JP2023004166A - 乗物用シート - Google Patents

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【課題】シートバックの後傾に伴う着座位置の調整をより高い自由度で行うことが可能な乗物用シートを提供すること。【解決手段】着座部となるシートクッション3と、シートクッション3の着座面より高い位置にリクライニングヒンジセンタC1を備えるリクライニング可能なシートバック2と、を有する乗物用シート1であり、更に、シートクッション3の着座者の尻部を支える天板部31を前上方向に動かすことで、天板部31と後傾したシートバック2との間の段差を緩和する天板駆動部9を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、着座部となるシートクッションと、シートクッションの着座面より高い位置にリクライニングヒンジセンタを備えるリクライニング可能なシートバックと、を有する乗物用シートに関する。
車両用シートにおいて、シートバックの後傾と共にシートクッションの着座面を持ち上げることで、着座者の背ずれを防止する構成が知られている(特許文献1)。具体的には、シートバックとシートクッションとに跨って面状体が架橋されており、シートバックの後傾により面状体が引張られることで、シートクッションの着座面が引き上げられる構成とされる。
特開2019-10976号公報
上記従来技術では、シートクッションの着座面が、シートバックの後傾角に応じた位置にしか動かされない。そのため、着座者の好みに応じた自由度の高い位置調整を行うことができない。そこで、本発明は、シートバックの後傾に伴う着座位置の調整をより高い自由度で行うことが可能な乗物用シートを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
すなわち、本発明の乗物用シートは、着座部となるシートクッションと、シートクッションの着座面より高い位置にリクライニングヒンジセンタを備えるリクライニング可能なシートバックと、を有する。この乗物用シートは、シートクッションの着座者の尻部を支える天板部を前上方向に動かすことで、天板部と後傾したシートバックとの間の段差を緩和する天板駆動部を有する。
上記構成によれば、天板駆動部により、シートクッションの天板部を、後傾したシートバックと干渉させにくいように前上方向に動かすことができる。それにより、天板部と後傾したシートバックとの間の段差を着座者の好みに応じて緩和することができる。その結果、シートバックの後傾に伴う着座位置の調整をより高い自由度で行うことができる。
また、本発明の乗物用シートは、更に次のように構成されていても良い。シートクッションが、上記天板部と、天板部とは分割されてシートバックの直下に潜り込む後端部と、を有し、後端部を残して天板部が天板駆動部により動かされる。
上記構成によれば、天板部を、後傾したシートバックとより干渉させにくいように前上方向に動かすことができる。
また、本発明の乗物用シートは、更に、天板部の後端部との対向面から下方に引き込まれるように被せられて、天板部が天板駆動部により前上方向に動かされた際に後端部との間に露出する部分を被覆する面状の目隠しカバーを有するように構成されても良い。
上記構成によれば、目隠しカバーにより、シートクッションの外観を崩すことなく天板部を後端部に対して前上方向に動かすことができる。
第1の実施形態に係るシートの概略構成を表す斜視図である。 シートクッションの天板部を外した分解斜視図である。 図1のIII-III線断面図である。 シートバックが後傾した状態を表す図3に対応する断面図である。 更に、シートクッションの天板部が前上方向に動かされた状態を表す図4に対応する断面図である。 図5に対応する天板部の側部の状態を表す図1のVI-VI線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(シート1の概略構成)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシート(乗物用シート)1の構成について、図1~図6を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」等、各方向に「シート」を付して示す場合には、後述するシート1の向きを基準とした方向を指すものとする。また、以下の説明において、具体的な参照図を示さない場合、或いは参照図に該当する符号がない場合には、図1~図6のいずれかの図を適宜参照するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るシート1は、3列座席を備えた自動車の2列目の左側座席として構成される。シート1は、着座者の背凭れ部を成すシートバック2と、着座部を成すシートクッション3と、頭凭れ部を成すヘッドレスト4と、を備える。
