JP2001233108A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2001233108A
JP2001233108A JP2000042784A JP2000042784A JP2001233108A JP 2001233108 A JP2001233108 A JP 2001233108A JP 2000042784 A JP2000042784 A JP 2000042784A JP 2000042784 A JP2000042784 A JP 2000042784A JP 2001233108 A JP2001233108 A JP 2001233108A
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vehicle seat
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Mikio Hayashi
幹雄 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の頭部を支持する着座姿勢用と、頭部と
首部を同時に支持する休息姿勢用の使い分けができなか
ったヘッドレストを、乗員の選択により最適な方へ切り
替えて使用することのできるヘッドレストを備えた車両
用シートを提供すること。 【解決手段】 シートクッションとシートバックとを備
え、シートバックの上部にヘッドレスト12を設けた車
両用シートにおいて、前記ヘッドレスト12は、前後に
第1のヘッドレスト面14及び第2のヘッドレスト面1
5を備え、これらヘッドレスト面の少なくも一方の縦断
面形状が略S字状に形成されると共に、シートバックに
取り付けられる支持脚13a,13bに対して回転可能
に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後両面にヘッド
レスト面を備えた車両用シートに係り、着座者の頭部に
接するヘッドレスト面をヘッドレストの回転によって切
り替えられるようにした車両用シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車やバスなどにおける車両用
シートには後頭部を支持するヘッドレストが装備されて
いるものが多い。図11及び図12に代表的な従来タイ
プの車両用シートの概略を示した。図11に示した車両
用シートはシートクッション1とシートバック2とでシ
ート本体を構成し、シートバック2の上部に一対の支持
脚4によってヘッドレスト3を支えたものである。ま
た、図12に示した車両用シートもシートクッション1
とシートバック5とでシート本体を構成するが、シート
バック5の上部にヘッドレスト部6を一体的に形成した
ものである。ところで、これらのヘッドレスト3及びヘ
ッドレスト部6は、通常の着座姿勢における乗員の頭部
を支持することを目的としており、首を支持する構造に
はなっていない。そのために、補助席の乗員やバスの乗
客がシートにもたれて休息しようとする場合には頭部が
前屈してしまったり、左右に揺れ動くなどして安定せ
ず、休息するつもりが反って疲れてしまうといった問題
があった。
【0003】そこで、車中で休息する際に疲労を取り易
いヘッドレスト構造として、例えば特開平5−2690
30号公報に記載のものが知られている。これは図13
に示したように、着座者10の後頭部と首の後部との両
方を同時に支持するもので、ヘッドレスト7の上部に湾
曲状の頭部支持部8が、下部に凸状の首部支持部9が設
けられ、シートバック2の上部に固定された構造のもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ヘッドレスト構造にあっては、補助席の乗員やバスの乗
客がシートにもたれて休息しようとする場合には適した
構造となっているが、通常の着座姿勢では反って疲労が
溜まり易く、むしろ頭部だけを支持している場合の方が
疲労を軽減できるといった問題もあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、通常の着座姿勢
と休息姿勢の両方の姿勢において、頭部が適正に支持さ
れて疲労が軽減されるヘッドレストを備えた車両用シー
トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る車両用シートは、シートク
ッションとシートバックとを備え、シートバックの上部
にヘッドレストを設けた車両用シートにおいて、前記ヘ
ッドレストは、前後に第1のヘッドレスト面及び第2の
ヘッドレスト面を備え、これらヘッドレスト面の少なく
も一方の縦断面形状が略S字状に形成されると共に、シ
