JPH0312621Y2 - - Google Patents

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JPH0312621Y2
JPH0312621Y2 JP4455786U JP4455786U JPH0312621Y2 JP H0312621 Y2 JPH0312621 Y2 JP H0312621Y2 JP 4455786 U JP4455786 U JP 4455786U JP 4455786 U JP4455786 U JP 4455786U JP H0312621 Y2 JPH0312621 Y2 JP H0312621Y2
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panel
rear end
tire house
section
house inner
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部車体構造、特にフロアパ
ネル後方側端部に連設される後輪用タイヤハウス
インナパネルと、リアエンドパネルとの接合部周
辺の構造に関する。
(従来の技術) 自動車の車体には、該車体に所要の強度や剛性
を付与するために各種のフレーム部材が配設され
るが、この種のフレーム部材としては、フロアパ
ネル下面における左右両側部寄りの位置に車体前
後方向に配設されるサイドフレームや、フロアパ
ネル或いはリアエンドパネル等に車体幅方向に配
設されるクロスメンバ等がある。
そして、特に車体後部においては、フロアパネ
ルと、該パネルの後方側端部において連設される
後輪用タイヤハウスインナパネルと、これらの後
端部に連設されるリアエンドパネルとで形成され
るコーナー部の強度および剛性を高めることが必
要であり、この目的のため、例えば実開昭60−
92676号公報によれば、リアタイヤハウスインナ
パネルのアーチ部後方に、リアエンドアツパーパ
ネルの延長部とフロアパネルおよびその両者間に
接合されたガゼツトとにより車体前後方向の閉断
面を形成したものが示されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、通常、自動車の車体後部にはトラン
クルーム等の荷室が設けられると共に、該荷室の
床面を形成するフロアパネル上にスペアタイヤの
収納部が設けられる。この場合、このスペアタイ
ヤ収納部をできるだけ荷室の後端側に寄せて、該
荷室の前方に配置されたリヤシートとの間に広く
且つまとまつた空間を確保したいという要望があ
る。然しながら、上記のごとく荷室の後面を形成
するリアエンドパネルには、該パネル上縁におけ
る開口部周囲に所要の強度や剛性を付与するた
め、車体幅方向のクロスメンバが配設されると共
に、特に、車体後部における上記コーナー部の強
度や剛性の向上を目的として、上記従来例のよう
にリアタイハウスインナパネルのアーチ部後方に
車体前後方向の閉断面を形成する構造とは別に、
例えばリアエンドパネルの下端部とフロアパネル
後端部との接合部にもクロスメンバを配設し、上
記リアエンドパネル上縁の閉断面と合せて、該リ
アエンドパネルに上下平行に2つの閉断面を形成
する場合がある。この場合、下方の閉断面を形成
するクロスメンバは荷室の後端部下方に配設され
ることになるので、該荷室に可及的まとまつた空
間を確保すべくスペアタイヤ収納部を荷室の後端
側に寄せようとした時に、該クロスメンバが邪摩
となつて、該スペアタイヤ収納部を荷室の後端側
に寄せることができなくなる。その結果、該荷室
空間の容積が制限され或いは該空間が不自然な形
状となつて、該荷室空間を有効に利用することが
困難となる。
尚、荷室の後端部下方の形状を整える為に、上
記リアエンドパネルに上下に平行して配設される
クロスメンバのうち下方のクロスメンバを省略し
た場合には、振動荷重はもとより縦方向および横
方向の荷重が集中し易い車体後部におけるコーナ
ー部の強度や剛性が不足することになつて、当該
自動車の車体構造が脆弱化する虜れがある。
本考案は、車体後部に所要の強度や剛性を付与
するために荷室の後面を形成するリアエンドパネ
ルに配設されるクロスメンバを該パネルの上縁部
にのみ配設することにより、荷室内に設けられる
スペアタイヤ収納部を該荷室の後端側に寄せて該
荷室内の空間を可久的有効に利用し得るようにす
る共に、上記クロスメンバの周辺の構造に改良を
加えることにより、当該自動車の車体、特に、車
体後部におけるコーナー部に所要の強度や剛性を
付与することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、次の
ように構成したことを特徴とする。
即ち、車室底面を形成するフロアパネルの後方
側端部に後輪用タイヤハウスインナパネルが連設
されると共に、車室後面を形成するリアエンドパ
ネルが上記フロアパネルとタイヤハウスインナパ
ネルとの後端に連設される自動車の後部車体構造
において、上記リアエンドパネルの上縁部内面に
車体幅方向に延びるクロスメンバを配設すること
により、該リアエンドパネル上縁部に閉断面を形
成する。そして、上記クロスメンバの端部と上記