シートバック2は、その左右両サイドの下端部分が、それぞれ、電動式のリクライナ5を介してシートクッション3の左右両サイドの後端部分に連結されている。それにより、シートバック2は、各リクライナ5の動作に伴って、シートクッション3に対する背凭れ角度をシート前後方向に自由に調節することができる構成とされる。
上記シートバック2の背凭れ角度の調節は、各リクライナ5の略中心部を通るリクライニングヒンジセンタC1のまわりに行われる。リクライニングヒンジセンタC1は、シートクッション3の着座面よりも高い位置に設定されている。
シートクッション3は、車両のフロア上に図示しない電動式のスライド機構を介して連結されている。それにより、シートクッション3は、図示しないスライド機構の動作に伴って、フロアに対する前後方向の位置を調節することができる構成とされる。ヘッドレスト4は、シートバック2の上部に装着されている。
上記シート1は、更に、シートクッション3の左右両側部から立板状に立ち上がる左右一対の側壁6と、各側壁6の上面に沿って形成された着座者の肘置き部を成す左右一対のアームレスト7と、を備える。また、シート1は、着座者の足置き部となる電動式のオットマン8を備える。オットマン8は、シートクッション3の前部に連結されている。
オットマン8は、着座者による電動操作により、シートクッション3の前側部に沿って格納される状態と、シートクッション3の前方へ上向きに延び出すように展開される状態と、に切り替え可能とされる。オットマン8は、前方に展開されることで、着座者の足部を下方から持ち上げて前方に投げ出させた姿勢状態に保持する。
したがって、シートバック2を後傾させ、かつ、オットマン8を前方に展開することにより、着座者が上向きに寝転がるようなリラックス姿勢をとることができる。しかし、シートバック2の後傾により、シートバック2の背凭れ面とシートクッション3の着座面との間には、座り心地を悪化させる段差Sが形成されてしまう(図4参照)。シートバック2のリクライニングヒンジセンタC1がシートクッション3の着座面よりも高い位置に設定されているためである。
上記段差Sにより、着座者の腰部がシートバック2の背凭れ面により高い位置で支えられる一方、尻部がシートクッション3の着座面によりも低い位置で支えられる状態となり、座り心地が悪化する。そこで、本実施形態に係るシート1は、図5に示すように、上記リラックス姿勢時にシートクッション3の天板部31を前上方向に動かすことにより、シートバック2とシートクッション3との間の段差S(図4参照)を緩和することができる電動式の天板駆動部9を備える構成とされる。
(シート1の各部の構成)
以下、シート1の各部の具体的な構成について説明する。先ず、図3を参照しながらシートバック2の構成について説明する。シートバック2は、その骨格を成す金属製のバックフレーム2Fと、バックフレーム2Fの前部に組み付けられて着座者の背部を後方から弾性的に支持する発泡ウレタン製のバックパッド2Pと、を有する。また、シートバック2は、上記バックパッド2Pとバックフレーム2Fとに上方から被せられてシートバック2の表面全体を覆うファブリック製のバックカバー2Cを有する。
バックフレーム2Fは、シートバック2の周縁に沿って延びる正面視枠形状に組まれた構成とされる。バックフレーム2Fの両枠側部間には、シート幅方向に延びる丸パイプ状の補強パイプ2Fpが一体的に架橋されている。補強パイプ2Fpは、バックフレーム2Fの両枠側部間の高さ方向の中央よりも低い領域に架橋されている。
バックパッド2Pは、バックフレーム2Fの枠全体に前方から被せられるように組み付けられる。それにより、バックパッド2Pは、その上下左右の各周縁部が、バックフレーム2Fの枠の外周面にも被せられるようにセットされる。バックカバー2Cは、下向きに開口する袋形状に形成されている。
バックカバー2Cは、バックパッド2Pをバックフレーム2Fに組み付けた後、これらに上方から被せられて張設されている。それにより、バックカバー2Cは、バックパッド2Pをバックフレーム2Fに押さえ付けて位置固定した状態に保持する。
