JP2799405B2 - 腰掛用家具 - Google Patents

腰掛用家具

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JP2799405B2
JP2799405B2 JP63201035A JP20103588A JP2799405B2 JP 2799405 B2 JP2799405 B2 JP 2799405B2 JP 63201035 A JP63201035 A JP 63201035A JP 20103588 A JP20103588 A JP 20103588A JP 2799405 B2 JP2799405 B2 JP 2799405B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は腰掛用家具に係り、特に座れば自然に胸を開
き、背筋を伸ばして座れる健康に適した腰掛用家具に関
する。
[従来の技術] 一般に、椅子、座椅子等は背もたれ部にもたれること
により、楽に座るためのものであるが、背中を丸めて座
ったり、座部に浅く掛けて不自然な姿勢をとると単に疲
れて長時間座れないだけではなく、健康にも悪い影響を
及ぼすものである。
そこで、座るときは出来るだけ座部に深く腰掛けて、
背もたれに寄掛かり、背筋を伸ばし、力を抜くことが必
要である。この姿勢をとることによって体の疲れがと
れ、リラックス出来るものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、人が座椅子、椅子等に座って背もたれにもた
れたとき、第4図に示すように背中Bの線Xと腰部Hの
線Yとの角度が異なるため、腰部Hと背もたれLとの間
に空間Sを生じ、腰部Hを支えるものがないので、腰部
Hに負担がかかる欠点があった。
このため職場や学校等、長時間座り続けなければなら
ない場合、腰部Hに負担がかかって腰痛を引き起こる原
因になっていた。
また近年、自動車、列車、飛行機等の座席は、リクラ
イニング装置を備えた椅子に変わりつつある。
このリクライニング装置を備えた椅子において、背も
たれを後方に傾斜させると、通常の背もたれの位置より
更に上記空間Sが大きくなり、この結果腰にかかる負担
は非常に大きいものとなっていた。
そこで従来、シートクッションとシートバックとを有
する自動車用シートにおいて、シートクッションとシー
トバックの一方または双方の乗員に対する接触面を複数
個の単位パットの集合にし、各単位パットとシートフレ
ームまたはシートフレームと一体的な部材の間に少なく
とも3本の流体圧シリンダ装置を介装するとともに、各
パイプ間を通過する位置と各パイプ間の連通を遮断する
位置とを選択しうる弁装置で連結した自動車用シートが
知られている(実開昭61−100251号)。
この自動車用シートにより、複数個の単位パッドが乗
員の背中にフィットし、従来問題の腰部Hと背もたれL
との間に前記空間Sが生じない利点がある。
ところが、背中や腰全体を包むように密着して支える
ため、かえってリラックスできず疲れる欠点があった。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明は、背もたれ部と、座部と、その座部
に対し背もたれ部が任意の角度で保持されるように角度
調整機構とからなる腰掛用家具において、前記背もたれ
部は背中を支える第一背もたれ部と、腰部を支える第二
背もたれ部に分離し、且つ該第一背もたれ部と第二背も
たれ部とを角度調節機構を介して回動自在且つ任意の調
整角度で保持されるように連結し、前記第一背もたれ部
と第二背もたれ部の略中心に座者の背骨に沿って縦長に
形成された凸部をそれぞれ設けたものである。
[作用] 上記の構成により、本発明の腰掛用家具にもたれかか
ると、前記凸部により背骨がまっすぐに伸ばされると共
に、背骨以外の背中、腰の部分は背もたれに接触しても
当接する程度で支えられているものではないので、常に
背骨、即ち背中、腰の中心で支えた状態を保つことがで
きる。このため自然に背筋がピーンの張って胸部を開く
ことができ、健康に良い正しい姿勢を意識しないで簡単
に保持できる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明の腰掛用家具を公知のリクライニング
装置を備えた椅子に適用した実施例を示す斜視図、第2
図はその側面図で、これらの図において符号1は椅子、
座椅子等の腰掛用家具、2はその椅子1の背もたれ部、
3は座部、4は脚部、5は椅子1の公知にリクライニン
グ装置である。
上記背もたれ部2は、背中Bを支える第一背もたれ部
6と、腰部Hを支える第二背もたれ部7に分離し、該第
一背もたれ部6と第二背もたれ部7とを角度調節機構8
を介して回動自在且つ任意の調整角度で保持されるよう
に構成されている。
この第一背もたれ部6と第二背もたれ部7は、いずれ
