JPH053075Y2 - - Google Patents

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JPH053075Y2
JPH053075Y2 JP6323288U JP6323288U JPH053075Y2 JP H053075 Y2 JPH053075 Y2 JP H053075Y2 JP 6323288 U JP6323288 U JP 6323288U JP 6323288 U JP6323288 U JP 6323288U JP H053075 Y2 JPH053075 Y2 JP H053075Y2
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bellows
headrest
insert
bellows boot
boot
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の座席背もたれ上部に装着
される、蛇腹ブーツ付きヘツドレストに関する。
(従来の技術) ヘツドレストは、頭部を支持する枕部分の底部
から取り付け用ステイを突出させ、その枕部分の
上下位置を調節可能にして取り付け用ステイを自
動車の座席背もたれ上部に挿通する構造のものが
多い。
しかしその場合には、ヘツドレストの枕部分の
底部と座席背もたれの上部との間で取り付け用ス
テイが露出し、美観を損ねることがある。
そこで、従来第3図の断面図に示すようなヘツ
ドレスト10が提案されている。そのヘツドレス
ト10は、蛇腹ブーツ付きヘツドレストと称され
ているもので、枕部分12と蛇腹ブーツ部分14
からなる。枕部分12は、プラスチツクレザー等
からなる袋形状をしたヘツドレストカバー16内
に、一端を取り付け用ステイ18とするインサー
ト20が挿入され、そのインサート20とヘツド
レストカバー16間の空間を満たすようにしてポ
リウレタン発泡体等からなる弾性発泡体22が形
成されている。まが、蛇腹ブーツ部分14はゴム
あるいはプラスチツク製の蛇腹状筒体からなり、
前記取り付け用ステイ18を包囲するようにして
枕部分12の底部に取り付けられている。この蛇
腹ブーツ付きヘツドレスト10は、座席背もたれ
24上部と枕部分12底部間にある取り付け用ス
テイ18が、蛇腹ブーツ部分14により方位され
隠蔽されるため、その部分の美観が損なわれるこ
とがない利点がある。
なお、ヘツドレストカバーについては、枕部分
12と蛇腹ブーツ部分14をプラスチツクのブロ
ー成形により一体として形成したものが、特開昭
60−24917号公報で提案されている。
しかしながら、上記の蛇腹ブーツ付きヘツドレ
スト10は、ヘツドレストの枕部分12を上下さ
せる際に、蛇腹ブーツ部分14の伸縮により、蛇
腹ブーツ部分14の下端等から空気が一度に蛇腹
ブーツ部分14に出入りして、蛇腹ブーツ部分が
振動する等の理由により不快音を生ずる問題があ
る。
また、蛇腹ブーツ部分14は、変形容易なプラ
スチツクまたはゴム等からなり、しかもその蛇腹
形状故に、蛇腹ブーツ部分14の内面と取り付け
用ステイ18との間に空間を有するので、一層変
形し易くなつている。そのため、蛇腹ブーツ14
部分の下端を、座席背もたれ24の上部に嵌合構
造等によつて係止固定することにより、蛇腹ブー
ツ部分14の形状維持がなされている。しかしヘ
ツドレストは座席背もたれ24を倒してフルフラ
ツトシートとする場合に邪魔になるので、その際
に座席背もたれ24から取り外されるものであ
る。従つてその取り外しの際に、蛇腹ブーツ部分
14の下端と背もたれ24上部との係合を外さね
ばならず、ヘツドレストの取り外し作業が面倒に
なる問題がある。
(考案が解決しようとする課題) そこでこの考案は、従来技術が有していた課
題、すなわちヘツドレストの上下時に不快音を発
生する問題、およびヘツドレストの取り付け、取
り外し時に面倒な作業が必要となる問題を解決せ
んとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案は、 (イ) 袋形状をした枕部の底面に蛇腹ブーツ部分が
一体に形成されたヘツドレストカバーと、 (ロ) 取り付け用ステイ部分がヘツドレストカバー
の蛇腹ブーツ部分に挿通するようにしてヘツド
レストカバー内に収容されたインサートと、 (ハ) インサート周囲を包囲するようにしてヘツド
レストカバーの袋部および蛇腹ブーツ部分内に
形成された弾性発泡体と、 から蛇腹ブーツ付きヘツドレストを構成したので
ある。
(作用) この考案による蛇腹ブーツ付きヘツドレスト
は、ヘツドレストの蛇腹ブーツ内にも弾性発泡体
が形成されて、蛇腹ブーツ内面と取り付け用ステ
