JPH045289Y2 - - Google Patents

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JPH045289Y2
JPH045289Y2 JP1326987U JP1326987U JPH045289Y2 JP H045289 Y2 JPH045289 Y2 JP H045289Y2 JP 1326987 U JP1326987 U JP 1326987U JP 1326987 U JP1326987 U JP 1326987U JP H045289 Y2 JPH045289 Y2 JP H045289Y2
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JP
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mold
nest
molding
chamber
frame
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JP1326987U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車輌用のシートパツド等の成形工程
で使用されるフレーム一体発泡成形用金型に関す
る。
(従来の技術) 車輌用のシートパツド等の成形品はウレタン等
を原料とする発泡成形によつて形成される。最近
では、成形品の生産性や品質の向上を図るため
に、フレーム一体発泡成形が広く採用されてきて
いる。このフレーム一体発泡成形は、成形用金型
内に予め支持フレームを配置しておき、その金型
内にウレタン等の発泡原料を注入することによつ
て、支持フレームと発泡体とを一体化させた成形
品を形成するものである。
フレーム一体発泡成形において使用される金型
は通常上型と下型とから成る。このような金型と
しては、例えば、実開昭61−77215号公報に開示
されているものがある。
ところで、シートパツド等の成形品において
は、ヘツドレスト等の付属物を取付ける場合に使
用されるサポート孔が必要であるが。このサポー
ト孔は成形時に形成されている。このサポート孔
は次のようにして形成される。まず、成形前にお
いて、支持フレームに取付けられたブラケツトの
挿入孔に入れ子を挿入する。次に、この入れ子を
装着した支持フレームを金型内に配置し、上記フ
レーム一体発泡成形によつて成形を行なう。そし
て、成形後において成形品を金型から外し、成形
品から入れ子を抜取る。
ところが、入れ子は支持フレームの移動等によ
つて脱落することが多い。そこで、その対応策と
して、第3図に示すように入れ子21のヘツド部
にマグネツト22を取付けたもの、あるいは第4
図に示すように入れ子23のヘツド部にバネ部材
24を取付けたものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 第3図に示す入れ子21は、支持フレーム12
の移動時等において周辺設備等への吸着によつて
脱落したり位置がずれたりするおそれが多分にあ
る。一方、第4図に示す入れ子23においては、
入れ子23の本体部とバネ部材24との間に隙間
があるため、その隙間内に発泡体が浸入し、良好
なサポート孔が形成されない。
(問題点を解決するための手段) この考案は、支持フレームに対して発泡体パツ
ドを一体状に成形するためのフレーム一体発泡成
形において使用される上下2分割式の金型であつ
て、型閉じした状態において金型内に成形室およ
び副室が形成されるように上型及び下型に対向状
に隔壁を設け、前記下型の側壁のうち前記副室に
面する部分に入れ子を旋回できるように取付ける
とともにこの入れ子を付勢部材によつて上方へ付
勢し、かつ型閉じした状態において前記入れ子が
前記隔壁間に形成される支持孔によつて保持され
るとともにその先端部が前記支持孔を通して成形
室内へ延びてこの成形室内に配置される支持フレ
ームに取付けられたブラケツトの挿入孔に挿入さ
れるように設定している。
(作用) 上記の構成によれば、入れ子は支持フレームを
金型の成形室内に配置する際に、支持フレームに
取付けられたブラケツトの挿入孔に挿入される。
支持フレームはその状態で成形室内に配置され、
型閉じ操作によつて安定化される。そして、成形
操作終了後型開きをして成形品を成形室から取出
す際に、入れ子は自動的に抜取られ、成形品には
サポート孔が形成される。
(実施例) 次に、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図及び第2図において、金型1は上型1a
と下型1bとから成り、両型1a,1bの内壁に
はそれぞれ隔壁2a,2bが形成されている。こ
れらの隔壁2a,2bは型閉じ状態においてその
端縁部が相対向する位置に形成されており、型閉
じ状態においては、金型1内に成形室3と副室4
とが形成される。
下型1bの副室4に面する側壁5には耐熱性材
