JP2012120569A - オットマン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オットマン本体の開き角度を維持しながら、脚載せ面の角度を調節可能なオットマン装置を提案する。
【解決手段】リンク機構20を介してオットマン本体10を収納位置と使用位置との間で回動可能である。オットマン本体10はスライドレール11aを有し、これにフレーム部材25が係合される。第1のリンク21は、フレーム部材25へ軸支される。第2のリンク22とオットマン本体10とは、長孔24と連結ピン14との摺動可能な係合により連結される。フレーム部材25は、第2のリンク22の中間部にも軸支される。使用位置において、連結ピン14を長孔24に沿って相対的に摺動させると共に、フレーム部材25をスライドレール11aに沿って相対的にスライドさせることで、シートクッションに対するオットマン本体10の開き角度を維持しながら、脚載せ面Sの角度をスライドさせながら調節可能となっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、脚載せ面を有するオットマン本体が、シートクッションの前部に沿って折り畳まれた収納位置と、シートクッションの前方へ向けて水平方向に延びた使用位置との間で回動可能なオットマン装置に関する。
この種のオットマン装置として特許文献1がある。特許文献1では、オットマン本体がリンク機構を介してシートクッションに対して回動可能に連結されている。そのうえで、オットマン本体は、リンク機構が連結される基部と、該基部に対して前後方向にスライド可能に設けられ、脚載せ面の裏面に配されるスライド部とを備える。スライド部は、オットマン装置に設けられた操作部によって前後方向の任意の位置に調節可能となっている。これにより、使用位置においてシートクッションに対するオットマン本体の開き角度を維持しながら、オットマン本体を前後方向の任意の位置で固定可能となっている。
特開2008−49066号公報
特許文献1のオットマン装置は、収納位置から使用位置に至るリンク機構を介した動きによって、オットマン本体を垂直方向から水平方向へ変化させている。したがって、脚載せ面の角度は、基本的にシートクッションに対するオットマン本体の開き角度により決定される。例えば、乗員が脚を大きく上げた安楽姿勢にしようとすると、必然的にオットマン本体を大きく開くことになり、脚載せ面は水平に近づく。このように、乗員の好みに応じて最適なオットマン本体の開き角度、すなわち脚載せ面の角度を調節することになる。しかし、乗員の体格差、体の硬さ、基本的着座姿勢の癖(深く着座するか浅く着座するか)などによって、乗員の最適な脚載せ角度は異なる。また、同じ乗員であっても、例えば膝の折り曲げ角度を変更するなど、脚の高さ位置を維持したままで着座姿勢を変更したい場合もある。このように、オットマン本体の開き角度が一定でも、脚載せ面の角度を調節できれば、オットマン本体が無理なく乗員の脚にフィットするので、より快適性が向上する。
しかしながら特許文献1では、使用位置においてオットマン本体の開き角度を維持しながら前後方向位置を調節可能とはなっているが、使用位置において脚載せ面の角度を調節することはできない。これでは、上記のような乗員の体格差、体の硬さ、基本的着座姿勢の癖などの個人差や、同じ乗員による着座姿勢の変更などに起因する好適な脚載せ面の角度変化に対応できず、快適性には限界がある。
そこで本発明は、オットマン本体の開き角度を維持しながら、脚載せ面の角度を調節可能なオットマン装置を提案することを目的とする。
そのための手段として本発明は、脚載せ面を有するオットマン本体が、シートクッションの前部に沿って折り畳まれた収納位置と、前記シートクッションの前方へ向けて水平方向に延びた使用位置との間で回動可能なオットマン装置であって、前記オットマン本体は、リンク機構を介して前記シートクッションに対して回動可能に連結されている。なお、本発明において水平方向とは横方向を意味し、真っ直ぐ水平に延びた状態に限らず、ある程度傾斜した状態も含む。前記リンク機構は、前記オットマン本体へ回動可能に連結された第1のリンクと第2のリンクを含み、前記第1のリンクは前記オットマン本体へ軸ピンを介して軸支連結されている。一方、前記第2のリンクは、前記オットマン本体と前記第2のリンクのうちいずれか一方に設けられた長孔と、前記オットマン本体と前記第2のリンクのうちいずれか他方に設けられ、前記長孔内を摺動可能な連結ピンとの係合により前記オットマン本体へ連結されている。そして、前記使用位置において、前記連結ピンを前記長孔に沿って相対的に摺動させることで、前記シートクッションに対する前記オットマン本体の開き角度を維持しながら、前記脚載せ面の角度を調節可能となっている。
