JPH0755999Y2 - 接着シート - Google Patents

接着シート

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JPH0755999Y2
JPH0755999Y2 JP1989095016U JP9501689U JPH0755999Y2 JP H0755999 Y2 JPH0755999 Y2 JP H0755999Y2 JP 1989095016 U JP1989095016 U JP 1989095016U JP 9501689 U JP9501689 U JP 9501689U JP H0755999 Y2 JPH0755999 Y2 JP H0755999Y2
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sewn
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JP1989095016U
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JPH0333599U (ja
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英雄 小林
郁雄 坂本
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、あらかじめシート(シートクッション又はシ
ートバック)の外形形状にモールドで発泡成形したパッ
トに、表皮を接着剤で接着することにより形成する接着
シートの改良に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の接着シートは、その表面にシートの外観
を向上させるための装飾用深溝を、シートの平担部と、
隆起部との境界に沿って設けている。
この深溝はパットの表面に設けた凹溝に表皮の一部を挿
込むことにより形成している。この表皮は柔軟性を有す
るため、二枚の表皮材(身頃、額縁)両端末に一体に合
成樹脂製のプレートを一体に縫着し、このプレートと共
に両端末をパットの凹溝に挿込んでいる。
この従来品の一部を第7図、第8図に示す。図中(P)
はシートクッション又はシートバックの外形形状にモー
ルド成形した発泡体製パットで、このパット(P)は中
央部(42)と、この中央部(42)の左右に膨出状に形成
したサイド部(41)とからなり、この中央部(42)とサ
イド部(41)との境界に沿って凹溝(43)が設けてあ
る。
図中(C)は表皮で、この表皮(C)は前記パット
(P)の中央部(42)を被覆する身頃(11)と、サイド
部(41)を被覆する額縁(12)などから構成され、この
身頃(11)と額縁(12)の両端末間に、合成樹脂製のプ
レート(20)が一体に縫糸(3a)によって縫着されてい
る。以上の身頃(11)と額縁(12)の両端末にはプレー
ト(20)にミシンで縫着する際、縫い代(11a)(12a)
が必要となる。
なお、前記プレート(20)には表皮(C)を治具に固定
するため固定部(20a)が一体に形成され、この固定部
(20a)は表皮(C)をパット(P)に接着後は、第7
図に示すように切離される。
(考案が解決しようとする課題) 従って、パット(P)の表面に接着剤を塗布した後、第
8図に示すように表皮(C)における身頃(11)、額縁
(12)の端末をプレート(20)と共に、パット(P)の
凹溝(43)内に挿込み表皮(C)を接着すると、第7図
に示すように身頃(11)、額縁(12)の縫い代(11a)
(12a)がめくり上がり、パット(P)の凹溝(43)近
傍に接着される。そのため、この縫い代(11a)(12a)
に接続する部分(11b)(12b)がパット(P)には接着
されないため浮き上がり、シートの外観が損なわれる不
具合があった。
そこで本考案は、パットの凹溝に表皮が確実に接着し得
るようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、シートの外形形
状にモールド成形し表面に凹溝を有する発泡体製のパッ
トと、このパットの表面に接着剤によって接着され前記
パットの凹溝に挿込まれる挿込部を有する表皮からな
り、 前記挿込部は表皮の身頃と額縁の端末と、この両端末に
挟持され第1及び第2縫着部によって一体に縫着される
と共に基端に前記表皮をパットに接着する際に接着用の
押圧型で挟持し、表皮を接着後プレートから切離する固
定部を一体に有するプレートとから構成され、 前記第1縫着部はプレートの先端より身頃、額縁の端末
の縫い代分内側に位置し、前記第2縫着部はプレートの
先端と第1縫着部との間に設けて前記表皮の接着時にお
ける身頃、額縁の端末のめくれを防止してなることを特
徴とするものである。
(作用) 前記プレートは基端に前記表皮をパットに接着する際に
接着用の押圧型で挟持し表皮を接着後プレートから切離
する固定部を一体に有するため、プレートの幅が縫い代
分以上に幅広状になる。従って、まず、第1縫着部によ
って表皮の身頃と額縁の両端末でプレートを挟持して、
三者を一体にミシンで縫着可能となる。そこで第1縫着
部によって表皮の身頃と額縁の両端末をプレートに縫い
代分あけて縫着した後、プレートの先端と第1縫着部と
の間の両端末とプレートとを第2縫着部で一体に縫着す
る。第2縫着部は既に第1縫着部によって身頃と額縁の
両端末とプレートとが一体に縫着されているため、縫い
代を必要としない。そのため、両端末の先端縁がプレー
トの先端に近設して第2縫着部を設けることができ、前
