JPH055066Y2 - - Google Patents

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JPH055066Y2
JPH055066Y2 JP1987150129U JP15012987U JPH055066Y2 JP H055066 Y2 JPH055066 Y2 JP H055066Y2 JP 1987150129 U JP1987150129 U JP 1987150129U JP 15012987 U JP15012987 U JP 15012987U JP H055066 Y2 JPH055066 Y2 JP H055066Y2
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JP
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seat
seats
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backrests
gap
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、背凭れを略水平に倒して、車室内に
平らな広い面を形成するようにした自動車用の座
席に関する。
「従来の技術」 従来の自動車用の座席としては、例えば、実開
昭57−72337号公報および実公昭47−39051号公報
に開示されたものがある。
すなわち、前者は、前部座席と後部座席の各バ
ツクシートが荷台面と同高平面に成る如く前倒れ
可能に構成され、シートアジヤスタ機構により、
前部座席を摺動調節して、各バツクシート間に隙
間を開けないようにしているものである。
また、後者は、後部座席の背当に背面パツドを
内装し、前部座席の背当の表面とにより連続する
面を形成可能なものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の自動車用の座
席では、前者では、シートアジヤスタ機構の摺動
調節量が少ない場合や後部座席のバツクシートの
丈が低い場合では、各バツクシート間の隙間を埋
めることができないため、車種によつては、特別
に、摺動調節量の多いシートアジヤスタ機構や丈
の高いバツクシートを用いる必要があり、コスト
が嵩む要因になる。また、前部座席が両側方向に
分離されているタイプのものでは、前部座席間の
隙間が開いてしまつて、その部分では連続な面を
形成できないで、前部座席のバツクシートの側縁
部に身体が当たつて居心地がよくない。
一方、後者では、前部座席の背当の表面が、ホ
ールド感を良くするために、背当の両側が前方へ
突出しており、形成された連続的に凹凸があつ
て、凹凸の部分に身体が当たつて居心地がよくな
いという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、コストが嵩む要因をなくして、
使い勝手の良い平らで広い面を形成することがで
きるようにした自動車用の座席を提供することを
目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨をす
るところは、 背凭れを略水平に倒して、車室内に平らな広い
面を形成するようにした自動車用の座席におい
て、 車体フロアの前後に、それぞれの背凭れが略水
平に前倒可能な二つの座席を配設し、前側の座席
を両側方向で二以上に分離して構成し、 後部の車体フロアの上面と前倒した二つの座席
の背凭れの裏面とがほぼ同一平面上に位置するよ
うに、二つの座席の背凭れをそれぞれ形成し、 二つの座席の背凭れの裏側および後部の車体フ
ロアにそれぞれパツド材を設け、 後側の座席の背凭れに、背凭れの裏面に沿つて
折畳まれた折畳状態と、前記前倒した二つの座席
の間の隙間及び前側の座席の間の隙間に嵌合して
該隙間を埋めるべく展開した展開状態とに回動可
能に隙間埋め用のパツド材を支持したことを特徴
とする自動車用の座席。
「作用」 着座可能な状態にある二つの座席の背凭れをそ
れぞれ略水平に前倒し、かつ、隙間埋め用のパツ
ド材を展開すると、二つの座席の背凭れの裏面の
間の隙間及び前側の座席の間の隙間に隙間埋め用
のパツド材が嵌合して、二つの座席の背凭れの裏
面及び隙間埋め用のパツド材が相互に滑らかに連
続する。また、後側の座席の背凭れの裏面が後部
の車体フロアの上面に滑らかに連続し、それによ
り、平らで広い面が形成される。
平らで広い面を構成する背凭れの裏側および後
部の車体フロアにはそれぞれパツド材が設けられ
ているので、適度な固さの面ができ、車室内に使
い勝手の良い面を形成することができるものであ
る。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してい
る。
第1図に示すように、車体フロア10には前側
の座席20と後側の座席30とがほぼ同じ高さに
配置されている。後側の座席30の後方の後部の
車体フロア12は、その下端に予備タイヤ14を
格納するために、一般のフロア面より高くなつて
いる。その高くなつた後部の車体フロア12に
は、フオーム材を表皮材で覆つて成るパツド材1
6が載置されている。
前側の座席20は運転席と補助席とから構成さ
れ、運転席と補助席との間にはコンソール部60
が介在している。コンソール部60は座部22と
ほぼ同じ高さになつている。各座部22には背凭
れ24が略水平に前倒可能に枢軸26により枢着
されている。背凭れ24の上端部には、背凭れ2
4の構成部品であるヘツドレスト28が装着され
ている。背凭れ24の裏面25とヘツドレスト2
8の裏面とはほぼ滑らかに連なるようになつてい
る。
前側の座席20と同じように、後側の座席30
は、座席32に背凭れ34が略水平に前倒可能に
枢軸36により枢着されて成る。
前側の座席20の背凭れ24と後側の座席30
の背凭れ34とをそれぞれ前倒した際には、背凭
れ24と背凭れ34との間には隙間が形成されて
いる。
後側の座席30の背凭れ34の上端部には、隙
間埋め用のパツド材50の上端基部52がヒンジ
54により回動可能に枢着されている。隙間埋め
用のパツド材50は、略T字状に形成され、フオ
ーム材を表皮材で覆つて成る。隙間埋め用のパツ
ド材50は、展開した際に背凭れ24,34間の
隙間に嵌合する上端基部52と、該上端基部52
の中央から突出して両背凭れ24間の隙間に嵌合
