JP2010155488A - 車両のシート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転席の着座スペースを確保しつつパーキングブレーキの操作性を確保することのできるシート装置を提供する。
【解決手段】運転席10に設けられるアームレスト30に、アームレスト本体32を運転席10のシートバック14の側部14aに沿って立設する格納位置とパーキングブレーキ60が設けられたセンターコンソール70上に倒伏する使用位置との間で鉛直方向に回動可能に支持する回動軸42を設け、この回動軸42により、アームレスト本体32が格納位置から使用位置に回動させる際に、このアームレスト本体32をパーキングブレーキ60に隣接する運転席10側から助手席20側に離間させつつ回動させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両のシート装置に関し、特に、運転席と助手席との間にアームレストを備えたシート装置に関する。
従来、自動車には運転席に着座する運転者用にアームレストを有するものがある。この運転者用のアームレストは、運転席とは別体でフロアパネルに固定されたものと、運転席のシートバックに設けられたものがある。また、運転席と助手席との間にはパーキングブレーキ等を備えたセンターコンソールが設けられたものがある。車室内が比較的狭いコンパクトカーでは、前記アームレストが運転席のシートバックに取り付けられる場合が多い。ここで、アームレストが運転席のシートバックに取り付けられるものでは、シートバックと一体にアームレストが移動する。そのため、シートバックを前方にスライドさせると、アームレストがセンターコンソールに設けられたパーキングブレーキ上に位置してアームレストがパーキングブレーキの操作の邪魔になるという問題がある。
これに対して、例えば、特許文献1には、使用位置にてアームレストとパーキングブレーキとを離間させることでパーキングブレーキの操作性を確保したシート装置が開示されている。すなわち、特許文献1のシート装置では、アームレスト本体をシートバックの側部に沿って立設する格納位置と水平方向に延びる位置との間で回動自在に支持するとともに、このアームレスト本体を車幅方向に摺動可能に支持する支持軸が設けられている。そして、この支持軸の回動と摺動とによって、アームレスト本体が前記格納位置から運転席側に変位しつつ回動して使用状態において運転席のシートクッションと重なる位置に配置されることで、パーキングブレーキとアームレスト本体とが離間し、これによりパーキングブレーキの操作性が確保される。
実開平03−83126号公報
前記特許文献1に開示されている装置では、使用状態にてアームレスト本体が運転席のシートクッションと重なる位置に配置されているため、アームレスト本体が運転者の胸を圧迫してハンドル操作等をし難くする場合がある。
本発明は、このような事情に鑑み、快適な運転操作を維持しつつパーキングブレーキの操作性を確保するシート装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車両の底面を形成するフロアパネルと、当該フロアパネルの上方に配置された運転席と、当該運転席の側部に配置された助手席と、前記運転席と助手席との間に配置されたパーキングブレーキとを備えた車両のシート装置であって、前記運転席は、前記フロアパネルに車両前後方向にスライド可能に支持されたシートクッションと当該シートクッションの後部に配置されたシートバックと当該シートバックの前記助手席側の側部に配置されたアームレストとを備え、前記アームレストは、乗員の腕が載置されるアームレスト本体と、当該アームレスト本体を前記シートバックの側部に沿って立設する格納位置と前記パーキングブレーキが設けられたセンターコンソール上に倒伏する使用位置との間で回動可能に支持する回動軸とを備え、前記回動軸は、前記アームレスト本体が前記格納位置から前記使用位置に回動する際に、前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態においてこのアームレスト本体のうち前記回動軸よりも前方に位置する部分が前記パーキングブレーキに隣接する前記運転席側から前記助手席側に離間しつつ回動するように、このアームレスト本体を支持することを特徴とする車両のシート装置を提供する(請求項1)。
この装置によれば、簡単な構造で、アームレスト使用時における運転席の着座スペースを確保しアームレストと運転者との干渉を抑制して快適なハンドル操作等を維持しつつ、パーキングブレーキの操作性を確保することができる。
すなわち、この装置では、前記回動軸を中心として前記格納位置から前記使用位置に回動させた際に前記アームレスト本体と前記パーキングブレーキとが離間するので、アームレスト本体が使用位置にある状態であっても、パーキングブレーキ操作時に運転者の肘等が干渉することがなく操作性を向上させることができる。しかも、前記アームレスト本体は前記助手席側に離間するよう回動しており、使用位置にある状態でアームレストが運転席側に突出するのが抑制されるため、運転席に着座する運転者との干渉が抑制される。
