JPH0516163A - ドアトリムの製造方法 - Google Patents

ドアトリムの製造方法

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JPH0516163A
JPH0516163A JP16983091A JP16983091A JPH0516163A JP H0516163 A JPH0516163 A JP H0516163A JP 16983091 A JP16983091 A JP 16983091A JP 16983091 A JP16983091 A JP 16983091A JP H0516163 A JPH0516163 A JP H0516163A
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JP
Japan
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door trim
mold
crimping
base material
pressure
Prior art date
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Application number
JP16983091A
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English (en)
Inventor
Osamu Takani
修 高荷
Ryuichi Sumita
竜一 住田
Toshihiko Naka
敏彦 仲
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NANJIYOU SOBI KOGYO KK
Nanjo Auto Interior Co Ltd
Original Assignee
NANJIYOU SOBI KOGYO KK
Nanjo Auto Interior Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面材、表皮材および基材が順に積層されて
なる3層構造のドアトリムを圧着上型と圧着下型とによ
り見栄えよく、かつ接着性よく成形する。 【構成】 表皮材11の表面側の所定位置に布部材13
を貼り合わせる。圧着下型15上側に、基材となる樹脂
19を溶融した状態で配置する。それから、布部材13
の周縁に対応して木目込み部16が下方に突出している
圧着上型14を下降して、圧着下型15とにより圧着成
形を行うと同時に、木目込み部16によって布部材13
の木目込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の内装
材として用いられるドアトリムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面材、表皮材および基材が順に
積層されてなる3層構造のドアトリムは、図12に示す
ように、木質系繊維や熱可塑性樹脂等からなる基材a
に、真空成形等で表皮材bを貼り合わせてトリム本体c
を形成し、圧着下型dの上側へセットする。一方、布等
の表面材eは、プリフォ−ム若しくは真空引きにより圧
着上型fに対して位置決めしてセットする。それから、
圧着上型fを圧着下型dに対して下降させて、トリム本
体cへ表面材eを接着固定する。なお表皮材bの、表面
材eに対応する部分には接着剤を予め塗布しておく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
予め成形されたトリム本体cに表面材eを接着固定する
場合には、表面材eを圧着上型fの木目込み部gに沿わ
せて表面材eの端縁処理を行っているので、表面材eが
装着された後、図13に示すように、トリム本体cの溝
部c1 に隙間hができる。そのため、表面材eの端縁部
の見切りラインのずれが発生し、見栄えが悪くなる。ま
た、表面材eとトリム本体cとの接着のための接着剤
を、トリム本体cの表面(表皮材b)に塗布するように
しているが、端縁部処理のための溝部c1 内に接着剤の
塗布が困難で、接着性の点でも問題が残る。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、表面材、表皮材および基材が順に積層されてなる3
層構造のドアトリムを、見栄えよく、かつ接着性よく成
形することができるドアトリムの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面材、表皮
材および基材が順に積層されてなる3層構造のドアトリ
ムを圧着上型と圧着下型とにより成形するドアトリムの
製造方法を前提とするものである。
【0006】本発明は、表皮材の表面側の所定位置に表
面材を貼り合わせて、表面材の周縁に対応して木目込み
部が下方に突出している圧着上型と、該木目込み部に対
応して溝部が形成されている圧着下型との間に位置さ
せ、圧着下型の上側に基材となる樹脂を、溶融した状態
で配置し、それから、圧着上型と圧着下型とによる圧着
成形によってドアトリムが成形されると同時に、木目込
み部によって表面材の木目込みを行う構成とする。
【0007】
【作用】表皮材の表面側の所定位置に表面材が貼り合わ
されたものを、圧着上型と圧着下型との間に配置する。
圧着下型上側に、基材となる樹脂を、溶融した状態で配
置し、それから、圧着上型と圧着下型とによりドアトリ
ムの圧着成形を行う。それと同時に、木目込み部によっ
て表面材の木目込みを行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0009】本発明方法によって製造されるドアトリム
を示す図1において、1はドアトリムで、トリム本体2
の所定位置に表面材である布部材3が接着されている。
なおトリム本体2は、基材と表皮材との2層構造であ
り、表皮材の表面の所定部位に布部材3が接着されてい
る。
【0010】上記ドアトリムを製造するのは、図2〜図
6に示すように行われる。
【0011】まず、図2に示すように、表皮材11の表
面側の所定位置に布部材12を接着剤を介して貼り合わ
せ、2層構造体13を形成し、圧着上型14と圧着下型
15との間に配置する。なお、圧着上型14には、木目
込み部16(木目込みバ−)が突設され、そして、圧着
下型15には、木目込みを行うための溝部17,17
と、基材となる樹脂(例えばポリプロピレン)を、溶融
状態で射出するための樹脂射出用ゲ−ト18,18,1
8が相互に所定間隔を存して形成されている。