ートバックに対して回転可能に支持されていることを特
徴とする。
【0007】この発明によれば、ヘッドレストを回転さ
せることで、通常の後頭部のみを支えるヘッドレスト面
と、後頭部と首部を同時に支えるために縦断面形状を略
S字状に形成したヘッドレスト面とが容易に切り替えら
れ、着座者の選択により最適なヘッドレスト面を使用で
きる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の車両
用シートにおいて、前記S字状に形成されたヘッドレス
ト面には、着座者の後頭部を載せる湾曲状の頭部支持凹
部と、この頭部支持凹部から連続して隆起し着座者の首
部に沿って滑らかに当たる首部支持凸部とが形成されて
いることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、縦断面形状が略S字状
に形成されたヘッドレスト面には頭部支持凹部と首部支
持凸部とが形成されているので、シートバックをリクラ
イニングして休息する場合、首に負担をかけることなく
快適かつ楽に仮眠、休息をとることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載の車両
用シートにおいて、前記ヘッドレストが左右方向で3分
割され、シートバックと一体の両側部に対して中央部が
回転可能に支持されていることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、中央部のヘッドレスト
部を回転した時に左右のヘッドレスト部との間で段差を
生じさせることができ、この段差を利用して休息時には
頭部を安定して支持することができる。また、ヘッドレ
ストの回転機構を左右のヘッドレスト部内に隠すことで
見栄えの良いものとなる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1に記載の車両
用シートにおいて、前記ヘッドレストがシートバックの
両側から上方に延びるシートバック延長部に回転可能に
支持されることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、バスや電車等で採用さ
れているシートバックの一部としてヘッドレスト部が一
体形成されたシートにおいても、回転切り替え可能なヘ
ッドレストを設けることが可能となる。
【0014】請求項5の発明は、請求項1、請求項3、
請求項4のいずれかに記載の車両用シートにおいて、前
記ヘッドレストにロック機構が設けられ、ヘッドレスト
を回転したときに所定の姿勢で位置決めされることを特
徴とする。
【0015】この発明によれば、ヘッドレストを回転さ
せた時に所定位置でロックされるために、常に安定した
状態で頭部および首を支持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係る車両用シートの実施の形態を詳細に説明する。図
1乃至図4は、本発明に係る車両用シートの第1の実施
形態を示すものである。図1はヘッドレストを回転させ
たときの状態を示す作用図、図2はヘッドレストのロッ
ク機構を示す断面図である。図3は第1のヘッドレスト
面によって乗員の頭部を支持した時の側面図、図4は第
2のヘッドレスト面によって乗員の頭部と首部とを支持
した時の側面図である。
【0017】図1乃至図4に示したように、この実施形
態における車両用シートは、従来と同様のシートクッシ
ョンとシートバック11とでシート本体が構成され、シ
ートバック11の上方で一対の支持脚13a,13bに
よってヘッドレスト12が支持されているが、従来とは
異なって、ヘッドレスト12の前後両面に第1のヘッド
レスト面14と第2のヘッドレスト面15とを有してい
る。第1のヘッドレスト面14は主に頭部を支持するた
めのもので、図3に示したように、着座者10の後頭部
10aに当たる部分に曲面状に突出した頭部支持部16
が形成されている。また、第2のヘッドレスト面15は
図4に示したように、主に着座者10の後頭部10aと
首部10bの両方を支持するためのもので、頭部支持凹
部17と首部支持凸部18とが着座者10の後頭部10
aから首部10bにかけての形状に対応して略S字形状
に形成されている。即ち、頭部支持凹部17は、着座者
10の後頭部10aに当たる部分がなだらかな湾曲形状
で形成され、また、首部支持凸部18は着座者10の首
部10bに当たる部分がなだらかな隆起形状で形成され
ている。
【0018】前記ヘッドレスト12は、図2に示したよ
うに、円筒状の芯材20の周囲にクッション材21を一
体成形したものである。芯材20の一端には円盤部22
が設けられ、その外周面には両端に係合凹部26a,2
6bが形成された半円周形状のガイド溝25が設けられ