タイヤハウスインナパネルとの間にトルクボツク
スを介設することにより、上記閉断面の上下幅を
該トルクボツクスにより拡張しながらタイヤハウ
スインナパネルにまで延長する。更に、このトル
クボツクスに、フロアパネル下面に車体前後方向
に配設されたサイドフレームの後端を接続させる
構成とする。
(作用) 上記の構成によれば、リアエンドパネルの上縁
部内面に車体幅方向に配設されたクロスメンバに
より閉断面が形成されて、該パネル上縁部におけ
るリアドアやトランクリツド等の開口部周囲に所
要の強度や剛性が確保されることになる。そし
て、この閉断面が上記クロスメンバの端部とタイ
ヤハウスインナパネルとの間に介設されたトルク
ボツクスにより延長されて、左右両側のタイヤハ
ウスインナパネルがこの閉断面を介して連結され
ることになり、しかも上記トルクボツクスは上下
幅が上記クロスメンバより拡張されていると共
に、このトルクボツクスにフロアパネル下面に車
体前後方向に配設されたサイドフレームの後端が
接続されることにより、車体後部のコーナー部を
構成する各部材の接合状態が著しく強固なものと
なり、該コーナー部の強度や剛性が十分に確保さ
れる。これに伴つて、荷室の後面を形成するリア
エンドパネルの下部にクロスメンバを配設するこ
とが不要となり、その結果、該荷室の後部下方に
障害物がなくなつて、スペアタイヤ収納部を荷室
の後端に寄せて設けることが可能となる。
(実施例) 次に、本考案の具体的な実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図に示すように、自動車の車体後部は、基
本的には車室底面を形成するフロアパネ1と、該
フロアパネル1の後方側端部に連設されて後輪用
タイヤハウスを形成するタイヤハウスインナパネ
ル20と、車室後面を形成するリアエンドパネル
30とで構成されている。
上記フロアパネル1の後部には両側部に一段高
くされた棚部2が形成されていると共に、該フロ
アパネル1における後部中央の相対的に低くなつ
ている個所はスペアタイヤ収納用パン部3とさ
れ、且つ該棚部2とパン部3との間に縦壁部4と
されている。そして、上記棚部2の外側部にフラ
ンジ5が設けられ、このフランジ5が上記タイヤ
ハウスインナパネル20の側面部21に接合され
ている。尚、該タイヤハウスインナパネル20は
タイヤハウスの上部外周を形成する略円弧状の周
面部22と上記側面部21とで構成されている。
また、フロアパネル1の後端縁には、上記棚部
2から縦壁部4およびスペアタイヤ収納用パン部
3にわたる後壁部6が設けられていると共に、こ
の後壁部6の中央部上縁に上記リアエンドパネル
30の中央部下縁が接合されている。このリアエ
ンドパネル30は車体幅方向の両側部が上記タイ
ヤハウスインナパネル20の後端に接合されてい
ると共に、その両側部が上方に延設されて立上り
面31が形成されている。そして、このリアエン
ドパネル30の内面の中央部上端に沿つて車体幅
方向に断面コ状のクロスメンバ40がフランジ4
1,42によつて接合されていると共に、該クロ
スメンバ40の端部40aと上記タイヤハウスイ
ンナパネル20の側面部21との間にトルクボツ
クス50が介設されている。
ここで、上記トルクボツクス50の形状につい
て説明すると、第2図に拡大して示すように、該
トルクボツクス50は概ね上壁部51と前壁部5
2および下壁部53とで断面が略コ状とされ、そ
の車体幅方向内方側の端部50aが上下方向に絞
縮されて上記クロスメンバ40の端部40aに沿
つた形状とされていると共に、該トルクボツクス
50の中央部から外方側の端部50bにかけて前
壁部52が下方に拡張されている。また、上壁部
51の後縁および外側縁にはフランジ51a,5
1b,51cが、前壁部52の外側縁にはフラン
ジ52aが、更に下壁部53の後縁および外側縁
にはフランジ53a,53bが夫々設けられてい
る。そして、該トルクボツクス50の内方側の端
部50aが上記クロスメンバ40の端部40aに
接合されていると共に、上壁部51および下壁部
53の後端部に夫々設けられたフランジ51a,
51b,53aが上記リアエンドパネル30に接
合され、且つ上壁部51、前壁部52、更には下
壁部53の外側縁に夫々設けられたフランジ51
c,52a,53bが上記タイヤハウスインナパ
ネル20の側面部21に接合されている。
以上の構成に加えて、上記フロアパネル1にお
ける棚部2の下面には車体前後方向にサイドフレ
ーム60が配設されており、このサイドフレーム
60は断面状とされ、その両側面部61,62
の上縁に設けられフランジ61a,62aによつ
て上記フロア1の下面に接合されていると共に、
該サイドフレーム60の後端部にはフランジ63
が設けられ、該フランジ63が上記トルクボツク
ス50の前壁部52における上下幅が拡張された
車体外方側の端部50b寄りの位置に接合されて
いる。
なお、上記リアエンドパネル30の立上り面3
1に接合されて車体内側面を形成するリアピラー
インナパネル70の下端が、上記タイヤハウスイ
ンナパネル20と上記トルクボツクス50とに跨
つて接合されている。また、上記立上り面31の
外側には車体外側面を形成するリアフエンダパネ
ル80が接合されている。