これによれば、乗員の脚の高さ位置はオットマン本体の開き角度によって調節しながら、一定の開き角度を維持しながら脚載せ面の角度も自由に調節することができる。したがって、乗員の体格差、体の硬さ、着座姿勢の癖などの個人差や、同じ乗員による着座姿勢の変更などに応じて脚載せ面を好適な角度に設定できるので、着座時の快適性が向上する。
本発明のオットマン装置には、前記オットマン本体に、該オットマン本体の長さ方向に延びるスライドレールを形成したうえで、該スライドレールへ摺動可能に係合するフレーム部材をさらに設けることができる。この場合、前記第1のリンクの一端を前記シートクッションへ軸支連結し、前記第1のリンクの他端を前記フレーム部材を介して間接的に前記オットマン本体へ連結する。一方、前記第2のリンクは、一端が前記シートクッションへ軸支連結された第3のリンクを介して前記シートクッションと連結する。具体的には、前記第2のリンクの一端を前記長孔及び連結ピンとの係合により前記オットマン本体へ連結し、前記第2のリンクの他端は前記第3のリンクの他端へ回動可能に軸支連結する。そのうえで、前記第2のリンクの長手方向中間部に、前記フレーム部材を回動可能に軸支連結する。これにより、前記使用位置において、前記シートクッションに対する前記オットマン本体の開き角度を維持しながら前記脚載せ面の角度を変更する際、前記フレーム部材が前記スライドレールに沿って前記オットマン本体に対して相対的にスライド移動することで、前記オットマン本体をその長さ方向へスライド可能となる。なお、本発明においてオットマン本体の長さ方向とは、収納位置基準では上下方向に相当し、使用位置基準では前後方向に相当する。
オットマン本体の開き角度を維持しながら、単にその場で脚載せ面の角度を変更可能としても、乗員の体格差や着座姿勢の変更などへの追従性に限界がある。そこで、オットマン本体の開き角度を維持しながら脚載せ面の角度を調節する際に、オットマン本体をスライド可能であれば、乗員の体格差や着座姿勢の変更などに対してより的確に対応できるので、着座時の快適性がより向上する。
本発明によれば、オットマン本体の開き角度を維持して脚の高さ位置を維持ながら、さらに脚載せ面の角度を任意の角度に調節可能なため、乗員の体格差や着座姿勢の変更などに対して的確に対応でき、着座時の快適性が向上する。
オットマン装置が適用されたシートの一部断面側面図である。 オットマン本体が格納位置にある実施例1の側面図である。 オットマン本体が回動途中にある実施例1の側面図である。 オットマン本体が使用位置にある実施例1の側面図である。 オットマン本体が使用位置にある実施例2の側面図である。
本発明のオットマン装置5は、図1に示すように、自動車等の車両用のシート1へ適用される。当該オットマン装置5が適用されるシート1としては、パッセンジャーシート(1列目シート)のほか、2列目シートや3列目シートなどの後部座席が挙げられる。シート1は、従来から車両用シートとして使用されている公知のシートであれば特に限定されず、乗員の着座部となるシートクッション2、乗員の背凭れとなるシートバック3、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4を有する。そのうえでオットマン装置5は、シート1の前部に設けられており、脚載せ面Sを有するオットマン本体10が、シートクッション2の前部に沿って折り畳まれた収納位置(図1の実線)と、シートクッション2の前方へ向けて水平方向に延びた使用位置(図1の二点鎖線)との間で回動可能となっている。以下に、本発明に係るオットマン装置の代表的な実施例について詳細に説明する。
(実施例1)
図2〜4に示すように、オットマン装置5は、乗員の脚を支持するオットマン本体10と、該オットマン本体10を、収納位置(図2)と使用位置(図4)との間で回動操作するリンク機構20とを有する。すなわち、オットマン本体10は、リンク機構20を介してシートクッション2に対して回動可能に連結されている。オットマン本体10は、シートクッション2(シート1)の左右両側縁に亘る幅寸法を有すると共に、収納位置においてシートクッション2の上面前端から車両フロアF近傍に至る長さ寸法を有し(図1参照)、その表面のほぼ全体が脚載せ面Sとなっている。
