JP2005319341A - シートリクライニング装置 - Google Patents

シートリクライニング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005319341A
JP2005319341A JP2005228974A JP2005228974A JP2005319341A JP 2005319341 A JP2005319341 A JP 2005319341A JP 2005228974 A JP2005228974 A JP 2005228974A JP 2005228974 A JP2005228974 A JP 2005228974A JP 2005319341 A JP2005319341 A JP 2005319341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
cushion
seat cushion
bracket
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005228974A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Matsumoto
正 松本
Koji Hosoda
浩嗣 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd, Suzuki Motor Corp filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2005228974A priority Critical patent/JP2005319341A/ja
Publication of JP2005319341A publication Critical patent/JP2005319341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 シートバックの後傾に連動してシートクッションの座面角が変化し、シートクッション上におけるヒップポイントの移動を少なくすることを目的としたシートリクライニング装置を提供する。
【解決手段】 車体12にベースプレート1を載置し、ベースプレート1にアーム3を回動可能に軸支し、アーム3にシートバック4を固定するとともに、連動プレート7の一端部を回動可能に軸着し、連動プレート7の他端部をシートクッション9の後部に固定し、シートクッション9の前部を車体12に載置したブラケット13に前後方向へ移動可能に支持し、シートバックの傾斜角度に応じてシートクッションのクッション座面角が変化するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車のリクライニングシートにおいてクッション座面角をシートバックの傾斜角度に連動して調整できるようにしたシートリクライニング装置に関する。
自動車のリクライニングシートは乗員の安楽な着座と最適運転姿勢を確保するために、シートバックの傾斜角度を所定の範囲内で所望に調節できるようにした着座装置である。
一般に、この種のリクライニングシートは、シートバックの傾斜角度を調節するとき、シートクッションは何等連動することなく、単にシートバックのみが動くものが多い。したがって、最も安楽な状態であるシートバックを略45度で倒した場合とそれ以前の場合、及び、フルフラットの場合とでは、それぞれ着座者のシートクッションにおけるヒップポイントは移動する。そこで、ヒップポイントの移動を防止するためには、シートクッションをシートバックの動きと連動させればよい。
しかして、近時、シートバックを後方へ押し倒すことによりシートクッションと略平行に展開できるようにして所謂フルフラットに形成することができるようにしたリクライニングシートが提供され、この場合、フルフラットにしたときにおけるシートクッションとシートバックとの段差を無くすために、シートバックの動きと連動してシートクッションをリフトする方法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
実開昭62−193452号公報 実公昭55−52842号公報
しかしながら、前記公報記載の考案では、シートバックが略45度の所謂リラックス姿勢においては、シートクッションの連動によりその後部のみがリフトするものであるから、着座者は尻が滑り、ヒップポイントが前方へ移動してしまう。このような姿勢では、腰椎部がシートバックから浮いてしまい、長時間の着座により腰への疲労が蓄積し、逆にリラックスができないと云う問題がある。
