JP2550392Y2 - シートのレスト部カバーの端末固定構造 - Google Patents
シートのレスト部カバーの端末固定構造Info
- Publication number
- JP2550392Y2 JP2550392Y2 JP1991022574U JP2257491U JP2550392Y2 JP 2550392 Y2 JP2550392 Y2 JP 2550392Y2 JP 1991022574 U JP1991022574 U JP 1991022574U JP 2257491 U JP2257491 U JP 2257491U JP 2550392 Y2 JP2550392 Y2 JP 2550392Y2
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- JP
- Japan
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- cover
- headrest
- groove
- fixing structure
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- Prior art date
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートのレスト部カバ
ーの端末固定構造に関する。
ーの端末固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、車両シートS
に備えられているヘッドレスト1aは、図6に示すよう
に、主に美観を保つためのカバー13で被装されてい
て、そのカバー13の端部14が外観上目立たないよう
にヘッドレスト1aの下面で固定されている。このカバ
ー13の端部14の固定構造は、ヘッドレスト1aのB
B断面の部分図である図7に示される。すなわち図7に
おいて、カバー13の一端部13aには断面略J字形状
の樹脂フック15が糸16により縫い付けられ、さらに
他端部13bには平板状の樹脂プレート17が縫い付け
られていて、この樹脂フック15と樹脂プレート17と
によりカバー13の接合部材が構成されている。そし
て、カバー13でヘッドレスト芯部材18がカバーされ
た後、樹脂フック15のJ字開口部から樹脂プレート1
7が嵌め込まれるとカバー13はヘッドレスト芯部材1
8に密着され、固定される。
に備えられているヘッドレスト1aは、図6に示すよう
に、主に美観を保つためのカバー13で被装されてい
て、そのカバー13の端部14が外観上目立たないよう
にヘッドレスト1aの下面で固定されている。このカバ
ー13の端部14の固定構造は、ヘッドレスト1aのB
B断面の部分図である図7に示される。すなわち図7に
おいて、カバー13の一端部13aには断面略J字形状
の樹脂フック15が糸16により縫い付けられ、さらに
他端部13bには平板状の樹脂プレート17が縫い付け
られていて、この樹脂フック15と樹脂プレート17と
によりカバー13の接合部材が構成されている。そし
て、カバー13でヘッドレスト芯部材18がカバーされ
た後、樹脂フック15のJ字開口部から樹脂プレート1
7が嵌め込まれるとカバー13はヘッドレスト芯部材1
8に密着され、固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の車両シート
用ヘッドレストには、特に美観上から小形のカバー接合
部材を用いる必要があるため、カバーの端部に接合部材
を縫い付けるための縫製作業が困難であり、かつそのカ
バーの組付け作業にも困難が伴っている。
用ヘッドレストには、特に美観上から小形のカバー接合
部材を用いる必要があるため、カバーの端部に接合部材
を縫い付けるための縫製作業が困難であり、かつそのカ
バーの組付け作業にも困難が伴っている。
【0004】そこで本考案では、車両シート用ヘッドレ
ストカバーに限らず、シートのレスト部カバーの端末固
定構造を美観を損なうことなく作業性の良いものとする
ことを解決すべき技術的課題とするものである。
ストカバーに限らず、シートのレスト部カバーの端末固
定構造を美観を損なうことなく作業性の良いものとする
ことを解決すべき技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、シートのレスト部の芯部材の表面部に細幅
帯状の溝部を設け、その溝部にホットメルト等の熱可塑
性の接着剤を塗布した状態で前記芯部材のほぼ全周面を
カバーしたカバー部材の端末部分を前記溝部に差し込ん
で加熱溶融後常温にもどすことにより、その端末部分と
前記芯部材とを接着固定させた構造とすることである。
術的手段は、シートのレスト部の芯部材の表面部に細幅
帯状の溝部を設け、その溝部にホットメルト等の熱可塑
性の接着剤を塗布した状態で前記芯部材のほぼ全周面を
カバーしたカバー部材の端末部分を前記溝部に差し込ん
で加熱溶融後常温にもどすことにより、その端末部分と
前記芯部材とを接着固定させた構造とすることである。
【0006】
【作用】上記構造より明らかなように、カバー部材で芯
部材をカバーするとき、芯部材に凹設した細幅帯状の溝
部にホットメルト等の熱可塑性の接着剤を塗布したう
え、前記芯部材をカバーしたカバー部材の端部を溝部に
差し込んで加熱溶融後常温にもどすことにより前記芯部
材とカバー部材の端部が接着固定される。
部材をカバーするとき、芯部材に凹設した細幅帯状の溝
部にホットメルト等の熱可塑性の接着剤を塗布したう
え、前記芯部材をカバーしたカバー部材の端部を溝部に
差し込んで加熱溶融後常温にもどすことにより前記芯部
材とカバー部材の端部が接着固定される。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図2は、車両シート用ヘッドレスト1を示す
斜視図である。ヘッドレスト1には車両シートに固定す
るためのステイ2が凸設されている。さらに、ヘッドレ
スト1のAA断面を図1に示す。図1において、前記ス
テイ2が取着されているヘッドレストインサート5の回
りに設けられているパッド6には車両用シートに組付け
られたとき下側となる底面7に長手方向に細幅の溝部8
が形成されている。そして、パッド6には次に述べるよ
うに皮革、布等で形成されたカバー3が被装され、ヘッ
ドレスト2が製作されている。
説明する。図2は、車両シート用ヘッドレスト1を示す
斜視図である。ヘッドレスト1には車両シートに固定す
るためのステイ2が凸設されている。さらに、ヘッドレ
スト1のAA断面を図1に示す。図1において、前記ス
テイ2が取着されているヘッドレストインサート5の回
りに設けられているパッド6には車両用シートに組付け
られたとき下側となる底面7に長手方向に細幅の溝部8
が形成されている。そして、パッド6には次に述べるよ
うに皮革、布等で形成されたカバー3が被装され、ヘッ
ドレスト2が製作されている。
