JP2001112586A - シートのクッション体 - Google Patents

シートのクッション体

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JP2001112586A
JP2001112586A JP30063499A JP30063499A JP2001112586A JP 2001112586 A JP2001112586 A JP 2001112586A JP 30063499 A JP30063499 A JP 30063499A JP 30063499 A JP30063499 A JP 30063499A JP 2001112586 A JP2001112586 A JP 2001112586A
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pad material
seat
cushion body
buttocks
seated person
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Masaji Saito
藤 正 次 斉
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートのクッション体に長時間着座した場合
に、尻部及び大腿部が疲労するのを避ける。着座者の尻
部の座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫
され、血流阻害を起こすのを防止する。座り心地及び快
適性を向上させる。 【解決手段】 クッション体21のメイン部23を下部
パッド材26と上部パッド材27とから形成する。下部
パッド材26の硬さを25%硬さ試験において上部パッ
ド材27の硬さより5kgf/314cm2以上大きく形成する。
メイン部23の上部パッド材27の厚さを20〜30mm
の厚さに形成する。下部パッド材26の両側部に前後方
向に延びる扁平な略コ字状の切欠部31を左右一対形成
する。略コ字状の切欠部31の幅方向の内側の位置を着
座者Hの尻部11の座骨結節13と大腿骨15とを結ぶ
大転子17の下方に夫々形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートのクッション
体に関し、更に詳細に説明すると、シートフレームに取
付けられ、着座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部
を有するシートのクッション体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シート,鉄道用座席,
劇場用座席等のシートには長時間着座することが多く、
また高速道路の整備により長時間車に乗り着座したまま
移動する機会が増大している。このため車両用シート,
鉄道用座席,劇場用座席等のシートには厚いクッション
体が設けられ、長時間着座しても疲れないように種々の
改良が施されている。
【0003】図5に示す如く、車両用シート等のシート
クッションのクッション体1は、シートフレーム3に取
付けられ、このクッション体1は着座者の尻部及び大腿
部を支持するメイン部5と、このメイン部5の両側に一
体に形成されたサイド部7とを有している。クッション
体1のメイン部5とサイド部7とは発泡ウレタン等の発
泡合成樹脂より一体に成形され、図示しない表皮材によ
り被覆されてシートクッションが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の車両
用シート等のクッション体1に長時間着座した場合に
は、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けられな
いものであった。着座者の尻部及び大腿部の痛みや疲労
は、図3及び図4に示す如く、着座者Hの尻部11の座
骨結節13や大腿骨15及び大転子17の下部が圧迫さ
れることにより座骨結節13や大腿骨15及び大転子1
7の下部の大臀筋の血流阻害を起こし、または許容圧を
超えることにより発生している。
【0005】本発明の目的は、車両用シート,鉄道用座
席,劇場用座席等のシートのクッション体に長時間着座
した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避
けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び
大転子の下方のクッション体の面積変化を小さくし、圧
縮率を小さくし、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び
大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすの
を防止することができ、長時間の着座によって尻部及び
大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止するこ
とができ、座り心地及び快適性を向上させることができ
るシートのクッション体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トのクッション体は、シートフレームに取付けられ、着
座者の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシー
トのクッション体において、前記クッション体のメイン
部が下部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有
し、前記下部パッド材が上部パッド材に対して反発率の
大きいパッド材から形成され、該下部パッド材の両側部
に前後方向に延びる切欠部が左右一対形成され、該切欠
部の幅方向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節と大
腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々形成されていることを
特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に記載のシートの
クッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者
の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートの
クッション体において、前記クッション体のメイン部が
下部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前
記下部パッド材が上部パッド材に対して反発率の大きい
パッド材から形成され、前記上部パッド材の厚さは20
〜30mmの厚さに形成され、前記下部パッド材の両側部
