JP2001001842A - 便器付車両用シートクッション - Google Patents

便器付車両用シートクッション

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JP2001001842A
JP2001001842A JP11174820A JP17482099A JP2001001842A JP 2001001842 A JP2001001842 A JP 2001001842A JP 11174820 A JP11174820 A JP 11174820A JP 17482099 A JP17482099 A JP 17482099A JP 2001001842 A JP2001001842 A JP 2001001842A
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JP
Japan
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seat
cushion
fixed
toilet
cushion body
Prior art date
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Pending
Application number
JP11174820A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Saotome
毅 五月女
Motoki Kimura
基樹 木村
Minoru Iwami
実 石水
Seishiro Saito
晴志朗 齋藤
Hiromasa Kuroda
浩正 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd, Hino Motors Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP11174820A priority Critical patent/JP2001001842A/ja
Publication of JP2001001842A publication Critical patent/JP2001001842A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】便器付車両用シートクッションにおいて、便座
のスペースを最大限に確保できるようにすることであ
る。 【構成】シートバック(SB)の下方に位置する固定ク
ッション体(2)と、その前方に配設した可動クッショ
ン体(1)と、可動クッション体(1)の下方に設けた
便座(3)と、この便座(3)をクッションフレーム
(8)に支持する支持プレート(5)と、開口端縁を前
記便座(3)と支持プレート(5)で挟持する収納袋
(4)とから構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に便器を備え
た車両用シートのシートクッション(座部)構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】便器付の車両用シートには、リクライニ
ング装置によってシートバック(背凭部)を傾動自在に
取付けたもの(例えば 特開平9ー2171号公報な
ど)が開示されている。
【0003】このリクライニング装置付の車両用シート
は、シートバックが前後方向に傾動するために、例えば
シートバックを後傾させるとシートバックの下端部とシ
ートクッションの後端部との間に間隙が生じ、この間隙
によりシートの外観品質等が損なわれる不具合がある。
【0004】ところで、シートバックはその前面である
着座面側が着座者の上半身をホールドし易いように、左
右のサイド部が前方に突出し、中央部が凹窪状に形成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記シートバ
ックの左右のサイド部が前方に突出し、リクライニング
装置によって前記間隙が生じないようにシートクッショ
ンに取付けると、シートクッションに取付ける便座はシ
ートクッションの前側に配設せざるを得ない。
【0006】そのため、便座の設置面積が狭いために、
便座が小さくなり、使用性が悪くなる。
【0007】そこで、本発明は斯様にシートバックがリ
クライニング装置を介して取付ける便座付シートクッシ
ョンにおいて、便座の使用性を向上させることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、シートバックの下方に延設して固定する
固定クッション体と、この固定クッション体の前方に配
設して起立可能にクッションフレームに取付けた可動ク
ッション体と、該可動クッション体の下方に配設した便
座と、この便座を支持してクッションフレーム上に固着
した支持プレートと、この支持プレートと前記メイン便
座とに開口端縁を挟持してアンダートレイに収納される
収納袋とから構成してなるものである。
【0009】そのため、固定クッション体を後方に配設
したので、便座がシートバック側に位置することにな
り、便座のスペースを最大限に確保できるし、シートバ
ックの下端部とシートクッションの後端部との間に、シ
ートの外観を損なう隙間が発生しない。
【0010】また、前記便座は、支持プレートに回動自
在に枢着することにより収納袋の取替が容易になる。
【0011】更に、前記支持プレート上に、上下方向に
凹凸部を有するワイヤを固定し、該ワイヤと前記便座と
で収納袋の開口端縁を挟持することにより、ワイヤに弾
力が生じ、収納袋の取付性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は自動車用シートのアシス
タントシートを便器として使用する状態を示し、図中
(SB)はシートバック、(B)はセンターコンソー
ル、(1)はシートクッションを構成する可動クッショ
ン体、(2)は同固定クッション体を各々示す。
【0013】前記シートバック(SB)はリクライニン
グ装置によってシートクッション側に傾動自在に取付け
られている。図中(81)はリクライニング装置及びシ
ートクッションの下部を被覆するガーニッシュを示す。
このシートバック(SB)は乗員の上半身のホールド性
を向上するために前面である着座面の下部左右が前方に
突出し、中央が凹窪状に形成されている。
【0014】固定クッション体(2)はシートバック
(SB)の下端面下方に配設され、シートクッションを
構成するクッションフレームに固定されている。
【0015】可動クッション体(1)は、図示するよう
に起立状に回動して便器の使用状態でアームレストとし
て使用できるように、センターコンソール(B)側に取
付けられている。
【0016】以上の可動クッション体(1)は、図3乃
至図5に示すように、発泡体製パッド(10)と、この
パッド(10)の底面に接着したベニヤ板などの剛性板
(11)から構成され、パッド(10)は表皮(10
A)によって被覆されている。
【0017】そして、可動クッション体(1)をクッシ
ョンフレーム(8)に回動自在に取付けるために、剛性
板(11)には金具(11A)(11A)が固定され、
この金具(11A)(11A)とクッションフレーム
(8)上に固着した支持プレート(5)とを蝶番(1
2)(12)で連結している。
【0018】また、剛性板(11)の外面にはティッシ
ュペーパーなどの収納部(15)が設けてある。
【0019】前記固定クッション体(2)は、発泡体製
