JPH07265164A - ヘッドレスト一体型シートバックのパッド構造 - Google Patents

ヘッドレスト一体型シートバックのパッド構造

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JPH07265164A
JPH07265164A JP10343894A JP10343894A JPH07265164A JP H07265164 A JPH07265164 A JP H07265164A JP 10343894 A JP10343894 A JP 10343894A JP 10343894 A JP10343894 A JP 10343894A JP H07265164 A JPH07265164 A JP H07265164A
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JP
Japan
Prior art keywords
pad
headrest
seat back
upper pad
boundary
Prior art date
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Pending
Application number
JP10343894A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ito
宏司 伊東
Toshiaki Ishida
俊明 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドレスト一体型シートバックにおいて、ヘ
ッドレストを構成する上部パッドの折曲性を向上させる
ことである。 【構成】上部パッド(2A)と下部パッド(2B)との
境界に、薄肉状又は柔軟性パッドからなる折曲部(2
2)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用シート(座
席)におけるヘッドレスト一体型シートバック(背凭
部)の発泡体製パッド、詳しくは、ヘッドレストを構成
する発泡体製上部パッドと、シートバックを構成する発
泡体製下部パッドとが一体成形され、ヘッドレストが駆
動部材によって前後方向に回動してヘッドレストの前後
位置を調節することができるヘッドレスト一体型シート
バックにおけるパッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドレスト一体型シートバック
の一例を、図8に示す。このシートバック(SB)には
ヘッドレスト(H)が一体に形成されており、このヘッ
ドレスト(H)は内蔵した前後可動機構(不図示)によ
って矢印方向に回動して前後位置が調節されるようにな
っている。そして、このヘッドレスト一体型シートバッ
ク(SB)に使用するパッド(2)は、シートバック
(SB)を構成する発泡体製の下部パッド(2B)と、
ヘッドレスト(H)を構成する発泡体製上部パッド(2
A)とモールドで一体成形され、また、下部パッド(2
B)、上部パッド(2A)を被覆する表皮(1)も連続
したものを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記下部パッ
ド(2B)と上部パッド(2A)は一体成形されている
ため、ヘッドレスト(H)を前後方向に回動する際に、
パッド(2)の剛性により、ヘッドレスト(H)の回動
性が損なわれるし、また、シートバック(SB)とヘッ
ドレスト(H)との境界部、特に、背面側の境界部に、
表皮(1)の皺が生じる不具合があった。そこで、本発
明はヘッドレスト一体型シートバックにおいて、ヘッド
レストの前後方向の回動性を向上すると共に、ヘッドレ
ストとシートバックとの境界部における皺の発生を防止
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、前記上部パッドと下部パッドとの境界
に、上部パッドの下部パッドに対する前後方向の折曲性
を向上させる折曲部を設けてなるものである。この折曲
部は、パッドの左、右側部に設けた凹溝、パッドの背面
部に設けた縦溝、横溝、或いは、低密度発泡体から構成
されている。
【0005】
【作用】ヘッドレストを構成する上部パッドは折曲部よ
り、前後方向の折曲性が良好になり、また、折曲部は肉
厚が薄いため、上部パッドを被覆する表皮に、皺が発生
し難い。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1、2は、本発明の第1実施例を示し、図中
(2)に示すシートバックのパッド(2)は前記従来と
同様に、ヘッドレストを構成する発泡体製の上部パッド
(2A)と、この上部パッド(2A)と一体発泡され、
シートバックを構成する下部パッド(2B)とから構成
されている。そして、以上の上部パッド(2A)の左、
右側部(202)と下部パッド(2B)との境界に沿っ
て前後方向に凹溝からなる折曲部(21)(21)がパ
ッド(2)のモールド成形時に同時に成形されている。
【0007】また、パッド(2)の着座面である前面に
おける上部パッド(2A)の前面部(201)と下部パ
ッド(2B)との間に、前記図8に示す表皮(1)の吊
込用凹溝(25)が成形されている。
【0008】斯して、パッド(2)に折曲部(21)
(21)が成形されているため、このパッド(2)を使
用したヘッドレストは、上部パッド(2A)内に内蔵し
た回動部材によって、前後方向に回動させてヘッドレス
トの前後位置を調節する際、折曲部(21)(21)に
よって上部パッド(2A)の左、右側部(202)(2
02)の下端部が下部パッド(2B)に対して薄肉状に
形成されているため、ヘッドレストはわずかな操作力で
スムーズに前後方向に回動する。
【0009】また、表皮(1)は折曲部(21)(2
1)内に喰い込まれずに、折曲部(21)(21)を被
覆するため、表皮(1)に美感を損なう皺が発生しな
い。
【0010】図3、4は本発明の第2実施例を示し、斯
る実施例は上部パッド(2A)の背面部(203)と下
部パッド(2B)との境界に、縦方向に多数の縦溝から
なる折曲部(22)(22)…を設けたものであり、図
示する縦溝(22)…はパッド(2)の外面側に設けて
いるが、内面側に設けても良い。また、前記第1実施例
と同様に、上部パッド(2A)の左、右側部(202)