【0012】そして、図3に示すように、樹脂射出ゲ−
ト18,18,18より、基材の成形に必要な所定量の
樹脂19,19,19が射出され、圧着下型15の上側
に、基材となる樹脂19が溶融した状態で配置される。
このとき、圧着上型14は、成形予備高さまで下降して
いる。
【0013】それから、図4に示すように、圧着上型1
4を下降して、圧着下型15とにより、ドアトリムの圧
着成形を行う同時に、表面材である布部材3の木目込み
を行う。そして、樹脂19が固化して基材20となり、
該基材20が、図5に示すように、2層構造体13の下
面に一体的に接着される。そして、圧着上型14と圧着
下型15とのクリアランスが略一定であるので、成形時
に供給される、基材となる樹脂19の樹脂圧(例えば3
0 kg/cm2 )により、表皮材11および布部材12が若
干圧縮された状態(即ち木目込み部16の厚さ以上圧縮
された状態)となる。なお、表皮材11は例えば塩化ビ
ニル樹脂からなり、厚さ0.4mm程度のトップ層11a
と3mm程度の発泡層11bとの2層構造で、比較的高い
圧縮性を有するように構成されている。
【0014】成形終了後、図6に示すように、圧着上型
14を上昇させ、木目込み部16を圧着下型15の溝部
17より引き抜くと、表皮材11および布部材12の復
元力により、溝部17の隙間が埋められ、見栄えが向上
する。
【0015】上記のように構成すれば、樹脂19による
基材20の成形、表皮形成および木目込みを同時に行う
ことができるので、設備および工程の削減が図れる。
【0016】特に、成形後の表皮材11および布部材1
2の復元力により、木目込みのために必要な溝部17に
おける隙間を埋めることができるので、見切りラインの
ズレを吸収でき、木目込み部の見栄えが向上する。ま
た、上記溝部17における隙間が埋められるので、溝部
17の幅を従来に比して広くすることができ、布部材1
2の、表皮材11に対する位置決め精度を緩和すること
ができる。
【0017】上記実施例では、布部材12の端末処理の
ために、圧着下型15に溝部17を形成するようにして
いるが、そのような溝部を設けない圧着下型15A(図
7参照)の場合にも、同様に適用することができる。即
ち、その場合は、基材20Aは全体に亘って一様厚さと
なるのではなく、成形後の布部材12の端末部分12a
に対応する部分20aにおいて、基材20Aの厚さが厚
くなる。
【0018】また、図9〜図11に示すように構成する
こともできる。すなわち、図9に示すように、逆三角形
の溝部31aを有する圧着下型31と、木目込み部32
を有する圧着上型33との間に、表皮材34に布部材3
5を貼り付けた2層構造体36を配置する。それから、
圧着上型33を下降し、木目込み部32で布部材35の
端縁部を押圧し、その状態で基材38となる樹脂37を
溶融状態で下型31の上側に射出する。すると、この射
出された樹脂37による樹脂圧により、図11に示すよ
うに、木目込み部32に沿うように、布部材35および
表皮材34が変形し、所定形状のドアトリムが成形され
る。この場合も、成形後の布部材35の端末部分35a
に対応する部分38aにおいて、基材38の厚さが厚く
なっている。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記のように、樹脂による基
材の成形、表皮形成および木目込みを同時に行うことが
できるので、設備および工程の削減が図れ、ドアトリム
を容易に製造することができる。
【0020】特に、成形後の表皮材および布部材の復元
力により、溝部における隙間を無くすことができるの
で、見切りラインのズレを吸収でき、木目込み部の見栄
えが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリム全体の概略図である。
【図2】圧着上型と圧着下型との間に、布部材と表皮材
を配置した状態の図である。
【図3】図2の状態において、さらに基材となる樹脂が
射出された状態の図である。
【図4】圧着成形状態の説明図である。
【図5】図5の要部を拡大して示す説明図である。
【図6】成形後の、ドアトリムの要部の断面図である。
【図7】変形例の圧着下型の断面図である。
【図8】変形例の成形後の、要部断面図である。
【図9】さらに別の実施例の図2と同様の図である。
【図10】さらに別の実施例の図3と同様の図である。
【図11】さらに別の実施例の図4と同様の図である。
【図12】従来方法の説明図である。
【図13】従来方法によって成形されたドアトリムの断
面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム 11,34 表皮材 12,35 布部材(表面材) 14,31 圧着上型 15,33 圧着下型 16,32 木目込み部 17,31a 溝部 19,37 樹脂 20,20A 基材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表面材、表皮材および基材が順に積層さ
    れてなる3層構造のドアトリムを圧着上型と圧着下型と
    により成形するドアトリムの製造方法であって、 表皮材の表面側の所定位置に表面材を貼り合わせて、表
    面材の周縁に対応して木目込み部が下方に突出している
    圧着上型と、該木目込み部に対応して溝部が形成されて
    いる圧着下型との間に位置させ、 圧着下型の上側に基材となる樹脂を、溶融した状態で配
    置し、 それから、圧着上型と圧着下型とによる圧着成形によっ
    てドアトリムが成形されると同時に、木目込み部によっ
    て表面材の木目込みを行うことを特徴とするドアトリム
    の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100241127B1 (ko) * 1997-05-01 2000-02-01 전성도 자동차용 내장재의 성형방법
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DE102021123628A1 (de) 2021-09-13 2023-03-16 Dr. Schneider Kunststoffwerke Gmbh Verfahren zum Herstellen eines Bauteils mit einem sichtseitigen Kaschiermaterial, welches eine Naht aufweist

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