JP5499870B2 - 座席 - Google Patents

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Description

本発明は、座面部に対して背もたれ部が傾動可能に構成された座席に関する。
従来、座面部であるシートクッションを前部と後部とに分割して、この分割した後部を上下移動可能とする調整機構を設けた座席が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この従来の座席によれば、分割した後部を、レバー操作によって上方に移動することにより、着座した人の背中が丸まりにくくなる。
特開平8−126548号公報(第3頁、図2)
ここで、着座した人の背筋を伸ばすという観点では、着座した人の尾骨に対応する部分を集中的に持ち上げて尾骨部分の支持圧を高くすることが効果的であることが確かめられている。しかし、前述した従来の座席では、上下移動する箇所は、シートクッションの後部のほぼ全幅に亘る広い領域であり、着座した人の臀部全体が持ち上がるため、効果的に着座した人の背筋を伸ばすことが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、かかる従来の実情に鑑みて、着座した人の背筋を効率良く伸ばして着座姿勢を適正にすることができる座席を提供するものである。
本発明の座席は、座面部と背もたれ部とを備え、該背もたれ部は前記座面部に傾動可能に支持され、座面部の後部の幅方向中央部に、着座した人の尾骨位置に対応した尾骨支持部を設定し、背もたれ部の傾動に連動して尾骨支持部の支持圧を可変させる尾骨支持圧可変機構を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、尾骨位置に対応した尾骨支持部の支持圧が、背もたれ部の傾動に連動して可変する。従って、尾骨支持部の支持圧を高くすることによって、着座した人の骨盤が前方に押し出されて尾骨が相対的に持ち上がった状態となるため、着座した人の背筋を効率良く伸ばして着座姿勢を適正にすることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる座席を模式的に示す側断面図である。 図2は、図1に示す座席の座面部を模式的に示す平面図である。 図3は、図1に示す座席の作動状態を模式的に示す側面図である。 図4は、図1に示す座席に備わる尾骨支持圧可変機構の作動状態を拡大して模式的に示す側面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態にかかる座席を模式的に示す側断面図である。 図6は、図5に示す座席の座面部を模式的に示す平面図である。 図7は、図5に示す座席の作動状態を模式的に示す側面図である。 図8は、図5に示す座席に備わる尾骨支持圧可変機構および座骨支持圧可変機構の作動状態を拡大して模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、座席として車両用シートを例にとって示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1から図4は、本発明にかかる座席の第1の実施形態を示し、この実施形態の座席1は、図1および図3に示すように、着座した人である着座人Mが着座する座面部としてのシートクッション2と、このシートクッション2の後方端部に位置して前後の傾動が可能となった背もたれ部としてのシートバック3と、を主たる構成要素として備えている。なお、以下に説明するにあたって、着座人Mの胸Ct側(図3中左側)を前方、着座人Mの背中Bk側(図3中右側)を後方として以下説明するものとする。
また、シートバック3の上端部には、着座人Mの頭部Hを支持できるヘッドレスト4が取り付けられており、本実施形態の座席1は、自動車用として用いられる場合を例にとって示してあるが、ヘッドレスト4は、必ずしも必要とはしない。
シートバック3は、シートクッション2との間に図示省略したリクライニング機構が設けられ、そのリクライニング機構を手動(レバー操作)または電動(スイッチ操作)によって作動することにより、シートバック3は、リクライニングシャフト5を中心として起立方向(図3における反時計回り方向、つまり、前方)、および倒し方向(図3における時計回り方向、つまり、後方)に傾動できるようになっている。