【0008】次に、カバー3をパッド6に被装するとき
には、溝部8にホットメルト等の熱可塑性の接着剤9を
塗布しておき、カバー3でパッド6をカバーした後、カ
バー3の端部10を溝部8に差し込む。その後、溝部8
近傍の底面7を所定温度に加熱することにより接着剤9
を溶融させ、さらに常温に戻すことにより接着剤9を介
して端部10を溝部8に接着固定させる。ここで、パッ
ド6は、クッション性のある弾性部材で形成されている
ので、溝部8に端部10を差し込むとき、溝部8の開口
部を容易に広げることが可能であり、作業性が良く、ま
たカバー3の端部10の差し込み後にはその開口部を閉
じることができるため、外観を悪くすることがない。
には、溝部8にホットメルト等の熱可塑性の接着剤9を
塗布しておき、カバー3でパッド6をカバーした後、カ
バー3の端部10を溝部8に差し込む。その後、溝部8
近傍の底面7を所定温度に加熱することにより接着剤9
を溶融させ、さらに常温に戻すことにより接着剤9を介
して端部10を溝部8に接着固定させる。ここで、パッ
ド6は、クッション性のある弾性部材で形成されている
ので、溝部8に端部10を差し込むとき、溝部8の開口
部を容易に広げることが可能であり、作業性が良く、ま
たカバー3の端部10の差し込み後にはその開口部を閉
じることができるため、外観を悪くすることがない。
【0009】なお、本考案に係るヘッドレストカバーの
端末固定構造は、この他の車両シート用付属品、例えば
図3に示す車両シート用フロントアームレスト11ある
いは図4に示す車両シート用リアアームレスト12等の
カバーの端末固定構造等にも同様に適用可能である。更
に、一般のシートのレストカバーにも適用が可能であ
る。
端末固定構造は、この他の車両シート用付属品、例えば
図3に示す車両シート用フロントアームレスト11ある
いは図4に示す車両シート用リアアームレスト12等の
カバーの端末固定構造等にも同様に適用可能である。更
に、一般のシートのレストカバーにも適用が可能であ
る。
【0010】
【考案の効果】以上のように本考案に係る車両シート用
ヘッドレストカバーの端末固定構造は、接合部材等がヘ
ッドレスト芯部材の表面に突出しないため、美観を損な
わず、かつ、接着剤の使用によりヘッドレストカバーの
組付けが容易に行うことができるため、作業性を良くす
るという効果がある。
ヘッドレストカバーの端末固定構造は、接合部材等がヘ
ッドレスト芯部材の表面に突出しないため、美観を損な
わず、かつ、接着剤の使用によりヘッドレストカバーの
組付けが容易に行うことができるため、作業性を良くす
るという効果がある。
【0011】
【図1】本考案の実施例に係る車両シート用ヘッドレス
トの断面図である。
トの断面図である。
【図2】本考案の実施例に係る車両シート用ヘッドレス
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る車両シート用フロン
トアームレストの斜視図である。
トアームレストの斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る車両シート用リアア
ームレストの斜視図である。
ームレストの斜視図である。
【図5】従来例に係る車両シートの斜視図である。
【図6】従来例に係る車両シート用ヘッドレストの斜視
図である。
図である。
【図7】従来例に係る車両シート用ヘッドレストの部分
断面図である。
断面図である。
1 ヘッドレスト 3 カバー 6 パッド 8 溝部 9 接着剤 10 端部
Claims (1)
- 【請求項1】 シートのレスト部の芯部材の表面部に細
幅帯状の溝部を設け、その溝部にホットメルト等の熱可
塑性の接着剤を塗布した状態で前記芯部材のほぼ全周面
をカバーしたカバー部材の端末部分を前記溝部に差し込
んで加熱溶融後常温にもどすことにより、その端末部分
と前記芯部材とを接着固定させたことを特徴とするシー
トのレスト部カバーの端末固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991022574U JP2550392Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | シートのレスト部カバーの端末固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991022574U JP2550392Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | シートのレスト部カバーの端末固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110600U JPH04110600U (ja) | 1992-09-25 |
JP2550392Y2 true JP2550392Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=31908054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991022574U Expired - Fee Related JP2550392Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | シートのレスト部カバーの端末固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550392Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601554B1 (ko) | 2014-12-08 | 2016-03-21 | 현대자동차주식회사 | 헤드레스트 일체발포 성형방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61213088A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-22 | 株式会社タチエス | ヘツドレスト |
JPH01141598U (ja) * | 1988-03-16 | 1989-09-28 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP1991022574U patent/JP2550392Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601554B1 (ko) | 2014-12-08 | 2016-03-21 | 현대자동차주식회사 | 헤드레스트 일체발포 성형방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04110600U (ja) | 1992-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |