JPH08238639A - 薄板樹脂成形化粧パネルの製造方法 - Google Patents

薄板樹脂成形化粧パネルの製造方法

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JPH08238639A
JPH08238639A JP4725595A JP4725595A JPH08238639A JP H08238639 A JPH08238639 A JP H08238639A JP 4725595 A JP4725595 A JP 4725595A JP 4725595 A JP4725595 A JP 4725595A JP H08238639 A JPH08238639 A JP H08238639A
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JP
Japan
Prior art keywords
decorative panel
resin
skin material
base material
thermoplastic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4725595A
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English (en)
Inventor
Seizo Ota
晴三 太田
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Takehiro Co Ltd
Original Assignee
Takehiro Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧パネルの樹脂層を極薄に形成して、軽量
化と材料費の低減とを図ること。 【構成】 薄手のシート状の樹脂4で裏打ちされた表皮
材1を用意し、この表皮材1を上型5の型面に沿わせた
うえで、下型6に注入した所定量の熱可塑性樹脂7を熱
圧成形する。成形された熱可塑性樹脂基材8は、表皮材
裏面の樹脂4と接合する部位が葉脈状又は格子状に延び
ていて、化粧パネルの使用時に表皮材1を所定の形状に
支える補強リブとなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の内装材
として用いる、薄板樹脂成形化粧パネルの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧パネルを製造する際、熱可塑
性樹脂をスタンピングモールドする方法が知られてい
る。この成形方法は、成形装置の上下の押圧型を例えば
15mm程度に開けておき、上型に表皮材を沿わせたう
えで、下型の上の熱可塑性樹脂を熱圧成形するものであ
る。したがって、インジェクションモールドと比べて、
型締め圧力や樹脂の注入圧力が大幅に軽減できるので、
小型装置で大形成形品の製造が容易にでき、かつ、熱可
塑性樹脂層を成形すると同時に表皮材の接合を完了させ
ることができるという利点がある。スタンピングモール
ドで製造した化粧パネルの断面形状の一例を図4に示
す。同図において、表皮材10はファブリック等の表皮
11と、必要に応じて表皮11にラミネートされるPP
(ポリプロピレン)発泡シート12とから成り、表皮材
裏面のほぼ全面が熱可塑性樹脂層13と接合した状態で
所定形状の化粧パネルが形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車部品
の軽量化やコストダウンの要求には厳しいものがあり、
内装材とて例外ではない。しかしながら、上述のスタン
ピングモールド成形法では、表皮材と接触する熱可塑性
樹脂の流動性等の制約から、樹脂層の厚みを極薄(例え
ば2mm以下)にするのは困難であった。
【0004】そこで、本発明は、樹脂層が極薄の化粧パ
ネルを、いわゆるスタンピングモールド成形法で製造
し、化粧パネルの軽量化と材料費の低減とを図ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
な薄板樹脂成形化粧パネルの製造方法を創作した。すな
わち、本発明は、押圧型の一方の型面に表皮材を沿わせ
たうえでその押圧型で熱可塑性樹脂を熱圧成形し、熱可
塑性樹脂基材を成形すると同時にその基材と前記表皮材
とを接合せしめるようにした化粧パネルの製造方法にお
いて、前記表皮材は薄手のシート状樹脂で予め裏打ちさ
れており、前記基材は、表皮材裏面のシート状樹脂と接
合する部位が葉脈状又は格子状に延びる所定形状に熱圧
成形されることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の薄板樹脂成形化粧パネルを製造する際に
は、ファブリック等の表皮が薄手のシート状樹脂で裏打
ちされた表皮材を用意し、この表皮材を押圧型の一方の
型面に沿わせたうえで、その押圧型により所定量の熱可
塑性樹脂を熱圧成形する。成形された熱可塑性樹脂基材
は、表皮材裏面のシート状樹脂と接合する部位が葉脈状
又は格子状に延びていて、使用時に表皮材を所定の形状
に支える補強リブとなる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、例えば自動車の内装材となる薄板樹脂成形
