JPH04270609A - 表皮一体発泡用の成形型 - Google Patents

表皮一体発泡用の成形型

Info

Publication number
JPH04270609A
JPH04270609A JP3054020A JP5402091A JPH04270609A JP H04270609 A JPH04270609 A JP H04270609A JP 3054020 A JP3054020 A JP 3054020A JP 5402091 A JP5402091 A JP 5402091A JP H04270609 A JPH04270609 A JP H04270609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
skin
flange
cavity
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3054020A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Morita
晴夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP3054020A priority Critical patent/JPH04270609A/ja
Publication of JPH04270609A publication Critical patent/JPH04270609A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表皮一体発泡用の成形
型(以下成形型とも記す)に関し、特には型分割面に形
成された表皮端末位置決め用の突起に表皮の端末を係止
して表皮の製品部をキャビティ面にセットするようにし
た成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡体が表皮で覆われた発泡成形品の製
造は、表皮一体発泡用の成形型を用い、そのキャビティ
面に表皮をセットし、表皮内にポリウレタン原料等の液
状発泡原料を注入し、表皮と一体に発泡成形する、いわ
ゆる表皮一体発泡成形によることが多い。その表皮一体
発泡成形は、表皮と発泡体の結合を強固にでき、また発
泡体の成形と同時に表皮を発泡体に被せられる利点があ
る。
【0003】また前記発泡成形品の中でも、図8および
そのA−A断面図である図9に示す自動車用インストル
メントパネル10のように、成形品の端部12を表皮1
4で巻き込んだものについては、図10に示すような成
形型16を用いて表皮一体発泡成形することが行われて
いる。なお、図9の中で18は液状発泡原料から形成さ
れた発泡体、20は補強および取付用のインサートであ
る。
【0004】用いられる成形型16は、通常下型22と
上型24から構成され、かつ、下型22がキャビティ型
26とフランジ型28とからなる。前記キャビティ型2
6は、内部に成形品形状のキャビティ面27が形成され
ている。一方フランジ型28は、上下型の分割面に表皮
端末位置決め用の突起30が形成されたもので、キャビ
ティ29内の縁部にアンダーカット形状31を形成する
よう、一部32をキャビティ29内に突出させてキャビ
ティ型26の縁部にヒンジ33で連結されている。フラ
ンジ型28の表皮端末位置決め用突起30は、表皮14
の端末14aを係止して、表皮14の製品部14b(後
にバリ等として切除される部分を除いた残りの部分)を
キャビティ面の所定位置にセットするためのものである
。またキャビティ29内の縁部に形成されたアンダーカ
ット形状31は、前記成形品の端部12を表皮14で巻
き込むためのものであるが、発泡成形後には成形品の脱
型を妨げる作用をするため、フランジ型28が型外方へ
回転することによりそのアンダーカット形状31がなく
なるようにされている。なお、通常上型24の型面には
、インサート20セット用の磁石またはフック等(図示
せず)が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記成形型16
にあっては、フランジ型28に表皮端末位置決め用の突
起30が形成されているため、成形品を脱型する際、図
11および図12の成形型部分断面図に示すように、ま
ず表皮端末位置決め用の突起30に係止している表皮の
端末14aを持ち上げてその係止を解除しなければなら
ず、その後でなければフランジ型28を回転させてアン
ダーカット形状をなくすことができなかった。そのため
、従来の成形型にあっては成形品の脱型作業に手間取る
問題があり、その改善が望まれていた。そこで本発明は
前記の点に鑑み、成形品の脱型作業を容易にし、しかも
成形品の自動脱型化も可能にする成形型を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明は、型分割面に形成された表皮端末位置決め用