る。一方、前記一対の支持脚13a,13bの先端は内
側に屈曲しており、この屈曲した先端部が前記芯材20
の両端に差し込まれる。ヘッドレスト12は、この支持
脚13a,13bの先端部によって支持されると共に、
先端部を中心として回転可能となっている。また、一方
の支持脚13aには、ヘッドレスト12を回転させたと
きに前記円盤部22の係合凹部26a,26bに嵌合し
て、ヘッドレスト12を所定位置で固定するロック機構
24が設けられる。このロック機構24は、前記係合凹
部26a,26bに弾性的に押圧される係合ピン27を
備えており、この係合ピン27が支持脚13aに設けら
れた貫通孔19内でコイルばね29によって付勢されて
いる。このコイルばね29は、係合ピン27と一体に設
けられたつば部23aと貫通孔19の一端部に固定され
たストッパ片23bとの間に圧縮された状態で収容され
ている。なお、係合ピン27はストッパ片23bに対し
てスライド可能である。
【0019】従って、常時はコイルばね29によって係
合ピン27が円盤部22側に押され、つば部23aが貫
通孔19の一端側の周縁に当たった位置で係合ピン27
の先端が係合凹部26a,26bの一方に嵌合してヘッ
ドレスト12をロックする。一方、ヘッドレスト面を変
更する場合にはヘッドレスト12の上部あるいは下部に
力を加えて回転させる。そうすると、コイルばね29が
多少縮んで係合ピン27が後退し、その先端が係合凹部
26a,26bから外れることで、ヘッドレスト12の
回転が可能となる。回転時には係合ピン27の先端が円
盤部22のガイド溝25を滑っていくので、ヘッドレス
ト12の回転がスムーズに行われ、ガイド溝25の他端
に到達すると係合ピン27の先端部が再び係合凹部26
a,26bに嵌まり込んでヘッドレスト12をロックす
る。なお、図示したように係合ピン27の後端にツマミ
28を取り付けておき、このツマミ28を引っ張るなど
してロックを解除することもできる。図2において、支
持脚13aにはヘッドレスト12を上下方向にスライド
して高さ調整する時の凹部70が多数形成されている。
【0020】それ故、通常の着座姿勢においては、図3
に示したように第1のヘッドレスト面14を着座者10
側に向けてヘッドレスト12を設定し、頭部支持部16
で着座者10の後頭部10aを支持する。一方、着座者
10がシートにもたれて休息しようとする場合には、上
述の手段によってヘッドレスト12を回転させ、図4に
示したように、第2のヘッドレスト面15を着座者10
側に向ける。そして、第2のヘッドレスト面15に形成
された頭部支持凹部17と首部支持凸部18とで、着座
者10の後頭部10aと首部10bとをそれぞれ支持す
る。この場合には首部10bがしっかりと支持され、ま
た後頭部10aも安定しているので、頭部が前屈してし
まったり、左右に揺れ動くといったことがなく、安定し
た姿勢が確保されることから十分な休息が得られること
になる。
【0021】図5乃至図7は本発明に係る車両用シート
の第2の実施形態を示したものである。図5は第1のヘ
ッドレスト面14をシート前面側に向けた時のヘッドレ
スト12の斜視図、図6は第2のヘッドレスト面15を
シート前面側に向けた時のヘッドレスト12の斜視図、
さらに図7はロック機構を示すヘッドレスト12の一部
断面図である。この実施形態ではヘッドレスト12が左
右方向に3分割され、中央のヘッドレスト本体12aが
左右両側のヘッドレスト側面カバー12b,12cに対
して回転可能に設けられている。ヘッドレスト本体12
aには、先の実施形態と同様、前面と後面に第1のヘッ
ドレスト面14と第2のヘッドレスト面15がそれぞれ
形成される。一方、ヘッドレスト側面カバー12b,1
2cは、シートの前面側が前記ヘッドレスト本体12a
の第1のヘッドレスト面14と同様の形状をしており、
図5に示したようにヘッドレスト本体12aの第1のヘ
ッドレスト面14と面一な形状となる。また、シートバ
ック11の上端から延びる一対の支持脚13a,13b
は、ヘッドレスト側面カバー12b,12c内に埋設さ
れる。先の実施形態と同様、支持脚13a,13bの先
端は内側に屈曲され、その先端がヘッドレスト本体12
aの芯材20に挿入され、ヘッドレスト本体12aを回
転可能に支持している。また、芯材20の一端には円盤
部22が設けられ、その外周面には両端に係合凹部26
a,26bが形成された半円周形状のガイド溝25が設
けられる。さらに、支持脚13a側に設けられるロック
機構24も前記実施形態と同様の構造からなるので、同
一の符号を付して詳細な説明は省略する。なお、この実
施形態ではロック機構24がヘッドレスト側面カバー1
2bの内部に収納されていて外部からは見えないので、