シートクッション3は、図2~図3に示すように、その骨格を成す金属製のクッションフレーム3Fと、クッションフレーム3Fの上部に組み付けられて着座者の尻部を下方から弾性的に支持する発泡ウレタン製のクッションパッド3Pと、を有する。また、シートクッション3は、上記クッションパッド3P及びクッションフレーム3Fに上方から被せられてシートクッション3の表面全体を覆うファブリック製のクッションカバー3Cを有する。
クッションフレーム3Fは、図2に示すように、シートクッション3の本体部の骨格を成す本体フレーム3Faと、シートクッション3の天板部31の骨格を成す可動フレーム3Fbと、を有する。本体フレーム3Faは、シートクッション3の周縁に沿って延びる平面視枠形状に組まれた構成とされる。
可動フレーム3Fbも同様に、天板部31の周縁に沿って延びる平面視枠形状に組まれた構成とされる。可動フレーム3Fbは、本体フレーム3Faに対し、本体フレーム3Faの下部に設けられた天板駆動部9を介して上下移動することができるように組み付けられている。
具体的には、可動フレーム3Fbは、図3に示すように、天板駆動部9により、その枠前部よりも前側の位置に設定された回動中心C2のまわりに上下移動することができるように本体フレーム3Faに組み付けられている。可動フレーム3Fbは、通常時は、その両枠側部が本体フレーム3Faの両枠側部上に接地する位置にて保持される(図3の状態)。
可動フレーム3Fbは、図5に示すように、天板駆動部9により下方から押し上げられる力を受けることにより、回動中心C2のまわりに本体フレーム3Faに対して引き上げられる方向に回転する。上記回転により、可動フレーム3Fbは、天板部31を持ち上げて前上方向に移動させる。天板駆動部9は、具体的な図示は省略されているが、電動モータと、電動モータからの駆動力の伝達を受けて可動フレーム3Fbを上下動させるように動作するリンク機構等の動作機構と、を備える構成とされる。
図3に示すように、シートクッション3は、着座者の尻部を支える天板部31と、天板部31の後側に位置する後端部32と、に前後に2分割された分割とされる。天板部31は、シートクッション3の着座者のヒップポイントHPに対応する位置より後側かつシートバック2のリクライニングヒンジセンタC1より前側の位置より前側のクッション部を成す。天板部31は、前述した天板駆動部9によりシートクッション3の本体部に対して上下移動可能なように設けられた構成とされる。
後端部32は、シートバック2の直下に潜り込む後端側のクッション部を成す。後端部32は、シートクッション3の本体部に対して一体的に固定された構成とされる。天板部31は、通常時、前述した可動フレーム3Fbが本体フレーム3Faの上部に接地している状態(図3の状態)では、その着座面となる上面が後端部32の上面と略面一状の面を成す状態とされる。
天板部31は、図5に示すように、可動フレーム3Fbが天板可動部により回動中心C2のまわりに引き上げられることで、後端部32を残して前上方向に動かされる。それにより、天板部31は、着座者の尻部を持ち上げて、尻部を支える上面と後傾したシートバック2の背凭れ面との間の段差Sを緩和する。
図3に示すように、クッションパッド3Pは、天板部31のクッションを成す天板パッド3Paと、後端部32のクッションを成す後端パッド3Pbと、を有する。天板パッド3Paは、可動フレーム3Fbの上部に組み付けられる。後端パッド3Pbは、本体フレーム3Faの枠後部を成すシート幅方向に延びる丸パイプ部分の上部に組み付けられる。
クッションカバー3Cは、天板部31のカバーを成す天板カバー3Caと、後端部32のカバーを成す後端カバー3Cbと、を有する。天板カバー3Caは、天板パッド3Paを可動フレーム3Fbに組み付けた後、天板パッド3Paに上方から被せられる。そして、天板カバー3Caは、その前後左右の各周縁部が、可動フレーム3Fbの裏側(下側)へと引き込まれて可動フレーム3Fbに止着される。それにより、天板カバー3Caは、天板パッド3Paを可動フレーム3Fbに押さえ付けて位置固定した状態に保持する。
後端カバー3Cbは、後端パッド3Pbを本体フレーム3Faの枠後部に組み付けた後、後端パッド3Pbに上方から被せられる。そして、後端カバー3Cbは、その前後左右の各周縁部が、本体フレーム3Faの枠後部の裏側(下側)へと引き込まれて本体フレーム3Faに止着される。それにより、後端カバー3Cbは、後端パッド3Pbを本体フレーム3Faの枠後部に押さえ付けて位置固定した状態に保持する。