イ間をその弾性発泡体が占めた構造からなる。そ
のため、ヘツドレストの上下動時に、蛇腹ブーツ
の伸縮によつて蛇腹ブーツに出入りする空気は、
弾性発泡体を構成している小さな気孔内を通過す
ることになる。そして、その気孔の骨格等に邪魔
されて空気の自由な流動が制限されるので、蛇腹
ブーツの空気の出入りが徐々に行われることにな
る。その結果、従来空気の急激な流動により発生
していた蛇腹ブーツの振動等による不快音が生じ
にくくなる。
また、蛇腹ブーツと取り付け用ステイ間の空間
が弾性発泡体で満たされているため、蛇腹ブーツ
自体の形状保持力が高まり、座席背もたれの上部
に蛇腹ブーツの下端を係合しなくても、蛇腹ブー
ツの形状を維持できるようになる。その結果、座
席背もたれへのヘツドレストの着脱作業が、取り
付け用ステイを座席背もたれに挿通もしくは座席
背もたれから引き抜くだけで済み、極めて容易簡
単になる。
(実施例) 以下この考案の実施例について説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係る蛇腹ブーツ
付きヘツドレスト26の一部切り欠き斜視図であ
る。その蛇腹ブーツ付きヘツドレスト26は、ヘ
ツドレストカバー28とインサート30と弾性発
泡体32からなる。
ヘツドレストカバー28は、軟質塩化ビニル樹
脂等のプラスチツクを中空形状としたもので、袋
状の枕部28aと、その枕部28aの底面に一体
となつた蛇腹ブーツ部分28bとから構成されて
いる。その枕部28aは、ヘツドレスト使用時に
頭部に接触するものであり、また蛇腹ブーツ部分
28bは枕部28aの底面から突出する取り付け
用ステイ30bの周囲を包囲するものである。な
お、枕部28aの形状は図示のものに限るもので
はなく、例えばドーナツ状からなるいわゆる穴あ
きヘツドレストのようなものであつてもよい。ま
た、蛇腹ブーツ部分28bは蛇腹状の円筒体であ
つても、あるいは蛇腹状角筒体であつてもよい
が、先端31から取り付け用ステイ部分30bを
突出しうるようにするため、およびその先端31
から後記する発泡原料をヘツドレストカバー28
内に注入できるようにするため、先端31が開口
したものとする必要がある。
インサート30は、補強体部分30aと取り付
け用ステイ部分30bとからなる。補強体部分3
0aは、ヘツドレストカバーの枕部28a内に収
納されて、その枕部28内の弾性発泡体32を補
強するものである。また、取り付け用ステイ30
b部分は、この蛇腹ブーツ付きヘツドレスト26
を座席背もたれに取り付けるために用いられるも
ので、ヘツドレストカバーの蛇腹ブーツ部分28
bに挿通され、先端が外部に突出している。なお
インサート30は、補強体部分30aと取り付け
用ステイ部分30bとを一つの金属製中空パイプ
または金属製中実パイプから構成してもよく、あ
るいは補強体部分30aを金属製若しくは硬質プ
ラスチツク製の板状体または箱状体とし、取り付
け用ステイ部分30bを中空パイプ、中実パイプ
として熔接等により一体としたものであつてもよ
く、さらには、取り付け用ステイ部分が一体から
なるものであつてもよい。また、インサートの取
り付け用ステイ部分30bの所定部には、座席背
もたれのクリツプと段階的に係合して、この蛇腹
ブーツ付きヘツドレストを所定位置に固定するた
めの切り欠き33が形成してある。
弾性発泡体32は、ポリウレタン発泡体等のよ
うに連通気孔を主体とする発泡体からなり、ヘツ
ドレストカバー28内にあるインサート30周囲
を包囲して、ヘツドレストカバー28とインサー
ト30間の空間を満たしている。即ち弾性発泡体
32は、ヘツドレストカバーの枕部28a内にあ
るインサートの補強体部分30aの周囲のみなら
ず、ヘツドレストカバーの蛇腹ブーツ部分28b
内にあるインサートの取り付け用ステイ部分30
bの周囲にも存在して、ヘツドレストカバー28
とインサート28間の空間を占めているのであ
る。
上記弾性発泡体32の成形は次のようにして行
うのが簡単である。第2図は、その弾性発泡体3
2の成形時を示すもので、分割式成形型34の分
割面で成形型34等を切断した断面図である。ま
ず、枕部と蛇腹ブーツ部分が一体として形成され
たヘツドレストカバー28を、その内部にインサ
ート30を挿入した状態で成形型34に装置し、
インサートの取り付け用ステイ部分30bが挿通
された蛇腹ブーツ部分28bの先端開口部31か
ら、ポリウレタン発泡体原料等の液状発泡原料3
3をヘツドレストカバー28内に注入する。この
時、蛇腹ブーツ部分28bに位置するインサート
の取り付け用ステイ部分30bには、あらかじめ
離型剤を塗布しておく。ヘツドレストカバー28
内に注入された発泡原料は、インサート30周囲
で発泡してヘツドレストカバー28の枕部28a
