JP2947209B2 - 自動車のピラー構造 - Google Patents
自動車のピラー構造Info
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- JP2947209B2 JP2947209B2 JP6069397A JP6069397A JP2947209B2 JP 2947209 B2 JP2947209 B2 JP 2947209B2 JP 6069397 A JP6069397 A JP 6069397A JP 6069397 A JP6069397 A JP 6069397A JP 2947209 B2 JP2947209 B2 JP 2947209B2
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- JP
- Japan
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- reinforcement
- door
- outer panel
- seat belt
- inner panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
に関する。
タパネルで閉断面形状に形成されており、ドアヒンジが
設けられる個所にはその内部にリンフォースメントが配
設されている(実開昭62ー83787号公報、実開昭
60ー11273号公報)。一方、シートベルトのショ
ルダーアンカ部分を補強するためにインナーパネル側に
リンフォースメントを配設する構造がある。図8および
図9は、かかる構造を示したものでピラー100を構成
するインナーパネル101とアウタパネル102相互間
に、シートベルトのショルダーアンカ103用リンフォ
ースメント104とドアヒンジリンフォースメント10
5をそれぞれ上下に配置したものである。
成のものは、ショルダーアンカリンフォースメント10
4とドアヒンジリンフォースメント105が一定幅t、
上下方向に離れていることから、図10のように、シー
トベルト106の引張力を上げていくと、リトラクタ1
07とショルダーアンカ103が引張られてインナパネ
ル101が座屈するおそれがある。
度の向上を図ることができる自動車のピラー構造を提供
することを目的とする。
決するため、インナパネル4とアウタパネル5とが接合
されて閉断面形状を形成した自動車のピラー構造におい
て、上記ピラー6の内部に、それぞれ横断面コ字形に形
成されたシートベルト用のリンフォースメント7とドア
用のリンフォースメント8を、シートベルト用のリンフ
ォースメント7をピラー6の上部に、ドア用のリンフォ
ースメント8をその下部に、一部が互いに重複するよう
にして配設し、シートベルト用のリンフォースメント7
をインナパネル4側に設けるとともにコ字形部の両側の
フランジ部7a,7aをインナパネル4の接合部4aと
アウタパネル5の接合部5aとの間に一体に接合し、ド
ア用のリンフォースメント8をアウタパネル5側に設け
ると共にコ字形部の両側のフランジ部8aをインナパネ
ル4の接合部4aとアウタパネル5の接合部5aとの間
に一体に接合し、かつ、これらリンフォースメント7,
8の上記インナパネル4とアウタパネル5相互間での接
合部7a,8aが重複しないようにドア用のリンフォー
スメント8の重複するフランジ8′a部分に一定長さの
切欠き9を設け、該切欠き9を設けた部分ではドア用の
リンフォースメント8の側面部8bをスポット溶接によ
りアウタパネル5に接合したことにある。
参照しながら詳細に説明する。
体であり、フロントドア2およびリヤドア3の中間には
インナパネル4とサイドボディを構成するアウタパネル
5とで閉断面に形成したピラー6が設けられている。こ
のピラー6の閉断面の内部にはシートベルトのショルダ
ーアンカ(図示せず)の取付部を補強するショルダーア
ンカ用リンフォースメント7とリヤドア3のドアヒンジ
(図示せず)の取付部を補強するドアヒンジ用リンフォ
ースメント8が一部が一定長さe、重複するように上下
に配設されている。
およびドアヒンジ用リンフォースメント8は、横断面コ
字型に形成され、このコ字型部の両側にそれぞれフラン
ジ7a,8aが設けられており、これらフランジ7a,
8a部分をインナパネル4の接合部4aとアウタパネル
5の接合部5aとの間にスポット溶接で一体に接合して
いる。ドアヒンジ用リンフォースメント8は、ショルダ
ーアンカ用リンフォースメント7のフランジ7aと重複
するフランジ8′a部分に一定長さeに恒り切欠き9を
設け、フランジ7aとフランジ8aが重複しないように
形成している。この切欠き9を設けた部分ではドアヒン
ジ用リンフォースメント8の側面部8bをスポット溶接
によってアウタパネル5に接合する。
アウタパネル5には、対応する位置にドアヒンジ(図示
せず)を取付けるための取付穴10a,10bがそれぞ
れ設けられ、ショルダーアンカ用リンフォースメント7
およびインナパネル4には対応する位置にシートベルト
のショルダーアンカ(図示せず)を取付けるための取付
穴11a,11bがそれぞれ設けられている。
ンフォースメント7とドアヒンジ用リンフォースメント
8をピラー6の内部に、上下に一部が重複するようにし
て配設する。ショルダーアンカ用リンフォースメント7
およびドアヒンジ用リンフォースメント8は、それぞれ
フランジ7a,8a部分をインナパネル4とアウタパネ
ル5相互間に介在してスポット溶接する。ショルダーア
ンカ用リンフォースメント7とドアヒンジ用リンフォー
スメント8は、互いに重なる部分ではドアヒンジ用リン
フォースメント8のフランジ8′a部分に切欠き9が設
けられていることから、フランジ7aとフランジ8aは
重複しないようにしてスポット溶接する。
は互いに重ならない位置でそれぞれインナパネル4とア
ウタパネル5に挟まれてスポット溶接される。こうし
て、ピラー6の内部はショルダーアンカ用リンフォース