に前後方向に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対
形成され、該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は
着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方
に夫々形成され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者
のヒップポイントを中心として前方に60〜120mm、
後方に30〜90mmに形成されていることを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の請求項3に記載のシートの
クッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者
の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートの
クッション体において、前記クッション体のメイン部が
下部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前
記下部パッド材の硬さが25%硬さ試験において上部パ
ッド材の硬さより5kgf/314cm2以上大きく形成され、前
記上部パッド材の厚さは20〜30mmの厚さに形成さ
れ、前記下部パッド材の両側部に前後方向に延びる扁平
な略コ字状の切欠部が左右一対形成され、該略コ字状の
切欠部の幅方向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節
と大腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々形成され、前記切
欠部の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心
として前方に60〜120mmに形成され、後方に30〜
90mmに形成されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項4に記載のシートの
クッション体は、シートフレームに取付けられ、着座者
の尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートの
クッション体において、前記クッション体のメイン部が
下部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前
記下部パッド材の反発率が上部パッド材の反発率より2
0%以上大きく形成され、前記上部パッド材の厚さは2
0〜30mmの厚さに形成され、前記下部パッド材の両側
部に前後方向に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一
対形成され、該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置
は着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下
方に夫々形成され、前記切欠部の前後方向の長さは着座
者のヒップポイントを中心として前方に60〜120mm
に形成され、後方に30〜90mmに形成されていること
を特徴とする。
【0010】本発明の請求項1に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材が上部パッド材に対して反発率の大きいパッド材か
ら形成され、該下部パッド材の両側部に前後方向に延び
る切欠部が左右一対形成され、該切欠部の幅方向の内側
の位置は着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転
子の下方に夫々形成されているので、クッション体に長
時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労す
るのを避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大
腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を
起こすのを防止することができ、長時間の着座によって
尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防
止することができ、座り心地及び快適性を向上させるこ
とができる。
【0011】本発明の請求項2に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材が上部パッド材に対して反発率の大きいパッド材か
ら形成され、前記上部パッド材の厚さは20〜30mmの
厚さに形成され、前記下部パッド材の両側部に前後方向
に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対形成され、
該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は着座者の尻
部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々形成
され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者のヒップポ
イントを中心として前方に60〜120mm、後方に30
〜90mmに形成されているので、クッション体に長時間
着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するの
を避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨
及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こ
すのを防止することができ、長時間の着座によって尻部
及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止す
ることができ、座り心地及び快適性を向上させることが
できる。
【0012】本発明の請求項3に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材の硬さが25%硬さ試験において上部パッド材の硬
さより5kgf/314cm2以上大きく形成され、前記上部パッ
ド材の厚さは20〜30mmの厚さに形成され、前記下部
パッド材の両側部に前後方向に延びる扁平な略コ字状の
切欠部が左右一対形成され、該略コ字状の切欠部の幅方
向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを
結ぶ大転子の下方に夫々形成され、前記切欠部の前後方