シートクッション2は、これに着座人Mが着座した場合、図2に示すように、シートクッション2の幅方向中央(センターラインLc上)の後部に、着座人Mの尾骨Cx(図3参照)位置に対応した尾骨支持部Pcを設定している。なお、シートクッション2の幅方向とは、自動車用の座席である場合は車幅方向となるが、ここでは、着座人Mを主体として左右方向として以下述べることにする。
また、シートクッション2の左右方向両側は、一般座面よりも持ち上がって着座人Mの臀部位置を安定させるサイドサポート部2sとなっている。
ここで、本実施形態では、シートクッション2の後方内部に、シートバック3の起立方向の傾動に連動して着座人Mの尾骨支持部Pcの支持圧を可変させることができる尾骨支持圧可変機構10を設けてある。具体的には、本実施形態では、シートバック3の起立方向の傾動に連動して着座人Mの尾骨支持部Pcの支持圧を高くすることができる。
尾骨支持圧可変機構10は、以下に述べる第1の支軸11、第1の作動プレート12、操作突起13および第1の引張りスプリング14を備えて構成される。
すなわち、尾骨支持圧可変機構10は、図1および図3、図4に示すように、第1の支軸11を備える。この第1の支軸11は、シートクッション2の表面部分に設けられたクッション部2Cの後方部下側で、尾骨支持部Pcとリクライニングシャフト5との間に位置して、シートクッション2の左右方向に沿って、かつ、座席1の設置面であるフロアFrとほぼ平行に配置されている。この第1の支軸11は、シートクッション2のフレームに回転自在に支持してある。
そして、第1の支軸11には、これを中心として所定の回転角の範囲内で上下回動する第1の作動プレート12を固定してある。そして、その第1の作動プレート12の後端部12aは、第1の支軸11から後方に向かってシートバック3の下端部に対応した位置まで延在する。第1の作動プレート12の前端部12bは、第1の支軸11から前方に向かって尾骨支持部Pcに対応した位置まで延在し、その第1の作動プレート12の前端部12bで尾骨支持部Pcを下方から押圧できるようになっている。
一方、シートバック3のシートバックフレーム31には、下端部から下方に向かって操作突起13を突設してあり、該操作突起13の先端は、第1の作動プレート12の第1の支軸11と後端部12aとの間の上面に当接可能となっている。
すなわち、シートバック3が、図3中における二点鎖線で示したように、倒し方向に傾動した位置にあるときは、操作突起13は第1の作動プレート12の第1の支軸11に近い部分に当接しており、その状態からシートバック3が、図3中実線で示すように起立方向に傾動(図3中、矢印b)することにより、操作突起13は第1の作動プレート12の後端部12a方向へと当接しつつ移動(図4、矢印a)するようになっている。
このとき、図4中、二点鎖線で示すように、シートバック3が倒し方向に傾動している状態では、第1の作動プレート12はほぼ水平状態にあり、本実施形態ではこれを基準位置とする。そして、基準位置にある第1の作動プレート12とシートバックフレーム31の下端部との間の距離Lは、シートバック3の起立方向の傾動に伴って短くなるように設定してある。したがって、シートバック3が起立方向に傾動(図3中、矢印b)すると、操作突起13がシートバック3の傾動量に応じて第1の作動プレート12の後端部12a側を押し下げる。
これにより、第1の作動プレート12は、第1の支軸11を中心として図中時計回り方向、つまり、第1の作動プレート12の前端部12bを持ち上げる方向(図4中、矢印c)に回動する。すると、図4中、破線および実線でそれぞれ示すように、前端部12bで尾骨支持部Pcを、てこの原理で下方から押圧して、尾骨支持部Pcの支持圧を高くする。この支持圧の上昇により、尾骨支持部Pc、詳細には尾骨支持部Pcに対応したクッション部2Cは硬くなるが、所定の硬化状態を得るには、本実施形態では、シートバック3のリクライニング角が、たとえば、垂直方向から前方に21度〜25度程度まで起立したときの傾動角となっている。
ところで、このように尾骨支持部Pcの支持圧を高めて硬化させる際、図1および図4中、二点鎖線dで示すように、尾骨支持部Pcが上方に出っ張っても差し支えない。
また、本実施形態の尾骨支持圧可変機構10は、シートバック3の倒し方向の傾動に連動して尾骨支持部Pcの支持圧を低くするように設定してある。
すなわち、シートバック3が倒し方向に傾動した場合には、操作突起13が支軸11方向に近づいて行くため、その操作突起13による第1の作動プレート12の押圧が徐々に解除されて行くのであるが、このとき、第1の作動プレート12は、その押圧解除に伴って基準位置に復帰するように付勢してある。