と下部パッド(2B)との境界に沿って折曲部(21)
(21)を設けるも任意である。
【0011】斯様に、上部パッド(2A)の背面部(2
03)側に折曲部(22)…を設けることにより、上部
パッド(2A)の前後方向の折曲性が向上するため、前
記ヘッドレストの前後方向の回動調節性が良好で、調節
範囲も拡大する。
【0012】また、上部パッド(2A)を前方に折曲し
た際、即ち、ヘッドレストを前方に回動した際、折曲部
(22)…を被覆する表皮によって折曲部(22)(2
2)間の発泡体が圧潰されるため、ヘッドレストの背面
下部の表皮が突っ張ったり、たるむことがない。
【0013】図5、6は、本発明の第3実施例を示し、
斯る実施例は上部パッド(2A)の背面部(203)と
下部パッド(2B)との境界に、横方向に複数の横溝か
らなる折曲部(23)(23)(23)を設けて、上部
パッド(2A)が前後方向に折曲し易いようにしてい
る。図示する折曲部(23)は、パッド(2)の外面側
に設けているが、内面側に設けても良い。
【0014】斯様なパッド(2)を使用したヘッドレス
ト(H)を図6に示すように、前方に回動すると、折曲
部(23)…によって上部パッド(2A)の背面部(2
03)下部における折曲部(23)(23)(23)間
の発泡体が表皮に圧潰されるため、前記第2実施例と同
様な作用、効果を奏する。図6において、図中(4)は
ヘッドレスト(H)のフレームで、このフレーム(4)
はシートバック(SB)のバックフレーム(3)におけ
る頂部に設けた回動部材によって前後方向に回動する。
【0015】図7は本発明の第4実施例を示し、斯る実
施例は上部パッド(2A)の背面部(203)と、下部
パッド(2B)との間に、低密度発泡体のブロック体か
らなる折曲部(24)を埋設して、上部パッド(2A)
の前、後方向の折曲性を向上させたものであり、図中、
図6と同一符号は同一部材を示し、その説明を省略す
る。なお、以上の低密度発泡体とは、パッド(2)に対
して柔軟性を有するウレタンフォームである。斯様に低
密度発泡体からなる折曲部(24)を設けることによ
り、前記第2、3実施例と略同様な作用、効果を奏す
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドレスト一体型シ
ートバックにおいて、ヘッドレストを構成する上部パッ
ドと、シートバックを構成する下部パッドとの境界に設
けた折曲部により、上部パッドの前後方向の折曲性が良
好になる。従って、ヘッドレストを前後方向に回動して
前後位置を調節する際、パッドの折曲性が良好であるた
め、前後方向の調整範囲が拡大し、また、調節の操作力
を低減できる。
【0017】更に、折曲部によってパッドの柔軟性が向
上するため、折曲部を被覆する表皮のつっ張り、たるみ
などによる皺の発生を防止でき、外観品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のIIーII線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のIVーIV線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図6】図5に示すパッドの使用状態を示す部分断面図
である。
【図7】本発明の第4実施例に示すパッドの使用状態を
示す部分断面図である。
【図8】従来のヘッドレスト一体型シートバックの部分
切欠斜視図である。
【符号の説明】
H ヘッドレスト SB シートバック 2A 上部パッド 2B 下部パッド 21 折曲部 22 折曲部 23 折曲部 24 折曲部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストを構成する発泡体製上部パ
    ッドとシートバックを構成する発泡体製下部パッドとが
    一体成形されヘッドレストが前後方向に回動するヘッド
    レスト一体型のシートバックにおいて、 前記上部パッドと下部パッドとの境界に、上部パッドの
    下部パッドに対する前後方向の折曲性を向上させる折曲
    部を設けてなるヘッドレスト一体型シートバックのパッ
    ド構造。
  2. 【請求項2】 前記上部パッドと下部パッドとの左、右
    側部における境界に、前後方向に向けて形成した凹溝か
    らなる折曲部を設けてなる請求項1記載のヘッドレスト
    一体型シートバックのパッド構造。
  3. 【請求項3】 前記上部パッドと下部パッドにおける背
    面部の外面又は内面に、多数の縦溝からなる折曲部を設
    けてなる請求項1記載のヘッドレスト一体型シートバッ
    クのパッド構造。
  4. 【請求項4】 前記上部パッドと下部パッドにおける背
    面部の外面又は内面に、複数の横溝からなる折曲部を設
    けてなる請求項1記載のヘッドレスト一体型シートバッ
    クのパッド構造。
  5. 【請求項5】 前記折曲部は、上部パッドと下部パッド
    の境界部に内蔵した低密度発泡体からなる請求項1記載
    のヘッドレスト一体型シートバックのパッド構造。
JP10343894A 1994-03-28 1994-03-28 ヘッドレスト一体型シートバックのパッド構造 Pending JPH07265164A (ja)

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JP (1) JPH07265164A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042418A (ko) * 2002-11-14 2004-05-20 현대자동차주식회사 자동차용 헤드레스트의 목상해 방지 장치
JP2016538188A (ja) * 2013-11-27 2016-12-08 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 自動車シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042418A (ko) * 2002-11-14 2004-05-20 현대자동차주식회사 자동차용 헤드레스트의 목상해 방지 장치
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