JP2577273Y2 - 中折れシートバックのパッド構造 - Google Patents

中折れシートバックのパッド構造

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JP2577273Y2
JP2577273Y2 JP1992027258U JP2725892U JP2577273Y2 JP 2577273 Y2 JP2577273 Y2 JP 2577273Y2 JP 1992027258 U JP1992027258 U JP 1992027258U JP 2725892 U JP2725892 U JP 2725892U JP 2577273 Y2 JP2577273 Y2 JP 2577273Y2
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JP
Japan
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pad
seat back
foam
present
seatback
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JP1992027258U
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JPH0629455U (ja
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紀雄 遠藤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
のシートバック(背凭部)、詳しくは、シートバックの
上部が下部に対して前後方向に傾動可能に形成されてい
る中折れシートバックにおける発泡体製パッドの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中折れシートバックには、図1
1、12に示すように、下部シートバック(A)を構成
する下部フレーム(5)に、上部シートバック(B)を
構成する上部フレーム(6)を前後方向に傾動可能に連
結し、この上、下部フレーム(5)(6)を、前記上部
シートバック(B)を構成する上部パッド(2)とこの
上部パッドと一体で下部シートバック(A)を構成する
下部パッド(1)とからなる発泡体製パッドで被せ、こ
れをトリムカバー(3)で被覆してなるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来品は前後に傾
動する上部シートバック(B)における上部パッド
(2)と、下部シートバック(A)の下部パッド(1)
とが一体に発泡成形されている。そして、この上、下部
パッド(1)(2)は、一定の剛性を有するウレタンフ
ォームなどの発泡体でモールド成形されている。従っ
て、上部フレーム(6)をリクライニングデバイス(不
図示)によって前傾させる際、上、下部パッド(1)
(2)が一体で剛性を有するため、上部フレーム(6)
によって上部パッド(2)が可動(折曲)し難い。その
ため、上部シートバック(B)の前傾操作の操作性が悪
いし、また、上部シートバック(B)と下部シートバッ
ク(A)の着座面における境界部分にパッドの変形によ
る皺、たるみが生じ、シートバックの外観品質が損なわ
れる不具合があった。図12において、図中(61)は
上部シートバック(B)の回動中心であるシャフトを示
す。そこで、本考案は上部シートバック(B)の操作性
を向上させると共に、上部シートバックの前傾時に、シ
ートバックに皺、たるみが発生しないようにすることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、上部シートバックの上部パッドと下部シ
ートバックの下部パッドとが一体の発泡体製パッドにお
いて、該パッドにおける着座部側の上部パッドと下部パ
ッドとの境界近傍に、前記上、下部に対して柔軟性を有
する発泡体からなる柔軟部を設けてなるものである。こ
の柔軟部は上部パッドと下部パッドの境界線に沿って全
体又は一部に設ける。
【0005】
【作用】上部パッドは柔軟部によって前後方向における
折曲性が向上する。従って、上部フレームによって上部
パッドが容易に前方に傾動する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図10に
基づいて説明する。図1乃至図4は、本考案の第1実施
例、図5、6、7、8、9、10はいずれも他の実施例
を示すパッド(P)であり、斯かるパッド(P)はいず
れも前記図11、12に示す上部シートバック(B)を
構成する上部パッド(2)に対して下部シートバック
(A)を構成する下部パッド(1)とが一体にモールド
成形されている。そして、この上、下部パッド(1)
(2)は同一の硬度を有する発泡体(例えばウレタンフ
ォーム)で成形され、上、下パッド(1)(2)の着座
部(11)(12)(21)(22)の境界に沿って凹
溝(31)(32)が設けてある。
【0007】そして、第1実施例に示すものは、上部パ
ッド(2)における着座部(21)左右に設けた隆起部
(22)(22)に、柔軟部(a)(a)が一体に埋設