向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に
60〜120mmに形成され、後方に30〜90mmに形成
されているので、クッション体に長時間着座した場合
に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けること
ができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の
下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止す
ることができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が
痛くなったり、しびれたりするのを防止することがで
き、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0013】本発明の請求項4に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材の反発率が上部パッド材の反発率より20%以上大
きく形成され、前記上部パッド材の厚さは20〜30mm
の厚さに形成され、前記下部パッド材の両側部に前後方
向に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対形成さ
れ、該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は着座者
の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々
形成され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者のヒッ
プポイントを中心として前方に60〜120mmに形成さ
れ、後方に30〜90mmに形成されているので、クッシ
ョン体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿
部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座
骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、
血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着
座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたり
するのを防止することができ、座り心地及び快適性を向
上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシートのクッ
ション体を図面を参照して詳述する。図1及び図2には
本発明に係るシートのクッション体の実施の形態が夫々
示されており、この実施の形態においては、車両用シー
トのクッション体21に適用した場合として説明する
が、これに限定されるものではなく、鉄道用座席,劇場
用座席等のシートのクッション体に適用することができ
るものである。また図3及び図4に示す着座者Hの尻部
11の座骨結節13や大腿骨15及び大転子17の説明
は本実施の形態で援用する。
【0015】シートのクッション体21はシートフレー
ム22に載置され、図示しない表皮材で被覆されるもの
であり、シートフレーム22はパンフレームやスプリン
グを用いたフレーム及びその他のフレームを適用するこ
とができる。クッション体21は着座者Hの尻部11及
び大腿部を支持するメイン部23と、このメイン部23
の両側に一体に形成されたサイド部25とを有する。
【0016】尚、サイド部25は、図示の実施の形態で
は上方に弯曲しているが、メイン部23とサイド部25
は1つのクッション体21を意味するもので、境目がな
いものも当然にメイン部23とサイド部25を有するも
ので、1つのクッション体21であればどのような形状
のものであってもよい。
【0017】前記クッション体21のメイン部23が下
部の下部パッド材26と上部の上部パッド材27とを有
し、上部パッド材27はメイン部23とサイド部25と
から一体に形成され、下部パッド材26がクッション体
21のメイン部23の下部に挿入された構成を有してい
る。
【0018】前記下部パッド材26は上部パッド材27
に対して反発率の大きいパッド材から形成され、例え
ば、下部パッド材26は反発率が約65%、上部パッド
材27は反発率が約40%であり、下部パッド材26の
反発率が上部パッド材27の反発率より25%大きく形
成されている。この下部パッド材26の反発率は上部パ
ッド材27の反発率より20%〜30%大きく形成され
ていればよい。
【0019】また、前記下部パッド材26は25%硬さ
試験において、上部パッド材27の硬さより5kgf/314c
m2以上大きく形成されている。例えば、上部パッド材2
7の硬さが20kgf/314cm2の場合に、下部パッド材26
の硬さは25kgf/314cm2〜35kgf/314cm2、好ましくは
30kgf/314cm2とすることができる。上部パッド材27
が下部パッド材26より軟質に形成されている。
【0020】前記下部パッド材26の両側部に前後方向
に延びる扁平な略コ字状の切欠部31が左右一対形成さ
れている。この略コ字状の切欠部31の幅方向の内側の
位置は着座者Hの尻部11の座骨結節13と大腿骨15
とを結ぶ大転子17の下方に夫々形成されている。着座
者Hの体格の相違によって多少座骨結節13及び大転子
17の位置が異なるが、通常の着座者Hの座骨結節13
及び大転子17の位置はほとんど変わらないものであ
る。
【0021】前記クッション体21のメイン部23の下
部パッド材26の両側部の下部に前後方向に延びる切欠
部31を形成することにより、クッション体21のメイ
ン部23が横方向に連続し、発泡体のセルが横方向に連
続するのを分断し、クッション体21に加えられる着座
者Hの上下方向の荷重による、面積変化及び圧縮率の変
化の大きい部分を異なる位置に移動させることができ
る。また切欠部31にはクッション体21のメイン部2
3の下部パッド材26よりも軟質の上部パッド材27が
挿入された状態となっている。
【0022】前記下部パッド材26の左右の切欠部31
の間隔はL1は、図1に示す如く、220mm〜280m
m、好ましくは250mmに設定され、この左右の切欠部
31の間隔L1は人体の左右の大転子17の間隔の25
0mmに対応している。また左右の切欠部31の間隔L1
が220mm以下であると支持力が低下し、揺動する虞れ
を有し、また左右の切欠部31の間隔L1が280mm以
上であると大転子17圧が高くなり、着座者Hの尻部1
1の座骨結節13や大腿骨15及び大転子17の下部の