の突起に表皮端末が係止されて、表皮の製品部がキャビ
ティ面にセットされる表皮一体発泡用の成形型であって
、前記位置決め用の突起がフランジ型に形成され、その
フランジ型が、一部をキャビティに突出させるようにし
てキャビティ型の縁部に解除可能に組み合わされ、その
フランジ型の突出部とキャビティ型のキャビティ面とで
、キャビティ内の縁部にアンダーカット形状が形成され
た成形型において、該位置決め用の突起に連結した伸縮
手段をフランジ型内に設け、該位置決め用の突起をフラ
ンジ型内に収納及びフランジ型から突出可能にしたので
ある。
【0007】
【作用】表皮のセット時および表皮一体発泡時、キャビ
ティ型に組み合わされたフランジ型の表皮端末位置決め
用の突起は、伸縮手段によりフランジ型から突出した状
態にされる。そして、その突出した表皮端末位置決め用
の突起により表皮端末がフランジ型に係止され、表皮の
製品部がキャビティ面に正しくセットおよび保持される
。一方、成形品の脱型時には、フランジ型の表皮端末位
置決め用突起が、伸縮手段によりフランジ型内に収納さ
れ、表皮端末位置決め用突起による表皮端末の係止が解
除される。それによって、フランジ型がキャビティ型に
対して回転またはスライド可能になり、そのフランジ型
の回転、スライドによりフランジ型とキャビティ型の組
合せが解除され、キャビティ縁部のアンダーカット形状
がなくなって成形品の脱型が可能になる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図1
は本発明の一実施例にかかる成形型の断面図、図2は表
皮セット時の成形型の断面図、図3は図2の部分拡大断
面図、図4は表皮一体発泡時の成形型の部分断面図、図
5および図6は成形品の脱型時を示す成形型の部分断面
図である。
【0009】成形型34は下型35と上型36とからな
り、内部に成形品形状のキャビティ37を有する。下型
35はキャビティ型38とフランジ型40とからなる。 キャビティ型38は、内面に成形品形状のキャビティ面
41が形成されている。またフランジ型40は、一部が
楔形の突出部42とされ、その楔形の突出部42がキャ
ビティ側へ突出してキャビティ型のキャビティ縁部にア
ンダーカット形状44を形成するようキャビティ型38
の縁部に解除可能に組み合わされている。その解除可能
な組合せは、本実施例のようにヒンジ46によりフラン
ジ型40とキャビティ型38を連結して、フランジ型4
0が成形型外方へ回転可能にする他、フランジ型40を
キャビティ型38の縁部で外方へスライドするように構
成してもよい。また、フランジ型40には、下型と上型
との型分割面48に開口する突起挿通孔50が形成され
ている。その突起挿通孔50には棒状からなる表皮端末
位置決め用の突起52が挿通され、その表皮端末位置決
め用の突起52をフランジ型40から突出およびフラン
ジ型40内に収納させる伸縮手段54が、表皮端末位置
決め用の突起52基部と連結してフランジ型40内に設
けられている。伸縮手段54は、本実施例におけるエア
ーシリンダーの他に、電磁石によるもの、あるいはクラ
ンクとモーターとの連結によるものなど、適宜選択使用
される。また、その伸縮手段54は、全体がフランジ型
40内にある必要はなく、フランジ型40とキャビティ
型38との組合せ解除時にフランジ型40の回転(ある
いはスライド)を妨げない限り伸縮手段54の一部(後
部あるいは下端等)がフランジ型40から出ていてもよ
い。一方上型36は、内部の型面56にインサート保持
用の磁石あるいはフック(いずれも図示せず)が設けら
れ、またフランジ型の表皮端末位置決め用の突起52に
対応する部分に、その突起52先端が表皮端末を介して
嵌まる凹部58が形成されている。
【0010】次に、このようにしてなる成形型34に表
皮をセットする際、および成形型34から成形品を脱型
する際について説明する。
【0011】表皮をセットする際、成形型34は、図2
および図3に示すようにフランジ型40がキャビティ型
38に組み合わされて、キャビティ縁部にアンダーカッ
ト形状が形成されるとともに、伸縮手段54の作動によ
り表皮端末位置決め用の突起52がフランジ型の上下型
分割面(図1または図3における48)から突出した状
態にされる。 そして、所定形状にされた表皮60とインサート62が
下型35と上型36にセットされる。その表皮60のセ
ットは、フランジ型40の表皮端末位置決め用の突起5
2を利用して表皮端末60aの位置を定めるとともに、
その表皮端末位置決め用の突起52に表皮端末60aを
係止することにより行われ、それによって表皮60の製
品部60bがキャビティ型のキャビティ面41に正しく
セットされる。なお、表皮端末60aには、表皮を真空
成形等により所定形状にする際に前記表皮端末位置決め