内および蛇腹ブーツ部分28b内を満たし、イン
サート30を包囲する弾性発泡体32(第1図)
となる。その際弾性発泡体32は、発泡原料の発
泡時における自己接着性により、ヘツドレストカ
バー28内面とインサート30外面の両者に接着
し、それらと一体になる。しかし蛇腹ブーツ部分
28bにあつては、弾性発泡体がインサートの取
り付け用ステイ部分30bの外面に接着すると、
蛇腹ブーツ部分の伸縮性が阻害されるため、蛇腹
ブーツ部分28b内の取り付け用ステイ部分30
bについては、上記のように離型剤を塗布し、弾
性発泡体が接着しないようにしておく必要があ
る。
このようにしてなる蛇腹ブーツ付きヘツドレス
ト26は、インサートの取り付け用ステイ部分3
0bを、座席背もたれ上部のステイ挿通穴に挿通
し、そのステイ挿通穴に設けられた前記クリツプ
と、インサートの取り付け用ステイ部分30bの
切り欠き33とを係合させることにより、座席背
もたれに取り付けられる。そして、その枕部を上
下に押すことにより、座席背もたれのクリツプ
が、それまで係合していた取り付け用ステイの切
り欠きから外れて、別の位置の切り欠きと係合
し、その位置で取り付け用ステイ部分が固定され
るため、枕部の高さ調節ができる。
枕部の高さ調節時、蛇腹ブーツ部分28bは、
枕部の底面と座席背もたれの上部との間隔に応じ
て内部の弾性体と共に伸縮し、インサートの取り
付け用ステイ部分30bが露出するのを防ぐ。そ
してその際、蛇腹ブーツ部分28b内の容積変化
に応じて空気が蛇腹ブーツ部分28bに出入りす
るが、蛇腹ブーツ部分28b内には弾性発泡体3
2が存在するため、その空気の出入りは弾性発泡
体32を構成する気孔を通つて行われることにな
る。そして、空気は気孔の骨格等に邪魔されて自
由に流動できず、蛇腹ブーツ28bへの出入りが
ゆつくりとなる。その結果、大量の空気が急激に
蛇腹ブーツに出入りすることがなくなるので、空
気の流入、排出による不快音を生じることがな
い。
一方、この蛇腹ブーツ付きヘツドレスト26を
座席背もたれから取り外す際には、枕部を上方に
持ち上げ、前記クリツプと取り付け用ステイ部分
の切り欠きとの係合を解除して座席背もたれから
抜き取ればよい。
(効果) この考案の蛇腹ブーツ付きヘツドレストは、上
記のように蛇腹ブーツ内にも弾性発泡体が形成さ
れた構造からなるため、次のような効果がある。
その効果の一つは、ヘツドレストの上下位置を
調節する際、すなわち蛇腹ブーツの伸縮時に、空
気が急激に蛇腹ブーツに出入りしないので不快音
を生じにくいことである。
また他の効果は、蛇腹ブーツ内の弾性発泡体に
よつて蛇腹ブーツ自体の形状保持性が高まるので
従来蛇腹ブーツの形状保持のために必要とされ
た、座席背もたれ上部への蛇腹ブーツ下端の係止
が必要なくなり、座席背もたれに対する蛇腹ブー
ツ付きヘツドレストの着脱を容易に行うことがで
きることである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例に係
るもので、そのうち第1図は蛇腹ブーツ付きヘツ
ドレストを一部切り欠いて示す斜視図、第2図は
弾性発泡体の成形時を示すもので成形型の分割面
で成形型等を切断した断面図である。また第3図
は従来の蛇腹ブーツ付きヘツドレストの断面図で
ある。 28……ヘツドレストカバー、28a……枕
部、28b……蛇腹ブーツ部分、30……インサ
ート、30a……補強体部分、30b……取り付
け用ステイ部分、32……弾性発泡体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 袋形状をした枕部の底面に蛇腹ブーツ部分が
    一体に形成されたヘツドレストカバーと、 (ロ) 取り付け用ステイ部分がヘツドレストカバー
    の蛇腹ブーツ部分に挿通するようにしてヘツド
    レストカバー内に収容されたインサートと、 (ハ) そのインサート周囲を包囲するようにして、
    ヘツドレストカバーの枕部および蛇腹ブーツ部
    分内に形成された弾性発泡体と、 からなる蛇腹ブーツ付きヘツドレスト。
JP6323288U 1988-05-13 1988-05-13 Expired - Lifetime JPH053075Y2 (ja)

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JP6323288U JPH053075Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JPH01169154U JPH01169154U (ja) 1989-11-29
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