記従来品の如く両端末のめくり上がりを防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第6図に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る接着シートを示し、図中(イ)
(イ)はシートバック(SB)の表面に形成した装飾用深
溝を示し、この深溝(イ)(イ)はシートバック(SB)
の平担部(a)と隆起部(b)(b)との間の境界に沿
って設けてある。
以上の深溝(イ)(イ)は第2図、第3図に示すよう
に、表皮(C)に設けた挿込部(1)をパット(P)の
凹溝(43)内に挿込むことにより形成される。パット
(P)は前記従来品と同様にモールド成形されており、
第7図、第8図と同一符号は同一部材を示し、その説明
を省略する。
表皮(C)はその身頃(11)と額縁(12)の両端末(11
c)(12c)がプレート(20)にミシンで二ヶ所縫着さ
れ、その一方を第1縫着部(30)、他方を第2縫着部
(31)とする。この第1、第2縫着部(30)(31)によ
って一体に縫着された身頃(11)と額縁(12)の両端末
(11c)(12c)及びプレート(20)を挿込部(1)とす
る。
第4図は挿込部(1)を示し、身頃(11)と額縁(12)
の両端末(11c)(12c)はその先端縁(11c)(12c)を
プレート(20)の先端(20b)に揃えて重ね、この三者
をミシンで縫着して第1縫着部(30)を形成する。この
第1縫着部(30)はミシン縫いができるように縫い代
(L)分あけ、先端縁(11c)(12c)に沿ってミシンで
縫着したものである。
第2縫着部(31)は第1縫着部(30)を縫着後、ミシン
で縫着して形成する。その際、既に前記両端末(11c)
(12c)とプレート(20)は一体に第1縫着部(30)に
よって縫着されているので、前記第1縫着部(30)の如
く縫い代を必要としない。そのため、第1縫着部(30)
に対して先端縁(11d)(12d)側に位置して第2縫着部
(31)は形成される。図中(20a)はプレート(20)の
固定部を示す。
第5図はパット(P)に表皮(C)を接着する状態を示
し、表皮(C)は裏返しされ、挿込部(1)に設けたプ
レート(20)の固定部(20a)を下型(7)の突起状挟
持片(71)(71)に挟持した後、上型(5)に固定し且
つ表皮に接着剤を塗布したパット(P)をプレス(6)
によって下降し、下型(7)上の表皮(C)に加圧する
と、表皮(C)の挿込部(1)(1)がパット(P)の
凹溝(43)(43)内に挿込まれて、第2図、第3図に示
すように表皮(C)がパット(P)に接着されたシート
バック(SB)が形成される。
第6図は表皮(C)の挿込部(1)をパット(P)の凹
溝(43)に挿込む状態であり、挿込部(1)をパット
(P)の凹溝(43)に挿込み、表皮(C)をパット
(P)に接着後、プレート(20)の固定部(20a)は切
離される。
(効果) 本考案は叙上の如く、パットの凹溝に挿込む表皮の挿込
部が、身頃と額縁の両端末と、この両端末にミシン縫い
による第1、第2縫着部によって一体に縫着されるプレ
ートからなり、プレートの先端より身頃、額縁の端末の
縫い代分内側に縫着した第1縫着部に対して、この第1
縫着部形成後、ミシン縫いにより形成される第2縫着部
が両端末の先端縁側に位置している。従って、表皮の挿
込部をパットの凹溝に挿込み、表皮をパットに接着する
と、前記従来品の如く、表皮の縫い代がめくり上がるこ
とがなく接着できる。そのため、前記従来品の不具合を
除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る接着シートの斜視図、第2図は第
1図におけるII−II線断面図、第3図は第2図における
A部の拡大図、第4図は挿込部の部分斜視図、第5図は
接着方法を示す説明図、第6図は要部の分解断面図、第
7図は従来品の部分断面図、第8図は同分解断面図であ
る。 図中、(C)は表皮、(P)はパット、(1)は挿込
部、(11c)は身頃の端末、(12c)は額縁の端末、(2
0)はプレート、(30)は第1縫着部、(31)は第2縫
着部を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの外形形状にモールド成形し表面に
    凹溝を有する発泡体製のパットと、このパットの表面に
    接着剤によって接着され前記パットの凹溝に挿込まれる
    挿込部を有する表皮からなり、 前記挿込部は表皮の身頃と額縁の端末と、この両端末に
    挟持され第1及び第2縫着部によって一体に縫着される
    と共に基端に前記表皮をパットに接着する際に接着用の
    押圧型で挟持し表皮を接着後プレートから切離する固定
    部を一体に有するプレートとから構成され、 前記第1縫着部はプレートの先端より身頃、額縁の端末
    の縫い代分内側に位置し、前記第2縫着部はプレートの
    先端と第1縫着部との間に設けて前記表皮の接着時にお
    ける身頃、額縁の端末のめくれを防止してなることを特
    徴とする接着シート
JP1989095016U 1989-08-11 1989-08-11 接着シート Expired - Lifetime JPH0755999Y2 (ja)

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JPH0333599U JPH0333599U (ja) 1991-04-02
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