JP2583829Y2 - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
- Publication number
- JP2583829Y2 JP2583829Y2 JP1992059789U JP5978992U JP2583829Y2 JP 2583829 Y2 JP2583829 Y2 JP 2583829Y2 JP 1992059789 U JP1992059789 U JP 1992059789U JP 5978992 U JP5978992 U JP 5978992U JP 2583829 Y2 JP2583829 Y2 JP 2583829Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide core
- mold
- molded product
- displaced
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライドコアによりア
ンダ−カット部を成形する射出成形金型に関する。
ンダ−カット部を成形する射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】スライドコアを用いてアンダ−カット部
を成形する射出成形金型は、特開平1−237111号
公報に見られるように周知である。特開昭62−240
522号公報には、スライドコアの中に別のスライドコ
アを入れ、直角2方向のアンダ−カット部を成形する技
術が開示されている。
を成形する射出成形金型は、特開平1−237111号
公報に見られるように周知である。特開昭62−240
522号公報には、スライドコアの中に別のスライドコ
アを入れ、直角2方向のアンダ−カット部を成形する技
術が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、単一の成形
品に対し、全く逆方向のアンダ−カット部を成形するこ
とができる射出成形金型を提供しようとするものであ
る。
品に対し、全く逆方向のアンダ−カット部を成形するこ
とができる射出成形金型を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案では、互いに逆方
向に変位することにより成形品から離脱する第1及び第
2のスライドコアを設ける。第1スライドコアには、第
2スライドコアに設けた開口部を通じてアンギュラ−ピ
ンを係合させ、第2スライドコアにはカム装置を連結す
る。
向に変位することにより成形品から離脱する第1及び第
2のスライドコアを設ける。第1スライドコアには、第
2スライドコアに設けた開口部を通じてアンギュラ−ピ
ンを係合させ、第2スライドコアにはカム装置を連結す
る。
【0005】
【作用】成形後型開きを行うと、アンギュラ−ピンによ
り第1スライドコアが移動し、成形品には第1アンダ−
カット部が形成される。また、カム装置により第2スラ
イドコアが移動し、成形品に第2アンダ−カット部が形
成される。カムの設計により、第2スライドコアの移動
時期を第1スライドコアのそれよりずらすことができ
る。
り第1スライドコアが移動し、成形品には第1アンダ−
カット部が形成される。また、カム装置により第2スラ
イドコアが移動し、成形品に第2アンダ−カット部が形
成される。カムの設計により、第2スライドコアの移動
時期を第1スライドコアのそれよりずらすことができ
る。
【0006】
【実施例】図に基づき一実施例を説明する。図におい
て、10は固定型、20は移動型である。固定型10と
移動型20の間には、成形品1を成形するキャビティ2
が形成されている。成形品1は、外面に突出したフック
状の第1アンダ−カット部3と、側面からの貫通孔であ
る第2アンダ−カット部4を有する。
て、10は固定型、20は移動型である。固定型10と
移動型20の間には、成形品1を成形するキャビティ2
が形成されている。成形品1は、外面に突出したフック
状の第1アンダ−カット部3と、側面からの貫通孔であ
る第2アンダ−カット部4を有する。
【0007】移動型20には、2種類のスライドコアが
取り付けられている。第1スライドコア21は第1アン
ダ−カット部3を成形するためのものであり、型開き方
向と直角に、型中心方向に変位することにより成形品1
から離脱する。第2スライドコア22は第2アンダ−カ
ット部4を成形するためのものであって、第1スライド
コア21と固定型10の間に位置し、第1スライドコア
とは逆に、型中心から離れる方向に変位することにより
成形品1から離脱する。
取り付けられている。第1スライドコア21は第1アン
ダ−カット部3を成形するためのものであり、型開き方
向と直角に、型中心方向に変位することにより成形品1
から離脱する。第2スライドコア22は第2アンダ−カ
ット部4を成形するためのものであって、第1スライド
コア21と固定型10の間に位置し、第1スライドコア
とは逆に、型中心から離れる方向に変位することにより
成形品1から離脱する。
【0008】第1スライドコア21に変位を与えるの
は、固定型10から突出したアンギュラ−ピン11であ
る。アンギュラ−ピン11は、第2スライドコア22に
設けられた開口部23を通じて第1スライドコア21の
受け穴24に係合する。第2スライドコア22に変位を
与えるのはカム装置25である。カム装置25は、固定
型10の外面に固定されたカム板26と、第2スライド
コア22に取り付けられ、カム板26のカム溝27に係
合するロ−ラ状のカムフォロア28からなる。
は、固定型10から突出したアンギュラ−ピン11であ
る。アンギュラ−ピン11は、第2スライドコア22に
設けられた開口部23を通じて第1スライドコア21の
受け穴24に係合する。第2スライドコア22に変位を