大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止すること
ができず、着座者Hの尻部11及び大腿部が疲労するの
を避けることができない。
【0023】前記下部パッド材26の切欠部31の前後
方向の長さL2,L3は、図1に示す如く、着座者Hの
ヒップポイントHPを中心として前方に60〜120m
m、好ましくは90mm、後方に30〜90mm、好ましく
は60mmに形成されている。
【0024】前記下部パッド材26の切欠部31のヒッ
プポイントHPから前方への長さL2が60mm以下であ
ると着座者Hの尻部11の尻ずれが発生し、着座での効
果が少なくなり、また前方への長さL2が120mm以上
であると着座者Hの大腿部の支持が弱くなる。またヒッ
プポイントHPから後方への長さL3が30mm以下であ
ると着座者Hの大臀筋への圧迫が残り、着座での効果が
少なくなり、また後方への長さL3が90mm以上である
とクッション体21のトリムアッシー時に皺等が発生
し、形状保持が困難となる。
【0025】図2に示す如く、前記メイン部23の上部
パッド材27の厚さL4は20〜30mmに形成されてい
る。前記下部パッド材26はクッション体21の上部パ
ッド材27の成形後に挿入するものであってもよく、ま
たは下部パッド材26をクッション体21の発泡成形時
にインサート成形することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートのクッション
体の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載のシ
ートのクッション体によれば、クッション体のメイン部
が下部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、
前記下部パッド材が上部パッド材に対して反発率の大き
いパッド材から形成され、該下部パッド材の両側部に前
後方向に延びる切欠部が左右一対形成され、該切欠部の
幅方向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節と大腿骨
とを結ぶ大転子の下方に夫々形成されているので、クッ
ション体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大
腿部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の
座骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫さ
れ、血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間
の着座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれ
たりするのを防止することができ、座り心地及び快適性
を向上させることができる。
【0027】本発明の請求項2に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材が上部パッド材に対して反発率の大きいパッド材か
ら形成され、前記上部パッド材の厚さは20〜30mmの
厚さに形成され、前記下部パッド材の両側部に前後方向
に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対形成され、
該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は着座者の尻
部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々形成
され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者のヒップポ
イントを中心として前方に60〜120mm、後方に30
〜90mmに形成されているので、クッション体に長時間
着座した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するの
を避けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨
及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こ
すのを防止することができ、長時間の着座によって尻部
及び大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止す
ることができ、座り心地及び快適性を向上させることが
できる。
【0028】本発明の請求項3に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材の硬さが25%硬さ試験において上部パッド材の硬
さより5kgf/314cm2以上大きく形成され、前記上部パッ
ド材の厚さは20〜30mmの厚さに形成され、前記下部
パッド材の両側部に前後方向に延びる扁平な略コ字状の
切欠部が左右一対形成され、該略コ字状の切欠部の幅方
向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを
結ぶ大転子の下方に夫々形成され、前記切欠部の前後方
向の長さは着座者のヒップポイントを中心として前方に
60〜120mmに形成され、後方に30〜90mmに形成
されているので、クッション体に長時間着座した場合
に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避けること
ができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び大転子の
下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすのを防止す
ることができ、長時間の着座によって尻部及び大腿部が
痛くなったり、しびれたりするのを防止することがで
き、座り心地及び快適性を向上させることができる。
【0029】本発明の請求項4に記載のシートのクッシ
ョン体によれば、クッション体のメイン部が下部の下部
パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記下部パッ
ド材の反発率が上部パッド材の反発率より20%以上大
きく形成され、前記上部パッド材の厚さは20〜30mm
の厚さに形成され、前記下部パッド材の両側部に前後方
向に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対形成さ
れ、該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は着座者
の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々