外観的には従来のヘッドレストと何ら変わる所がなく見
映えを損なうことがない。
【0022】従って、このような構成からなるヘッドレ
スト12にあっては、ヘッドレスト本体12aとヘッド
レスト側面カバー12b,12cとの間に回転機構が設
けられると共に、従来と同様に支持脚13a,13bを
ヘッドレスト12の下面側から差し込んでいるために、
違和感がなく外観的にも見栄えを損なうことがない。ま
た、図6に示したように、ヘッドレスト本体12aの第
2のヘッドレスト面15をシート前面側に向けた場合に
は、ヘッドレスト本体12aとヘッドレスト側面カバー
12b,12cとの間に段差36が生じ、この段差36
によって頭部の側面が支持されることから、頭部を安定
させた状態で休息できることになる。
【0023】図8に示す第3の実施形態では、シートバ
ック11に対してヘッドレスト40を水平方向に回転さ
せることで、第1のヘッドレスト面と第2のヘッドレス
ト面を選択できるようにしたものである。ヘッドレスト
40は、1本の支持脚13によってシートバック11の
上部に装着される。ヘッドレスト40には中空状の箱形
芯材41が一体に設けられ、この箱形芯材41の中空部
42に支持脚13の上部に設けられた回転支持体43が
内蔵される。そして、この回転支持体43の上面及び下
面に配設されたボールベアリング44a,44bを介し
てヘッドレスト40が回転可能に支持される。また、回
転支持体43の側面外周部には半円周形のガイド溝45
が設けられ、このガイド溝45の両端部に係合凹部46
a,46bが形成されている。一方、箱形芯材41の一
側部には上記の実施形態と同様のロック機構47が設け
られ、コイルばね48によって常時付勢された係合ピン
49の先端が上記係合凹部46a,46bに嵌合し、ヘ
ッドレスト40を位置決めしている。ヘッドレスト40
の形状は、上記第1の実施形態と同様に、第1のヘッド
レスト面には凸状の頭部支持部が形成され、第2のヘッ
ドレスト面には湾曲状の頭部支持凹部となだらかに隆起
した首部支持凸部が形成されているが、このヘッドレス
ト40は水平方向に回転することから、頭部支持凹部と
首部支持凸部の形成位置が第1の実施形態とは上下逆の
関係となっている。
【0024】従って、この実施形態ではヘッドレスト面
を変える場合、ヘッドレスト40に左右方向の回転力を
加えると係合ピン49の先端が一方の係合凹部46aか
ら抜け出る。そのまま係合ピン49の先端をガイド溝4
5に滑らせながらヘッドレスト40を左右方向に180
度回転させると、係合ピン49の先端が反対側の係合凹
部46bに弾性的に落ち込み、ヘッドレスト40の回転
が拘束されて位置決めが完了する。なお、支持脚13に
は高さ方向の位置決めを行なうための凹部70が長さ方
向に複数設けられている。
【0025】図9及び図10は本発明における車両用シ
ートの第4の実施形態を示したものである。この実施形
態における車両用シートは、シートバック50の両側上
部から一体に延びる延長部51a,51bにヘッドレス
ト52を回転可能に支持させたものである。第1の実施
形態と同様の支持脚13a,13bがシートバック50
の延長部51a,51bに内蔵され、その先端部がヘッ
ドレスト52の円筒状の芯材53に両側から嵌め込まれ
ることで、ヘッドレスト52が回転可能に支持される構
造である。また、一方の支持脚13aに設けられるロッ
ク機構55も先の実施形態と同様の構造からなるので詳
細な説明は省略する。この実施形態ではそれぞれの延長
部51a,51b内に空洞部56a,56bが設けられ
ており、この空洞部56a,56b内を支持脚13a,
13bが上下動することでヘッドレスト52の高さ調整
ができるようになっている。図10において、符号57
はヘッドレスト52を高さ調整するときの支持脚13a
の位置決め機構である。
【0026】前記ヘッドレスト52は、先の実施形態と
同様の形状からなる第1のヘッドレスト面と第2のヘッ
ドレスト面とを有しており、また、シートバック50の
延長部51a,51bが第1のヘッドレスト面に対応し
た形状となっている。従って、この実施形態にあっても
第1のヘッドレスト面と第2のヘッドレスト面とを適宜
選択することができる他、図9に示したように、第2の
ヘッドレスト面を選択した場合には、左右の延長部51
a,51bとの間に段差60が形成されることで頭部の
支持が安定して休息効果が大きくなる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用シートによれば、ヘッドレストに通常の着座姿勢で支
持するのに適したヘッドレスト面と休息姿勢で支持する
のに適したヘッドレスト面とを設け、これを回転させる
ことで容易に切り替えて使用できるようにしたので、通