オットマン本体10は、該オットマン本体10の骨格を成すオットマン台座11と、該オットマン台座11の表面に配される緩衝材としてのオットマンパッド12と、オットマン本体10の外面を全体的に覆う表皮13とを有する。オットマン台座11は、少なくとも乗員の脚重量に耐え得る程度の強度を有するお盆型のプレート部材であり、その左右両側縁に、長さ方向に延びるスライドレール11aが形成されている。また、オットマン台座11の後端部には、左右外方へ突出する連結ピン14が一体形成されている。オットマンパッド12は、シートクッション2の緩衝材となるクッションパッド2aに連続して形成されている。表皮13も、シートクッション2の外面を覆う表皮2bに連続して形成されている。表皮13の先端縁は、オットマン台座11の先端縁に接合されている。クッションパッド2aとオットマンパッド12との連続部裏面には、凹み12aが設けられている。これにより、オットマン本体10が収納位置にある状態において、オットマンパッド12とクッションパッド2aとの干渉が回避され、両パッド12・2aないし表皮13・2bの皺寄りが防止される。
リンク機構20は、オットマン本体10の左右両側部に設けられた左右一対の構成となっている。詳しくは、左右のリンク機構20は、それぞれオットマン台座11の左右両側面に連結されている。図示していないが、左右のリンク機構20同士は、両リンク機構20の間に架設された連結部材によって連動する構成となっており、左右のリンク機構20の少なくとも一方が、図外の電動モータ(駆動手段)によって駆動操作される。また、左右のリンク機構20は、シートクッション2の骨格を成すクッションフレーム(図示せず)へ回動可能に軸支固定されている。左右のリンク機構20は基本的に同じ構成なので、以下、説明の便宜上一方のリンク機構を例に挙げて説明する。
リンク機構20は、オットマン本体10(オットマン台座11)へ回動可能に連結された第1のリンク21及び第2のリンク22と、第2のリンク22へ連結される第3のリンク23と、スライドレール11aへ摺動可能に係合されたフレーム部材25とを有する。これら各リンク21・22・23は、金属製の長尺な板状部材によって構成されている。第1のリンク21は、その一端が軸ピンP1を介してシートクッション2へ直接連結されており、その他端は軸ピンP2を介してフレーム部材25へ軸支連結されている。すなわち、第1のリンク21は、フレーム部材25を介してオットマン本体10へ間接的に連結されている。第3のリンク23も、その一端が軸ピンP3を介してシートクッション2へ軸支連結されている。シートクッション2へ連結された軸ピンP1及びP3は不動軸である。第2のリンク22は第3のリンク23を介してシートクッション2と連結されており、その他端が軸ピンP4を介して第3のリンク23の他端と回動可能に軸支連結されている。第2のリンク22の一端には、その長手方向に延びる長孔24が形成されており、当該長孔24内にオットマン台座11の連結ピン14が摺動可能に係合されていることで、オットマン本体10と連結されている。フレーム部材25の後端部には、斜め後方に延在するリンク片25aが一体形成されており、当該リンク片25aの先端が、軸ピンP5を介して第2のリンク22の長手方向中間部へ回動可能に軸支連結されている。
第1のリンク21は、第2・第3のリンク22・23に比して最も長尺である。なお、第1のリンク21は常時オットマン台座11と平行状態にあり、オットマン本体10が収納位置にあるとき、図2に示すように、フレーム部材25はオットマン本体10の先端部に位置している。第3のリンク23は、第1・第2のリンク21・22に比して最も短尺である。第2のリンク22は、第1のリンク21がシートクッション2へ連結された位置(P1)と第3のリンク23がシートクッション2へ連結された位置(P3)との距離より長尺である。
次に、オットマン装置5の作用機構について説明する。通常、オットマン本体10は、図1の実線及び図2に示すように、シートクッション2の前部に沿って折り畳まれた収納位置にある。この状態において、車両の適所に設けられた操作スイッチ(図示せず)を操作することで、オットマン本体10のシートクッション2に対する開き角度を適宜電動で調節することができる。具体的には、操作スイッチを操作すると、図3に示すように、第1のリンク21が軸ピンP1を中心として、第3のリンク23が軸ピンP3を中心として、それぞれ回動する。このとき、フレーム部材25は第1のリンク21との相対角度を維持しながら、第1のリンク21と共に同期回動する。したがって、オットマン台座11も、第1のリンク21との相対角度を維持しながら第1のリンク21と共に同期回動する。一方、第2のリンク22は、第3のリンク23との連結部(軸ピンP4)を中心として回動する。軸ピンP4は、軸ピンP3を中心とした円弧を描く。これに対しフレーム部材25は、第1のリンク21の一端(P1)を中心とした円弧を描くように回動する。この両軌跡の相対関係によって、第2のリンク22は、第1・第3のリンク21・23とは逆方向に回動する。これにより、オットマン台座11延いてはオットマン本体10がフレーム部材25に対して先方側へ相対的にスライド移動する。そして、さらに回動させることで、図1の想像線(二点鎖線)及び図4に示すように、オットマン本体10がシートクッション2の前方へ向けて水平方向に延びた使用位置となる。これにより、乗員はオットマン本体10の脚載せ面Sへ脚を載置することができ、安楽姿勢を取ることができる。なお、オットマン本体10の開き角度、すなわち乗員の脚載せ高さは、操作スイッチの操作時間によって任意に調節できる。