形成され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者のヒッ
プポイントを中心として前方に60〜120mmに形成さ
れ、後方に30〜90mmに形成されているので、クッシ
ョン体に長時間着座した場合に、着座者の尻部及び大腿
部が疲労するのを避けることができ、着座者の尻部の座
骨結節や大腿骨及び大転子の下部の大臀筋が圧迫され、
血流阻害を起こすのを防止することができ、長時間の着
座によって尻部及び大腿部が痛くなったり、しびれたり
するのを防止することができ、座り心地及び快適性を向
上させることができる。
【0030】本発明によれば、車両用シート,鉄道用座
席,劇場用座席等のシートのクッション体に長時間着座
した場合に、着座者の尻部及び大腿部が疲労するのを避
けることができ、着座者の尻部の座骨結節や大腿骨及び
大転子の下部の大臀筋が圧迫され、血流阻害を起こすの
を防止することができ、長時間の着座によって尻部及び
大腿部が痛くなったり、しびれたりするのを防止するこ
とができ、座り心地及び快適性を向上させることがで
き、経済性に優れたシートのクッション体を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシートのクッション体の平面
図。
【図2】本発明に係わるシートのクッション体の一部断
面図。
【図3】着座者の尻部及び大腿部の側面図。
【図4】着座者の尻部の座骨結節及び大転子の概略を示
す一部正面説明図。
【図5】従来のシートのクッション体の断面図。
【符号の説明】
11 尻部 13 座骨結節 15 大腿骨 17 大転子 21 クッション体 22 シートフレーム 23 メイン部 25 サイド部 26 下部パッド材 27 上部パッド材 31 切欠部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームに取付けられ、着座者の
    尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのク
    ッション体において、前記クッション体のメイン部が下
    部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記
    下部パッド材が上部パッド材に対して反発率の大きいパ
    ッド材から形成され、該下部パッド材の両側部に前後方
    向に延びる切欠部が左右一対形成され、該切欠部の幅方
    向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを
    結ぶ大転子の下方に夫々形成されていることを特徴とす
    るシートのクッション体。
  2. 【請求項2】 シートフレームに取付けられ、着座者の
    尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのク
    ッション体において、前記クッション体のメイン部が下
    部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記
    下部パッド材が上部パッド材に対して反発率の大きいパ
    ッド材から形成され、前記下部パッド材の両側部に前後
    方向に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対形成さ
    れ、該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は着座者
    の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々
    形成され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者のヒッ
    プポイントを中心として前方に60〜120mm、後方に
    30〜90mmに形成されていることを特徴とするシート
    のクッション体。
  3. 【請求項3】 シートフレームに取付けられ、着座者の
    尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのク
    ッション体において、前記クッション体のメイン部が下
    部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記
    下部パッド材の硬さが25%硬さ試験において上部パッ
    ド材の硬さより5kgf/314cm2以上大きく形成され、前記
    上部パッド材の厚さは20〜30mmの厚さに形成され、
    前記下部パッド材の両側部に前後方向に延びる扁平な略
    コ字状の切欠部が左右一対形成され、該略コ字状の切欠
    部の幅方向の内側の位置は着座者の尻部の座骨結節と大
    腿骨とを結ぶ大転子の下方に夫々形成され、前記切欠部
    の前後方向の長さは着座者のヒップポイントを中心とし
    て前方に60〜120mmに形成され、後方に30〜90
    mmに形成されていることを特徴とするシートのクッショ
    ン体。
  4. 【請求項4】 シートフレームに取付けられ、着座者の
    尻部及び大腿部を支持するメイン部を有するシートのク
    ッション体において、前記クッション体のメイン部が下
    部の下部パッド材と上部の上部パッド材とを有し、前記
    下部パッド材の反発率が上部パッド材の反発率より20
    %以上大きく形成され、前記上部パッド材の厚さは20
    〜30mmの厚さに形成され、前記下部パッド材の両側部
    に前後方向に延びる扁平な略コ字状の切欠部が左右一対
    形成され、該略コ字状の切欠部の幅方向の内側の位置は
    着座者の尻部の座骨結節と大腿骨とを結ぶ大転子の下方
    に夫々形成され、前記切欠部の前後方向の長さは着座者
    のヒップポイントを中心として前方に60〜120mmに
    形成され、後方に30〜90mmに形成されていることを
    特徴とするシートのクッション体。
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DE202016107344U1 (de) * 2016-12-23 2017-01-17 Prisma D GmbH Modul eines Sitz- oder Liegemöbels

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US4865379A (en) * 1988-02-04 1989-09-12 Tachi-S Co., Ltd. Automotive seat with heating device

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