本実施形態では、第1の作動プレート12の前端部12bとクッションパン2Pとの間に、第1の引張りスプリング14を張設し、この第1の引張りスプリング14の付勢力と、着座人Mの尾骨Cxに作用する自重とが相俟って、第1の作動プレート12が復帰するようになっている。これにより、第1の作動プレート12による尾骨支持部Pcの下方からの押圧力は、第1の作動プレート12の復帰によって解除されることになり、尾骨支持部Pcの支持圧が低くなる。
以上の構成により、第1の実施形態の座席1によれば、シートバック3の傾動によって作動する尾骨支持圧可変機構10を設けたことにより、着座人Mの尾骨Cx位置に対応したシートクッション2の尾骨支持部Pcの支持圧を、シートバック3の起立方向の傾動に連動して可変させることができ、特に本実施形態では、尾骨支持部Pcの支持圧を高くできる。これにより、図3に示すように、その尾骨Cxの支持部分の座面部が硬くなることによって、シートクッション2の柔らかい部分に位置する骨盤Pvが前方に押し出される。したがって、前方に押し出された骨盤Pvに対して尾骨Cxが相対的に持ち上がった状態となるため、着座人Mの背筋Bbを効率良く伸ばすことができる。
ところで、このように背筋Bbが伸びることは、その伸びた背筋Bbを起立したシートバック3で支えることができるため、着座姿勢をより安定させることができ、また、背筋Bbが伸びることによりリフレッシュ効果を高めることができるようにもなる。
また、本実施形態によれば、尾骨支持圧可変機構10は、シートバック3の倒し方向の傾動に連動して尾骨支持部Pcの支持圧が低くなるので、シートバック3を後方に倒したときには、尾骨Cxをシートクッション2により深く潜らせることができるようになる。これにより、倒れたシートバック2に沿って背中Bkを安定的にもたれ掛けることができるため、着座人Mは安楽姿勢をよりとり易くなる。
ところで、本実施形態では、尾骨支持圧可変機構10がシートバック3の傾動に連動しているため、尾骨支持部Pcの支持圧を変化させるために、尾骨支持圧可変機構10を、着座人Mがその都度操作する煩わしさが無くなる。
[第2の実施形態]
図5から図8は、本発明にかかる座席の第2の実施形態を示し、この実施形態の座席1Aが第1の実施形態と主に異なる点は、前記尾骨支持圧可変機構10に加えて、座骨支持圧可変機構20を設けたことにある。なお、本実施形態を説明するにあたって、第1の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
すなわち、本実施形態の座席1Aは、図5および図7、図8に示すように、第1の実施形態で示したと同様の尾骨支持圧可変機構10を設けてあり、さらに、その尾骨支持圧可変機構10に連動して、着座人Mの左右座骨Hk位置に対応した座骨支持部Phの支持圧を、シートバック3の起立方向の傾動に連動して可変させる座骨支持圧可変機構20を設けてある。特に、本実施形態では、座骨支持部Phの支持圧を、シートバック3の起立方向の傾動に連動して低くすることができる。
ところで、シートクッション2に尾骨支持部Pcが存在することを第1の実施形態で述べたが、さらに、シートクッション2には、図6に示すように、尾骨支持部Pcの前方の左右両側に、着座人Mの左右座骨Hk(図7参照)位置に対応した座骨支持部Phを設定している。
もちろん、座骨支持部Phは、シートクッション2のサイドサポート部2sを除いた一般座面に設けられ、本実施形態では、サイドサポート部2sを除いた座面を車幅方向で4等分した場合に、センターラインLcから左右それぞれにほぼ1/4となる位置に座骨支持部Phを設定してある。なお、シートクッション2の大きさの違いによっては、その割合が異なっても良い。
本実施形態の座骨支持圧可変機構20は、シートクッション2のクッション部2Cの下側で、尾骨支持圧可変機構10の前方に設けてある。
尾骨支持圧可変機構10は、第1の実施形態で述べたように、第1の支軸11、第1の作動プレート12、操作突起13および第1の引張りスプリング14によって構成してあり、また、本実施形態で追加する座骨支持圧可変機構20は、以下に述べる第2の支軸21、第2の作動プレート22および第2の引張りスプリング23によって構成してある。