用の突起52が嵌まる凹部61を形成しておくのが好ま
しい。また下型35にセットされた表皮60は、その後
の液状発泡原料の注入時あるいは注入後の閉型によって
図4のように表皮端末60aが下型35と上型36の型
分割面で挟まれ、確実にキャビティ面に保持される。
【0012】そしてキャビティ内にポリウレタン原料等
の液状発泡原料を注入し、表皮およびインサートと一体
に発泡させて成形品を形成した後、上型36が開けられ
て成形品の脱型がなされる。その際、まず図5のように
表皮端末位置決め用の突起52が伸縮手段54の作動に
よりフランジ型40内に収納される。これによって、表
皮端末60aにおける前記突起52による係止が解除さ
れる。図中63は液状発泡原料から発泡成形された発泡
体である。次いで、図6のようにフランジ型40が成形
型の外方へ回転させられてキャビティ型38との組合せ
が解除される。それによりキャビティ縁部の前記アンダ
ーカット形状31がなくなり、成形品64が成形型34
から取り出される。
【0013】なお、キャビティ形状によっては、フラン
ジ型40が成形型の外方へ回転する際に、図6に示すよ
うに、表皮端末60aがフランジ型40のキャビティ突
出部42によってキャビティ上方へ持ち上げられ、自然
に成形品64がキャビティ面から外れるようにすること
もできる。 また、フランジ型40を表皮端末位置決め用の突起52
収納に続いて自動的に成形型外方へ回転するようにすれ
ば、成形品の脱型を自動的に行うこともできる。そして
成形型から取り出された成形品は、余分な表皮端末等が
切除されて最終製品にされる。
【0014】図7は、本発明の他の実施例にかかる成形
型のフランジ型の部分を示す部分断面図である。この成
形型65は、キャビティ型66に解除可能に組み合わさ
れたフランジ型68が、表皮端末位置決め用の突起70
を横向きに有し、かつ伸縮手段72をその後部がフラン
ジ型68から成形型外へ飛び出すようにしてなるもので
、その他の構成については前記の実施例と同様のもので
ある。この成形型65にあっても、フランジ型68の突
出部74とキャビティ型66のキャビティ面76とによ
って、キャビティ縁部にアンダーカット形状78が形成
される。またそのアンダーカット形状78は、フランジ
型68を成形型外方へ回転させてフランジ型68とキャ
ビティ型66との組合せを解除することにより消失する
ようになっている。
【0015】
【発明の効果】本発明は、前記のようにフランジ型に表
皮端末位置決め用の突起が形成されて、そのフランジ型
とキャビティ型とによってキャビティ縁部にアンダーカ
ット形状が形成された表皮一体発泡成形型において、そ
の表皮端末位置決め用の突起を伸縮手段によってフラン
ジ型内に収納およびフランジ型から突出可能にしたため
、成形品の脱型を容易に行うことができ、またその脱型
を自動的に行うことも可能になったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる成形型の断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例にかかる成形型に表皮をセッ
トした際を示す成形型の断面図せある。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる成形型について、表
皮一体発泡成形時を示す部分断面図である。
【図5】本発明の一実施例にかかる成形型について、表
皮端末位置決め用の突起の収納時を示す部分断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例にかかる成形型について、キ
ャビティ型とフランジ型との組合せ解除時を示す部分断
面図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかる成形型の部分断面
図である。
【図8】自動車用インストルメントパネルの斜視図であ
る。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】従来の成形型の断面図である。
【図11】従来の成形型において成形品の脱型時を示す
部分断面図である。
【図12】従来の成形型において成形品の脱型時を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
37    キャビティ 38    キャビティ型 40    フランジ型 41    キャビティ型のキャビティ面42    
突出部 44    アンダーカット形状 48    型分割面 52    表皮端末位置決め用の突起54    伸
縮手段 66    キャビティ型 68    フランジ型 70    表皮端末位置決め用の突起72    伸
縮手段 74    突出部 76    キャビティ型のキャビティ面78    
アンダーカット形状