化粧パネル(以下単に「化粧パネル」という)に用いる
表皮材の断面図である。予め用意されるこの表皮材1
は、ファブリックや塩ビレザー等の表皮2と、PP(ポ
リプロピレン)発泡シート3と、極薄(例えば厚さ0.
5〜0.8mm程度)の樹脂シート4とを貼り合わせた
ラミネート構造である。なお、PP発泡シート3は必須
ではなく、省かれる場合もある。さて、化粧パネルの製
造の際には、図2(A)に示すように、スタンピングモ
ールド成形装置の押圧型の上型5と下型6との間隔を適
宜に開き、上型5に表皮材1を沿わせたうえで、所定量
の熱可塑性樹脂7を下型6の型面に注入する。その後、
押圧型を閉じて、図2(B)参照、表皮材1に対して起
立する細幅板状(例えば厚み2〜3mm,幅10〜20
mm程度)の基材8を熱圧成形するとともに、その基材
8の一縁を樹脂シート4に接合させる。なお、図中、6
aは下型6の凹部であり、基材8に対応する形状に形成
されている。
【0008】上記の基材8は、樹脂シート4に対して葉
脈状又は格子状に延びており、化粧パネルの使用時には
表皮材1を所定の形状に支える補強リブとなるものであ
る。また、基材8は、凝固時のひけによって表皮にしわ
ができないような配慮をするのが普通であり、例えば図
3に示すような適宜な形状とされる。同図中、8aは三
角板状のリブ、8bは断面T字状のリブ、8cは基材8
の断面をL字状にしたものである。なお、図示は省略し
たが、化粧パネルの取付時に使用するステーとかクリッ
プとかを必要に応じて基材8と同時に適宜位置に成形す
る。
【0009】本実施例の化粧パネルは、樹脂層の厚みが
例えば0.5〜0.8mm程度と極薄であり、基材8が
従来のようなシート状ではなく、葉脈状又は格子状の骨
体(補強リブ)となって樹脂シート4を補強している。
したがって、化粧パネルの形状に対応させて基材形状を
設計することにより、従来と比べて樹脂量を少なくでき
るから、熱圧成形が容易になるとともに、材料費の低減
及び軽量化が可能となる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂層を極薄にした化粧パネルを、いわゆるスタンピン
グモールド成形法で製造することが可能になるととも
に、その樹脂層を支える熱可塑性樹脂基材の熱圧成形も
容易になる。したがって、化粧パネルを軽量化して比較
的安価に製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の表皮材を示す断面図である。
【図2】実施例の製造方法を説明する図であり、(A)
は押圧型の断面図、(B)は成形した化粧パネルの裏面
側を見る斜視図である。
【図3】化粧パネルの基材の接合部の別例を示す図であ
る。
【図4】従来例のスタンピングモールド成形品の化粧パ
ネルを拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 表皮材 4 樹脂シート 5 上型 6 下型 7 熱可塑性樹脂 8 基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧型の一方の型面に表皮材を沿わせた
    うえでその押圧型で熱可塑性樹脂を熱圧成形し、熱可塑
    性樹脂基材を成形すると同時にその基材と前記表皮材と
    を接合せしめるようにした化粧パネルの製造方法におい
    て、前記表皮材は薄手のシート状樹脂で予め裏打ちされ
    ており、前記基材は、表皮材裏面のシート状樹脂と接合
    する部位が葉脈状又は格子状に延びる所定形状に熱圧成
    形されることを特徴とする薄板樹脂成形化粧パネルの製
    造方法。
JP4725595A 1995-03-07 1995-03-07 薄板樹脂成形化粧パネルの製造方法 Pending JPH08238639A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020129976A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 本田技研工業株式会社 加飾成形品
WO2020129977A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 本田技研工業株式会社 外装材
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JPWO2020129977A1 (ja) * 2018-12-18 2021-09-27 本田技研工業株式会社 外装材
JPWO2020129976A1 (ja) * 2018-12-18 2021-10-07 本田技研工業株式会社 加飾成形品
JPWO2020129978A1 (ja) * 2018-12-18 2021-11-04 本田技研工業株式会社 加飾成形品
US11975782B2 (en) 2018-12-18 2024-05-07 Honda Motor Co., Ltd. Decorative molded component

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