また、本発明において、前記回動軸は、前記助手席側に向かうほど上方に傾斜するよう前記運転席のシートバックに支持されているのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、前記アームレスト本体の運転席側側面を、前記格納位置では前記運転席のシートバックの側面に沿って略垂直方向に延びるように配置しつつ、前記使用位置では下方に向かうほど助手席側に傾斜するように配置することができる。このことは、アームレストが格納位置にある状態においてシートバックの側面とアームレストとの間に隙間が生じないだけでなく、正面視からの見栄えを確保することができる。また、使用位置にある状態においてパーキングブレーキ上方により多くの空間を形成しつつアームレストの助手席側への突出を抑えられるため、パーキングブレーキ操作時における運転者とアームレストとの干渉をより一層抑制でき、助手席乗員の邪魔になることがない。
さらに、前記回動軸は、前記助手席側に向かうほど前方に傾斜するよう前記運転席のシートバックに支持されているのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、前記アームレスト本体が前記回動軸を中心として前記使用位置に回動した際に、前記アームレスト本体の運転席側側面を下方に向かうほど助手席側に傾斜させつつ、アームレスト本体の助手席側への突出量が抑制される。このことは、パーキングブレーキ操作時における運転者とアームレストとの干渉を抑制するとともに、アームレストの助手席に着座する乗員への干渉を抑制する。
また、本発明において、前記運転席のシートバックは、その側部に設けられて、前記アームレスト本体が前記格納位置にある状態でこのアームレスト本体を内側に格納可能な格納部を有するのが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、前記アームレストの形状を変更することなく、前記格納位置にある状態でシートバックとアームレストとを互いにフラットな状態で格納させることができる。
前記格納部としては、前記アームレスト本体が前記格納位置にある状態でこのアームレスト本体によって押圧されることで、このアームレスト本体と離間する方向に変位可能に構成されているものが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、アームレストが使用位置にある状態でシートバックの側面の見栄えを確保できるとともに、前記格納位置にある状態でシートバックとアームレストとを互いにフラットな状態で格納させることができる。
また、前記格納部としては、前記シートバックの側端から前記アームレストと離間する方向に凹む形状を有するのが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、アームレストが格納位置にある状態で、シートバックの側面とアームレストとが互いに干渉しないため、シートバックおよびアームレストの外表面が磨耗等するのを防止することができる。
また、前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態で、このアームレスト本体の助手席側の側面は、垂直に延びる形状あるいは下方に向かうに従って前記運転席側に傾斜する形状を有するのが好ましい(請求項7)。
このようにすれば、アームレスト本体が使用位置にある状態においてこのアームレスト本体が前記助手席側に突出する量を抑制することができる。このことは、アームレストと助手席に着座する乗員との干渉をより確実に抑制する。
また、アームレスト本体が前記使用位置にある状態で、このアームレスト本体の上面は、前方に向かうほど車幅方向の幅が小さくなる形状を有するのが好ましい(請求項8)。
このようにすれば、アームレスト本体が使用位置にある状態においてこのアームレスト本体が前記助手席側に突出する量を抑制することができる。
また、前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態で、このアームレスト本体の上面は、前記運転席側に向かうに従って下方に傾斜する形状を有するのが好ましい(請求項9)。
このようにすれば、アームレスト使用時において運転者はその腕を大きく曲げる必要がなくなるので、アームレストの使用感が向上する。
以上のように、本発明によれば、アームレスト使用時におけるアームレストと乗員との干渉を抑制しつつパーキングブレーキの操作性を向上させることのできるシート装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は、本発明に係る車両のシート装置1の第1の実施形態を示している。このシート装置1は、車両の底面を形成するフロアパネル2と、このフロアパネル2の上方に配置された運転席10と、運転席10の側部に配置された助手席20と、運転席10と助手席20との間に配置されたパーキングブレーキ60とを備えている。