すなわち、座骨支持圧可変機構20は、図5および図7、図8に示すように、尾骨支持圧可変機構10の第1の支軸11よりも所定距離前方で、その第1の支軸11と平行に設けた第2の支軸21を、シートクッション2のフレームに回転自在に支持してある。その第2の支軸21には、これを中心として所定の回転角の範囲内で上下回動する第2の作動プレート22を固定してある。
第2の作動プレート22は、図6に示すように、平面視で、左右方向に延在して支軸21に固定した基部22aと、その基部22aの左右方向中央部から後方に突出する尾骨押圧部22bと、その基部22aの左右両端部から前方に一対突出する座骨押圧部22cと、を設けた形状となっている。
尾骨押圧部22bは、尾骨支持圧可変機構10の第1の作動プレート12の前端部12bの上側に重ねて配置するとともに、その尾骨押圧部22bの後端部が尾骨支持部Pcの下側に位置して、その尾骨支持部Pcを下方から押圧できるようになっている。また、座骨押圧部22cは、その前端部がシートクッション2の座骨支持部Phに位置して、その座骨支持部Phを下方から押圧できるようになっている。
このとき、図8中、2点鎖線実線で示す第2の作動プレート22の初期状態では、尾骨押圧部22bが初期状態にある第1の作動プレート12の前端部12bの上側に重なった状態で、全体的にフロアFrとほぼ平行となっており、尾骨押圧部22bは尾骨支持部Pcを押圧しない状態にあり、また、座骨押圧部22cは座骨支持部Phを押圧した状態にある。
したがって、シートバック3が倒し方向に傾動するときは、第1の作動プレート12とともに第2の作動プレート22もフロアFrとほぼ平行となり、尾骨支持部Pcの支持圧は低くなって柔らかく、かつ、座骨支持部Phの支持圧は高くなって硬くなっている。
そして、シートバック3が、前記倒し方向に傾動した状態から起立方向に傾動すると、第1の実施形態で述べたように、シートバック3の傾動量に応じて操作突起13が第1の作動プレート12の後端部12a側を押圧するようになる。これにより、第1の作動プレート12は、第1の支軸11を中心として前端部12bを持ち上げる方向に回動する。すると、第2の作動プレート22は、図8中、破線および実線でそれぞれ示すように、第1の作動プレート12は、それの前端部12bで第2の作動プレート22の尾骨押圧部22bを押し上げて行く。これにより、第2の作動プレート22は図8中反時計回り方向に回動するため、尾骨押圧部22bは尾骨支持部Pcを上方に押圧するとともに、座骨押圧部22cは座骨支持部Phの押圧を解除しつつ下方に移動する。
したがって、尾骨支持部Pcは、それの支持圧が高くなって硬くなるとともに、座骨支持部Phは、それの支持圧が低くなって柔らかくなる。なお、本実施形態にあっても、尾骨支持部Pcが硬くなり、かつ、座骨支持部Phが柔らかくなるには、シートバック3のリクライニング角を、垂直方向に対して前方に21度〜25度程度の傾動角とすることが好ましい。
このように本実施形態では、第1の作動プレート12の前端部12bに、第2の作動プレート22の尾骨押圧部22bを重ねることにより、尾骨支持圧可変機構10と座骨支持圧可変機構20とが相互に連動するようになっている。
したがって、このように尾骨支持圧可変機構10と座骨支持圧可変機構20とを連動させることにより、尾骨支持部Pcを下方から直接押圧すのは第1の作動プレート12ではなく、その第1の作動プレート12によって押し上げられる第2の作動プレート22となるが、尾骨支持部Pcの支持圧を実質的に管理するのは尾骨支持圧可変機構10であり、座骨支持部Phの支持圧を管理するのは座骨支持圧可変機構20となる。
また、本実施形態の座骨支持圧可変機構20は、シートバック3の倒し方向の傾動に連動して尾骨支持部Pcの支持圧を低くするとともに、座骨支持部Phの支持圧を高くするように設定してある。
すなわち、シートバック3が倒し方向に傾動した場合には、操作突起13による第1の作動プレート12の押圧が解除されて行くとともに、その第1の作動プレート12による第2の作動プレート22の押し上げが解除されて行く。このとき、第1の作動プレート12は、第1の引張りスプリング14により基準位置へと復帰する方向に回動し、これに伴って第2の作動プレート22も基準位置へと復帰する方向に回動する。
したがって、第2の作動プレート22は、支軸21よりも後方側とクッションパン2Pとの間に第2の引張りスプリング23を張設し、その第2の引張りスプリング23の付勢力によって第2の作動プレート22が復帰するようになっている。これにより、第2の作動プレート22の尾骨押圧部22bによる尾骨支持部Pcの下方からの押圧力は解除されて、尾骨支持部Pcの支持圧が低くなるとともに、第2の作動プレート22の座骨押圧部22cで座骨支持部Phを下方から押圧して、座骨支持部Phの支持圧が高くなる。