そのうえで、オットマン本体10を任意の使用位置まで回動させた状態において、乗員が脚でオットマン本体10の先端部を下方且つ後方へ押圧すると、脚載せ面Sの角度も調節することができる。具体的には、使用位置においてオットマン本体10の先端部が下方且つ後方へ押圧されると、オットマン本体10は第1のリンク21とフレーム部材25との連結部(軸ピンP2)を中心に回動しようとする。同時に、フレーム部材25と第2のリンク22との連結部(軸ピンP5)も軸ピンP2を中心に回動しようとする。これにより、連結ピン14が長孔24内を摺動しながら、オットマン台座11がフレーム部材25に対して相対的にスライド移動することで、図4の想像線(二点鎖線)で示すように、オットマン本体10が後方にスライド移動しながら、オットマン本体10の後端部が上方へチルトアップする。而して、オットマン本体10を使用位置において開き角度を維持しながら、脚載せ面Sを後方へスライドさせながら任意の角度へ調節することができる。乗員がオットマン本体10から脚を退けると、脚載せ面Sは、オットマン本体10の自重により前方へスライドしながら、図4の実線で示す基本姿勢角度へ戻る。
(実施例2)
図5に、本発明の実施例2を示す。実施例2は、使用位置において脚載せ面Sの角度を調節する際、オットマン本体10が前後にスライド移動しない点が、実施例1と大きく異なる。したがって、以下には、実施例1と異なる点を中心に説明する。
実施例2でも、リンク機構30が、オットマン本体10へ回動可能に連結された第1のリンク31と第2のリンク32とを含むが、オットマン台座11のスライドレール11a及びフレーム部材25に相当する部材は有さない。したがって、第1のリンク31の他端は、軸ピンP2を介してオットマン台座11の長さ方向中間部へ回動可能に直接軸支連結されている。一方、第1のリンク31も、第4のリンク34を介してシートクッション2へ連結されている。すなわち、実施例2のリンク機構30は、第1〜第3のリンク31〜33に加えて、第4のリンク34を有する。第4のリンク34の一端は軸ピンP6を介してシートクッション2(のクッションフレーム)へ回動可能に軸支連結されており、第4のリンク34の他端と第1のリンク31の一端とが、軸ピンP1を介して互いに回動可能に軸支連結されている。
第2のリンク32の一端は、実施例1と同様に長孔と連結ピンとの係合によってオットマン本体10へ回動可能に連結されているが、本実施例2では、上下方向(使用位置基準)に延びる長孔15がオットマン台座11に形成され、該長孔15へ摺動可能に係合される連結ピン35が第2のリンク32に一体形成されている。また、第3のリンク33の一端は軸ピンP3を介してシートクッション2(のクッションフレーム)へ回動可能に軸支連結されており、第3のリンク33の他端と第2のリンク32の他端とが、軸ピンP4を介して互いに回動可能に軸支連結されている。なお、本実施例2のリンク機構30も、オットマン本体10の左右両側部に設けられた左右一対構成となっており、少なくとも一方側のリンク機構30が駆動手段によって電動で回動操作される。
第1〜第4のリンク31〜34のうち、第4のリンク34が最も長尺であり、第3のリンク33は第4のリンク34より短尺である。また、第2のリンク32は第1のリンク31より長尺である。長孔15はオットマン台座11の後端部に形成されていることで、第2のリンク32はオットマン本体10の後端部に連結されている。そして、第2のリンク32の長手方向中間部と第4のリンク34の長手方向中間部とが、軸ピンP5を介して互いに回動可能に軸支連結されている。
本実施例2でも、図外の操作スイッチを操作することで、図5の実線で示すように、リンク機構30を介してオットマン本体10が使用位置へ電動で回動操作される。このとき、オットマン本体10の自重によって長孔15の上端が連結ピン35に当接している。そして、使用位置において脚載せ面Sの角度を調節する際は、実施例1と同様に乗員の脚によってオットマン本体10の先端部を下方へ押圧する。すると、オットマン本体10は、オットマン台座11と第2のリンク32との連結部(軸ピンP1)を中心として回動しようとする。これにより、連結ピン35が長孔15内を相対的に上下方向へ摺動することで、図5の想像線(二点鎖線)で示すように、オットマン本体10の後端部が上方へチルトアップされる。これにより、使用位置においてオットマン本体10のシートクッション2に対する開き角度を維持しながら、脚載せ面Sの角度を任意に調節することができる。