料で形成された入れ子6がピン7によつて旋回で
きるように取付けられている。また、下型1bの
副室4に面する底壁8と入れ子6との間にはバネ
部材9が取付けられている。このバネ部材9は、
型閉じ前の状態において、第1図に示されるよう
に入れ子6を上方へ押し上げた状態に保持してい
る。また、型閉じした状態においては、入れ子6
は隔壁2a,2b間に形成される支持孔10内に
通されることによつてほぼ水平に保持され、その
先端部11は成形室3内へ延び、この成形室3内
に配置される支持フレーム12に取付けられたブ
ラケツト13の挿入孔内に挿入できる寸法に設定
されている。
また、下型1bの成形室3に面する底壁14に
は、成形に供される支持フレーム12を安定に保
持させるためのサポート部材15が取付けられて
いる。
次に、フレーム一体発泡成形の操作について説
明する。まず、第1図に示すようにして、入れ子
6の先端部11を支持フレームに取付けられたブ
ラケツト13の挿入孔内に挿入させ、入れ子6を
旋回させながら、支持フレーム12を降下させて
下型1bのサポート部材15上に設置する。そし
て、第2図に示すように上型1aをその上に覆せ
て型閉じした後、成形室3内に発泡体を注入して
成形操作を行なう。成形操作終了後において成形
品は金型から外されるが、入れ子6は下型1bに
固定されているため、脱型と同時に入れ子6は成
形品から抜取られ、成形品にはサポート孔が形成
される。
これら一連の操作が終了すると、入れ子6はバ
ネ部材9によつて第1図に示す位置に戻されるた
め、同様な操作を繰返すことができる。
(考案の効果) この考案は、フレーム一体発泡成形において使
用される上下2分割式の金型において、下型に入
れ子を旋回できるように取付けたことによつて、
支持フレームを金型の成形室内に配置する際に、
入れ子を支持フレームに取付けられたブラケツト
の挿入穴に挿入できる。そのため、成形工程前に
支持フレームのブラケツトに入れ子を予め取付け
ておく必要がなくなり、支持フレームの移動等に
よる入れ子の脱落や位置ずれに対する対策が不要
となつた。また、成形工程終了後においては、成
形品の脱型と同時に入れ子が抜取られるので、入
れ子の抜取り作業も不要となつた。
さらに、この考案においては、隔壁で隔てられ
た副室が成形室に隣接して形成されている。そし
て、入れ子はこの副室内に取付けられ、この副室
から隔壁間に形成される支持孔を通して成形室内
へ延びるように設定されていることにより、常に
良好なサポート孔が形成される。
また、上記のように、入れ子の挿抜工程が不要
になつたことにより、生産性が向上し、生産コス
トの低下も図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示し、
第1図は型閉じ前の金型の断面図、第2図は型閉
じ後の金型の断面図、第3図及び第4図は従来の
入れ子の立面図である。 1……金型、1a……上型、1b……下型、3
……成形室、4……副室、6……入れ子、9……
バネ部材、10……支持孔、11……先端部、1
2……支持フレーム、13……ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持フレームに対して発泡体パツドを一体状に
    成形するためのフレーム一体発泡成形において使
    用される上下2分割式の金型であつて、型閉じし
    た状態において金型内に成形室および副室が形成
    されるように上型及び下型に対向状に隔壁を設
    け、前記下型の側壁のうち前記副室に面する部分
    に入れ子を旋回できるように取付けるとともにこ
    の入れ子を付勢部材によつて上方へ付勢し、かつ
    型閉じした状態において前記入れ子が前記隔壁間
    に形成される支持孔によつて保持されるとともに
    その先端部が前記支持孔を通して成形室内へ延び
    てこの成形室内に配置される支持フレームに取付
    けられたブラケツトの挿入孔に挿入されるように
    設定したことを特徴とするフレーム一体発泡成形
    用金型。
JP1326987U 1987-01-30 1987-01-30 Expired JPH045289Y2 (ja)

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JP1326987U JPH045289Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JP1326987U JPH045289Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JPS63121514U JPS63121514U (ja) 1988-08-08
JPH045289Y2 true JPH045289Y2 (ja) 1992-02-14

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