以上の構成により、第2の実施形態の座席1Aによれば、シートバック3を起立方向に傾動した場合に、尾骨支持圧可変機構10と座骨支持圧可変機構20との共働によって、尾骨支持部Pcの支持圧を高めて硬くできるとともに、座骨支持部Phの支持圧を低くして柔らかくできる。これにより、尾骨支持部Pcが硬くなることで、着座人Mの背筋Bbを効率良く伸ばすことができることは第1の実施形態で述べた。これに加えて座骨支持部Phが柔らかくなることにより、着座人Mの骨盤Pvの下部をクッション部2Cにより深く潜らせて、骨盤Pvの上部を効果的に前方に突き出させることができる。したがって、このように骨盤Pvが前方に突き出ることにより、着座人Mの背筋Bbをより効果的に伸ばすことができる。
そして、このように座骨支持圧可変機構20によって背筋Bbがより効果的に伸びることにより、起立したシートバック3での着座姿勢のさらなる安定化を達成できる。
また、本実施形態によれば、座骨支持圧可変機構20は、シートバック3の倒し方向の傾動に連動して尾骨支持部Pcの支持圧を低くするとともに、座骨支持部Phの支持圧を高くしたので、倒れたシートバック2により安定的にもたれ掛かることができるため、着座人Mは安楽姿勢をさらにとり易くなる。
さらに、本実施形態によれば、尾骨支持圧可変機構10と座骨支持圧可変機構20とを相互に連動したので、全体装置のコンパクト化および軽量化が達成されて、シートクッション2の内部にそれらを収納し易くなる。
ところで、本発明の座席は前記第1および第2の実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。たとえば、自動車の座席に限らず、一般に用いられる椅子も含めて、背もたれ部が傾動可能となった全ての座席に本発明を適用することができる。
1、1A 座席
2 シートクッション(座面部)
3 シートバック(背もたれ部)
10 尾骨支持圧可変機構
20 座骨支持圧可変機構
M 着座人(着座した人)
Cx 尾骨
Pc 尾骨支持部
Hk 座骨
Ph 座骨支持部
Pv 骨盤

Claims (5)

  1. 座面部と、この座面部に対して傾動可能な背もたれ部と、を備え、前記座面部の後部における幅方向中央側に、座面部に着座した人の尾骨を支持する尾骨支持部を設定した座席であって、
    前記背もたれ部の傾動に連動して、前記尾骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を可変させる尾骨支持圧可変機構を前記座面部と背もたれ部とに設けたことを特徴とする座席。
  2. 前記尾骨支持圧可変機構は、背もたれ部が起立方向へ傾動したときに、前記尾骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を高くするように構成したことを特徴とする請求項1に記載の座席。
  3. 前記座面部における前記尾骨支持部の前方の左右両側に、座面部に着座した人の座骨を支持する座骨支持部を設定し、
    前記背もたれ部の傾動に連動して、前記座骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を可変させる座骨支持圧可変機構を前記座面部に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の座席。
  4. 前記背もたれ部の起立方向への傾動に連動して、前記座骨支持圧可変機構によって座骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を低くする一方、前記尾骨支持圧可変機構によって前記尾骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を高くするように構成したことを特徴とする請求項3に記載の座席。
  5. 前記背もたれ部の倒れ方向への傾動に連動して、前記座骨支持圧可変機構によって座骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を高くする一方、前記尾骨支持圧可変機構によって前記尾骨支持部を上方に向けて押圧する支持圧を低くするように構成したことを特徴とする請求項3に記載の座席。
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