前記運転席10は、シートクッション12と、シートバック14と、アームレスト30とを有している。前記シートクッション12は、前記フロアパネル2上に車両前後方向にスライド可能に支持されており、着座する乗員の体形等に応じて適切な位置に配置される。前記シートバック14は、前記シートクッション12の後部に連結されており、前記シートクッション12と一体に前後方向にスライド移動する。前記アームレスト30は、前記シートバック14の車幅方向の側部のうち前記助手席20側の側部14aに取り付けられており、このシートバック14とともに前記シートクッション12と一体に前後方向にスライド移動する。
前記助手席20も、前記運転席10と同様にシートクッション22とシートバック24とを有している。
前記パーキングブレーキ60は、手動式であり運転者等の手によって上下に操作される。このパーキングブレーキ60は、前記運転席10と助手席20との間のフロアパネル2上に設けられたセンターコンソール70に固定されている。本実施形態では、このパーキングブレーキ60は、運転席10と助手席20との中間位置よりも運転席10側にオフセットした位置に設けられている。
前記アームレスト30は、図7等に示すように、アームレスト本体32と、回動部40とを有している。
前記アームレスト本体32は、前記運転席10に着座する乗員すなわち運転者の腕が載置される部分である。このアームレスト本体32は、前記回動部40によって、前記運転席10のシートバック14の側部14aに対して、図2および図3に示すようにシートバック14の側部14aに沿って立設する格納位置と、図4の実線および図5に示すようにシートバック14の側部14aから前方に延びて前記センターコンソール70上に倒伏する使用位置との間で鉛直方向に回動可能に支持されている。
前記アームレスト本体32は、略直方形状を有している。このアームレスト本体32は、前記使用位置にある状態で、前記運転者の腕が載置される上面32aと、この上面32aから下方に延びる運転席側の側面32bと、前記上面32aから下方に延びる助手席側の側面32dと、底面32cとを有している。前記運転席側側面32bは前記上面32aに対して略垂直に延びている。一方、前記助手席側側面32dは前記上面32aに対して底面32b側に向かうほど前記運転席側側面32b側に傾斜している。
前記アームレスト本体32は、前記格納位置にある状態で、上方に向かうほど運転席10側に傾斜するよう前記運転席10のシートバック14に取り付けられている。前記運転席10のシートバック14の側部14aには、前記アームレスト本体32が格納位置にある状態においてこのアームレスト本体32と当接する部分に格納部14eが設けられている。この格納部14eは比較的柔らかな部材で構成されており、アームレスト本体32により押圧されていない状態では垂直方向に滑らかに延びるシートバック14の側部を構成して見栄えを確保しつつ、前記アームレスト本体32により押圧されることでこのアームレスト本体32と離間する方向に容易に変位してアームレスト本体32の一部を格納する。前記アームレスト本体32は、この格納部14eを押圧し内側に変形させた状態で前記格納位置に配置されており、シートバック14に対してフラットな状態で格納されている。そして、アームレスト本体32とシートバック14とが密着してこれらの間に隙間がないことで、これらアームレスト本体32とシートバック14との間に物等が挟まるのが回避されるとともにアームレスト本体32とシートバック14全体での見栄えが確保される。
前記回動部40は、前記運転席10のシートバック14の側部14aに対して前記アームレスト本体32を回動可能に支持するものである。この回動部40は、図7および図8に示すように、回動軸42と、回動ストッパ44とからなる。
前記回動軸42は、前記アームレスト本体32の回動中心となるものである。この回動軸42は、前記シートバック14に対して、助手席20側に向かうほど上方に向かうよう傾斜した状態で回転可能に固定されている。より詳細には、この回動軸42は、図3等に示すように平面視において前記シートバック14から助手席20側にこのシートバック14に対して略垂直に延びる一方、図9等に示すように正面視において前記シートバック14から助手席20側に上方に傾斜して延びるよう固定されている。この回動軸42の一端は、前記シートバック14に内蔵されるシートバックフレーム14bのブラケット14cに形成された軸挿入孔14d内に回動可能に挿入固定されている。一方、この回動軸42の他端は前記アームレスト本体32に連結されており、前記アームレスト本体32は前記回動軸42の回転に伴ってこの回動軸42を中心として鉛直方向に回動する。
