JP5727635B2 - ヘッドレスト及びシート - Google Patents
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Description
そこで、本発明の課題は、前部材と後部材との隙間が大きくなるように前部材の角度が調整された場合にあっても、着席者頭部の収容性を高めることである。
心材と、
前面で着席者の頭部を支える前部材とを備え、
前記前部材は、両側の側端部を含む全体が前後方向に移動するように、当該前部材の上端部が前記心材に対して回動自在に設けられており、
前記前部材の前面下部は、内側に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の下端部は、上方に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の前面下部における凹形状と前記前部材の下端部における凹形状とは連続した曲面で形成されており、
前記前部材の折り畳み状態で前記下端部の凹形状は前面視で前記前部材の前側から後側まで続いて形成されていることを特徴としている。
前記心材の上部に固定され、前記前部材が前方に重ねられた後部材を備え、
前記前部材は、前後方向に移動するように、当該前部材の上端部が前記後部材の上部に対して回動自在に連結されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のヘッドレストにおいて、
前記前部材の下端部における後面は、前記心材に近接していることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のヘッドレストにおいて、
前記前部材の下部の厚みは、前記後部材の厚みよりも厚いことを特徴としている。
ヘッドレストと、
前記ヘッドレストの心材が上端部に取り付けられることで、前記ヘッドレストが装着される背もたれとを備えるシートであって、
前記ヘッドレストは、
心材と、
前面で着席者の頭部を支える前部材とを備え、
前記前部材は、前後方向に回動するように、当該前部材の上端部が前記心材に対して回動自在に設けられており、
前記前部材の前面下部は、内側に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の下端部は、上方に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の前面下部における凹形状と前記前部材の下端部における凹形状とは連続した曲面で形成され、
前記背もたれの上端部は、前記前部材の下端部の凹形状に対応するように、上方に向かって膨らんだ凸形状に形成されていることを特徴としている。
また、前部材の下端部が上方に向かって凹んだ凹形状に形成されているので、この凹形状によって着席者の後頭部をより違和感なく収容することができる。
前部材53とを備える。
一方、前部材53の略中央部分における高さH1は、後部材52における高さH2よりも大きく設定されている。これにより、前部材53の下端部535は、後部材52の下端部525よりも下方にはみ出ることになる。
ここで、前部材53が後部材52に近接した状態では、前部材53における両側部533,534の前面がバックレスト3の前面よりも前に位置し、前部材53の中央部前面はバックレスト3の前面よりも後方に位置している。
また、樹脂カバー93は前部材53の後端面を成す位置に配置されている。
まず、図3に示すように前部材53と後部材52とが近接した状態(折り畳み状態)で前部材53の位置調整をする場合には、ユーザーは前部材53の一方の側端部(例えば側端部533)を把握して所定以上の力で前側に引っ張る。これに伴って回動部921がフレーム上部911に対して回動し、前部材53が前方に回動する。図11に示すように、前部材53が後部材52から離間して任意の位置になると、ユーザーは前部材53を手放す。これにより、回動部921の回動は規制され、前部材53の位置調整が完了する。位置調整後においては、前部材53の下部が、着席したユーザー(着席者)の後頭部に接する位置に配置されて、後頭部は前部材53の前面下部にある凹部536に収容される。
また、前部材53が後部材52に近接した状態では、前部材53における両側部533,534の前面がバックレスト3の前面よりも前に位置し、前部材53の中央部前面はバックレスト3の前面よりも後方に位置しているので、着席者のフィット感を大幅に向上させることができる。
例えば、本実施形態では、正面から見たバックレスト3の上端部31が、下方に向かって凹んだ凹曲面形状に形成されている場合を例示して説明したが、図12に示すようにバックレスト3の上端部31aを、前部材53の下端部535の凹曲面形状に対応するように、上方に向かって膨らんだ凸曲面形状に形成してもよい。この場合、バックレスト3と前部材53との隙間が閉ざされるので、バックレスト3とヘッドレスト5とを美観上一体的な印象を与えることができる。
3 バックレスト(背もたれ)
31 上端部
5 ヘッドレスト
51 心材
52 後部材
521 弾性体
522 布材
523,524 両側端部
525 下端部
53 前部材
531 弾性体
532 布材
533,534 両側端部
535 下端部
536 凹部
537 凹部
9 骨格部
91 フレーム
911 フレーム上部
912,913 垂下部
92 補強部材
921 回動部
922 板状部
923 ワイヤー部
93 樹脂カバー
Claims (5)
- 心材と、
前面で着席者の頭部を支える前部材とを備え、
前記前部材は、両側の側端部を含む全体が前後方向に移動するように、当該前部材の上端部が前記心材に対して回動自在に設けられており、
前記前部材の前面下部は、内側に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の下端部は、上方に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の前面下部における凹形状と前記前部材の下端部における凹形状とは連続した曲面で形成されており、
前記前部材の折り畳み状態で前記下端部の凹形状は前面視で前記前部材の前側から後側まで続いて形成されていることを特徴とするヘッドレスト。 - 請求項1記載のヘッドレストにおいて、
前記心材の上部に固定され、前記前部材が前方に重ねられた後部材を備え、
前記前部材は、前後方向に移動するように、当該前部材の上端部が前記後部材の上部に対して回動自在に連結されていることを特徴とするヘッドレスト。 - 請求項2記載のヘッドレストにおいて、
前記前部材の下端部における後面は、前記心材に近接していることを特徴とするヘッドレスト。 - 請求項2又は3記載のヘッドレストにおいて、
前記前部材の下部の厚みは、前記後部材の厚みよりも厚いことを特徴とするヘッドレスト。 - ヘッドレストと、
前記ヘッドレストの心材が上端部に取り付けられることで、前記ヘッドレストが装着される背もたれとを備えるシートであって、
前記ヘッドレストは、
心材と、
前面で着席者の頭部を支える前部材とを備え、
前記前部材は、前後方向に回動するように、当該前部材の上端部が前記心材に対して回動自在に設けられており、
前記前部材の前面下部は、内側に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の下端部は、上方に向かって凹んだ凹形状に形成され、
前記前部材の前面下部における凹形状と前記前部材の下端部における凹形状とは連続した曲面で形成され、
前記背もたれの上端部は、前記前部材の下端部の凹形状に対応するように、上方に向かって膨らんだ凸形状に形成されていることを特徴とするシート。
Priority Applications (1)
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JP2014004961A JP5727635B2 (ja) | 2014-01-15 | 2014-01-15 | ヘッドレスト及びシート |
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JP2014087696A JP2014087696A (ja) | 2014-05-15 |
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ID=50790123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4258811B2 (ja) * | 2004-04-02 | 2009-04-30 | 本田技研工業株式会社 | 前枕部の揺動可能なヘッドレスト |
JP3123994U (ja) * | 2006-05-22 | 2006-08-03 | 有限会社シンコーポレーション | ヘッドレスト |
-
2014
- 2014-01-15 JP JP2014004961A patent/JP5727635B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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