JP2917379B2 - 自動車のセンターピラー構造 - Google Patents

自動車のセンターピラー構造

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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は自動車のセンターピラー構造に関する。
b. 従来の技術 自動車のセンターピラーはインナーパネルとアウタパ
ネルで閉断面形状に形成されており、ドアヒンジが設け
られる個所にはその内部にリンフォースメントが配設さ
れている(実開昭62−83787号公報、実開昭60−11273号
公報)。
一方、シートベルトのショルダーアンカ部分を補強す
るためにインナーパネル側にリンフォースメントを配設
する構造がある。
第8図および第9図はかかる構造を示したものでセン
ターピラー100を構成するインナーパネル101とアウタパ
ネル102相互間に、シートベルトのショルダーアンカ103
用リンフォースメント104とドアヒンジリンフォースメ
ント105をそれぞれ上下に配置したものである。
c. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構成のものは、ショルダーアンカ
リンフォースメント104とドアヒンジリンフォースメン
ト105が一定幅t上下方向に離れていることから第10図
のように、シートベルト106の引張力を上げていくと、
リトラクタ107とショルダーアンカ108が引張られてイン
ナパネル101が座屈するおそれがある。
本発明は上記従来技術の課題を解決し、強度の向上を
図ることができる自動車のセンターピラー構造を提供す
ることを目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、センターピラーイ
ンナパネルとサイドボデーアウタパネルとが接合されて
閉断面形状を形成した自動車センターピラー構造におい
て、上記センターピラーの内部に、シートベルトのショ
ルダーアンカー用リンフォースメントをセンターピラー
インナパネル側に接合し、かつドアヒンジ用リンフォー
スメントをサイドボデーアウタパネル側に接合して配設
するとともに、該ショルダーアンカー用リンフォースメ
ントの下端部とドアヒンジ用リンフォースメントの上端
部の一部が互いに重複するようにしてセンターピラーの
上下に配設し、かつこれらリンフォースメントの上記セ
ンターピラーインナパネルとサイドボデーアウタパネル
相互間での接合部が重複しないように一方のリンフォー
スメントの接合部に切欠きを設けたことにある。
e. 作用 シートベルトのショルダーアンカー用リンフォースメ
ントとドアヒンジ用リンフォースメントを互いに一部が
重複するようにセンターピラー内部に配設する。リンフ
ォースメントはそれぞれセンターピラーインナパネルと
サイドボデーアウタパネル相互間に溶接する。両リンフ
ォースメントのフランジの重複部分は一方のリンフォー
スメントをインナパネルとアウタパネル間に接合し、切
欠いたリンフォースメントはインナパネルまたはアウタ
パネルに接合する。
f. 実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図ないし第7図において、1は自動車の車体であ
り、フロントドア2およびフロントドア3の中間にはイ
ンナパネル4とサイドボディを構成するアウタパネル5
とで閉断面に形成したセンターピラー6が設けられてい
る。このセンターピラー6の閉断面の内部にはフロント
シートベルトのショルダーアンカ(図示せず)の取付部
を補強するショルダーアンカー用リンフォースメントの
下端部とリヤドア3のドアヒンジ(図示せず)の取付部
を補強するドアヒンジ用リンフォースメントの下端部の
一部が車幅方向に対向して一定長さe、上下方向に重複
するように上下に配設されている。ショルダーアンカ用
リンフォースメント7およびドアヒンジ用リンフォース
メント8は横断面コ字型に形成され、このコ字型部の両
側にそれぞれフランジ7a,8aが設けられており、これら
フランジ7a,8a部分をインナパネル4の接合部4aとアウ
タパネル5の接合部5aとの間にスポット溶接で一体に接
合している。ドアヒンジ用リンフォースメント8はショ
ルダーアンカ用リンフォースメント7のフランジ7aと重
複するフランジ8′a部分に一定長さe、恒り切欠き9
を設け、フランジ7aとフランジ8aが重複しないように形
成している。この切欠き9を設けた部分ではドアヒンジ
用リンフォースメント8の側面部8bをスポット溶接によ
ってアウタパネル5に接合する。
ドアヒンジ用リンフォースメント8およびアウタパネ