前記回動軸42が前述のように助手席20側に向かうほど上方に傾斜していることで、前記アームレスト本体32のうち前記格納位置における前記回動軸42よりも上側の部分すなわち前記使用位置における前記回動軸42よりも前側の部分は、前記運転席10側から前記助手席20側に離間しつつ回動する。従って、図5に示すように、前記使用位置にある状態において、前記アームレスト本体32は、前側に向かうほど助手席20側に傾き平面視で前記パーキングブレーキ60から離間する。そのため、例えば、図22に示すように、単に水平方向に伸びる軸(図22の破線)を中心としてアームレスト本体932が回動するものに比べて、平面視においてパーキングブレーキ60とアームレスト本体32とが重なる領域は減少する。そして、パーキングブレーキ60使用時に運転者の肘等がアームレスト本体32と干渉するのが回避され、パーキングブレーキの操作性が向上する。
さらに、前記回動軸42を中心として回動することで、使用位置にある状態において、前記アームレスト本体32の運転席側側面32bは、図4および図6に示すように、下方に向かうほど助手席20側に傾斜するよう配置される。そして、前記パーキングブレーキ60の上方には、運転者の腕を挿入可能な空間が形成される。従って、この空間を利用することで、運転者はより一層容易に前記パーキングブレーキ60を操作することができる。
また、前記回動軸42を中心として回動することで、使用位置にある状態において、前記アームレスト本体32の上面32aは、運転席10側に向かうに従って下方に傾斜するよう配置される。そのため、図6の破線で示すように、この上面32aに腕を載置する際に、運転者はその腕を大きく曲げる必要がなく、安楽な姿勢でアームレスト30を使用することができる。
ここで、前記回動により、アームレスト本体32は前記助手席20側に突出する。しかしながら、前述のように本実施形態ではアームレスト本体32の助手席側側面32dが前記運転席側側面32bに向かって傾斜している。そのため、前記使用位置にある状態において、前記助手席側側面32dは略垂直に延び、アームレスト本体32の助手席20側への突出は抑制される。
前記回動ストッパ44は、前記回動軸42ひいてはアームレスト本体32の鉛直方向の回動を所定の範囲に規制するためのものである。この回動ストッパ44は、前記回動軸42と一体に回動する。そして、この回動ストッパ44は、所定位置まで回動すると、前記シートバックフレーム14に設けられた図示しない当接部と当接してそれ以上の回動を禁止する。本実施形態では、前記アームレスト本体32が鉛直方向に延びる前記格納位置と、このアームレスト本体32が水平方向に延びる前記使用位置との間で回動するように規制する。
以上のように、このシート装置1によれば、前記回動軸42によって前記アームレスト本体32が、前記格納位置から前記使用位置に向かって助手席20側に離間しつつ回動するよう支持されることで、アームレスト本体32をシートバック14の側部に密着させた状態で格納することができるとともに、アームレスト本体32の使用時には運転席10の着座スペースを確保しつつパーキングブレーキ60の操作性を向上することができる。
次に、本発明に係る車両のシート装置200の第2の実施形態について図10〜図16を参照しつつ説明する。この第2の実施形態に係るシート装置100では、前記シートバック14への回動軸242の取り付け角度が前記第1の実施形態と異なり、それに伴って、アームレスト本体232の回動の仕方ひいては使用位置での配置状態が異なるものである。ここで、この第2の実施形態に係るシート装置200のうち、前記回動軸242以外の運転席10、助手席20等の各要素については前記第1実施形態と同様の構造を有している。従って、これらの詳細な説明は省略する。また、前記アームレスト本体232の具体的形状は前記第1の実施形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。なお、回動軸242のシートバック14への取り付け角度が異なることに伴い、アームレスト本体232への回動軸242の連結角度も変化するが、このアームレスト本体232は前記格納位置において前記第1の実施形態と同様に前記シートバック14の側部14aに沿って延びるように前記回動軸242に連結されている。
この第2の実施形態に係る車両のシート装置200における回動軸242は、図10および図15に示すように、前記第1実施形態における回動軸42と同様に、前記運転席10のシートバック14に対して前記助手席20に向かうほど上方に傾斜した状態で固定されている。一方、この回動軸242は、前記第1実施形態における回動軸42と異なり、図11および図16に示すように、前記シートバック14に対して助手席20に向かうほど前方に傾斜した状態で回転可能に固定されている。すなわち、この回動軸142は、平面視においても正面視においても前記シートバック14に対して傾斜した状態で固定されている。
前記回動軸242が前述のように助手席20側に向かうほど上方に傾斜していることで、前記アームレスト本体232は、前記第1の実施形態と同様に、前記格納位置から前記助手席20側に離間しつつ回動する。しかしながら、この第2の実施形態では、前述のように前記回動軸242が助手席20側に向かうほど前方に傾斜している。そのため、前記アームレスト本体232は、前記第1の実施形態の場合に比べて助手席20側への突出量が抑えられた状態で回動する。この結果、使用位置にある状態で、前記アームレスト本体232は、図12および図13の鎖線で示す第1の実施形態での配置に比べて図12および図13の実線で示すような助手席20側への突出量が減少した位置に配置され、助手席20に着座する乗員とアームレスト本体32との干渉が抑制される。