もウレタンフォーム等の弾性材6a,7aと、該弾性材6a,7a
を覆う布、ビニールレザー等の外装シート6b,7bから構
成されている。
9は前記背もたれ部2の略中央に縦長に形成された凸
部で、背もたれ部2にもたれかかったとき該凸部9が背
骨に当接して胸を開き、自然に正しい姿勢を保つために
設けられている。この凸部9は、前記第一背もたれ部6
と、第二背もたれ部7に夫々分離9a・9bされていて、任
意の手段で背もたれ部2に固定されている。尚その横断
面形状は、背中に対して凸形であればよく、図示例の短
形に限らず、台形、半円形等任意である。
又上記に変えて、前記凸部9a・9bを背骨に沿って多数
の凸を形成してもよい。この場合マッサージ効果を得ら
れる利点がある。
前記角度調節機構8は、ギヤやラチェットを組み合わ
せた公知のリクライニング機構等、その構造は任意であ
るが、第3図にウオームギアを用いた例を示す。
この図において、10は背もたれ部2の側面に設けたギ
ヤボックスで、該ギヤボックス10内にウオーム13と、該
ウオーム13と直角をなすウォームホイール14が設けられ
ている。このウォーム13は、前記第二背もたれ部7のフ
レーム11にステー12、コ字形金具12aを介して第二背も
たれ部7に固定されているが、ギヤボックス10を直接フ
レーム11に固定しても良い。
また前記ウオームホイール14の軸15には前記第二背も
たれ部7のフレーム11がルーズに取付けられているとと
もに、第一背もたれ部6のフレーム16が固定されてい
る。
上記の構造により、ウオーム13の軸17の一端に設けた
ハンドル18を回転させると、その回転力がウオームホイ
ール14に伝動されてウオームホイール軸15を回転させ、
それによりフレーム16を介して第一背もたれ部6を前後
に傾斜させるものである。
このウオーム13とウオームホイール14による角度調節
機構では、ウオームホイール14からウオーム13へ回転力
が伝動されないので、従来のリクライニング機構のよう
に、逆回転防止用のストッパを設ける必要がなく、構造
が簡単となる利点がある。また従来のラチェット等を利
用した角度調節機構に比べ、わずかな傾斜でも調整出来
る利点がある。
[発明の効果] 本実施例の腰掛用家具によれば、座部に腰掛けて背も
たれ部にもたれかけると、第一背もたれ部、第二背もた
れ部により自然に背骨がまっすぐに伸び、胸を開いた状
態で座れる。このため長時間座ってもリラックスできて
疲れない利点がある。
この点、従来の自動車用シート(実開昭61−100251
号)や背中の形状に合わせてU字形に形成した背もたれ
備えた椅子では、背中全体が背もたれに包まれて全身に
力が抜けてリラックスできるようであるが、長時間座る
とかえって疲れ易く、背筋をピーンと伸ばして座った方
が長時間座るとリラックスできることが実体経験に基づ
き、或はリラグゼーション理論等から知られていた。
しかし一般的に背筋を伸ばして座ろうとしてもなかな
か難しく、つい背中を丸めて座ることが多かった。
そこで本発明の腰掛用家具では、背骨に沿って凸部に
なっているため座れば誰でも必ず自然に背骨がまっすぐ
に伸び、胸を開いた状態で座れるので、長時間座っても
リラックスできる姿勢を保つことができ、疲れない利点
がある。
又角度調節機構により、座る人の体形に合った角度に
調整出来るので、子供から大人までだれでも広く利用出
来る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の腰掛用家具の第1実施例を示す斜視
図、第2図はその側面図、第3図は角度調節機構の拡大
斜視図、第4図は従来の椅子の側面図である。 1……腰掛け用家具、2……背もたれ部、 3……座部、4……脚部、 5……リクライニング装置、 6……第一背もたれ部、7……第二背もたれ部、 8……角度調節機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背もたれ部2と、座部3と、その座部3に
    対し前記背もたれ部2が任意の角度で保持されるように
    角度調整機構5とからなる腰掛用家具において、 前記背もたれ部2は背中Bを支える第一背もたれ部6
    と、腰部Hを支える第二背もたれ部7に分離し、且つ該
    第一背もたれ部6と第二背もたれ部7とを角度調節機構
    8を介して回動自在且つ任意の調整角度で保持されるよ
    うに連結し、前記第一背もたれ部6と第二背もたれ部7
    の略中心に座者の背骨に沿って縦長に形成された凸部9a
    ・9bをそれぞれに設けたことを特徴とする腰掛用家具。
JP63201035A 1988-01-28 1988-08-13 腰掛用家具 Expired - Fee Related JP2799405B2 (ja)

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