上記構成により、シートクッション3は、天板部31が後端部32に対して独立して上下移動することができるように分割された構成とされる。天板部31には、天板部31が後端部32に対して前上方向に引き上げられた際に、後端部32との間に形成される隙間から中が見えてしまうことを防止する目隠しカバー3Dが設けられている。
目隠しカバー3Dは、天板部31の後側面を覆う天板カバー3Caの後側面の下方側端末に沿った近傍箇所からシート幅方向の全域に亘って下方に垂れ下がる形に設けられている。目隠しカバー3Dは、その上縁が天板カバー3Caの上記箇所に縫合され、下縁がその直下位置で不図示のゴムバンドを介して本体フレーム3Faに止着されている。
それにより、目隠しカバー3Dは、上記不図示のゴムバンドを介して常時下方に引張られる力を受けた状態とされる。そしてそれにより、目隠しカバー3Dは、図3に示すように、通常時、天板部31の上面が後端部32の上面と面一状を成す状態の時には、ゴムバンドにより下方に引き込まれた状態に保持される。
しかし、目隠しカバー3Dは、図5に示すように、天板部31が前上方向に引き上げられることにより、上記ゴムバンドの張力に抗して前上方向に引張られ、後端部32との間に形成される隙間を面状に被覆する。目隠しカバー3Dは、図6に示すように、天板部31の左右の各側面を覆う天板カバー3Caの左右の各側面の下方側端末に沿った近傍箇所からもシート前後方向の略全域に亘って下方に垂れ下がる形に設けられている。
具体的には、目隠しカバー3Dは、その上縁が天板カバー3Caの上記各箇所に縫合され、下縁がそれぞれの直下位置で不図示のゴムバンドを介して本体フレーム3Faに止着されている。それにより、目隠しカバー3Dは、上記不図示のゴムバンドを介して常時下方に引張られる力を受けた状態とされる。そしてそれにより、目隠しカバー3Dは、通常時、天板部31の上面が後端部32(図3参照)の上面と面一状を成す状態の時には、ゴムバンドにより下方に引き込まれた状態に保持される。
しかし、目隠しカバー3Dは、図6に示すように、天板部31が前上方向に引き上げられることにより、上記ゴムバンドの張力に抗して前上方向に引張られる。それにより、目隠しカバー3Dは、天板部31の引き上げに伴って天板部31の各側部と各側壁6との間の隙間が部分的に広がることがあっても、これらの隙間から中が見えてしまうことがないように各側部の下方の隙間を面状に被覆する。
図5に示すように、上記シート1は、シートバック2を後傾させ、かつ、シートクッション3の天板部31を前上方向に移動させたリラックス姿勢へと切り替えられることにより、着座者の身体を座り心地の良い寝転がり姿勢で支えることができる。詳しくは、天板部31の引き上げによって尻部の支持位置が引き上げられることにより、図4で前述したシートバック2との間に形成されていた段差Sが緩和される。
そのため、上記段差Sがある場合に着座者の腰部がシートバック2の下部領域に強く押し付けられることとなる押圧力が緩和される。したがって、着座者の背部がシートバック2内を横切る補強パイプ2Fpに強く押し付けられることが防止される。その結果、着座者が不快な異物感を感じにくい快適な座り心地でリラックス姿勢をとることができる。
上記天板部31は、シートバック2の直下に潜り込む後端部32とは分割されて、シートバック2の後傾動作に連動することなく単独で前上方向に移動することができる構成とされる。したがって、天板部31を、シートバック2の後傾後に限らず、シートバック2の後傾前や後傾動作時にもシートバック2と干渉させることなく前上方向に移動させることができる。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るシート1は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、乗物用シート(1)は、着座部となるシートクッション(3)と、シートクッション(3)の着座面より高い位置にリクライニングヒンジセンタ(C1)を備えるリクライニング可能なシートバック(2)と、を有する。この乗物用シート(1)は、シートクッション(3)の着座者の尻部を支える天板部(31)を前上方向に動かすことで、天板部(31)と後傾したシートバック(2)との間の段差(S)を緩和する天板駆動部(9)を有する。