ここで、前記アームレスト本体232の助手席20側への突出量が抑制されることで、平面視においてこのアームレスト本体232と前記パーキングブレーキ60とが重なる領域は第1の実施形態のシート装置1よりも増加する。しかしながら、図14に示すように、前記アームレスト本体232の運転席側側面232bは、第1の実施形態とほぼ同様に、下方に向かうほど助手席20側に傾斜し、前記パーキングブレーキ60の上方に十分な空間が確保されるので、パーキングブレーキ60操作時における運転者の腕とアームレスト本体232との干渉は抑制される。
以上のように、この第2の実施形態に係るシート装置200によれば、アームレスト本体232の助手席20への突出量を抑制しつつ、パーキングブレーキ60の操作性を確保することができる。
ここで、前記アームレスト本体332の形状としては、図17に示すようなものであってもよい(第3の実施形態に係るシート装置300)。この図17に示すアームレスト本体332では、その上面332aの幅が、前方に向かうほど小さくなっている。そのため、このアームレスト本体332を前記第1の実施形態および第2の実施形態に係るアームレスト本体の代わりに前記回動軸に連結させれば、使用位置にある状態でアームレスト本体332の助手席20側への突出量をより一層抑制することができる。
ここで、前記格納部14eの具体的構成は前記に限らない。例えば、図18に示すように、前記運転席10のシートバック14の側部14aにアームレスト本体432と離間する方向に凹む格納部414eを形成し、この格納部414eの内側に前記アームレスト本体432を格納してもよい(第4の実施形態に係るシート装置400)。このようにすれば、シートバック14の側部14aとアームレスト本体432とが互いに干渉しないため、シートバック14およびアームレスト本体32の外表面が磨耗等するのを防止することができる。
また、図19および図20に示すように、回動軸542を助手席20側に向かうほど後方に傾斜するよう、かつ、水平方向に延びるよう前記運転席10のシートバック14に取付けてもよい(第5の実施形態に係るシート装置500)。この場合にも、前記回動部542を中心として回動することで、アームレスト本体532は、前記格納位置から前記使用位置に向かって助手席20側に離間しつつ回動する。ただし、この場合には、図21に示すように、アームレスト本体532の運転席側側面532bが使用位置にある状態において垂直方向に延びる。これに対して、前記第1および第2の実施形態のように、回動軸42、242を助手席20側に向かうほど上方に傾斜させれば、前記アームレスト本体32の運転席側側面32bを格納位置において前記シートバック14の側部14bに沿って延びるように配置しつつ使用位置において下方に向かうほど助手席20側に傾斜させることができ、見栄えを確保しつつパーキングブレーキ60の上方により多くの空間を確保することができる。
また、前記アームレスト本体32の助手席側側面32dをこのアームレスト本体32の上面32aに対して略垂直に延びるように構成してもよい。ただし、前記のようにこの助手席側側面32dを前記上面32aに対して底面32b側に向かうほど前記運転席側側面32b側に傾斜する形状とすれば、アームレスト本体32が使用位置にある状態で、このアームレスト本体32の助手席20側への突出量を抑制することができ、アームレスト本体32と助手席20に着座する乗員との干渉を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るシート装置の全体構造の概略図である。 アームレスト本体が格納位置にある状態でのシート装置の概略正面図である。 アームレスト本体が格納位置にある状態でのシート装置の概略平面図である。 アームレスト本体が使用位置にある状態でのシート装置の概略正面図である。 アームレスト本体が使用位置にある状態でのシート装置の概略平面図である。 図5のB−B線断面図である。 図1に示すシート装置の一部の分解斜視図である。 第2回動部の分解斜視図である。 図3のA−A線における回動軸の取り付けを示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係るアームレスト本体が格納位置にある状態でのシート装置の概略正面図である。 本発明の第2実施形態に係るアームレスト本体が格納位置にある状態でのシート装置の概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係るアームレスト本体が使用位置にある状態でのシート装置の概略正面図である。 本発明の第2実施形態に係るアームレスト本体が使用位置にある状態でのシート装置の概略平面図である。 図13のE−E線断面図である。 図11のD−D線における回動軸の取り付けを示す概略断面図である。 図10のC−C線における回動軸の取り付けを示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係るシート装置の概略平面図である。 本発明の第4実施形態に係るシート装置の概略平面図である。 本発明の第5実施形態に係るシート装置の概略平面図である。 本発明の第5実施形態に係るシート装置の概略正面図である。 本発明の第5実施形態に係るアームレスト本体が使用位置にある状態でのシート装置の概略閉面図である。 従来のシート装置の概略平面図である。
