JPS6144925Y2 - - Google Patents

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JPS6144925Y2
JPS6144925Y2 JP1981156472U JP15647281U JPS6144925Y2 JP S6144925 Y2 JPS6144925 Y2 JP S6144925Y2 JP 1981156472 U JP1981156472 U JP 1981156472U JP 15647281 U JP15647281 U JP 15647281U JP S6144925 Y2 JPS6144925 Y2 JP S6144925Y2
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JP
Japan
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outer panel
hat
reinforcing rib
section
panel
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JP1981156472U
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JPS5860573U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のリツドに関し、詳しくはリ
ツドのインナパネルにおいて主骨で囲まれた部分
を切除した切除部に架設される補強リブの構造に
関するものである。
(従来の技術) 従来より、自動車の軽量化を図るために、ボン
ネツトやトランクリツド等のリツドとして、例え
ば実開昭53−11118号公報に開示されるように、
アウタパネルとインナパネルとを、各々その周辺
にてヘミング加工によつて接合してなり、該イン
ナパネルの主骨で囲まれた部分を切除して軽量化
するとともに、該切除部に補強リブを設したもの
が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、従来、上記補強リブは、主骨の断面
形状と同形状に、両側端にフランジ部を有する断
面逆ハツト形状に形成されており、該フランジ部
をアウタパネル内面に充填剤を介して接合せしめ
るようになされていた。
そのため、上記補強リブのフランジ部は充填剤
を充填するに十分な広い幅が必要であり、その結
果、補強リブ全体の幅が広くなつて、軽量化を充
分に図ることができないという問題があつた。ま
た、断面逆ハツト形状であるが故に、補強リブの
底面部に電着塗装用の水抜き穴を設ける必要があ
り、作業工数が増加するとともに、補強リブの剛
性強度低下ひいてはリツドの剛性強度低下を招く
という問題があつた。
そこで、本考案はかかる点に鑑みてなされたも
ので、上記のような自動車のリツドにおいて、イ
ンナパネルの切除部に架設される補強リブを適切
な形状に形成することにより、充填剤を充填でき
る幅を確保しながら、補強リブのフランジ部の幅
を可及的に狭くして、軽量化を図るとともに、電
着塗装用の水抜き穴を不要として、組立作業の簡
略化および強度アツプを図り得るようにすること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案の解決手段
は、アウタパネルとインナパネルとからなる自動
車のリツドをを対象とする。
そして、上記インナパネルに上記アウタパネル
とにより閉断面を構成する主骨を形成するととも
に、該主骨で囲まれた部分に切除部を形成する。
さらに、上記切除部に、両側端にフランジ部を有
する断面ハツト形状に形成された補強リブを架設
し、該補強リブのハツト部上面を上記アウタパネ
ル内面に充填剤を介して接合する構造とする。
(作用) この構成により、本考案では、リツドのインナ
パネルに、アウタパネルとで閉断面を構成する主
骨が形成されているので、このインナパネルの主
骨とアウタパネルとで構成される閉断面によりリ
ツドの剛性強度が高められる。また、インナパネ
ルには上記主骨で囲まれる部分に切除部が形成さ
れており、該切除部によりインナパネルつまりリ
ツド全体の重さが低減される。よつて、リツドの
剛性強度を大に確保しつつその軽量化が図られ
る。
さらに、上記インナパネルにおける切除部には
補強リブが架設されており、この補強リブは断面
ハツト状に形成されていて、そのハツト部上面で
アウタパネル内面に接合されているので、アウタ
パネルへの接合強度を確保するために補強リブの
フランジ部の幅を広くすることなく、つまりその
重さを増大させることなく、アウタパネル内面に
対する接着面積を大きくとることができ、よつて
上記リツドの剛性強度の増大および軽量化を問題
なく達成できることになる。
また、上記補強リブは断面ハツト形状に形成さ
れているので、その補強リブがハツト部上面にて
アウタパネル内面に充填剤を介して接合されてい
る状態では、補強リブとアウタパネルとの間に閉
断面は生ぜず、よつて電着塗装用の水抜き穴が不
要となり、組立作業の簡略化および剛性強度の確
保を実現できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は自動車の車体前部を示し、1は車体、
2は車体1内に形成されたエンジンルームであつ
て、該エンジンルーム2の開口部2aにはボンネ
ツト3が開閉自在に取り付けらている。
上記ボンネツト3は、第2図および第3図に示
すように、アウタパネル4とインナパネル5とか
らなり、該インナパネル5とアウタパネル4に当
接せしめ、該アウタパネル4の外周縁をヘミング
加工によりインナパネル5側へ折り返して両者
4,5を接合してなる。上記インナパネル5は、
その外周辺および央部に主骨6が三角形ないし短
形状の閉曲線となるように形成されているととも
に、該主骨6によつて囲まれた部分が切除され
て、インナパネル5の左右寄りに三角形状の切除
部7,7が、中央部前側に台形状の切除部8が、
さらに中央部後側左右に2つの台形状の切除部
9,9がそれぞれ形成されている。また、上記左
右寄りの各三角形状切除部7には左右方向に延び
る2本の補強リブ10,10が前後方向に略等間
隔で平行に架設されているとともに、上記中央部
後側左右の各台形状切除部9には同じく左右方向
に延びる2本の補強リブ11,11が前後方向に
略等間隔で平行に架設されている。
そして、上記主骨6は、第4図および第5図に
も示すように、両側端に比較的幅の広いフランジ
部6a,6aを有する断面逆ハツト形状に形成さ
れており、該各フランジ部6aが上記アウタパネ
ル内面に充填剤12を介して接合されれている。
また、上記主骨6のハツト部6b下面には電着塗
装時に電着液を排出するための水抜き穴13が多
数個直列状に穿設されている。
一方、上記中央部後側左右の各切除部9に架設
された補強リブ11は、第5図および第6図に示
すように、両側端に比較的幅の狭いフランジ部1