のパッド(20)とベニヤ板などの剛性板(21)とか
ら構成されており、パッド(20)は図4に示すように
表皮(20A)で被覆され、クッションフレーム(8)
に固定されている。
【0020】従って、シートクッションのクッション
は、前記可動クッション体(1)と固定クッション体
(2)とから構成され、可動クッション体(1)と固定
クッション体(2)の境界は、シートバック(SB)の
前面における下端縁の形状に一致するように弧状に形成
され、また、シートバック(SB)が起立状態において
そのシートバック(SB)の下端縁の真下に可動クッシ
ョン体(1)と固定クッション体(2)の境界が位置す
るように構成されている。
【0021】従って、シートバック(SB)を後倒して
も固定クッション体(2)の上面が露出するが、シート
バックの後倒状態において、シートバック(SB)の下
端部とシートクッションの固定クッション体(2)との
間にシートの美感を損なう隙間が発生することがない。
【0022】以上の可動クッション体(1)の下方に
は、便座(3)が設けてあり、図1に示すように可動ク
ッション体(1)を起立状に回動すると、便座(3)が
露出して、便器としての使用状態になるように構成され
ている。
【0023】便座(3)は、便座パッド(30)、ベニ
ヤ板などの剛性板(31)、木材などの支持板(32)
を相互に接着したもので、便座(3)の中央には通孔が
形成されている。
【0024】この便座(3)は、クッションフレーム
(8)に溶接した金属製の支持プレート(5)に支持さ
れ、便座(3)は支持プレート(5)の側部側に、蝶番
(33)(33)で、起立状状態の可動クッション体
(2)方向に回動可能に枢着されている。
【0025】従って、便座(3)は、起立状態(図1)
の可動クッション体(2)側に跳ね上げることができ、
この跳ね上げ状態で図中(4)に示す収納袋を取替可能
となるように形成されている。
【0026】収納袋(4)は、ポリ塩化ビニール袋など
の防水性を有する袋で、その内部に消臭剤などが収容す
るのが好ましく、開口端縁は、図3、図4に示すよう
に、支持プレート(5)上に固着したワイヤ(7)と前
記便座(3)によって挟持され、アンダートレイ(9)
内に収納されている。
【0027】ワイヤ(7)は、環状で上下方向に弾性を
有するように凹凸部が形成され、収納袋(6)の開口端
縁を確実に挟持するように形成されている。
【0028】図2乃至図4は、アシスタントシートとし
ての使用状態を示し、前記クッションフレーム(8)は
レッグ(80)によって車床側に固定されて、左右のレ
ッグ(80)間にアンダートレイ(9)が前方に引き出
し可能に取付けられている。
【0029】図中(60)は、支持プレート(5)の開
口端縁に装着して収納袋(4)のワイヤ(7)、便器
(3)等に対する干渉個所の損傷を防止するゴム系合成
樹脂製の保護片を示す。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、固定クッシ
ョン体と可動クッション体とから便器付のシートクッシ
ョンが構成されているため、シートバックをリクライニ
ングして後倒してもシートクッションとシートバックと
の間に、シートの外観品質を損なう隙間が発生しない。
【0031】加えて、可動クッション体がシートバック
側に近接されているため、可動クッション体の下方に配
設した便座のスペースが大になり、便座を最大限に確保
できる。
【0032】本発明の請求項2によれば、収納袋の取替
を容易に行うことができる。
【0033】本発明の請求項3によれば、ワイヤの弾性
によって収納袋を確実に挟持でき、車両の振動等によっ
て取り外されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便器としての使用状態を示す斜視図で
ある。
【図2】車両用シートとしての使用状態を示す平面図で
ある。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】図2のIVーIV線断面図である。
【図5】本発明の要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
SB シートバック 1 可動クッション体 2 固定クッション体 3 便座 4 収納袋 5 支持プレート 7 ワイヤ 8 クッションフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 基樹 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車工業株式会社内 (72)発明者 石水 実 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 齋藤 晴志朗 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 黒田 浩正 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 Fターム(参考) 2D037 AD00 AD15 3D024 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの下方に延設して固定する
    固定クッション体と、 この固定クッション体の前方に配設して起立可能にクッ
    ションフレームに取付けた可動クッション体と、 該可動クッション体の下方に配設した便座と、 前記の便座を支持しクッションフレーム上に固着した支
    持プレートと、 この支持プレートと前記便座とに開口端縁を挟持してア
    ンダートレイに収納される収納袋と、 から構成してなる便器付車両用シートクッション。
  2. 【請求項2】 前記便座は、支持プレートに回動自在に
    枢着してなる請求項1記載の便器付車両用シートクッシ
    ョン。
  3. 【請求項3】 前記支持プレート上に、上下方向に凹凸
    部を有するワイヤを固定し、該ワイヤと前記便座とで収
    納袋の開口端縁を挟持してなる請求項1記載の便器付車
    両用シートクッション。
JP11174820A 1999-06-22 1999-06-22 便器付車両用シートクッション Pending JP2001001842A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1358087B2 (de) 2001-02-06 2009-06-17 KEIPER GmbH & Co. KG Beschlag für einen fahrzeugsitz
GB2459139A (en) * 2008-04-12 2009-10-14 Stella Igweh Car seat with concealed potty
CN105292015A (zh) * 2015-11-26 2016-02-03 刘高荣 汽车座椅坐便器
CN108128222A (zh) * 2016-03-14 2018-06-08 郑州游爱网络技术有限公司 一种带有电动马桶的汽车用座椅

Cited By (5)

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CN108128222B (zh) * 2016-03-14 2020-10-27 瑞安市丹赫汽车配件有限公司 一种带有电动马桶的汽车用座椅

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