上記の構成によれば、リアエンドパネル30の
内面の中央部上端に沿つて車体幅方向に接合され
たクロスメンバ40により閉断面Xが形成され
て、該パネル30の上縁部におけるリアドア(図
示せず)等の開口部周囲の所要の強度や剛性が確
保されることになる。そして、この閉断面Xが上
記クロスメンバ40の端部40aとタイヤハウス
インナパネル20との間に介設されたトルクボツ
クス50により延長されて、左右両側のタイヤハ
ウスインナパネル20がこの閉断面Xを介して連
結されることになる。しかも、上記トルクボツク
ス50の中央部から車体幅方向外方側の端部50
bにかけて前壁部52が下方に拡張されているの
で、第3図に示すように上記リアエンドパネル3
0とクロスメンバ40とで形成された閉断面Xが
該トルクボツクス50により上下幅を拡張(閉断
面X′)された状態でタイヤハウスインナパネル
20に接続されると共に、このトルクボツクス5
0の前壁部52にフロアパネル1における棚部2
の下面に車体前後方向に配設されたサイドフレー
ム60の後端が接続されることにより、車体後
部、特にフロアパネル1とタイヤハウスインナパ
ネル20と、これらの後端部に連設されるリアエ
ンドパネル30とでなるコーナー部の接合状態が
著しく強固なものとなる。これにより、該コーナ
ー部の強度や剛性が十分に確保されて、荷室の後
面を形成するリアエンドパネル30の下部にクロ
スメンバを配設することが下要となり、その結
果、該荷室の後部下方に障害物がなくなつて、ス
ペアタイン収納部を荷室の後端に寄せて設けるこ
とが可能となる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、荷室後面を形成するリ
アエンドパネル上縁部内面に車体幅方向に配設さ
れたクロスメンバにより閉断面を形成し、且つこ
の閉断面を上記クロスメンバの端部と後輪用タイ
ヤハウスインナパネルとの間に介設させたトルク
ボツクスによりその上下幅を拡張しながら該タイ
ヤハウスインナパネルまで延長すると共に、該ト
ルクボツクスにフロアパネル下面に車体前後方向
に配設されたサイドフレームの後端を接続するよ
うにしたから、車体後部のコーナー部を構成する
各部材の接合状態が著しく強固なものとなり、該
コーナー部の強度や剛性を十分に確保できる。こ
れに伴つて、荷室の後面を形成するリアエンドパ
ネルの下部にクロスメンバを配設することが不要
となり、その結果、該荷室の後部下方に障害物が
なくなつて、スペアタイヤ収納部を荷室の後端に
寄せて設けることが可能となり、該荷室の空間を
可及的有効に利用し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
車体後部におけるコーナー部の接合状態を示す斜
視図、第2図は該接合部に介設されたトルクボツ
クスの拡大斜視図、第3図は第1図−線で切
断した要部断面図である。 1……フロアパネル、20……タイヤハウスイ
ンナパネル、30……リヤエンドパネル、40…
…クロスメンバ、50……トルクボツクス、60
……サイドフレーム、X(X′)……閉断面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室底面を形成するフロアパネルの後方側端部
    に後輪用タイヤハウスインナパネルが連設される
    と共に、車室後面を形成するリアエンドパネルが
    上記フロアパネルとタイヤハウスインナパネルと
    の後端に連設される自動車の後部車体構造であつ
    て、上記リアエンドパネルの上縁部と、該上縁部
    の内面に車体幅方向に配設されたクロスメンバと
    で閉断面が形成され、且つ該閉断面が上記クロス
    メンバの端部と上記タイヤハウスインナパネルと
    の間に介設されたトルクボツクスにより上下幅が
    拡張されながら、タイヤハウスインナパネルにま
    で延長されていると共に、該トルクボツクスに上
    記フロアパネル下面において車体前後方向に配設
    されたサイドフレームの後端が接続されているこ
    とを特徴とする自動車の後部車体構造。
JP4455786U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0312621Y2 (ja)

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JP4455786U JPH0312621Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JP4455786U JPH0312621Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JPS62156084U JPS62156084U (ja) 1987-10-03
JPH0312621Y2 true JPH0312621Y2 (ja) 1991-03-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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