符号の説明
1 シート装置(第1の実施形態)
2 フロアパネル
10 運転席
12 シートクッション
14 シートバック
14e 格納部
20 助手席
22 シートクッション
30 アームレスト
32 アームレスト本体
32a 上面
32b 運転席側側面
32c 底面
32d 助手席側側面
40 回動部
42 回動軸
200 シート装置(第2の実施形態)
300 シート装置(第3の実施形態)
400 シート装置(第4の実施形態)
500 シート装置(第5の実施形態)

Claims (9)

  1. 車両の底面を形成するフロアパネルと、当該フロアパネルの上方に配置された運転席と、当該運転席の側部に配置された助手席と、前記運転席と助手席との間に配置されたパーキングブレーキとを備えた車両のシート装置であって、
    前記運転席は、前記フロアパネルに車両前後方向にスライド可能に支持されたシートクッションと当該シートクッションの後部に配置されたシートバックと当該シートバックの前記助手席側の側部に配置されたアームレストとを備え、
    前記アームレストは、乗員の腕が載置されるアームレスト本体と、当該アームレスト本体を前記シートバックの側部に沿って立設する格納位置と前記パーキングブレーキが設けられたセンターコンソール上に倒伏する使用位置との間で回動可能に支持する回動軸とを備え、
    前記回動軸は、前記アームレスト本体が前記格納位置から前記使用位置に回動する際に、前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態においてこのアームレスト本体のうち前記回動軸よりも前方に位置する部分が前記パーキングブレーキに隣接する前記運転席側から前記助手席側に離間しつつ回動するように、このアームレスト本体を支持することを特徴とする車両のシート装置。
  2. 請求項1に記載の車両のシート装置において、
    前記回動軸は、前記助手席側に向かうほど上方に傾斜するよう前記運転席のシートバックに支持されていることを特徴とする車両のシート装置。
  3. 請求項2に記載の車両のシート装置において、
    前記回動軸は、前記助手席側に向かうほど前方に傾斜するよう前記運転席のシートバックに支持されていることを特徴とする車両のシート装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両のシート装置において、
    前記運転席のシートバックは、その側部に設けられて、前記アームレスト本体が前記格納位置にある状態でこのアームレスト本体を内側に格納可能な格納部を有することを特徴とする車両のシート装置。
  5. 請求項4に記載の車両のシート装置において、
    前記格納部は、前記アームレスト本体が前記格納位置にある状態でこのアームレスト本体によって押圧されることで、このアームレスト本体と離間する方向に変位可能であることを特徴とする車両のシート装置。
  6. 請求項4または5に記載の車両のシート装置において、
    前記格納部は、前記シートバックの側端から前記アームレスト本体と離間する方向に凹む形状を有することを特徴とする車両のシート装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の車両のシート装置において、
    前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態で、このアームレスト本体の助手席側の側面は、垂直に延びる形状あるいは下方に向かうに従って前記運転席側に傾斜する形状を有することを特徴とする車両のシート装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の車両のシート装置において、
    前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態で、このアームレスト本体の上面は、前方に向かうほど車幅方向の幅が小さくなる形状を有することを特徴とする車両のシート装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の車両のシート装置において、
    前記アームレスト本体が前記使用位置にある状態で、このアームレスト本体の上面は、前記運転席側に向かうに従って下方に傾斜する形状を有することを特徴とする車両のシート装置。
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