与えるのはカム装置25である。カム装置25は、固定
型10の外面に固定されたカム板26と、第2スライド
コア22に取り付けられ、カム板26のカム溝27に係
合するロ−ラ状のカムフォロア28からなる。
【0009】上記金型の動作は次のようになる。図1は
型を閉じて成形を行った状況を示す。樹脂が固化した
後、型を開いて行くと、第1スライドコア21は型開き
開始直後から変位を開始する。これに対し第2スライド
コア22は、カムフォロア28がカム溝27の非変位区
間を移動するため、変位しない。図2はアンギュラ−ピ
ン11が受け穴24から抜けた状態を示す。成形品1か
らの第1スライドコア21の離脱はこの時点で完了して
いる。更に少し進んだ後、カムフォロア28がカム溝2
7の変位区間に入り、第2スライドコア22が成形品1
からの離脱を開始する。アンギュラ−ピン11は、開口
部23の内壁に当る前にそこから抜け出す。図3は型開
きストロ−クが終端に達した状態を示し、ここでは第2
スライドコア22も成形品1から離脱している。この
後、成形品1が移動型20から突き外される。
型を閉じて成形を行った状況を示す。樹脂が固化した
後、型を開いて行くと、第1スライドコア21は型開き
開始直後から変位を開始する。これに対し第2スライド
コア22は、カムフォロア28がカム溝27の非変位区
間を移動するため、変位しない。図2はアンギュラ−ピ
ン11が受け穴24から抜けた状態を示す。成形品1か
らの第1スライドコア21の離脱はこの時点で完了して
いる。更に少し進んだ後、カムフォロア28がカム溝2
7の変位区間に入り、第2スライドコア22が成形品1
からの離脱を開始する。アンギュラ−ピン11は、開口
部23の内壁に当る前にそこから抜け出す。図3は型開
きストロ−クが終端に達した状態を示し、ここでは第2
スライドコア22も成形品1から離脱している。この
後、成形品1が移動型20から突き外される。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、全く逆方向のアンダ−
カット部を同時に成形できる。また、第2スライドコア
を変位させるのにカム装置を用いたので、第1スライド
コアと第2スライドコアの動作に時間差を設けることが
できる。これは、第1スライドコアを変位させるアンギ
ュラ−ピンが十分抜け出してから第2スライドコアの変
位を開始できること、すなわち開口部を幅広くとらなく
てもアンギュラ−ピンを抜け出させることができること
を意味し、第2スライドコアの強度確保に効果がある。
カット部を同時に成形できる。また、第2スライドコア
を変位させるのにカム装置を用いたので、第1スライド
コアと第2スライドコアの動作に時間差を設けることが
できる。これは、第1スライドコアを変位させるアンギ
ュラ−ピンが十分抜け出してから第2スライドコアの変
位を開始できること、すなわち開口部を幅広くとらなく
てもアンギュラ−ピンを抜け出させることができること
を意味し、第2スライドコアの強度確保に効果がある。
【図1】型締め時の部分断面図である。
【図2】型開き途中の部分断面図である。
【図3】型開き完了時の部分断面図である。
1 成形品 3 第1アンダ−カット部 4 第2アンダ−カット部 10 固定型 20 移動型 21 第1スライドコア 22 第2スライドコア 11 アンギュラ−ピン 23 開口部 25 カム装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/44
Claims (1)
- 【請求項1】 下記要素を備えた射出成形金型。 a.特定方向に変位することにより成形品から離脱する
第1スライドコア。 b.前記第1スライドコアと逆の方向に変位することに
より成形品から離脱する第2スライドコア。 c.前記第2スライドコアに設けた開口部を通って前記
第1スライドコアに係合し、型開きに伴い第1スライド
コアに動きを与えるアンギュラ−ピン。 d.前記第2スライドコアに連結し、型開きに伴い第2
スライドコアに動きを与えるカム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059789U JP2583829Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059789U JP2583829Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 射出成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621918U JPH0621918U (ja) | 1994-03-22 |
JP2583829Y2 true JP2583829Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13123406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059789U Expired - Lifetime JP2583829Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583829Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP1992059789U patent/JP2583829Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621918U (ja) | 1994-03-22 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106 |
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