JP2815297B2 - 自動車における後部ボディの補強構造 - Google Patents

自動車における後部ボディの補強構造

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JP2815297B2
JP2815297B2 JP26595093A JP26595093A JP2815297B2 JP 2815297 B2 JP2815297 B2 JP 2815297B2 JP 26595093 A JP26595093 A JP 26595093A JP 26595093 A JP26595093 A JP 26595093A JP 2815297 B2 JP2815297 B2 JP 2815297B2
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俊英 畠中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車における後部ボ
ディの補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば2ボックスタイプの車両をベース
にして、3ボックスタイプの車種をバリエーションとし
て作製する場合、ベースとする車両のリヤフロアパネル
の後部にエクステンションリヤフロアパネルを結合し
て、前記リヤフロアパネルの後部と前記エクステンショ
ンリヤフロアパネルとでトランクルームの底壁を画成す
るようにしている。
【0003】一方、車両の後部下面には、例えば実開昭
63ー85503号公報に示されているように、車両の
牽引等に用いる牽引フックを固定ブラケットを介して固
定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上のごとく
リヤフロアパネルの後部にエクステンションリヤフロア
パネルを結合した車両にあっては、フロアの剛性が、一
枚のパネルから形成した場合に比較して弱く、そのため
例えば車両走行時、フロアが振動し易いし、また前記エ
クステンションリヤフロアパネルの下面に前記牽引フッ
クを固定した場合には、該牽引フックに作用する引っ張
り荷重に耐え得るように、前記フロアを充分補強する必
要がある。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、部品点数少なくして前記両パネルの結合部位
の剛性を高めながら、前記牽引フックのフロアに対する
支持剛性をも同時に高めて、前記牽引フックに作用する
引っ張り荷重を確実に受け止めることの出来る自動車に
おける後部ボディの補強構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、リヤ
フロアパネル1の後部にエクステンションリヤフロアパ
ネル2を結合した自動車において、前記エクステンショ
ンリヤフロアパネル2の下面に、牽引フック4を備えた
固定ブラケット5を固定する一方、前記リヤフロアパネ
ル1の後部から前記固定ブラケット5にかけてリインホ
ースメント6を配設して、該リインホースメント6の前
部を前記リヤフロアパネル1に結合すると共に、該リイ
ンホースメント6の後部を前記固定ブラケット5と共に
前記エクステンションリヤフロアパネル2に結合してい
ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、前記リインホースメント6
が、前記リヤフロアパネル1とエクステンションリヤフ
ロアパネル2とにまたがって配設されて、その前後を両
パネル1・2に結合しているので、これら両パネル1・
2の結合部の剛性が、前記リインホースメント6でもっ
て充分に確保されるし、しかも前記リインホースメント
6の前端部が前記固定ブラケット5と共に前記エクステ
ンションリヤフロアパネル2に結合しているので、前記
牽引フック4に作用する引っ張り荷重を、前記固定ブラ
ケット5を介して前記リインホースメント6でもって受
け止めることが出来るのは勿論のこと、該リインホース
メント6を介して前記両パネル1・2にも分担させて負
担させることが出来るのである。
【0008】
【実施例】図に示す自動車の後部ボディは、2ボックス
タイプの車両をベースにして作製する3ボックスタイプ
の車両の後部フロアを示したものであって、該フロアを
構成するリヤフロアパネル1の後端部にエクステンショ
ンリヤフロアパネル2を結合して、前記リヤフロアパネ
ル1の後部と前記エクステンションリヤフロアパネル2
とでトランクルームの底壁を画成すると共に、前記リヤ
フロアパネル1上にスペアタイヤTを載せるようにして
いる。
【0009】実施例では、前記リヤフロアパネル1の後
端部及びエクステンションリヤフロアパネル2の前端部
をそれぞれクランク状に屈曲して、これら屈曲端部11
・21をスポット溶接により結合することで、これら両
パネル1・2の結合部位に、フロア上方に突出して車幅
方向に延びるビード3を形成している。
【0010】しかして以上の構成から成る後部ボディに
おいて、図に示す実施例では、前記エクステンションリ
ヤフロアパネル2の後部下面に、牽引フック4を固定ブ
ラケット5を介して固定するのである。
【0011】前記固定ブラケット5は、断面U字状とし
たブラケット本体51と、該ブラケット本体51の左右
両側壁上端から水平方向に延びる左右一対の固定フラン
ジ52a・52bとを備え、前記ブラケット本体51の
下面乃至後側面に、金属杆を略U字状に屈曲して形成し
た牽引フック4を溶接により固定すると共に、前記固定
フランジ52a・52bを前記エクステンションリヤフ
ロアパネル2の下面にスポット溶接で固着するようにし
ている。
【0012】また図に示す実施例では、前記ブラケット
本体51の前端縁を前方に延長して、該延長壁53を前
記ビード3の下面に沿って配設すると共に、該延長壁5
3の長さ方向中間部を前記両パネル1・2を結合してい
る前記屈曲端部11・21間に介装して、これら屈曲端
部11・21と共に溶接し、且つ該延長壁53の前部
を、トランクルーム内において前記エクステンションリ
ヤフロアパネル2の前端縁から上方乃至前方に屈曲し