そこで、この発明はシートバックの後傾に連動してシートクッションの座面角を変更調節し、シートクッション上におけるヒップポイントの移動を少なくすることを目的としたシートリクライニング装置を提供する。
この発明にかかるシートリクライニング装置は、車体、シートスライド装置、シートリフタ装置のいずれかにベースプレートを載置し、該ベースプレートにアームを回動可能に軸支し、該アームにシートバックを固定し、該シートバックが後方へ傾斜すると前記アームの傾斜角度に応じて後方へ引かれるとともに下方へ移動するように連動プレートの一端部を回動可能に軸着し、該連動プレートの他端部をシートクッションの後部に固定し、該シートクッションの前部を車体、シートスライド装置、シートリフタ装置のいずれかに載置したブラケットに対して前後方向へ移動可能に支持したことを特徴とする。
この発明によれば、シートバックを後傾すると、連動プレートが後方へ引かれ、かつ、下降し、シートクッションの後部は後方へ移動しながら下降するとともに、シートクッションの前部は後方に移動する。したがって、シートバックの傾斜角度に応じてシートクッションのクッション座面角が変化する。
この発明によれば、シートバックの傾斜角度に応じてシートクッションのクッション座面角が変化するので、ヒップポイントのズレが少なくなり、着座者の尻が前滑りする現象は阻止されるから、腰椎部がシートバックから浮いてしまい、長時間の着座により腰への疲労が蓄積し、逆にリラックスができないといった従来の欠点が除去され、リラックス姿勢でも腰椎支持が可能になる。
しかも構成はきわめて簡素にして部品点数が少なく、組付け性に優れ、かつ、安価に提供できる。
さらに、この発明にかかるシートリクライニング装置を後席に配置すると、フルフラット操作における手数が省略でき簡便化される。
以下この発明を図に基づき説明する。図1に示すように、車体12に載置したベースプレート1にセンターシャフト2を介して回動可能にアーム3を軸支し、アーム3にはシートバック4とブラケット3aとがボルト5にて連結固定されている。
アーム3の上端部に設けたブラケット3aにはピンなどの軸6を介して連動プレート7の一端部が回動可能に軸着され、この連動プレート7の他端部はシートクッション9の後両側部がボルト8で固定されている。
そして、シートクッション9の前両側部にはリンク10の一端部が軸11を介して回動可能に軸支され、リンク10の下端部は車体12に載置したブラケット13に軸14を介して回動可能に軸支されている。
なお、ベースプレート1にはアーム3の傾斜角度を調節するためのロック機構部15が設けられており、このロック機構部15は、図2に示すように、アーム3の下端部に、センターシャフト2を中心とする所定半径の円周上に歯部17を形成したツース部18を一体形成し、このツース部18の歯部17に噛合可能な歯部19を有するロアーツース20が軸21を介してベースプレート1に回動可能に軸支されている。
センターシャフト2と軸21,24を両持ち支持するために、ホルダーカバー16がこれらのロック機構部15の上に冠して固定されている。また、これらロック機構部15を隠蔽するための図示しないカバーが設けられる。
このロアーツース20の自由端部の下部に形成したガイド部20aと凹部22とに係脱するカム23を回動可能に軸24にてベースプレート1に軸支し、このカム23に突設されたピン25が係合する長孔26を開設したレバー27がベースプレート1に軸28を介して回動可能に軸支され、この軸28には操作レバー29がベースプレート1のロック機構部15等を設けた側の反対側に一体で回動可能に軸着されている。
レバー27はベースプレート1に係止したコイルスプリング等の弾機30にて時計方向へ回転付勢されている。レバー27と操作レバー29とは一体的に回転できるように軸28は断面小判型等の異形断面の係合部を有する。
なお、ベースプレート1のロック機構部15等を設けた側の反対側において、センターシャフト2には渦巻きばね31の内端部が掛止され、その外端部はアーム3に突設したピン32に掛止されて、アーム3は常に前倒れ方向への回転付勢がなされている。
次に上記実施例の作用につき説明すると、操作レバー29を回動操作してレバー27が一体的に回転すると、長孔26とピン25を介してカム23がロアーツース20のガイド部20aから外れて凹部22に入り込み、ロアーツース20はカム23に押し下げられて軸21を中心として反時計方向へ回動して歯部17,19の噛合が解除される。したがって、アーム3は渦巻きばね31の力で前方へ回動しようとするが、着座しているときはその背に阻止されているので、背を伸ばすとシートバック4を所望の傾斜角度に後方へ傾斜させることができる。
そこで、シートバック4が所望の傾斜角度に後方へ傾斜すると、図1に仮想線で示すように、アーム3の傾斜角度に応じて連動プレート7が後方へ引かれるとともに下方へ移動するため、シートクッション9の後部が後方へ移動しながら下方へ移動することになり、シートクッション9の前部は後方へ略水平に移動することになる。
これにより、シートバック4の後部は後方へ移動しながら下方へ移動するとともに、シートバック4の前部は水平方向へ移動するだけであるため、クッション座面角が変化するのである。
そして、シートバック4を前側へ押し倒すと、図1に実線で示すように、アーム3が連動プレート7を前側へ押し出すので、シートクッション9が前側へ移動する。したがって、シートクッション9は当初の状態に復帰することができるというものである。
かくして、シートバック4の傾斜角度に応じてシートクッション9のクッション座面角が変化するので、ヒップポイントのズレが少なくなり、着座者の尻が前方へ滑る現象は阻止されるから、リラックス姿勢でも腰椎支持が可能になる。
なお、本実施例においては、アーム3を前方へ回動付勢する渦巻きばね31が設けられているが、渦巻きばね31を設けなくともよく、この場合、シートバック74の傾斜角度の調節は着座者が手で調節することになる。
また、シートクッション9の前部に設けた軸11に対して、ブラケット13の軸14を後方に設けるようにしてもよい。これにより、シートクッション9が後方に移動する際には、軸11は軸14を中心として円弧運動をするので、シートクッション9の前部は後方に移動しながら上方へ移動することになり、クッション座面角がより大きく変化できるようになる。したがって、シートバック74の傾斜角度に対するシートクッション9のクッション座面角をより適した角度に変化させることができる。
また、シートクッション9の前部を前後方向へ移動可能に支持する手段として、車体12に載置したブラケット13とシートクッション9の前部とを軸11,14及びリンク10を介して回動可能に支持しているが、他の実施例として、図5に示すように、ブラケット13に前後方向へ延びる長孔13aを形成し、この長孔13a内に軸11を挿入して軸11が長孔13a内を摺動するようにしてもよい。
また、ブラケット13に設けた長孔13aを後方側が高くなるように傾斜して形成してもよく、シートクッション9の前部が後方に移動しながら上方へ移動することとなるため、クッション座面角がより大きく変化できるようになる。
さらに、本実施例においては、ベースプレート1とブラケット13とを別体としているが、ベースプレート1を前方に延長して一体に形成してもよい。また、ベースプレート1及びブラケット13を車体に直接載置しているが、所望のシートスライド装置やシートリフタ装置を介して車体に載置してもよい。
なお、この発明にかかるシートリクライニング装置によれば、自動車の前席シート及び後席シートをそれぞれ後方へ押し倒してほぼ平坦にすることにより、車内をベッド等として利用する際におけるフルフラット操作が従来よりも一層簡便化される。
すなわち、一般に、小型の自動車のシートは前席と後席のシート間隔が狭いため、前席シートのシートバックを後傾しただけでは、後席シートのシートクッションと干渉してフルフラットにすることができない。そこで、前席シートを前方へスライドさせたり、後席シートを後方へスライドさせたりして前席シートのシートバックを後席シートとの間に嵌まるようにしている。したがって、従来のフルフラット操作では、前席のシートクッションの前方へのスライド操作、及び、後席のシートクッションの後方へのスライド操作、並びに、前席と後席のシートバックの後傾操作とをそれぞれ別個に行わなければならなかった。
これに反して、この発明では、シートバックの後傾に連動してシートクッションが後方へ移動するようにしたから、図6に示すように、これを後席シートBに採用すれば、フルフラットにするための操作は、前席シートAを前方へスライド(矢示イ)させ、後席シートBのシートバック4を後傾(矢示ロ)させると、シートクッション9が後退(矢示ハ)して前席シートAと後席シートBとの間隔WがW1に拡幅されるから、その後前席シートAのシートバック4aをその間隔W1に嵌まるようにヘッドレスト4bを外して押し倒す(矢示ニ)だけの操作となる、つまり、後席シートBの後方へのスライド操作が省略され、操作数が少なく簡単になる。
この発明の実施例を示すシートリクライニング装置の側面図 シートリクライニング装置のロック機構部を示す正面図 シートリクライニング装置の一部断面側面図 シートリクライニング装置の要部断面平面図 シートリクライニング装置の前部における他の実施例を示す側面図 この発明の適用例を示す概要図
符号の説明
1…ベースプレート
2…センターシャフト
3…アーム
4…シートバック
6,11,14…軸
7…連動プレート
9…シートクッション
10…リンク
12…車体
13…ブラケット
15…ロック機構部