なお、使用位置におけるオットマン本体10の回動限界(脚載せ面Sの角度調節限界)は、長孔15の下端が連結ピン35に当接する角度である。また、長孔15は僅かに湾曲した円弧状に形成されていることで、連結ピン35は長孔15内を円滑に相対スライド可能となっている。乗員がオットマン本体10から脚を退けると、脚載せ面Sは、オットマン本体10の自重により図5の実線で示す基本姿勢角度へ戻る。その他は実施例1と同様なので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
(変形例)
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、これに限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、長孔及び連結ピンをオットマン本体10の先端部へ設けて、使用位置においてオットマン本体10の先端部が上方へチルトアップするように脚載せ面Sの角度を調節することもできる。
実施例1において、長孔をオットマン台座11に形成し、連結ピンを第2のリンク22へ形成することもできる。また、実施例2において、連結ピンをオットマン台座11に形成し、長孔を第2のリンク32に形成することもできる。
リンク機構は、オットマン本体10をシートクッション2に対して回動可能な機構であれば、上記実施例に限らず種々の機構とすることができる。また、オットマン本体10は、アーム状の押圧部材などによって回動させたり、バネによる付勢力などによって回動させることもできる。
2 シートクッション
5 オットマン装置
10 オットマン本体
11 オットマン台座
11a スライドレール
14・35 連結ピン
15・24 長孔
20・30 リンク機構
21・31 第1のリンク
22・32 第2のリンク
23・33 第3のリンク
34 第4のリンク
25 フレーム部材
S 脚載せ面


Claims (2)

  1. 脚載せ面を有するオットマン本体が、シートクッションの前部に沿って折り畳まれた収納位置と、前記シートクッションの前方へ向けて水平方向に延びた使用位置との間で回動可能なオットマン装置であって、
    前記オットマン本体は、リンク機構を介して前記シートクッションに対して回動可能に連結されており、
    前記リンク機構は、前記オットマン本体へ回動可能に連結された第1のリンクと第2のリンクを含み、
    前記第1のリンクは、前記オットマン本体へ軸ピンを介して軸支連結されており、
    前記第2のリンクは、前記オットマン本体と前記第2のリンクのうちいずれか一方に設けられた長孔と、前記オットマン本体と前記第2のリンクのうちいずれか他方に設けられ、前記長孔内を摺動可能な連結ピンとの係合により前記オットマン本体へ連結されており、
    前記使用位置において、前記連結ピンを前記長孔に沿って相対的に摺動させることで、前記シートクッションに対する前記オットマン本体の開き角度を維持しながら、前記脚載せ面の角度を調節可能なオットマン装置。
  2. 請求項1に記載のオットマン装置であって、
    前記オットマン本体には、該オットマン本体の長さ方向に延びるスライドレールが形成されており、
    該スライドレールには、フレーム部材が摺動可能に係合されており、
    前記第1のリンクの一端は前記シートクッションへ軸支連結され、前記第1のリンクの他端は前記フレーム部材を介して前記オットマン本体へ連結されており、
    前記第2のリンクは、一端が前記シートクッションへ軸支連結された第3のリンクを介して前記シートクッションと連結されており、
    前記第2のリンクの一端は前記長孔及び連結ピンとの係合により前記オットマン本体へ連結され、前記第2のリンクの他端は前記第3のリンクの他端へ回動可能に軸支連結されており、
    前記第2のリンクの長手方向中間部には、前記フレーム部材が回動可能に軸支連結されており、
    前記使用位置において、前記シートクッションに対する前記オットマン本体の開き角度を維持しながら前記脚載せ面の角度を変更する際、前記フレーム部材が前記スライドレールに沿って前記オットマン本体に対して相対的にスライド移動することで、前記オットマン本体をその長さ方向へスライド可能であるオットマン装置。


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