する突出部56とから成る。
後部の車体フロア12に載置されたパツド材1
6の前端部18に滑らかに連続するように、略水
平に前倒した後側の座席30の背凭れ34の裏面
35が形成されている。
第4図は、前側の座席20および後側の座席3
0の一部を破談した断面図を示している。前側の
座席20および後側の座席30の要部の構成はほ
ぼ同一であり、以下、前側の座席20の構成を代
表して説明し、後側の座席30の構成の説明を省
略する。
前側の座席20の背凭れ24の裏側27には、
フオーム材を表皮材で覆つて成るパツド材29が
設けられ、裏側27に設けられたパツド材29は
ホールド感をもたせる必要がないことから、その
形状は前側のものの形状より平らである。パツド
材29の表面が背凭れ24の裏面25を成してい
る。
次に作用を説明する。
第3図に示した着座可能な状態では、隙間埋め
用のパツド材50は、背凭れ34の裏面35側に
折り畳まれている。
着座可能な状態にある前側の座席30の背凭れ
24および後側の座席30の背凭れ34をそれぞ
れ略水平に前倒すると、運転席側の背凭れ24と
助手席側の背凭れ24との間に隙間ができるとと
もに、前側の座席20の背凭れ24と後側の座席
30の背凭れ34との間に隙間ができる。このと
き、図2において想像線で示すように、隙間埋め
用のパツド材50は折畳状態にある。
次に、図2において実線で示すように、折畳状
態にある隙間埋め用のパツド材50を展開する
と、運転席側の背凭れ24と助手席側の背凭れ2
4との間の隙間に突出部56が嵌合してコンソー
ル部60を覆うようになるとともに、前側の座席
20の背凭れ24と後側の座席30の背凭れ34
との間の隙間に上端基部52が嵌合する。
それにより、前側の座席20の背凭れ24の裏
面25と後側の座席30の背凭れ34の裏面35
とが隙間埋め用のパツド材50を介して相互に滑
らかに連続する。
さらに、後側の座席30の背凭れ34の裏面3
5が後部の車体フロア12上のパツド材16に滑
らかに連接する。背凭れ24の裏面25と背凭れ
34の裏面35と後部の車体フロア12上のパツ
ド材16とにより平らで広い面が形成される。
背凭れ24の裏面25はパツド材29の表面で
あり、同様に背凭れ34の裏面35もパツド材の
表面であるので、前記平らで広い面は全てパツド
材で覆われ、適度な固さの面を確保することがで
きる。
「考案の効果」 本考案に係る自動車用の座席によれば、前倒し
た前側の座席の両背凭れの間の隙間及び前側の座
席の背凭れと後側の座席の背凭れとの間の隙間に
隙間埋め用のパツド材が嵌合して、平らで広く適
切な固さの面を形成することができ、ベツド等に
用いた際には極めて居心地が良く、使い勝手の良
いものにすることができる。また、隙間埋め用の
パツド材の形状を適宜変えることにより、種々の
座席の形状や大きさに対応することができ、コス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図は自動車用の座席の配置を示す全体斜
視図、第2図および第3図は作用説明図、第4図
は座席の一部断面図である。 10……車体フロア、12……後部の車体フロ
ア、16……パツド材、20……前側の座席、2
4……背凭れ、25……裏面、29……パツド
材、30……後側の座席、34……背凭れ、35
……裏面、39……パツド材、50……隙間埋め
用のパツド材、52……上端基部、56……突出
部、60……コンソール部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 背凭れを略水平に倒して、車室内に平らな広い
    面を形成するようにした自動車用の座席におい
    て、 車体フロアの前後に、それぞれの背凭れが略水
    平に前倒可能な二つの座席を配設し、前側の座席
    を両側方向で二以上に分離して構成し、 後部の車体フロアの上面と前倒した二つの座席
    の背凭れの裏面とがほぼ同一平面上に位置するよ
    うに、二つの座席の背凭れをそれぞれ形成し、 二つの座席の背凭れの裏側および後部の車体フ
    ロアにそれぞれパツド材を設け、 後側の座席の背凭れに、背凭れの裏面に沿つて
    折畳まれた折畳状態と、前記前倒した二つの座席
    の間の隙間及び前側の座席の間の隙間に嵌合して
    該隙間を埋めるべく展開した展開状態とに回動可
    能に隙間埋め用のパツド材を支持したことを特徴
    とする自動車用の座席。
JP1987150129U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH055066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987150129U JPH055066Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987150129U JPH055066Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6452952U JPS6452952U (ja) 1989-03-31
JPH055066Y2 true JPH055066Y2 (ja) 1993-02-09

Family

ID=31422991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987150129U Expired - Lifetime JPH055066Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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JP (1) JPH055066Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613706Y2 (ja) * 1980-10-21 1986-02-05

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Publication number Publication date
JPS6452952U (ja) 1989-03-31

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