て、前記スペアタイヤTの係止部54を設けている。
【0013】一方、前記リヤフロアパネル1の後部から
前記固定ブラケット5にかけて配設可能な長さを持ち、
且つ左右一対の溶接フランジ61a・61bを備えた断
面ハット形の一組のリインホースメント6を別途形成
し、これら両リインホースメント6を、前記リヤフロア
パネル1の後部下面から前記固定ブラケット(5)の両
側にかけてほぼ平行に配設して、これら両リインホース
メント6における前記溶接フランジ61a・61bの前
部を前記リヤフロアパネル1の下面にスポット溶接によ
り結合すると共に、該リインホースメント6における一
方の溶接フランジ61aの後部を前記固定ブラケット5
の各固定フランジ52a・52bと共に前記エクステン
ションリヤフロアパネル2の下面にスポット溶接で結合
し、且つ他方の溶接フランジ61bの後部を前記エクス
テンションリヤフロアパネル2の下面に同じくスポット
溶接により結合するのである。
【0014】斯くして以上の構成かな成るボディ構造に
あっては、前記リインホースメント6が、前記リヤフロ
アパネル1とエクステンションリヤフロアパネル2とに
またがって配設されて、その前後を両パネル1・2にス
ポット溶接しているので、これら両パネル1・2の結合
部の剛性が、前記リインホースメント6でもって充分に
確保されるし、しかも前記リインホースメント6の前端
部が前記牽引フック4の固定ブラケット5と共に前記エ
クステンションリヤフロアパネル2にスポット溶接して
いるので、前記牽引フック4に作用する引っ張り荷重
を、前記固定ブラケット5を介して前記リインホースメ
ント6で受け止めることが出来るのは勿論のこと、該リ
インホースメント6を介して前記両パネル1・2にも分
担させて負担させることが出来、全体として前記牽引フ
ック4に作用する引っ張り荷重を確実に受け止めること
が出来るのである。
【0015】以上の実施例では、図2に明らかなよう
に、前記両パネル1・2間に配設したリインホースメン
ト6の長さ方向中間部を、前記ビード3の下面に対して
所定間隔開けて配設したが、これに限定されるものでは
なく、前記リインホースメント6の長さ方向中間部を前
記ビード2の内側面乃至下面に沿わせて配設してもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、前記リイ
ンホースメント6が、前記リヤフロアパネル1と該リヤ
フロアパネル1の後部に結合したエクステンションリヤ
フロアパネル2とにまたがって配設されて、その前後を
これら両パネル1・2にそれぞれ結合しているので、こ
れら両パネル1・2の結合部の剛性が、前記リインホー
スメント6でもって充分に確保されるし、しかも前記リ
インホースメント6の前端部が前記固定ブラケット5と
共に前記エクステンションリヤフロアパネル2に結合し
ているので、前記牽引フック4に作用する引っ張り荷重
を、前記固定ブラケット5を介して前記リインホースメ
ント6でもって受け止めることが出来るのは勿論のこ
と、該リインホースメント6を介して前記両パネル1・
2にも分担させて負担させることが出来る。
【0017】以上、要するに、前記リインホースメント
6により、前記両パネル1・2の結合部位の剛性、並び
に前記牽引フック4のフロアに対する支持剛性を同時に
高めることが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる後部ボディの要部を示す底面
図。
【図2】図1におけるXーX線断面図。
【図3】図1におけるYーY線断面図。
【図4】後部ボディの概略斜視図。
【符号の説明】
1 リヤフロアパネル 2 エクステンションリヤフロアパネル 4 牽引フック 5 固定ブラケット 6 リインホースメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−38887(JP,U) 実開 昭62−200004(JP,U) 実開 平3−9982(JP,U) 実開 平1−68290(JP,U) 実開 昭63−85503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフロアパネル(1)の後部にエクス
    テンションリヤフロアパネル(2)を結合した自動車に
    おける後部ボディの補強構造であって、前記エクステン
    ションリヤフロアパネル(2)の下面に、牽引フック
    (4)を備えた固定ブラケット(5)を固定する一方、
    前記リヤフロアパネル(1)の後部から前記固定ブラケ
    ット(5)にかけてリインホースメント(6)を配設し
    て、該リインホースメント(6)の前部を前記リヤフロ
    アパネル(1)に結合すると共に、該リインホースメン
    ト(6)の後部を前記固定ブラケット(5)と共に前記
    エクステンションリヤフロアパネル(2)に結合してい
    ることを特徴とする自動車における後部ボディの補強構
    造。
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JP2010013051A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Honda Motor Co Ltd 車体フロア構造

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KR100296863B1 (ko) * 1995-12-08 2001-12-17 류정열 타이다운후크
JP4737397B2 (ja) * 2005-08-03 2011-07-27 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造
JP5428802B2 (ja) * 2009-11-26 2014-02-26 スズキ株式会社 車体後部の下部構造
JP7067209B2 (ja) * 2018-04-03 2022-05-16 スズキ株式会社 車両用緊締装置

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