ル5には対応する位置にドアヒンジ(図示せず)を取付
けるための取付け穴10a,10bがそれぞれ設けられ、ショ
ルダーアンカ用リンフォースメント7およびインナパネ
ル4には対応する位置にシートベルトのショルダーアン
カ(図示せず)を取付けるための取付穴11a,11bがそれ
ぞれ設けられている。
上記構成によると、ショルダーアンカ用リンフォース
メント7とドアヒンジ用リンフォースメント8をセンタ
ーピラー6の内部に、上下に一部が重複するようにして
配設する。ショルダーアンカ用リンフォースメント7お
よびドアヒンジ用リンフォースメント8はそれぞれフラ
ンジ7a,8a部分をインナパネル4とアウタパネル5相互
間に介在してスポット溶接する。ショルダーアンカ用リ
ンフォースメント7とドアヒンジ用リンフォースメント
8は互いに重なる部分ではドアヒンジ用リンフォースメ
ント8のフリンジ8′a部分に切欠き9が設けられてい
ることからフランジ7aとフランジ8aは重複しないように
してスポット溶接する。そして、フランジ7aおよびフラ
ンジ8aは互いに重ならない位置でそれぞれインナパネル
4とアウタパネル5に挟まれてスポット溶接される。
こうして、センターピラー6の内部はショルダーアン
カ用リンフォースメント7およびドアヒンジ用リンフォ
ースメント8で補強される。
g. 発明の効果 以上述べたように本発明による自動車のセンターピラ
ー構造によれば、センターピラー内部を全長に恒ってリ
ンフォースメントで補強したのでシートベルトの引張り
に対する強度を向上できる。とくに、2枚のリンフォー
スメントを互いに一部が重複するようにして上下に配設
したので、センターピラーの中央部の強度を上げること
ができる。
さらに、ショルダーアンカー用リンフォースメント
は、センターピラーのインナパネルのフロントシートベ
ルトのショルダーアンカー部分を効果的に補強し、ドア
ヒンジ用リンフォースメントは、センターピラーのアウ
タパネルのリヤドアに設けられたドアヒンジ取付部分を
効果的に補強することができる。
また、ショルダーアンカー用リンフォースメントと、
ドアヒンジ用リンフォースメントが重なり合っているこ
とにより、一方のリンフォーメントの重なり部分が他方
のリフォースメントを補強し合うことから、補強効果が
倍増する。
またさらに、センターピラーのリンフォースメントが
センターピラーの内部を全長に亘って補強する形とな
り、センターピラーの中央部の強度・剛性を向上させる
ことができることから、シートベルトの引っ張りに対す
る強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動車のセンターピラー構造の一
実施例を示す概念図、第2図は第1図のショルダーアン
カ用リンフォースメントを示す正面図、第3図(a)
(b)は第1図のドアヒンジ用リンフォースメントを示
し、第3図(a)は平面図、第3図(b)は正面図であ
る。第4図は第1図のA−A線拡大断面図、第5図は第
1図のB−B線拡大断面図、第6図はサイドパネルを室
内側から見た概念図、第7図は車体を示す斜視図、第8
図は従来の自動車のセンターピラー構造を示す概念図、
第9図および第10図はシートベルト使用状態のセンター
ピラーに加わる応力を示す概念図である。 1……車体、4……インナパネル、 5……アウタパネル、6……センターピラー、 7……ショルダーアンカ用リンフォーメント、 8……ドアヒンジ用リンフォースメント、 9……切欠き、4a,5a……接合部、 7a,8a……フランジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターピラーインナパネルとサイドボデ
    ーアウタパネルとが接合されて閉断面形状を形成した自
    動車のセンターピラー構造において、上記センターピラ
    ーの内部に、シートベルトのショルダーアンカー用リン
    フォースメントをセンターピラーインナパネル側に接合
    し、かつドアヒンジ用リンフォースメントをサイドボデ
    ーアウタパネル側に接合して配設するとともに、該ショ
    ルダーアンカー用リンフォースメントの下端部とドアヒ
    ンジ用リンフォースメントの上端部の一部が互いに重複
    するようにしてセンターピラーの上下に配設し、かつこ
    れらリンフォースメントの上記センターピラーインナパ
    ネルとサイドボデーアウタパネル相互間での接合部が重
    複しないように一方のリンフォースメントの接合部に切
    欠きを設けたことを特徴とする自動車のセンターピラー
    構造。
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