常の着座姿勢と休息姿勢の両方の姿勢において頭部や首
部が適正に支持されて疲労が軽減される。
【0028】また、前記ヘッドレストの回転後において
は、所定位置でロックさせるため、車両内の揺れ等に対
してもぶれることなく安定した状態で頭部および首部を
支持することができる。
【0029】さらに、休息姿勢を支持するためのヘッド
レスト面は、後頭部から首筋の形状に対応した略S字形
状をしているので、乗員がシートにもたれて休息しよう
とする場合には頭部及び首部での支持姿勢が安定し、頭
部が前屈してしまったり、左右に揺れ動くといったこと
がなく、十分な休息をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において、ヘッドレス
トを回転させたときの状態を示す作用図である。
【図2】前記図1において、A−A線に沿って切断した
ヘッドレストの断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態において、第1のヘッ
ドレスト面によって乗員の頭部を支持した時の側面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態において、第2のヘッ
ドレスト面によって乗員の頭部と首部とを支持した時の
側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態において、第1のヘッ
ドレスト面をシート前面側に向けた時のヘッドレストの
斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態において、第2のヘッ
ドレスト面をシート前面側に向けた時のヘッドレストの
斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態において、ロック機構
を示すヘッドレストの一部断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態におけるヘッドレスト
の断面図である。
【図9】本発明の第4の実施形態におけるヘッドレスト
の斜視図である。
【図10】前記図9において、B−B線に沿って切断し
た断面図である。
【図11】ヘッドレストを備えた従来の車両用シートの
一例を示す斜視図である。
【図12】従来における車両用シートの他の例を示す斜
視図である。
【図13】従来における車両用シートのヘッドレストを
示す側面図である。
【符号の説明】
11 シートバック 12 ヘッドレスト 13a,13b 支持脚 14 第1のヘッドレスト面 15 第2のヘッドレスト面 16 頭部支持部 17 頭部支持凹部 18 首部支持凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションとシートバックとを備
    え、シートバックの上部にヘッドレストを設けた車両用
    シートにおいて、 前記ヘッドレストは、前後に第1のヘッドレスト面及び
    第2のヘッドレスト面を備え、これらヘッドレスト面の
    少なくも一方の縦断面形状が略S字状に形成されると共
    に、シートバックに対して回転可能に支持されているこ
    とを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記S字状に形成されたヘッドレスト面
    には、着座者の後頭部を載せる湾曲状の頭部支持凹部
    と、この頭部支持凹部から連続して隆起し着座者の首部
    に沿って滑らかに当たる首部支持凸部とが形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドレストが左右方向で3分割さ
    れ、シートバックと一体の両側部に対して中央部が回転
    可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の
    車両用シート。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドレストがシートバックの両側
    から上方に延びるシートバック延長部に回転可能に支持
    されることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドレストにロック機構が設けら
    れ、ヘッドレストを回転したときに所定の姿勢で位置決
    めされることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項
    4のいずれかに記載の車両用シート。
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