されている。柔軟部(a)(a)は上、下パッド(1)
(2)に対して、硬度、密度等が低く、柔軟性を有する
発泡体で、上、下部パッド(1)(2)を発泡成形時
に、モールド内にあらかじめ収容して、上、下部パッド
と一体発泡する。
【0008】前記第1実施例に示す柔軟部(a)(a)
は、上部パッド(2)の隆起部(22)(22)下部に
配設したものである。そのため、前記上部フレーム
(6)をリクライニングデバイスによって前傾すると、
図4に示すように、柔軟部(a)がその柔軟性によって
容易に変形するため、上部パッド(2)が凹溝(31)
(32)から容易に折曲する。図中(11)は、下部パ
ッド(1)の着座部、(12)(12)はこの着座部
(11)の左右に設けた隆起部を示す。
【0009】図5に示す本考案の第2実施例は、上部パ
ッド(2)の折曲性を更に向上させるために、凹溝(3
1)(32)(32)と、その上、下に位置する上部パ
ッド(2)と下部パッド(1)に柔軟部(a)を埋設し
たものである。従って、凹溝(31)(32)(32)
と、これを囲む部分が柔軟部(a)で形成されているた
め、上部パッド(2)の前方への折曲性が一層向上す
る。
【0010】図6は本考案の第3実施例を示し、斯かる
実施例は柔軟部(a)(a)を凹溝(31)とその上下
の上、下パッド(1)(2)の着座部(11)(12)
に設けたものである。
【0011】図7は本考案の第4実施例を示し、斯かる
実施例は凹溝(31)下方の下部パッド(1)の着座部
(11)に、柔軟部(a)を設けたものであり、凹溝
(31)部分は上部パッド(21)と同一の発泡体で形
成しても良いが、柔軟部(a)を形成する発泡体で形成
するのが望ましい。
【0012】図8は本考案の第5実施例で、前記第4実
施例とは逆に柔軟部(a)を上部パッド(2)側に設け
たものである。図9は、本考案の第6実施例を示し、斯
かる実施例は凹溝(32)(32)とその上下に位置す
る上、下部パッド(1)(2)に柔軟部(a)(a)…
を設けた場合であり、図10は前記第1実施例とは逆に
凹溝(32)(32)の下方の下部パッド(1)に柔軟
部(a)(a)を設けた実施例を示す。なお、前記実施
例中において、図中(33)(33)は下部パッド
(1)の着座部(11)の表面と隆起部(12)(1
2)の表面との間に設けた凹溝で、この凹溝内にトリム
カバーの接ぎ合わせ部分が装入される。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、上部パッドは、上部パ
ッドと下部パッドの着座部側の境界に設けた柔軟部によ
って前後方向における折曲性が頗る良好になる。従っ
て、上部パッドで被われている上部フレームの前後方向
の回動がスムーズに行われるため、上部シートバックに
おける前傾操作の操作性が向上すると共に、上部シート
バックを前傾させた際、シートバックの外観を損なう
皺、たるみが、下部シートバックと上部シートバックの
境界部分に生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案構造に係るパッドの第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のパッドを折曲させた状態の断面図であ
る。
【図5】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す斜視図である。
【図7】本考案の第4実施例を示す斜視図である。
【図8】本考案の第5実施例を示す斜視図である。
【図9】本考案の第6実施例を示す斜視図である。
【図10】本考案の第7実施例を示す斜視図である。
【図11】従来の中折れシートバックを示す斜視図であ
る。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【符号の説明】
1 下部パッド 2 上部パッド a 柔軟部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シートバックを構成する下部フレー
    ムに、上部シートバックを構成する上部フレームを前後
    方向に傾動可能に連結し、この上、下部フレームを、前
    記上部シートバックを構成する上部パッドとこの上部パ
    ッドと一体で下部シートバックを構成する下部パッドと
    からなる発泡体製パッドで被せ、これをトリムカバーで
    被覆してなる中折れシートバックにおいて、 前記パッドにおける着座部側の上部パッドと下部パッド
    との境界に、前記パッドに対して柔軟性を有する発泡体
    からなる柔軟部を設け、この柔軟部によって前記上部パ
    ッドの前後方向の折曲性を向上させてなる中折れシート
    バックのパッド構造。
JP1992027258U 1992-03-31 1992-03-31 中折れシートバックのパッド構造 Expired - Lifetime JP2577273Y2 (ja)

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JPH0629455U JPH0629455U (ja) 1994-04-19
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