Claims (6)

  1. 車体、シートスライド装置、シートリフタ装置のいずれかにベースプレートを載置し、該ベースプレートにアームを回動可能に軸支し、該アームにシートバックを固定し、該シートバックが後方へ傾斜すると前記アームの傾斜角度に応じて後方へ引かれるとともに下方へ移動するように連動プレートの一端部を回動可能に軸着し、該連動プレートの他端部をシートクッションの後部に固定し、該シートクッションの前部を車体、シートスライド装置、シートリフタ装置のいずれかに載置したブラケットに対して前後方向へ移動可能に支持したことを特徴とするシートリクライニング装置。
  2. 前記ベースプレートに前記アームの傾斜角度を調節するためのロック機構部を設けたことを特徴とする請求項1記載のシートリクライニング装置。
  3. 前記シートクッションの前部にリンクの一端部を回動可能に軸支し、該リンクの下端部を前記ブラケットに回動可能に軸支することにより、前記シートクッションの前部を前記ブラケットに対して前後方向へ移動可能に支持したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシートリクライニング装置。
  4. 前記シートクッションの前部に軸支した前記リンクの軸に対して、前記ブラケットに軸支した前記リンクの軸を後方に設けたことを特徴とする請求項3に記載のシートリクライニング装置。
  5. 前記ブラケットに前後方向に延びる長孔を形成し、該長孔内に前記シートクッションの前部に設けた軸を挿入し、該軸が前記長孔内を摺動することにより、前記シートクッションの前部を前記ブラケットに対して前後方向へ移動可能に支持したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシートリクライニング装置。
  6. 前記ブラケットに設けた長孔を後方が高くなるように傾斜して形成したことを特徴とする請求項5記載のシートリクライニング装置。

JP2005228974A 2005-08-08 2005-08-08 シートリクライニング装置 Pending JP2005319341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228974A JP2005319341A (ja) 2005-08-08 2005-08-08 シートリクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228974A JP2005319341A (ja) 2005-08-08 2005-08-08 シートリクライニング装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2365995A Division JPH08214977A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 シートリクライニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005319341A true JP2005319341A (ja) 2005-11-17

Family

ID=35467020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005228974A Pending JP2005319341A (ja) 2005-08-08 2005-08-08 シートリクライニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005319341A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049804A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 T S Tec Kk リクライニング式自動車用シート
US9701221B2 (en) 2013-03-21 2017-07-11 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049804A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 T S Tec Kk リクライニング式自動車用シート
US9701221B2 (en) 2013-03-21 2017-07-11 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008189060A (ja) シート装置
JP2008074238A (ja) シート装置
JP2005319341A (ja) シートリクライニング装置
JP2006315623A (ja) 車両用シート
JP2007075347A (ja) 車両用シート
JPH08214977A (ja) シートリクライニング装置
JP5499870B2 (ja) 座席
JP2012206624A (ja) 車両用シート
JP2010116114A (ja) 車両のシート装置
JP2005000300A (ja) 車両用シートのオットマン装置
JP2009056268A (ja) 電動式リクライニング装置
JP2007083787A (ja) 車両用シート装置
JP3771251B2 (ja) 車両用シート構造
JP4889374B2 (ja) シートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置
JP2008043521A (ja) シートバックの中折れ・リクライニング式自動車用シート
JP5344387B2 (ja) シート
JP4184868B2 (ja) 車両用シートのリクライニングアジャスタ
JP4682460B2 (ja) 椅子
JP2898497B2 (ja) 背ずり転換シートの袖体の構造
JP4622759B2 (ja) 車両用シート装置
JP2001070074A (ja) 乗物用座席
JP2007076395A (ja) 車両用シート装置
JP4156466B2 (ja) 車両用シート構造
JP2011093467A (ja) 座席装置
JP2018079858A (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20050825

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080916

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081111

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090414

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02