17圧が高くなり、着座者Hの尻部11の座骨結節13や大腿骨15及び大転子17の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができず、着座者Hの尻部11及び大腿部が疲労するのを避けることができない。
【0022】
前記空洞部27の幅方向の長さL2は、図1(b)に示す如く、着座者Hの尻部11の座骨結節13と大腿骨15とを結ぶ大転子17の下方からメイン部23の両側端部に向かって、本実施の形態では両側端部まで夫々形成されている。尚、両側端部まで延びなくてもよい。また空洞部27の前後方向の長さL3,L4は、図1(a)に示す如く、着座者HのヒップポイントHPを中心として前方に30〜170mm、好ましくは90mm、後方に40〜120mm、好ましくは60mmに形成されている。
【0023】
ヒップポイントHPから前方への長さL3が30mm以下であると着座者Hの尻部11の尻ずれが発生し、着座での効果が少なくなり、また前方への長さL3が170mm以上であると着座者Hの大腿部の支持が弱くなる。またヒップポイントHPから後方への長さL4が40mm以下であると着座者Hの大臀筋への圧迫が残り、着座での効果が少なくなり、また後方への長さL4が120mm以上であるとクッション体21のトリムアッシー時に皺等が発生し形状保持が困難となる。
【0024】
図1(b)に示す如く、前記空洞部27はクッション体21のメイン部23の厚さL5に対して、メイン部23の厚さL5の30〜60%の厚さL6を残した状態で形成されている。
【0025】
クッション体21に着座していない図2に示す状態より、クッション体21に、計測装置により着座状態の圧力を加え、この時のクッション体21の面積変化、圧縮率を計測したところ、図3に示す如く面積変化及び圧縮率の変化があった。この面積変化の大きい部分は着座者Hの尻部11の中央に集中している。図3にメイン部23の圧縮率が50%以上となっている部分23aを黒く塗り潰して示す。
【0026】
更に、図3に示す如く、メイン部23の圧縮率が50%以上の部分23aに近接して、圧縮率が45%以上の部分23bがメイン部23の中央寄りに発生している。また圧縮率が40%以上の部分23cがメイン部23の中央寄りの圧縮率が45%以上の部分23bに近接して発生している。これに対し、着座者Hの尻部11の座骨結節13と大腿骨15とを結ぶ大転子17の下方に対応する位置のメイン部23の圧縮率が40%以下となっている。これは空洞部27の存在によるものであり、大転子17下部の大臀筋への圧力が小さくなっている。
【0027】
【発明の効果】
以上が本発明に係るシートのクッション体の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部のシートフレーム側の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0028】
本発明の請求項2に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0029】
本発明の請求項3に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0030】
本発明の請求項4に記載のシートのクッション体によれば、クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されているので、クッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0031】
本発明によれば、車両用シート,鉄道用座席,劇場用座席等のシートのクッション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止することができ、座り心地及び快適性を向上させることができ、経済性に優れたシートのクッション体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシートのクッション体を示すもので、(a)は斜視図、(b)は断面図、(c)は背面図。
【図2】本発明に係わるシートのクッション体の断面図。
【図3】本発明に係わるシートのクッション体の着座状態におけるクッション体の面積変化、圧縮率を計測装置により計測したクッション体の断面図。
【図4】着座者の尻部及び大腿部の側面図。
【図5】着座者の尻部の座骨結節及び大転子の概略を示す一部正面説明図。
【図6】従来のシートのクッション体の断面図。
【図7】従来のシートのクッション体の着座状態における面積変化を示す断面図。
【図8】従来のシートのクッション体の着座状態におけるクッション体の面積変化、圧縮率を計測装置により計測したクッション体の断面図。
【符号の説明】
11 尻部
13 座骨結節
15 大腿骨
17 大転子
21 クッション体
22 シートフレーム
23 メイン部
25 サイド部
27 空洞部
Claims (4)
- シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部のシートフレーム側の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されていることを特徴とするシートのクッション体。
- シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成されていることを特徴とするシートのクッション体。
- シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されていることを特徴とするシートのクッション体。
- シートフレームに取付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのクッション体において、前記クッション体のメイン部の両側部の下部に前後方向に延びる空洞部が左右一対形成され、該空洞部はクッション体のメイン部の厚さの30〜60%残した状態で形成され、前記空洞部の幅方向の長さは着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方からメイン部の両側端部に向かって夫々形成され、前記空洞部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に30〜170mm、後方に40〜120mmに形成されていることを特徴とするシートのクッション体。
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