1a,11aを有する断面ハツト形状に形成され
ており、該ハツト部11b上面が上記アウタパネ
ル4内面に充填剤14を介して接合されていると
ともに、両端部において両フランジ部11a,1
1aが上方に折り曲げられてハツト部11b上面
と共に主骨6のフランジ部6aに一体に連設され
ている。尚、上記左右寄りの各切除部7に架設さ
れた補強リブ10は、スパンが比較的短く、それ
程大きな剛性強度が必要とされないので、単に並
列状の2本のビード10a,10aを有するプレ
ート形状に形成されており、アウタパネル4内面
に充填剤(図示せず)を介して接合されている。
したがつて、上記実施例においては、インナパ
ネル5中央部後側左右の各切除部9に架設した補
強リブ11が、両側端にフランジ部11a,11
aを有する断面ハツト形状に形成されているの
で、該補強リブ11のハツト部11b上面によつ
て充填剤14を充填するに十分な幅が確保され、
該ハツト部11b上面を充填剤14を介してアウ
タパネル4内面に確実に接合することができる。
それ故、補強リブ11のフランジ部11a,11
aの幅は、主骨6の充填剤14充填用フランジ部
6a,6aの如く広く設定する必要はなく、単に
強度上必要な最小幅でよい。その結果、補強リブ
11全体の幅を狭くすることができ、補強リブ1
1重量を大巾に軽減することができ、ひいてはボ
ンネツト3の軽量化を図ることができる。
また、上記補強リブ11のハツト部11b上面
とアウタパネル4内面との間に充填剤14を充填
しても、該補強リブ11が断面ハツト形状である
ため、電着塗装時、電着液は両側方からスムーズ
に流下して、ハツト部11b等に溜まることがな
いので、主骨6の如き水抜き穴13,13,…を
設ける必要がない。そのため、作業工程数が少な
くて済み、組立作業の簡略化を図ることができる
とともに、補強リブ11ひいてはボンネツト3全
体の剛性強度を増大させることができる。
尚、上記実施例では、インナパネル&5左右寄
の各切除部7に架設した補強リブ10は、スパン
が短いために単に2本のビード10a,10aを
有するプレート形状としたが、切除部の大きさに
対応して補強リブのスパンが長くなり、その剛性
強度を増大させる必要がある場合には、インナパ
ネル5中央部後側左右の各切除部9に架設した補
強リブ11の如く、両側端にフランジ部を有する
断面ハツト形状に形成し、該ハツト部上面をアウ
タパネル内面に充填剤を介して接合すればよい。
また、上記実施例では、本考案をボンネツト3
に適用した場合について説明したが、トランクリ
ツド等その他各種の自動車のリツドにも同様に適
用できるものである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、自動車
のリツドのインナパネルに形成した切除部に架設
する補強リブを、両側端にフランジ部を有する断
面ハツト形状に形成し、該ハツト部上面をアウタ
パネル内面に充填剤を介して接合したものである
ので、充填剤を充填できる幅を確保しつつ補強リ
ブの幅を可及的に狭くすることができ、軽量化を
図ることができるとともに、上記補強リブには電
着塗装用の水抜き穴が不要となり、組立作業の簡
略化および剛性強度アツプを併せ図ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の車体前部の概略斜視図、第2図はボンネ
ツトの底面図、第3図は第2図の−線におけ
る拡大断面図、第4図は第2図の−線におけ
る拡大断面図、第5図は第2図の−線におけ
る拡大断面図、第6図は第2図の−線におけ
る拡大断面図である。 3……ボンネツト、4……アウタパネル、5…
…インナパネル、6……主骨、7,8,9……切
除部、11……補強リブ、11a……フランジ
部、11b……ハツト部、14……充填剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウタパネルとインナパネルとからなり、上記
    インナパネルには上記アウタパネルとにより閉断
    面を構成する主骨が形成され、該主骨で囲まれた
    部分に切除部が形成されており、該切除部に、両
    側端にフランジ部を有する断面ハツト形状に形成
    された補強リブが架設され、該補強リブのハツト
    部上面を上記アウタパネル内面に充填剤を介して
    接合してなることを特徴とする自動車のリツド。
JP15647281U 1981-10-20 1981-10-20 自動車のリツド Granted JPS5860573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15647281U JPS5860573U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 自動車のリツド

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JP15647281U JPS5860573U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 自動車のリツド

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Publication Number Publication Date
JPS5860573U JPS5860573U (ja) 1983-04-23
JPS6144925Y2 true JPS6144925Y2 (ja) 1986-12-17

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ID=29949009

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JP15647281U Granted JPS5860573U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 自動車のリツド

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3829715B2 (ja) * 2001-12-26 2006-10-04 マツダ株式会社 車両用ボンネット構造
JP6100601B2 (ja) * 2013-05-08 2017-03-22 スズキ株式会社 アルミニウム製自動車用フード

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633811U (ja) * 1979-08-23 1981-04-02

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JPS5633811U (ja) * 1979-08-23 1981-04-02

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