上記構成によれば、天板駆動部(9)により、シートクッション(3)の天板部(31)を、後傾したシートバック(2)と干渉させにくいように前上方向に動かすことができる。それにより、天板部(31)と後傾したシートバック(2)との間の段差(S)を着座者の好みに応じて緩和することができる。その結果、シートバック(2)の後傾に伴う着座位置の調整をより高い自由度で行うことができる。
また、シートクッション(3)が、上記天板部(31)と、天板部(31)とは分割されてシートバック(2)の直下に潜り込む後端部(32)と、を有し、後端部(32)を残して天板部(31)が天板駆動部(9)により動かされる。上記構成によれば、天板部(31)を、後傾したシートバック(2)とより干渉させにくいように前上方向に動かすことができる。
また、乗物用シート(1)は、更に、天板部(31)の後端部(32)との対向面から下方に引き込まれるように被せられて、天板部(31)が天板駆動部(9)により前上方向に動かされた際に後端部(32)との間に露出する部分を被覆する面状の目隠しカバー(3D)を有する。上記構成によれば、目隠しカバー(3D)により、シートクッション(3)の外観を崩すことなく天板部(31)を後端部(32)に対して前上方向に動かすことができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の乗物用シートは、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機・船舶等の車両以外の乗物に適用されるものであっても良い。また、乗物用シートは、シートクッションの両側部にアームレストを支える立壁を備えないタイプの構成であっても良い。
2.天板駆動部により動かされるシートクッションの天板部は、着座者の尻部を支える領域を含む構成であれば良く、シートクッション全体の着座面を構成するものであっても良い。すなわち、天板部は、シートバックの直下に潜り込むシートクッションの後端部と一体を成すものであっても良い。また、天板部は、シートクッションの周囲部と分割されて、周囲部を残して着座者の尻部を上げ下げ可能に支える構成とされていても良い。
天板駆動部により天板部を前上方向に動かす動作機構は、天板部を単一軸まわりの回転により上げ下げするものの他、4節リンク式やパンタグラフ式等のリンク機構の動作により上げ下げするものや、ピンを長孔に沿って摺動させる摺動構造により上げ下げするものであっても良い。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fp 補強パイプ
2P バックパッド
2C バックカバー
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3Fa 本体フレーム
3Fb 可動フレーム
3P クッションパッド
3Pa 天板パッド
3Pb 後端パッド
3C クッションカバー
3Ca 天板カバー
3Cb 後端カバー
3D 目隠しカバー
31 天板部
32 後端部
4 ヘッドレスト
5 リクライナ
6 側壁
7 アームレスト
8 オットマン
9 天板駆動部
S 段差
C1 リクライニングヒンジセンタ
HP ヒップポイント
C2 回動中心

Claims (3)

  1. 着座部となるシートクッションと、該シートクッションの着座面より高い位置にリクライニングヒンジセンタを備えるリクライニング可能なシートバックと、を有する乗物用シートであって、
    前記シートクッションの着座者の尻部を支える天板部を前上方向に動かすことで、該天板部と後傾した前記シートバックとの間の段差を緩和する天板駆動部を有する乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記シートクッションが、前記天板部と、該天板部とは分割されて前記シートバックの直下に潜り込む後端部と、を有し、該後端部を残して前記天板部が前記天板駆動部により動かされる乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    更に、前記天板部の前記後端部との対向面から下方に引き込まれるように被せられて、前記天板部が前記天板駆動部により前上方向に動かされた際に前記後端部との間に露出する部分を被覆する面状の目隠しカバーを有する乗物用シート。
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