メント7およびドアヒンジ用リンフォースメント8で補
強される。
ピラー構造によれば、以下の効果を奏する。 ピラー
6の内部に、それぞれ横断面コ字形に形成されたシート
ベルト用のリンフォースメント7とドア用のリンフォー
スメント8を、シートベルト用のリンフォースメント7
をピラー6の上部に、ドア用のリンフォースメント8を
その下部に、一部が互いに重複するようにして配設した
ので、ピラー6の内部を上から下まで全長に亘ってリー
ンフォースメント7,8で補強することができることか
ら、シートベルトの引っ張りに対する強度・剛性を向上
でき、ピラー6、インナパネル4の座屈を防止できる。
これらリンフォースメント7,8の上記インナパネ
ル4とアウタパネル5相互間でのフランジ7a,8aが
重複しないようにドア用のリンフォースメント8の重複
するフランジ8′a部分に一定長さの切欠き9を設けた
ので、リンフォースメント7,8の重複部分でもインナ
パネル4とアウタパネル5の接合部では、シートベルト
用のリンフォースメント7のフランジ7aまたはドア用
のリンフォースメント8のフランジ8aと3枚合わせと
なる。よって、他の個所と同様となることから、溶接条
件等を両リーンフォースメント7,8が重複する個所に
おいても変更する必要はなく、溶接作業性の向上と溶着
強度の安定化が図られる。また、シートベルト用のリン
フォースメント7とドア用のリンフォースメント8をイ
ンナパネル4とアウタパネル5間にそれぞれ溶接できる
ので、ピラー6の中央部の強度を向上することができ
る。 切欠き9を設けた部分ではドア用のリンフォー
スメント8の側面部8bをスポット溶接によりアウタパ
ネル5に接合したので、切欠き9は、フランジ8aを切
り欠いたにもかかわらず、ドア用のリンフォースメント
8の側面部8bとアウタパネル5とを溶接接合している
ことから、この部分の強度・剛性の低下を防ぐことがで
きる。
を示す概念図である。
ンフォースメントを示す正面図である。
トを示す正面図である。(b)は図1のドアヒンジ用リ
ンフォースメントを示す正面図である。
る。
を示す概念図である。
用)リンフォースメント 8 ドアヒンジ用(ドア用)リンフォースメント 9 切欠き 4a,5a 接合部 7a,8a,8′a フランジ 10a,10b 取付穴
Claims (1)
- 【請求項1】 インナパネル4とアウタパネル5とが接
合されて閉断面形状を形成した自動車のピラー構造にお
いて、上記ピラー6の内部に、それぞれ横断面コ字形に
形成されたシートベルト用のリンフォースメント7とド
ア用のリンフォースメント8を、シートベルト用のリン
フォースメント7をピラー6の上部に、ドア用のリンフ
ォースメント8をその下部に、一部が互いに重複するよ
うにして配設し、シートベルト用のリンフォースメント
7をインナパネル4側に設けるとともにコ字形部の両側
のフランジ部7a,7aをインナパネル4の接合部4a
とアウタパネル5の接合部5aとの間に一体に接合し、
ドア用のリンフォースメント8をアウタパネル5側に設
けると共にコ字形部の両側のフランジ部8aをインナパ
ネル4の接合部4aとアウタパネル5の接合部5aとの
間に一体に接合し、かつ、これらリンフォースメント
7,8の上記インナパネル4とアウタパネル5相互間で
の接合部7a,8aが重複しないようにドア用のリンフ
ォースメント8の重複するフランジ8′a部分に一定長
さの切欠き9を設け、該切欠き9を設けた部分ではドア
用のリンフォースメント8の側面部8bをスポット溶接
によりアウタパネル5に接合したことを特徴とする自動
車のピラー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6069397A JP2947209B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 自動車のピラー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6069397A JP2947209B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 自動車のピラー構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7843190A Division JP2917379B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 自動車のセンターピラー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09328080A JPH09328080A (ja) | 1997-12-22 |
JP2947209B2 true JP2947209B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=13149643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6069397A Expired - Lifetime JP2947209B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 自動車のピラー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2947209B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6069397A patent/JP2947209B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09328080A (ja) | 1997-12-22 |
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