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  型分割面に形成された表皮端末位置決
    め用の突起に表皮端末が係止されて、表皮の製品部がキ
    ャビティ面にセットされる表皮一体発泡用の成形型であ
    って、前記位置決め用の突起がフランジ型に形成され、
    そのフランジ型が、一部をキャビティ側に突出させるよ
    うにしてキャビティ型の縁部に解除可能に組み合わされ
    、そのフランジ型の突出部とキャビティ型のキャビティ
    面とで、キャビティ内の縁部にアンダーカット形状が形
    成された成形型において、該位置決め用の突起に連結し
    た伸縮手段をフランジ型内に設けて、該位置決め用の突
    起をフランジ型内に収納及びフランジ型から突出可能に
    したことを特徴とする表皮一体発泡用の成形型。
JP3054020A 1991-02-26 1991-02-26 表皮一体発泡用の成形型 Pending JPH04270609A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3054020A JPH04270609A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 表皮一体発泡用の成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3054020A JPH04270609A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 表皮一体発泡用の成形型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04270609A true JPH04270609A (ja) 1992-09-28

Family

ID=12958907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3054020A Pending JPH04270609A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 表皮一体発泡用の成形型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04270609A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066772A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Nissan Motor Co Ltd 表皮付発泡成形部材の製造方法、および表皮付発泡成形部材の製造装置
JP2020138436A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 トヨタ紡織株式会社 表皮一体発泡成形型

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066772A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Nissan Motor Co Ltd 表皮付発泡成形部材の製造方法、および表皮付発泡成形部材の製造装置
JP2020138436A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 トヨタ紡織株式会社 表皮一体発泡成形型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07314469A (ja) 表皮付き発泡体を表面に有するプラスチック成形品の製造方法およびそれに用いる発泡成形型
JPH02167711A (ja) 表皮材一体発泡体の発泡成形型
JPH04270609A (ja) 表皮一体発泡用の成形型
US4671769A (en) Dental working model moulds
JPS6327211A (ja) 表皮材一体発泡体の成形方法
US6274072B1 (en) Method of manufacturing plastic moldings using a water soluble core
JPH04261815A (ja) 異硬度裸ヘッドレストの製造方法およびそれに用いられる成形型
JP2955197B2 (ja) 発泡成形品の製造方法及びその成形用金型
JPH0751291Y2 (ja) 発泡成形型の表皮材固定構造
JPH04107110A (ja) 表皮付きパッドの製造方法
JPH03164214A (ja) 樹脂成形体の製造方法
JPS63165107A (ja) 表皮一体発泡成形品の製造方法
US4923378A (en) Mold assembly for molding automotive seat
JP2574065Y2 (ja) インサート一体発泡成形型の構造
JPH0321937Y2 (ja)
JPH042007Y2 (ja)
JPH0569449A (ja) ヘツドレスト成形品の製造方法とそれに用いるヘツドレスト成形型
US5055020A (en) Mold for manufacturing a skin covered foamed plastic article
JP2546433B2 (ja) 一体発泡成形型及び該成形型を用いる一体発泡成形方法
JPH07259Y2 (ja) 発泡成形型
JPH1134078A (ja) 表皮一体発泡成形品用表皮および表皮一体発泡成形品の成形方法
JPH01159213A (ja) 面ファスナーを一体に固着する発泡成形品の製造方法
JP2583829Y2 (ja) 射出成形金型
JPH0370612B2 (ja)
JP2559422Y2 (ja) ヘッドレスト成形型